「ユリカモメ」は未来に羽ばたく敦賀の姿

ブログ 北陸新幹線

昨日招集された第211通常国会。
 
衆院本会議で施政方針演説を行った岸田首相がひときわ力説したのが、年頭に「異次元の少子化対策」と語った子育て政策でした。
 
国民生活に直結する子育て政策は政権浮揚のカギを握るとも言われていますが、決してポイント稼ぎとするのでなく、真に安心して子どもを産み、育てようと思える社会の実現に向け取り組まれることを切望する次第です。
 
「異次元」というからには、この子育て政策では、所得制限撤廃なども視野に議論がされることと思いますが、昨日出席した会議でも少しこの話題に触れたところ。
 
その会議とは、主に連合福井の各級推薦議員で構成する「福井総合政策フォーラム(F-TOP21)」の議員懇話会であった訳ですが、この懇話会は定例会前など定期的に開催され、連合運動とも連携した課題共有や県、各市町議会間相互の情報交換を行う、大変有意義な場と感じるもの。
 
昨日盛り上がったのは、北陸新幹線開業に向けた福井県の観光誘致の取組み(PR活動が足りない等)、各新幹線駅周辺の開発、準備状況で、例えば福井駅は工事の遅れで開業に間に合わないことやテナント募集が進んでいないこと、越前たけふ駅では、駅前の用地買収で一部反対があり、当初描いた開発計画通りに進めない可能性があるなどの話しがありました。
 
敦賀のほうは特段、こういった物理的な問題がないことから発言はしませんでしたが、それぞれに抱える課題、当該議会に所属される議員の考えを伺えたことは、自身にとって勉強になった次第です。
 
新幹線以外にも、教育や議会活動などについて情報共有もしたところですが、いずれにしてもこうした貴重な場で得たことを新たな知見とし、今後自身の活動にも活かしていければと思います。
 
福井での会議が終わり、敦賀インターを降りると、目の前には夕陽をバックに浮かぶ新幹線敦賀駅が。
 
木の芽川側の、いわゆる「やまなみ口」(東口)からの眺めは久々であったため近くまで行ってみると、既に「JR敦賀駅」の文字が取り付けられるなど、順調に完成パース図の姿に近づいていることが確認できました。
 

【夕陽をバックに浮かぶ新幹線敦賀駅。ちょうど橋の上あたりに「JR敦賀駅」の文字が。】
 
近くで見ればなお、巨大な要塞といったところですが、中央屋根に設置された「ユリカモメ」がひときわ特徴的で、広がるウィングはイメージ通り、未来に羽ばたく敦賀の姿を表すようで、素直に「カッコいい駅」と感じた次第です。
 
反対の「まちなみ口」(西口)側から見ても絵になる、この敦賀駅。
 
まずは無事の完成を心待ちにするところでありますが、開業効果を最大限に発揮するためには、今後より一層、レールでつながる県内の市町と連携のもと、相乗効果で機運を高めていくことが不可欠と考えるところです。
 
敦賀開業は1年2ヶ月後。
 
「新幹線開業は、目的ではなく手段」
 
この言葉を念頭に、真に敦賀が飛躍を遂げられるよう、引き続き私自身も思考してまいります。