やまたけ代表質問を終える!

ブログ 敦賀市議会

調整休会が明け、敦賀市議会3月定例会は中盤戦。
 
昨日は10時に本会議を再開し、まずは先般審査を行った令和2年度敦賀市一般会計補正予算案等については予算決算常任委員長(石川栄一議員)から、補正予算案と関連する第20号議案「ふるさと応援基金条例制定の件」(ふるさと納税による寄付金の受皿基金の設置)については総務民生常任委員長(林惠子議員)からの報告を受けた後、討論・採決に進みました。
 
日本共産党敦賀市会議員団からの討論1件を終え、結果10件の補正予算案件、第20号議案について、原案の通り可決しました。
 
その後は代表質問。
 
代表質問は、人数の多い会派から行う決まりであることから、トップバッターは最大会派の市政会。
 
基本の持ち時間30分に会派人数×2.5分を加え、12名の市政会の質問時間は60分。
 
10時20分過ぎから始まった質問には、同じ一期目の林惠子議員が登壇し、途中お昼休憩を挟み、14時25分まで約3時間(関連質問をされた和泉明議員の質問時間6分を含む)、超ロングな質問を時間きっちり役割を果たされました。
 
多岐に亘る項目をほぼ完璧な時間配分で進めるには、相当な準備があったのだと想像するところですが、林議員、本当にお疲れ様でした。
 
市政会に続くは、3人会派の同志会(質問者は豊田耕一議員)で1時間25分の質問。
 
30分の休憩を挟み、私、市民クラブの質問開始は16時30分となりました。
 

 
以下に質問・答弁のポイントとなる部分だけご報告させていただきます。
 
【やまたけ代表質問のポイント】( )書きの番号は通告書の番号
 
1 コロナ禍を乗り越える中小企業支援について
 
◉首都圏などの緊急事態宣言等の影響は敦賀にも及んでおり、今年に入りさらに深刻さを増す中、特に飲食・旅行会社などの中小・個人事業主に対しては、スピード感ある支援として「中小企業事業継続給付金」の再給付が必要と求めましたが、国や県、市内の景気動向を把握のうえ対応を検討するとの答弁。
◉例えばオンラインバスツアーなど新たな商品開発や事業を行う事業者に対しても幅広く支援対象に含めるべきとの質問に対しては、対象に含め、今後も前向きな取り組みを行う事業者に対して幅広く支援していきたいとの答弁。
 
2 防災対策について
 
◉(1)避難行動要支援者避難支援に関しては、発災時に実効性あるものにするため「敦賀市避難行動要支援者避難支援制度」は庁内横断的に対応すべき、要支援者が存在する当該区に対する指導・助言を行うべきとの質問に対しては、いずれも連携を強め、今後対応していくとの答弁。
◉(4)災害に係る情報発信機能については、大雪による北陸自動車道、国道8号線の同時通行止めなどは、まさに「災害級」であり、生活道路として利用する東浦や愛発地区の沿線住民のためにも「トンボメール(市の防災登録メール)」に加え、情報配信すべきとの求めに対しては、緊急性や状況を勘案し、必要な情報をトンボメールでも配信していくとの答弁。
 
3 エネルギー政策について
 
◉(1)「エネルギー基本計画」見直しに向けた市の対応については、半世紀に亘り原子力発電と共存、国策に貢献してきた敦賀市だからこそ担える役割があるとの考えのもと、カーボンニュートラル、グリーン成長戦略などと並行して見直し論議がされている「第6次エネルギー基本計画」に対しては、S+3E、とりわけ逼迫する安定供給の重要性からも、軽水炉の新増設・リプレースも含めた原子力発電の位置付けを市としても意見提起すべきと求めたところ、2050年カーボンゼロ、原子力技術を最大限活用していくことが重要であり、資源エネルギー庁の基本政策分科会での議論を注視しながら、機を逸しないよう全原協や福井県、立地協議などと連携し提言していくとの答弁がありました。
 
4 道路網整備について
 
◉(1)敦賀-高島連絡道路に関しては、粟野地区区長連合会からの要望書を受けた市の受け止め、今後の対応について質問したところ、県境トンネルに対する要望の内容は私(市長)と思いは一緒、道路整備の期成同盟会をなるべく早期に設立したい、県境を跨ぐ道路につき、県には第一優先として要望をしつつ、高島市が滋賀県にアプローチしていただけるよう取り組むとの力強い答弁がありました。
◉(2)一般国道8号敦賀防災については、今年度の国道8号敦賀南越前バイパス建設促進期成同盟会の総会において、①田結ー挙野間の早期整備を図ること、②敦賀市挙野ー南越前町大谷間バイパスの早期事業化を図ること、③住民の安全・安定した物流の確保のため現道の安全確保等、必要な措置を講ずることを決議のうえ、10/22に市長が国道交通省で要望活動を行っている。1日も早い工事着手と大谷までの10.5kmの道路整備早期実現に向け要望活動を行っていくとの答弁がありました。
 
以上、2.防災対策まででかなりの時間を費やしてしまったことから、残り時間を気にしながらの質問となりましたが、何とか持ち時間35分内で全ての項目を収め、答弁と合わせ約70分間の質問を終えることが出来ました。
 
実は、RCN議会チャンネルを録画し、こうして振り返っている訳ですが、結果、ほとんどの項目で前向きな答弁をいただきました。
 
質問を真摯に受け止め、丁寧にご答弁いただいた理事者の皆さんに対し、この場を借りて感謝申し上げます。
 
さて、本日は残り一会派の代表質問の後、一般質問に入ります。
 
明日まで続く質問ですが、先輩・同僚議員の質疑を通し、自身の取り組みにも生かせるようしっかり耳を傾ける二日間にしていきます。