4月は「若年層の性暴力被害予防月間」

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事態が大きく動く、京都府南丹市で発生した小学生の行方不明事案。
 
京都府警は昨日、13日に同市の山林で発見された子どもとみられる遺体が、行方不明になっていた市立園部小の児童(11)と判明したと発表しました。
 
死因は不詳。
 
児童は3月23日から行方不明となっていましたが、死亡推定時刻は今年3月下旬とあり、半月以上もの間どのような状態でいたのかを思うと、いたたまれない思いが込み上げてきます。
 
履いていた靴が別の場所で発見されているなど、不自然な状況であることから、府警も事件に巻き込まれたものとして捜索から捜査に切り替え対応するところでありますが、一刻も早く犯人を逮捕いただきたいと願う次第です。
 
さて、たまたまかもしれませんが、昨日の新聞誌面を読むと、事件欄には児童や生徒らが対象、あるいは巻き込まれる犯罪が複数掲載されていました。
 
中でも許されないのは、障害のある女子児童に対して、中年男性が送迎する立場を利用して自宅に連れ込み、わいせつ行為や動画での撮影まで行うという輩までいて、心底怒りを覚えるところ。
 
今日の記事でも、女子生徒に学校内でわいせつ行為を働いたとして、男性中学教諭(38)を懲戒免職にしたと発表したことが掲載されていましたが、この教師曰く「女子生徒から好意を持たれていると思った」とのこと。
 
「そんな訳ないやろ」と思わず口に出ましたが、この場合は教師と生徒の関係で、生徒側には「断れない心情」があり、それを勝手に思い込んで行為に至ってしまう愚かさ、そしてやはり、立場を利用しての最低の行為と考えます。
 
「何も言わないから、いいのかと思った。」
 
これは先日、市内の公共施設内に掲示されていたポスターにあった言葉。
 
ポスターの構図とともに気になったため足を止めて見ると、4月は「若年層の性暴力被害予防月間」であり、これを啓発するポスターでした。
 

【「若年層の性暴力被害予防月間」を呼びかけるポスター】
 
自身、予防月間であることの認識が薄く、半月も経過してから気づいたことを恥じた訳ですが、ポスターの下段をご覧になって分かるよう、内閣府、警察庁、消費者庁、こども家庭庁、総務省、法務省、文部科学省、厚生労働省と、まさに国を挙げて取り組むもの。
 
内閣府のホームページも拝見するに、
 
性犯罪・性暴力は、重大な人権侵害であり、決して許されません。
政府では、入学・就職等に伴い、若年層の生活環境が大きく変わり、被害に遭うリスクが高まる時期である4月を「若年層の性暴力被害予防月間」と定め、若年層に向けた広報啓発を集中的かつ効果的に実施することとしております。
相手の同意のない性的な行為は性暴力であり、許されるものではありません。もし、自分が同意していない性的な行為をされたら、それは性暴力です。ひとりで抱え込まずに相談してください。
 
との趣旨が記載された上で、月間中は、若年層の様々な性暴力被害について予防啓発や相談先の周知、被害者に対する周りの人からのサポートの必要性などの啓発を行うこと、本月間を通じて、「同意のない性的な行為は性暴力」「被害者は悪くない」という認識を、社会全体に広げていくことが記されていました。
 
なお、取組期間は、4月1日(水)から4月30日(木)までの1ヶ月間。
  
ご家族に若年世代をお持ちの方や企業などは特にということになりますが、こうした趣旨、取組みを啓発するとともに、いつもと違う様子が見受けられた際には声をかけるなど、社会全体で寄り添うことが大事なことと認識する次第。
 
その“無自覚”な行動や発言が相手にとっては性暴力。
 
予防月間には「若年層の」とあるものの、ポスターには、「性別・年齢を問わず、相談できます」とあります。
 
昨今、性暴力に関する事案が増加する現代社会にあって、これを抑止、防止するのも社会の力。
 
自分は関係ないと思わず、皆で取り組んでいきましょう。