2024年7月28日
電力の安定供給を支える現場の皆様に心より感謝
必殺のともえ投げと腕ひしぎ十字固め。
鮮やかに技を決める姿に、思わず「カッコイイ!」と声を挙げたのが、パリ五輪の柔道女子48キロ級に出場した角田夏実選手。
準決勝こそ苦戦したものの、決勝もともえ投げで技ありを奪い、見事金メダルを獲得しました。
この金メダルは、今大会の日本選手団第1号で、通算500個目のメダルというメモリアルを達成。
柔道の日本女子史上最年長金メダルともなったとのことで、記録尽くしの角田選手ですが、実は社会人になるまで、五輪を考えたこともなかったとのこと。
大舞台で頂点に立った31歳が、メダル獲得後に述べた言葉は「諦めないでよかった」。
もちろん、凄まじい努力と鍛錬あってのことでありますが、何事も「諦めなければ」叶うことを証明してくれたことに力が湧いてきた次第です。
鉄道の破壊行為などもあって心配したパリ五輪ですが、この後も日本選手団の大活躍を期待し、応援したいと思います。
さて、私のほうは昨日午前、敦賀市あいあいプラザで開催された「関西電力労働組合 第55回 美浜支部定時大会」にお招きいただき出席。
同じく来賓として出席された北川博規 福井県議会議員に続き、ご挨拶の機会をいただきました。
【あいあいプラザで開催された大会の様子】
冒頭、安定運転を続ける3号機を始め、廃止措置を進める1・2号機と美浜発電所の運営に魂を込めてご尽力いただいている皆様に敬意と感謝をお伝えするとともに、敦賀発電所1号機と美浜発電所1号機は、今から54年前の1970大阪万博の会場に「原子の灯(ひ)」を届けたプラント同士であり、私自身、美浜発電所には大変親近感をもっていることをご紹介。
また、せっかくの機会ということで、一昨日ありました敦賀発電所2号機の審査会合の状況をご説明した後、敦賀市議会として、先の6月定例会において「エネルギー基本計画見直し」に向けた意見書を採択し、既に内閣総理大臣や経済産業大臣らに送付をしていること、さらには副議長として出席(議長代理)した「全国原子力発電所立地市町村議会議長会」の場において、経済産業省資源エネルギー庁に対し、今後の原子力発電の必要容量や時間軸を示すこと、事業者が予見性を高めて設備投資などが行えるよう、一層の事業環境整備を求めたこと等についてお話しした次第です。
結びに、この大会で活発な議論が行われ、美浜支部がますます団結力と連帯感を高められることをご祈念申し上げ、挨拶を終えましたが、何といっても、低廉で安定した電気の供給は、こうして昼夜分かたず、汗して働く現場の皆さんのご努力あってのこと。
とりわけ、関西エリアにおいては、関西電力の原子力プラントが全機稼働を果たしたことにより電気料金上昇も低く抑えられており、「低廉な電気」を実現する上での原子力発電の役割を実感するところ。
改めて、この暑さでの電力需給ピークにおいても安定供給を支える皆様に心から敬意を表します。
私自身、今後も現場の思いを受け止め活動にあたるとともに、わが敦賀2号も必ずや同じ役割を果たせるよう、「諦めることなく」取り組むとの思いを一層強めた次第です。