マインドチェンジで良き「充電」時間を過ごそう

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新型コロナによる在宅勤務やシフト勤務により、曜日感覚や日にち感覚がなくなっているとの声を良く聞くようになりましたが、本日5月3日は「憲法記念日」の祝日であります。
 
1947年5月3日に日本国憲法が制定されたことを記念し、「国の成長を期する」との趣旨を込め、1948年に公布・施行されたもの。
 
現行憲法に対する私の考えについては、2月27日のブログにてお示ししたところでありますが、制定から70年を経て、未だ一度も改正がされていない憲法というのは世界でも稀なものとなっていることや、そもそも帝国憲法に比較し、日本人としての精神を骨抜きにするが如く、戦勝国に押し付けられたものであることは屈辱的であった訳であり、単なる祝日ではないものと自身として認識するところであります。
 
憲法改正論議を新型コロナのどさくさに合わせて行うな!との声もありますが、国の命令権と国民の人権との関係の曖昧さが顕著になった新型コロナに関する特措法自体がそうであるよう、憲法と各法との矛盾を正していく必要性があることに加え、我が国を取り巻く状況や国際社会が混沌とする中であることを踏まえ、国の根幹をなすべき憲法については先送りすることなく論議すべきと考えます。
 
そういった背景も踏まえ、国民の皆さんひとり一人が、憲法と国のあり方について関心を持つ日になればと思います。
 
さて、話しは変わり、昨日たまたま録画していた番組を見ていたところ、なるほどと思う考え方に遭遇。
 
その番組は、長野にある天空の展望台に訪れた方の来訪理由をお伺いし、それぞれの人生模様を描くという内容でありましたが、結婚前のカップルや手術を控えご来光から力をもらおうという方、ガン治療中で残る人生を有意義に過ごすべく来訪された方など、良くこれだけのストーリーになったなとティッシュ片手に試聴していた訳ですが、その中でも私の心に残ったのは、とある理由で長年勤めていた会社を辞め再出発するという女性の言葉でした。
 
その言葉は、タイトルに書きました「充電と放電」であります。
 
女性の言葉によると、忙し過ぎの仕事は「放電」しっぱなしでエネルギーが切れ、その影響で会社を辞めた。
再出発するためには「充電」が必要で、エネルギーを充填させるためにこの展望台に来たというものでした。
 
確かに仰る通り。
 
家族と過ごすことで充電出来る人、趣味の時間で充電出来る人、充電の方法は人それぞれなれど、充電時間さえままならない、若しくはバッテリー(心)自体の性能が落ちてしまっては、仕事はもとより人生の過ごし方にも影響するものであり、大変興味深い言葉、考え方であると受け止めた次第。
 
只でさえ、そうした「充電(余暇時間)」と「放電(仕事時間)」の関係で成り立っているところ、今の新型コロナによる外出自粛がもたらすことは何か。
 
その答えは、モチベーションの低下やストレスの増大や鬱など「マイナス」のことばかりと考えてしまう訳ですが、その関係を思い返し、「じゃあこれまでの充電方法以外を試してみよう」とチャレンジすることで、新たな気付きや意外な「急速充電」方法も発見出来るのではと考えるところ。
 
因みに、私の新たな発見は恥ずかしながら「料理」であり、私が台所に立つことで生まれたのは、妻の余暇時間。
これを契機に、趣味と実益を兼ねて続ければ、WIN-WINの関係となり、人生においても大いなるプラス効果です(少し大げさかな?)。
 
やや不謹慎かも知れませんが、新型コロナウイルスによる外出自粛をマイナス思考でばかり捉えるのでなく、マインドチェンジとアイデアでプラス思考に切り替えられることが人間の知恵だと思います。
 
良き「充電」なくば良き「放電」なしと捉え、プラス思考で過ごすことが肝要と考える次第です。
 

【3密とは無縁の黒河林道の眺め。もちろん充電は100%です。】