夏の甲子園 49代表校が出揃う

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この週末、知人のFacebookやinstagramを見ていると、市内では多くの地区、町で「夏祭り」が行われたよう。
 
わが町は、準備の関係から、今年は時期をずらして10月に開催予定ですが、日中、暑い中で準備されている様子から、夕暮れからは提灯やぼんぼりに明かりが灯り、ビール片手に語らう姿や盆踊りなどに興じているシーンを見るに、これぞ地域のコミュニティと感じるところですが、コロナ禍を経て、こうして各地で開催されることを嬉しく感じた次第です。
 
まさに「夏の風物詩」復活といったところですが、この後続く、地区や町でも大いに盛り上がって欲しいと思います。
 
さて、全国的に「夏の風物詩」といえば、何といっても「甲子園」。
 
今年で第105回を迎える全国高校野球選手権の出場を懸け、福井大会は一昨日、北陸高校が福井商業との接戦を6-5で制し、7年ぶり4度目の夏の甲子園出場を決めたところですが、昨日は、全国で最後の決勝戦2試合が行われ、大阪は履正社、東東京は共栄学園が勝って49代表校が出揃いました。
 

【福井大会で激戦を制し、喜びを爆発させる北陸高校(福井新聞記事より引用)】
 
今年の夏は、地元敦賀からの出場とはなりませんでしたが、郷土福井の代表「北陸高校」を応援したいと思います。
 
ひと昔前と違うこの暑さの中での甲子園大会に関しては、分散大会やドーム球場での開催など、あり方そのものに様々な意見もあるところですが、やはり球児にとって聖地「甲子園」でプレーすることに意義があると考えるところ。
 
甲子園では、代名詞でもある大屋根の「銀傘(ぎんさん)」を、高校野球のためにアルプススタンドまで拡張する計画が先日発表されたところですが、大の高校野球ファンの私としては、設備や運営の改善を図りつつ、この先も続いていって欲しいと思う次第です。
 
全国選手権大会は8月3日に大阪市内で組み合わせ抽選会が行われ、6日に開幕します。
 
選手の皆様におかれましては、何を置いても体調に留意され、元気ハツラツ「夢舞台」でプレーされますことご祈念申し上げます。

こどもの日は「母に感謝する」日でもあり

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このゴールデンウィークは体を動かそうと、夕食前にジョギングをしていますが、この時間帯は何とも心落ちつく風景に出会えるもの。
 
写真は、1枚目が一昨日、2枚目が昨日出会った野坂山の麓にある田園風景ですが、田植えを待つかのように水が張られた水面には、夕日や月、山並みまでが映り込み、見事な風情を醸し出していました。
 
思わず写真を撮ったり、眺めたりで、ジョギングは暫し中断してばかりでしたが、こうした心癒される風景がある郷土に感謝するところです。
 
さて、新型コロナウイルス5類移行を前に、観光客で賑わう各地の様子が報道されるところですが、そのようなニュースのなか、気になったのは、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(拉致当時13歳)の弟で、家族会代表の横田拓也さんら被害者家族や、超党派の拉致議連メンバーが3日、訪問中の米ワシントンでシャーマン国務副長官と面会したとの報。
 
家族会らの訪米は新型コロナウイルスの影響で、令和元年(2019年)5月の前回から4年ぶりであったそうですが、シャーマン氏は拉致問題解決への支援とともに、家族会と支援組織「救う会」が今年2月に公表した新たな運動方針に関し支持を表明したとのこと。
 
国務省で行われた面会では、拓也さんらが「全拉致被害者の即時一括帰国が実現すれば、日本政府が北朝鮮に人道支援することに反対しない」とする新たな運動方針を説明すると、シャーマン氏は同方針について「よく理解できる」と述べ支持を示すとともに、国連安全保障理事会で北朝鮮の人権問題を扱う公式会合の開催を日本政府と協力して目指す考えも示したとありました。
 
また、拉致問題に関し「できることは全て行って支援する」と語り、拉致被害者の救出を願うブルーリボンバッジを着用していたとあり、まさに思いをともにする姿勢を心強く感じた次第です。
 
なお、ご高齢ということもあってか、この訪米には同行されていませんが、横田めぐみさんの母早紀江さんが今年2月に87歳の誕生日を迎えた際、拓也さんは、2020年に亡くなった父滋さんと同じ年齢になったことに触れ、「母は元気で過ごしているが、時間がない現実に変わりはない。(母娘を)必ず日本の地で再会させたい」と訴えています。
 
「何としてでも取り返す」と、子を思う母の心中は幾ばくかと思うと胸が締め付けられますが、私たち日本人は、早紀江さんら拉致被害者のご家族と同じ思いに立って行動せねばと、改めて強く認識する次第です。
 
さて、今日は「こどもの日)」。
 
言わずと知れた、端午の節句5月5日に制定されている国民の祝日のひとつですが、「国民の祝日に関する法律」の趣旨にはこうあります。
 
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」
 
早紀江さんのように、どんな時でも子を思い、味方でいてくれる存在は「海なる母」とも称されますが、今日が母親を慈しむ日でもあることを改めて、皆さんと共有しておきたいと思います。

社人研が「日本の将来推計人口(令和5年推計)」を公表

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メールやSNSで頂戴した多くの祝福メールやコメント。
 
ようやく返信をほぼ終え、改めてあたたかいお気持ちに感謝するところです。
 
そんな思いのもと、「選挙は目的ではなく手段」であることを肝に銘じつつ、昨日定時後は、いつもの粟野交番前にて街頭活動を行いました。
 
公職選挙法では、拡声機を用いた「当選御礼」はできませんので、「ご支援ありがとうございました」の言葉はグッと飲み込み、2期目に懸ける思いなどを40分ほど話し、街頭活動を終えると、店舗の前で聞いてくれていたご高齢の女性から「あんたのこと好きになったわ!」と声を掛けられ、暫し歓談。
 
そこまでは良かったのですが、「ところで、あんたの名前は?」と聞かれズッコケました(笑)。
 
でもこうして、お一人の方にお話しを聞いてもらえただけでありがたいこと。
 
引き続き、「継続は力なり」で地道にコツコツ頑張ります。
 
さて、街頭でも課題としてお話しした人口減少社会、※2040年問題ですが、昨日は国立社会保障・人口問題研究所(以下、社人研)が「日本の将来推計人口(令和5年推計)」を公表しました。
 
※2040年問題
少子化による急速な人口減少と高齢者人口がピークに達することで、日本が2040年に直面すると考えられている問題の総称。団塊ジュニア世代が65歳の老齢年齢を迎える2040年頃、20歳代の人口は団塊ジュニア世代の半分であり、社会のあらゆる担い手不足が生じる。
 
結果のポイントは既に新聞報道にもあるよう、「総人口は50年後に現在の7割に減少し、65歳以上人口がおよそ4割を占める。前回推計よりも 出生率は低下するものの、平均寿命が延伸し、外国人の入国超過増により人口減少の進行はわずかに緩和」とありました。
 
社人研によると、令和2(2020)年国勢調査の確定数を出発点とする新たな全国将来人口推計を実施し、その結果を「日本の将来推計人口(令和5年推計)」として公表。
 
日本の将来推計人口とは、出生、死亡および国際人口移動について、実績値の動向をもとに将来について仮定を設け、日本全域の将来の人口規模および男女・年齢構成の推移について推計を行ったもので、外国人を含む日本に常住する総人口を対象としているもので、社人研ホームページの「結果の概要」を見るに、ポイントは以下。
 
【主要な結果】
1 前回推計(平成29年)と比べ、将来の合計特殊出生率は低下、平均寿命はわずかな伸び、外国人の入国超過数は増加。
 
2 総人口は50年後に現在の7割に減少、65歳以上人口は約4割に(出生中位・死亡中位推計)。
・総人口は、令和2(2020)年国勢調査による1億2,615万人が2070年には8,700万人に減少すると推計(出生中位・死亡中位推計、以下同様)。
・総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は、2020年の28.6%から2070年には38.7%へと上昇。
・前回推計と比較すると、2065年時点の総人口は前回8,808万人が今回9,159万人となる。総人口が1億人を下回る時期は2053年が2056年になり、人口減少の速度はわずかに緩む。これは国際人口移動の影響が大きい。
 
3 出生高位および低位の仮定による推計ならびに日本人人口に限定した場合の推計
・2070年の総人口と65歳以上人口割合(高齢化率)は、出生が高位仮定の場合、それぞれ9,549万人、35.3%、低位仮定の場合、それぞれ 8,024万人、42.0%。
日本人人口に限定した参考推計(出生中位・死亡中位推計)では、2070年の日本人人口は7,761万人、65歳以上人口割合は40.9%。
 
なお、令和2年(2020年)と令和52年(2070年)推計の人口ピラミッドは次の図のようになります(同、社人研「日本の将来推計人口(令和5年推計)結果の概要」より」
 

【人口ピラミッドの変化(総人口) ー出生中位・高位・低位(死亡中位)推計ー】
 
→社人研「日本の将来推計人口(令和5年推計)」の詳細はこちらから
 
私は昨年12月の定例会において、2040年問題を取り上げ、今からバックキャスティングで備えなければならないと提言しましたが、今回公表されたことも踏まえ、50年後の姿を想像し、行政や地域経営をいかに維持していくのかを真剣に考えねばならないと、改めて強く認識した次第です。
 
社会保障の問題然り、行政や地域を支える「なり手」が圧倒的に不足する時代が来れば、そこには地域の崩壊はもとより、古より先人が守り続けてきた生業、すなわち歴史や文化(伝統行事など)までもが消滅してしまう危機があります。
 
必ずや訪れる危機に対し、今から何をすべきか。
 
私自身、選挙戦で「政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代を考える」と申し上げてまいりましたので、今後もその言葉通りの思考、提案をしていく所存です。

祝「20歳のつどい」

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民法改正に伴い、令和4年4月1日から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられましたが、敦賀市では令和4年度以降も、当該年度において20歳を迎える方を対象に、名称を「20歳(はたち)のつどい」として開催する旨、以前に決定しているところ。
 
なお、参考まで、従来の「成人式」から「20歳のつどい」とした理由は以下の通りとなっています(敦賀市HPより)。
 
◉元来、当市では、20歳を迎えた新成人を対象に、新しい人生の門出を祝福し、励ますための場として成人式を開催してきた。20歳という年齢は、飲酒や喫煙も含め、すべての年齢制限がなくなる区切りの年齢であり、責任を持ち自立した社会人として成長した青年を市全体で祝う式典とするため。
◉対象を18歳とした場合、多くの方が大学受験や就職活動の時期と重なり、本人や保護者の負担がかかる恐れがあるため。
 
さて、本日はその「第1回 敦賀市20歳のつどい」が13時より、プラザ萬象にて開催されることとなっており、私ごとながら、我が長男もこれに出席の運びとなっています。
 
3年前の長女の時は、大学生で迎えた「成人式」でしたが、長男は既に働いており、やや感覚は違うとはいえ、こうして節目の日を迎えられたことを一人の親として感謝する次第です。
 
幼少期からの成長を振り返ると、様々なことが思い出されますが、何といってもこの年代は、コロナ世代。
 
高校2年の冬に突如として始まったコロナウイルス感染により、野球部に所属していた長男らは「甲子園」という目標を失いました。
 
インターハイや文化部の全国大会なども然り。
 
これからという最終学年に目標を失い、心が折れるかと思いきや、どこに当てることもできない悔しさや嘆きに堪え、コロナ禍でも出来ることに直向きに取組む、彼ら彼女らの姿がありました。
 
社会に出れば理不尽なことは山ほどありますが、多感な青春時代に、これ以上ないコロナウイルスという理不尽に対峙したことで、強い人間になれたのではと感じていますが、この時の指導者各位、そして、ともに支え合い、乗り越えた仲間の存在はかけがえのない存在であり、一生の宝だと、親として改めて感謝する次第です。
 
今日はそんな感慨に浸りながら、長男の晴れ姿を見送るとともに、同世代のすべての皆さんの今後さらなる飛躍を期待し、エールを送ります。
 
なお、つどいの模様は、YouTubeにて配信されるとのこと。
 
親御さんはお子さんの、おじいちゃん、おばあちゃんはお孫さんの晴れ舞台の様子を、以下リンクからご覧いただければと思います。
 
「20歳のつどい」YouTubeはこちらから
 

【人生のレールを敷いていくのはもう、君たち自身だ】

「御用」も「仕事」も納めの日 〜1年間お疲れ様でした〜

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いよいよ年末と感じる行事は「年末特別警戒」。
 
私の住む町内では毎年、12月27日から30日までの4日間を年末特別警戒期間としています。
 
初日の昨日は、拍子木を合図に「火の用心!」の呼び掛けるとともに消化水栓やホース格納箱の点検も行いました。
 

【年末特別警戒の表示が掲げられた会館前】

【あまり見ることができない消化水栓もご紹介します】
 
コロナ禍により、町内の皆さんの参加はお控えいただき、区役員と防災部・防犯部メンバーのみの活動としていますが、30日まで私もしっかり呼び掛けていきます。
 
年の瀬で何かと気忙しいところですが、皆様もどうぞ火の元には十分ご注意ください。
 
さて、今日は官公庁では「御用納め」、民間企業の多くは「仕事納め」となります。
 
文字通り、今日の一番は今年の仕事の整理、そして身の回りの整理整頓をすることかと思いますが、さらにコロナ前にあったのは職場単位での納会や、仕事上がりの忘年会ではなかったかと。
 
つまりは、普段とは違う節目の一日ということになろうかと思います。
 
コロナ第8波により、大勢でこぞっての納会とはいかないものの、この一年、何かと厳しい環境のなか頑張って働いてきたことを職場内で感謝し、新たな年も頑張ろうと確認し合う、そんな「御用納め」、「仕事納め」の日になればと。
 
なお、仕事納めに関係なく、年末年始も勤務される業種の方もいらっしゃいますが、どちらかといえば私も同じ。
 
大晦日まで出来ることを精一杯こなし、悔いのない気持ちで新たな年を迎えたいと思います。
 
では、この後は西浦県道では今年最後となる、朝の辻立ちに行ってまいります。

敦賀市役所にて「拉致問題の早期解決を願うパネル展」を開催

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敦賀市議会は今週から後半戦。
 
昨日午前中は各常任委員会が開催され、私は自身が委員長を務める産経建設常任委員会に出席。
 
本委員会に付託された議案は、珍しく1件。
 
第92号議案「指定管理者の指定の件」(きらめきみなと館)について質疑の後、全会一致で原案の通り認めるべきと決定しました。
 
審査の結果は委員長として、最終日の本会議にて報告することとなります。
 
また、本日から明日に掛けては、原子力発電所、新幹線対策、廃棄物対策と3つの特別委員会、明後日は予算決算常任委員会が順次開催されます。
 
特別委員会ではそれぞれの調査事項を、予算決算常任委員会では補正予算案の審査結果報告、委員会採決へと向かいますが、慎重に対応していきたいと思います。
 
さて、話しは変わり、先般福井市フェニックスプラザにて開催された「拉致・特定失踪者問題の早期解決を願う福井県集会」に出席した際に感じたことについては、12月5日付けのブログでご紹介したところですが、敦賀市役所においても、昨日より「拉致問題の早期解決を願うパネル展」が開催されています。
 
 →「拉致被害者の全員奪還に向けて」(12月5日やまたけブログ)はこちら
 
拉致問題は赦しがたい人権侵害であり、早急に解決しなければならない問題とし、世界人権週間、北朝鮮人権侵害問題啓発週間をとおして今一度世論を盛り上げ、拉致問題解決の啓発と、早期解決に向けての理解と協力を求めることを目的とするものであり、12月12日(月)から16日(金)まで、市役所1階のオープンスペースにて展示がされます。
 
昨朝、朝一番で展示を拝見しますと、拉致された横田めぐみさん、そして悲痛な表情で訴える母の横田早紀江さんの写真が掲載された大きなパネルがあり、そこには「めぐみを助けてください 私たちにはもう時間がありません」との言葉がありました。
 

 
主催は、先般の集会と同じく「北朝鮮に拉致された日本人を救う福井の会」で、本日9時からは、拉致帰国者の地村保志さん(小浜市)らがお越しになってのパネル展開会式が執り行われる予定となっています。
 
ここ敦賀市においても、山下貢さんが北朝鮮による拉致を否定できない特定失踪者となっており、未だ帰らぬ時間が過ぎるご家族の心中を思えば、決して人ごとではないもの。
 
「写真の横田めぐみさんが自分の子どもだったら、孫だったらと思い、〝必ず取り返す”との思いを自分事として持って欲しい」との言葉は、福井集会であったご来賓のものでしたが、皆様方におかれましてはぜひパネル展をご覧いただき、実情を知っていただくとともに、「必ず全員を取り返す」との日本人としての思いと決意を高めていただけますよう宜しくお願いいたします。
 

【北朝鮮人権侵害問題啓発週間ポスター】

【山下貢さん(敦賀市)ら調査会認定の特定失踪者リスト。】

廃棄物行政の根幹を揺るがす「敦賀・ごみ処分場巡る訴訟」

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一般質問2日目の敦賀市議会は5名の質問を終え、早や本日最終日。
 
質問者も残すは4名となりましたが、理事者とのやり取りの中から、自身の気づきや学びにつなげたいと思います。
 
さて、そのような中、昨朝の福井新聞トップは「敦賀・ごみ処分場巡る訴訟“市外排出元 対策義務なし”」との記事。
 
全国から許可量の13倍を超えるごみが持ち込まれた敦賀市樫曲の民間最終処分場の抜本対策工事費を巡り、本市がごみの排出元の「南那須地区広域行政事務組合」(栃木県那須烏山市、那珂川町で構成)など5団体に費用の一部約6億3千万円の支払いを求めた控訴審の判決言い渡しが7日、名古屋高裁金沢支部であり、ここで何と、吉田尚弘裁判長は敦賀市側の控訴を棄却し、一審の福井地裁で5団体に命じた計約1億2千万円の支払いのうち、4団体の計約1億1800万円の支払いを取り消す判決を下したとのこと。
 
いわゆる「ごみ問題」に関する訴訟対応に関しては、これまでも市から状況説明をいただきつつ、進捗や対応方針などを伺ってきたところでありますが、この判決を受けての考えについては、15日に開催される議員説明会にて説明を受けることになっているところ。
 

【全国から許可量を超えるごみが持ち込まれた敦賀市樫曲の処分場(FBCネットニュースより引用)】
 
改めて判決理由や関係法令などを把握したうえで、この説明会に臨むところですが、そもそも、本来はごみを発生した自治体(排出元)が自分のまちで処理するとの原則論や、ごみの処分を受け入れた自治体(今回の場合は敦賀市)が要する対策費用の負担義務もないとすれば、どこが他のまちで発生したごみまで受け入れるのかなど、廃棄物行政を揺るがす判決と認識することから、「まさか」の判決を受けた市の対応に注視する次第です。
 
奇しくも昨日は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡り、沖縄県の埋め立て承認撤回を国土交通相が取り消す裁決をしたのは違法として、同県が裁決の取り消しを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁は県の上告を棄却しました。
 
訴訟を起こす資格(原告適格)がないとして訴えを退けたことに、私としては安堵した訳ですが、裁判官で変わるといえば、敦賀のごみ訴訟に関してはどこか、原子力の「司法リスク」にも似ているよう。
 
「司法リスク」とは、原子力発電に関する技術は極めて高度で専門性が高いが故に、専門家ではない裁判官によって発電所停止の仮処分命令などがされることへの「リスク」という意味であり、疑問を投げかける意見も多くあるところ(ちなみに、こうしたことを防ぐため英国では原子力裁判所がある)。
 
廃棄物に関してはそこまで専門性が高くないとはいえ、裁判官によって、受け入れた側の「リスク」になっては困る訳であり、本件が廃棄物行政の根幹を揺るがすものとすれば尚のこと、受け入れ自治体としての主張を最高裁の場でも明らかにし、徹底して戦うべきと考える次第です(あくまでも個人的見解です)。

拉致被害者の全員奪還に向けて

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昨日は、福井市フェニックスプラザにて開催された「拉致・特定失踪者問題の早期解決を願う福井県集会」に出席。
 
杉本福井県知事を始め、県内選出国会議員など来賓が並ぶなか行われた開会式典では、主催者を代表し、北朝鮮に拉致された日本人を救う会福井の森本信二会長からのご挨拶の後、順次ご来賓の方々よりお言葉がありました。
 
その中で、高木毅衆議院議員からありました、「写真の横田めぐみさんが自分の子どもだったら、孫だったらと思い、〝必ず取り返す”との思いを自分事として持って欲しい」との言葉に大いに共感。
 
我が子が急にいなくなり、それが拉致と判断された時の心境たるや計り知れぬ悔しさと悲しさ、そして怒りの気持ちが込み上げるであろうと、改めて思いをともにした次第です。
 

【拉致された当時(12歳)の横田めぐみさんが掲載されたポスター。添えられた早紀江さんの言葉は重いもの。】
 
開会式典に続き行われたのは、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会・事務局長の飯塚耕一郎氏(拉致被害者の一人である田口八重子さんのご長男)による講演会。
 
「拉致被害者奪還に向けて」と題し、北朝鮮が拉致を行った目的は、工作員育成・教育と自国の生産性と技術力向上のためであること、北朝鮮が提出した調査報告書は信用に値しないどころか全くのデタラメであり、命の侮蔑としか言いようがない。
 
また、北朝鮮が全員を帰国させない理由は、不都合情報の露呈を防ぐこと、2002年の日朝平壌宣言を幕引きしたいがため、さらに、被害者家族としては、調査を求めても茶番なだけであり、全ての被害者を早期に一括帰国させること以外求めておらず、拉致問題解決が最重要、最優先であることは譲れないこと。
 
何故なら人の命は時間には限りがあるからであり、核やミサイル問題とは切り離して対応すべきとの考えを主張されました。
 
政府へのお願いとして、この問題を解決できるのは両国首脳でしかなく、日朝首脳会談の早期実現、北朝鮮へのメッセージの投げ掛けを求めたうえで、会場の参加者に対しては、周囲の人々に拉致問題を広めて欲しいと訴えられました。
 

【講演会の様子】
 
田口八重子さんは、耕一郎さんが1歳の時に拉致されたため、八重子さんのお兄さんである飯塚繁雄さんが、親代わりに育ててくれたとのことでしたが、その繁雄さんは昨年、病気によりお亡くなりになったとのこと。
 
北朝鮮による拉致被害者の家族会代表を長く務められた繁雄さんは晩年、体力が低下し、座るのもやっとという状態でもトランプ米大統領と面談するなど、最後の最後まで被害者の全員返還に取り組まれました。
 
その繁雄さんが、お亡くなりになる前、絞り出すように発した言葉は、「諦めない、諦めない、諦めない」。
 
この3度の言葉は、拉致被害者家族の心の根底にあるものであり、思いをともにご協力をお願いしたいと講演を結ばれました。
 
私自身、数年前に被害者家族の生の言葉を拝聴した時から、この問題を決して風化させることなく、関心を高めるためにできることは何かと、スーツの胸には必ずブルーリボンをつけていますが、小さなことでも一人ひとりが取り組むことによって、日本政府を、北朝鮮を動かす大きな力になるものと信じています。
 
被害者家族どころか被害者ご自身も高齢化の状況であり、一刻も早く解決せねば、拉致問題は悲しく、悲惨な歴史となってしまいます。
 
このブログをご覧になられて共感いただける方は是非、まずはブルーリボンをつけて、拉致問題解決への支援の輪に加わっていただけますよう、切にお願い申し上げます。
 

【12月10日から16日は、北朝鮮人権侵害問題啓発週間となります。】

【昨日も1種類づつブルーリボンを購入しました。ご希望の方はお声掛けください。】

北條正元敦賀市議が旭日双光章を受章

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昨日は、福井県若狭湾エネルギー研究センターにて開催された「つるが国際シンポジウム2022」に参加。
 
有識者の講演、地元企業にお勤めの方や高校生を交えたパネルディスカッションから多くの知見、気づきを得た次第であり、私にとって学びの機会となりました。
 
内容は改めて、ブログでご紹介したいと思います。
 
さて、秋晴れの天気にふさわしい、私にとって心晴れ晴れする大変嬉しい出来事だったのは「秋の叙勲」。
 
5期20年に亘り敦賀市議会議員をお務めになられた北條正先輩が、秋の叙勲にて旭日双光章(地方自治功労)を受章されました。
 
初代原電労組組織内議員として敦賀市政に貢献され、こうして高く評価された北條先輩を誇りに思うとともに心よりお祝い申し上げます。
 
現在は滋賀県大津市にお住まいのため、福井新聞には県外在住者としてお名前だけの掲載だったのは残念でしたが、紙面で確認し、居ても立っても居られず先輩に電話をすると、「支えてくれた皆さんのお陰」、「議長経験も無いのに何でやろ」と謙遜のお言葉。
 
議長経験は無くとも、樫曲のゴミ問題に果敢に取り組まれたことや、議員活動以外でも敦賀海洋少年団の団長やボランティアガイドなど、幅広く地域に貢献されていることが評価されたのではと勝手に推測するところですが、兎にも角にも、本当に嬉しく、心からお祝いの言葉を送らせていただいた次第です。
 
奇しくも一昨日より、北朝鮮からのミサイル発射が報じられておりますが、今もなお北朝鮮による拉致問題に取り組む先輩。
 
今後はその任を私の方で引き継がせていただくことで話しを進めておりますが、キャンピングカーを駆り、山城巡りやマスターズ水泳などなど、各方面でアグレッシブに活動される北條先輩がご健康で今後益々ご活躍されることを祈念いたします。
 
見習う点が尽きない先輩ですが、日々更新しているこのブログも北條先輩の影響。
 
3年半続け、今では日課となった訳ですが、先輩は何と、議員生活を終えた今もなお「風来坊茶論(サロン)」に名を変えたホームページで書き続けています。
 
議員として20年、その後も日々綴る文字は、まさに先輩の足跡であり生きる証。
 
改めて、北條先輩の大きな功績に敬意を表すとともに、私にとっても組織にとっても、こうして誇りに思える存在でいただいていることに深く感謝申し上げます。
 
→北條正ブログ「風来坊茶論」はこちらから
 

【令和元年5月。20年の議員生活を終えた慰労会にて。】

次代を担う若い力に期待する一日

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手に汗握る試合が続くプロ野球日本シリーズ。
 
昨晩行われた第2戦は何と、延長12回両者譲らず3-3の引き分けとなりましたが、驚異の粘りを見せたのはヤクルト。
 
同点劇の立役者は9回裏、代打で登場した内山壮真選手で、起死回生の代打同点3ランを放った場面では鳥肌が立ちましたが、決して大きくない体ながらパンチ力抜群の打力を持つ内山選手は、星稜高校出身の高卒2年目の選手。
 
実は我が長男と同級生で、所属していた敦賀高校とは3年前、センバツを懸けた秋の北信越高校野球大会2回戦で対戦(敦賀2-10星稜で敗戦)した際の彼は既に全日本メンバー候補とあって、当時もオーラを感じる選手でしたが、こうして最高峰の舞台で活躍されたことを嬉しく感じた次第です。
 
短期決戦ではラッキーボーイ的存在が勝利の鍵を握るとも言われますが、この内山選手にはどこかそんな雰囲気も感じるところであり、京セラドームに場を移しての第3戦以降も活躍する姿を楽しみにしたいと思います。
 
さて、話しは変わり、私事で恐縮ですが、昨日のメインイベントは甥の結婚式。
 
この春大学を卒業し就職、今は京都府綾部市で現場仕事に就いたばかり彼が、「結婚する」と挨拶に来てくれた時の意を決した表情は今でも忘れませんが、叔父として心から応援するとの気持ちを伝えていたところ。
 
その後、両家におかれては、コロナ禍での式開催に気を揉まれたことと存じますが、結婚式は氣比神宮で執り行われ、新郎新婦を親類一同にてお迎えした後、厳かな雰囲気のなか無事に終えることができました。
 

【大鳥居の下、新郎新婦をあたたかくお迎え】

【境内を進む新郎新婦とご両家一同】
 
昨日は雨模様の予報が変わり、時折晴れ間が覗く天気となったことにも感謝した訳ですが、何とも微笑ましい若き新郎新婦の姿を見ていると、出席された皆さんにも自然と笑みがあふれる、心あたたまる素晴らしい結婚式だったと感じた次第です。
 
ここにお二人の門出を心より祝福するとともに、両家の益々の繁栄を祈念いたします。
 
冒頭の内山選手は息子と同級生でしたが、新郎の甥はウチの長女と同い年。
 
こうして昨日は、同世代の大活躍、晴れ姿を喜ぶとともに、我が子を含め、次代を担う皆さんのこれからを大いに期待する一日となりました。
 

【式を終え、青空に映える大鳥居が門出を祝ってくれているように感じました】

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