新型コロナウイルスワクチン接種予約は一時停止、延期に

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七夕の昨日は、ロマンチックな気分とは程遠く、ひっきり無しに届く大雨・土砂災害警報などの緊急情報メールに冷や冷やする一日。
 
福井県内は、本州付近に停滞した梅雨前線や低気圧の影響で前日から断続的に雨が降り、午前7時には福井市の一部地区、鯖江市の全域に高齢者等避難情報が出され、住民計5人が一時公民館に避難しました。
 
高齢者を含む、避難行動要支援者の避難は、視界が確保出来る「日中」に行うとの鉄則からすれば、こうした判断と行動が命を救うものと受け止めた次第。
 
福井市は正午に、鯖江市は13時に同情報を解除したほか、敦賀市を含め、この日早朝に発令された県内の土砂災害警戒情報、大雨警報は注意報に切り替わり、18時25分にすべて解除となりました。
 
県は災害対策連絡室を設置して情報収集に当たっているとのことですが、現時点で大きな被害は報告されていない模様であり安堵するところですが、福井地方気象台によると、この梅雨前線は山陰沖から東日本を通って日本の東に延びており、県内では大気の不安定な状態が続く見通し。
 
土砂災害に対しては、これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があり、気を緩めず警戒せねばなりません。
 
一方、同じ警報でもこちらは新型コロナ。
 
福井県は7日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う独自の「緊急事態宣言」を期限の本日8日で解除し、明日9日から「特別警報」に切り替えると発表しました。
 
こちらは、福井市の飲食街、いわゆる「片町」でのクラスターに端を発した訳ですが、以降、関係者の皆さんの協力と医療関係者の献身的なご努力により、一旦ここまで落ち着いてきたもの。
 
次の「特別警報」の期間は7月22日までとしており、順次ステージを下っていくことを願うばかりです。
 
それにしても痛いのはワクチン接種が足踏み状態になること。
 
国からの安定的なワクチン供給の見通しが立たなくなったことを受け、ここ敦賀市でも以下のようにワクチン接種予約の一時停止や延期をする旨、ホームページなどにて公表されています。
 

【敦賀市の今後のワクチン接種の対応(市ホームページより)】
 
 →→→敦賀市HP「新型コロナウイルスワクチン接種について」はこちらから
 
河野大臣の「供給量は十分につき、各自治体は早期に接種出来るよう準備を」との号令のもと、対応にあたってきた自治体の立場からすれば、梯子を外された所ではない、嘆きの心境かと思う訳でありますが、この供給量不足は、こうした自治体の早急な接種体制構築により需要過多になったものか、そもそも予測されていたものなのか。
 
いずれにしても、国においてはこの顛末の検証はともかく、とにかく接種スピードに対応出来るような供給力量確保に全力を尽くしていただきたい。
 ※上2段落については、投稿後に一部表記修正しました。
 
こうして、言わば被害者的立場でもある市に聞くのも心苦しいとは思いつつ、ワクチン接種事業実施本部に対応の考え方をお伺いすると、個別接種、集団接種ともに1回目接種を終えた方が2回目の接種が出来ないことはあってはならないため、そうした点を配慮のうえ、今後の予約停止判断をしていくこと、7日から予約を開始した「中学3年生以下のお子さんのいる世帯」の対象はMAX約1万人になることなども踏まえ、その後に予定していた特段の制約のない方の12日からの予約については、ワクチンの現有量との兼ね合いから一旦丸々延期せざるを得ない状況であることを教えていただきました。
 
65歳以上の高齢者接種時にあった予約混雑を踏まえ、電話受付も6人から10人に増員するなど、市としても万全の体制を整えていただけに本当に残念としか言いようがないのですが、市民の皆様には、どうかこうした状況をご理解いただき、何卒冷静に受け止めていただけますよう、私の立場からもお願い申し上げるところです。
 
こうして思えば、自然災害に新型コロナ、暑さに熱中症など、警戒や注意を促してばかりで恐縮ですが、何を置いても自分の命や健康を守るのは、他の誰でもない自分。
 
一歩家を出れば様々に潜むリスクに対し、自分で出来るリスク低減策を徹底して過ごしていきましょう。