「気比の松原」に台風14号の爪痕あり

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台風15号に伴う大雨の影響は今なお続いており、静岡市では26日時点で約6万3000世帯が断水している状況にありますが、これに応急給水活動支援として敦賀市より給水車1台を派遣したとの報を受けました。
 
日本水道協会からの支援要請を受けての対応とのことですが、これで8月の南越前町に続き、2ヶ月連続の災害派遣となります。
 
所管する水道部においては、急遽の要請にも関わらず準備を整え、活動拠点となる静岡市清水区に向け、既に昨日14時に市役所を出発したところでありますが、10月2日(日)までの活動期間を通じ、住民の皆さんに安全安心の水を提供するとともに、派遣された職員の方々の安全作業を切に願うところです。
 
さて、この台風に関して、15号の前に襲来した14号の影響が、何とも身近なところであったことを、恥ずかしながら昨日把握しました。
 
場所は意外や「気比の松原」。
 
中央の駐車場(浜辺寄りの部分)には小石混じりの砂が一面を覆っていたほか、ベンチ数脚が破損、あるいはひっくり返り、砂浜には打ち上げられたゴミなどが散在する状況となっていました。
 
聞くところによると、20日朝にはこのようになっていたとのことであり、推察するに波がここまで押し寄せたということになります。
 

【駐車場のアスファルト部分を覆う砂】

【ひっくり返り、鉄筋が剥き出しとなったベンチ】
 
駐車場にまで波が到達したことに加え、構築物まで破壊する自然のパワーに改めて驚いた訳ですが、次に考えるのは、この状態を放置しておいてはいけないということ。
 
特に、鉄筋が剥き出しになっているベンチに関しては、市民や観光客の安全にも関わるものであるため早急な対応が必要と考えた次第。
 
市もこの状況を把握しているものと連絡すると、駐車場の砂の掃除や壊れたベンチの撤去は速やかに行うよう動いているとの回答がありました。
 
ついては今後、私自身もその対応状況を確認していきたいと思いますが、好天に恵まれた3連休最後には500人以上が訪れるほど、「気比の松原」は敦賀自慢の観光地であり、今回の対応も可及的速やかにお願いする次第です。
 
また、昨日も現場にいると、ちょうど近くに居たおじさん(市民の方)に「これいつまで放置しとくんやろな」と声掛けられました。
 
自身が6月の一般質問で意見したことと趣旨を同じくしますが、こうしたひとつ一つの対応を市民や観光客の皆さんは見ている訳であり、それは敦賀市が松原を「大事にしているか否か」のイメージにもつながるものであると、これまた改めて感じた次第です。
 
それにしても、こうなった原因はといえば台風。
 
市に申すばかりでなく、今後は、台風一過のパトロールポイントに「気比の松原」も加え、私自身においても「早期把握、迅速対応」につなげることといたします。
 

【打ち寄せられたゴミはあるものの、やはりこの景観は「敦賀の宝」。大切に守るべき財産であります。】