トンネルでつながる敦賀半島を通り初め!

ブログ まちづくり

昨日は冬型の気圧配置で肌寒い一日となりましたが、私にとっては喜びと感謝、そして可能性を感じる日となりました。
 
その理由は、新型コロナウイルスの関係で式典は中止となってしまいましたが、福井県が「原子力災害制圧道路」として整備を進めてきた、敦賀半島の浦底と白木を結ぶ「一般県道竹波立石縄間線 敦賀市白木〜浦底【敦賀半島トンネル】)、美浜町菅浜と竹波を結ぶ「主要地方道佐田竹波敦賀線 美浜町菅浜〜竹波【菅浜黒藤トンネル】)が昨日10時に供用開始となったからであります。
 
改めて、この道路整備計画は、敦賀半島における交通不能区間の解消や複数ルート化による原子力災害時の初動・事故制圧、さらには観光振興や地域の活性化に寄与するとして平成24年から約7年の年月を掛け整備されたもの。
 
式典はなくとも「ひとり通り初め式」とばかりに、西浦県道を走り、出来たばかりの敦賀トンネルを抜け、白木の浜を経由した後、美浜町竹波から菅浜黒藤トンネルを始め3本のトンネルを抜けるともう目の前は佐田の交差点。
まさに敦賀半島をぐるりと周り、見事に多重化を果たした道路の完成に対し、計画から工事の完遂までに携わられた全ての関係者の皆さんに改めて感謝を申し上げたいと思います。
 
その道路でありますが、昨日は明らかに私と同じような「通り初め」をしようとする車の往来が多かった訳ですが、是非皆さんにも足を運んでいただきたいと思います。
出来れば「道なり」に進むのではなく、白木の浜辺や立石岬灯台、または浦底や色の漁港回りなどにもお立ち寄りいただき、敦賀湾も若狭湾も越前海岸まで見える、敦賀半島の魅力をたっぷり感じていただきたと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
 
以降は、昨日進んだ順にポイントを写真でご紹介しますので、参考までご覧ください♫
 

西浦県道を進み、浦底に入ると「白木」の文字が浮かぶ新たな看板が見えてきます。

さらに進むと、敦賀半島トンネルに進む新たな左折道路。

青空に吸い込まれるような真新しいアスファルトの上を走る心地良さ♫

トンネル手前で停車し、振り返るとそこには北陸のニューカレドニア「水島」が浮かんでいました。

いよいよ敦賀半島トンネル(約4km)に入ります。

トンネルを白木側に抜けたところ。トンネル内の待避歩道を歩くグループもいらっしゃいました。

そのまま下ると、白木やもんじゅに向かう道路との三叉路になります。

白木を経由し、浜に降りるとそこは若狭湾。右手にはもんじゅが見えます。

白木の美しい砂浜。思わず感嘆の声を上げてしまいました。

同じく白木の海岸線。高波に負けじと立つ一本松?に力強さを感じました。

白木を後に美浜町に入り、竹波の海岸線へ。右折は旧道、直進のトンネルは新たに開通した「菅浜黒藤トンネル」。

トンネルに入る前に水晶浜へ。目の前には関西電力美浜発電所が浮かびます。

白木に負けぬ美しさの砂浜。それにしても波のパワーと波しぶきが猛烈!

美浜町側竹波〜菅浜間のトンネルをつなぐ道路は一直線。

3本目のトンネルを抜け海を見ると見事な白波模様で思わず停車。キャンバスに描かれた絵のようでした。

ご案内写真も最後。この先は旧道との合流点で、すぐに佐田の交差点となります。
敦賀半島トンネルからつながるこの道路の完成により、半島を「ぐるっと一周」することが可能となりました。
 
本来の災害避難や生活道路としては勿論のこと、敦賀と美浜の自然の魅力をさらに発信する契機ともなる本計画と供用開始に至る間、携わられた全ての関係者の皆さんに対し改めて感謝を申し上げるとともに、今後この道路を生かし、地域のさらなる発展につながることへの期待を込め、本日のブログを終わります。