敦賀発電所2号機「審査再開」

ブログ 原子力

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昨日、福井フェニックスプラザにて開催された連合福井定期大会の第3号議案(統一地方選議案)を承認いただいた後、推薦決定を受けた候補予定者の一人として登壇のうえ、決意の一端を述べる機会をいただきました。
 
私からは、仲間の皆さんと連携のもと、連合が掲げる「働くことを軸とした安心社会の実現」に向け、引き続き地方議会でも声を挙げていくことをお約束した次第。
 
まずは与えられた任期を全力で全うし、来春の戦いに備えていきたいと思います。
 
さて、「原子力の日」でもあった昨日ですが、奇しくもこの日、私にとって安堵と期待が入り混じる出来事がありました。
 
それは、日本原子力発電株式会社(以下、日本原電)敦賀発電所2号機(以下、敦賀2号)の「ボーリング柱状図データの記載変更」の件に関し、原子力規制庁より原子力規制検査の通知が正式に発出されたこと。
 
日本原電の改善処置により、現時点で確認した範囲においては、継続的に品質を確保する取組みがなされていることなどの評価がされた訳ですが、この結果を踏まえ、昨年8月より中断していた敦賀2号の新規制基準適合性審査を再開することが確認されました。
 
これを受け日本原電は、「当社としては、本事案を重く受け止め、引き続き、審査資料の信頼性を確保するとともに、継続的な改善を行い、原子力規制検査及び審査に真摯に対応してまいります」とプレス発表していますが、今後は地域からの大きな期待に応えるとともに、国難とも言える電力需給逼迫改善のため、再稼働に向けた審査を鋭意進めるのみの思いと察するところです。
 
日本原電のプレス発表は以下リンクよりご覧ください。
 
→本件に係る日本原電のプレス発表はこちら
 
今後の審査では、いわゆる「破砕帯問題」と称される、敦賀2号の原子炉建屋直下を走る破砕帯が活断層か否かが最大の焦点と報道されていますが、日本原電はこれまでも、根拠となる科学的データを携え、確固たる自信をもって活動性を否定する反論を続けてきています。
 
再稼働に向けたハードルの最初がこの地盤関係の審査になろうかと思いますが、以前のように「悪魔の証明」を求めたり、「可能性を否定できないものは黒(立地不適格)」と扱うのではなく、原子力規制委員会におかれては、自らが掲げる通り、公正且つ透明性を担保したうえで、厳に科学的評価によって審査を進められるよう切に求めるところです。
 
こうして、日本で初の原子力による発電が成功した日が、我が愛するプラント「敦賀2号」にとって、戦線復帰を目指す再スタートの日となったことは何かの巡り合わせであり、一日も早く「原子力の平和利用」の一翼を担う存在に帰すことを信じて止みません。
 

【多くの方々とともに、情熱をもって維持管理にあたった敦賀2号。汗と涙、思い出が詰まった君は、心の底から「マイプラント」と言える存在であり、再び活躍する姿を、皆が期待して待っています。(写真は産経ニュースより)】