ようやく今国会初の衆議院憲法審査会が開催される

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抜けるような青空に芽吹き出した新緑、そして光る敦賀湾。
 
色合いのコントラストが大変美しい昨日は、西浦地区名子のヨットハーバー前で朝の辻立ちからスタート。
 

【自撮りにつき、無愛想な表情なのはお許しを…】

【水面光る敦賀湾】
 
再開してからこれで3回目となりますが、出勤前の約1時間、挨拶をしていると、車内から手を振り返していただける方が少しづつ増えてきているように思います。
 
コロナ禍だからこそ前を向き、明るく元気にをモットーに今後も続けていきたいと思いますので、見掛けた方は是非、アイコンタクトでの意思疎通を宜しくお願いいたします。
 
今日は国政の話題。
 
今国会で注視している法案のひとつである、憲法改正の是非を問う国民投票の利便性を公職選挙法に合わせる「国民投票法改正案」を巡っては、立憲民主党と共産党がゴネにゴネて開催されてこなかった衆議院憲法審査会(以下、憲法審)が昨15日にようやく初開催(今国会)されました。
 
会期中の成立を目指す自民、公明両党が早期採決を呼び掛け、野党の日本維新の会と国民民主党も同調しましたが、立憲民主党は慎重姿勢を崩さず、期日前投票などに関して改正案に不備があると主張、「護憲」を掲げる共産党は改憲のために憲法審を開くべきではないと改めて訴えました。
 
一方、改正案を巡っては自民の二階幹事長、立憲民主の福山幹事長が昨年12月に、今国会で「何らかの結論を得る」と確認しており、与党筆頭幹事を務める自民党の新藤義孝元総務相は憲法審で、8国会に亘って継続審議となっている改正案について「『何らかの結論』とは採決を意味することは衆目一致するところだ。速やかに採決してほしい」と述べ、公明、維新、国民民主も意見表明で歩調を合わせた形となっています。
 
また、この日の憲法審では国民投票法改正案だけでなく、憲法そのものの議論を巡っても、自民、公明、日本維新の会、国民民主の各党は「新型コロナウイルス禍」や「社会の変化」を踏まえた憲法上の議論を深める必要性に言及しましたが、立憲民主党は「憲法の中身の議論を急ぐ必要はない」と指摘し、共産党も改憲は最優先課題ではないと同調しするなど、政党間のスタンスの違いも浮き彫りとなりました。
 
今後の議論に向けては、国民民主党の山尾志桜里議員が「コロナ禍の今、日本社会でどのような憲法上の課題が生まれているのか整理する作業が開始されるべきだ」と述べ、木曜日と定められている開催の定例日を増やすなどして議論を深める必要性を訴えたことに対し、新藤元総務相は「建設的な提案をいただいた」と歓迎した上で、当面は定例日の確実な開催を目指す考えを示したとのこと。
 
政党政治であるが故、改正案や憲法そのものに対し、それぞれ考えの違いがあるのは勿論理解するところですが、納得がいかないのは立憲民主、共産党らが何やかんやと理由を付け、国の根幹に関わるような法案審議を先延ばしにする姿勢であり、これは法案審議をするのが仕事である国会の機能を停滞させる大問題だと思う訳であります。
 
最後に、自民党の盛山正仁議員はこう述べています。
 
「日本国憲法は昭和22年5月に制定されてから一度も改正されていないが、(制定から)75年が経過し、社会情勢は大きく変化しているのに一度も憲法を手直ししていないのは異常。諸外国では、憲法は時代に応じて変わっている。日本だけ変わらないのは特異過ぎる。」
 
全くその通りだと思います。
 
世界でも稀有な存在である、「変化しない、させない憲法」のもとで国民の生命と財産は守り続けられるのか、国家の繁栄はあるのか。
 
この点は避けては通れない論議であり、いずれ国民投票にて自らの判断を下さねばならないことから、しっかりと、ここでも現実主義で思考していきたいと考えます。
 
参考まで、以前に投稿した憲法改正に対する私の考えをリンクし、本日のブログを閉じさせていただきます。
 →→→誇りある我が国「日本」に相応しき憲法に(2019年12月9日のブログより)