2020年4月1日
「杉箸の箸」でまちを元気に!
今日から新年度。
新型コロナによる停滞感は否めませんが、少し気持ちを切り替えて、前向きに頑張りましょう!
さて、昨日はアカカンバで有名な杉箸地区にお邪魔し、まちを元気にと始めた「杉箸の箸」づくりの取り組みを伺ってきました。
愛発地区の国道8号線から滋賀県に抜ける柳ヶ瀬方面にある、この「杉箸」は、「はるか昔、敦賀湾に海賊が押し寄せた時に、都から仲哀天皇がこの村を訪れ、敵に味方が大群であると見せかけるため、杉で作った箸を大量に川に流したことが由来し、つけられた地名」(箸袋の説明より)との言われがあるのにまず驚き。
そして、この「杉箸の箸」づくりの切っ掛けは、小浜の箸屋さんが、たまたま「杉箸という名前に箸の由来はないのか?」と敦賀の方に問われたことから始まり、人伝いに杉箸の方と関係を持つ中で由来が判明、何と小浜の箸屋さんは、箸を製造する機械ごと無償で貸与し、作り方を伝授されたとのことでした。
こういった背景のもと、杉箸産杉の間伐材から4つの工程を経て作られる、全て手作りの「杉箸の箸」は、非常に香りの良い、地元の皆さんの杉箸への愛情がこめられたものでありました。
この日、従来から地域活性化活動の拠点としている「炭小屋」(ここで炭焼きをしている)に集まったメンバーの方とともに、これまた杉箸産の猪鍋までいただきながら、地区の状況や愛発地区の課題などについてもお話することが出来、私にとって大変有意義な時間となりました。
笙の川の源流に近く、山に囲まれた長閑な田園風景、歴史、アカカンバに箸、そして何より、誰でもあたたかく迎え入れてくれる「人」が素晴らしいまちだと感じました。
先ほど述べた「炭焼き」での地域活性化の取り組みをされていた「杉箸元気会」さんは、その取り組みが評価され、先般、敦賀市の「地域じまん事業認定」の交付を受けたところ。
会のリーダーの思いは、杉箸への愛情たっぷりに「こんな時だからこそ、自然と田舎を大切に」、「自分たちで楽しみながらまちを元気にする」とのことでした。
私自身もこの考えと思いに大賛成!
昨日伺ったエピソード、五感で味わった杉箸の良さをしっかり胸に留め、活性化に向けた取り組みにともに参加し、支援していきたいと思います。
とても居心地が良く、気づけばすっかり半日お世話になってしまいました。
杉箸元気会の皆さん、ありがとうございました!