ロシア・カムチャツカ半島沖で巨大地震発生

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北アルプス奥穂高岳で「ザイテングラート」と呼ばれる岩場が続く登山道付近を下山中だった敦賀市の知人が26日、標高約2800メートル付近から滑落し、命を落としました。
 
この方の娘さんも知り合いであり、急な事故死をさぞかし嘆き悲しんでいるであろうと、何とも複雑な心境で昨日、お通夜に参列しお声かけしたところ。
 
家に帰り、会葬礼状を開くと「これからも愛する山に抱かれ 私達を見守っていてね」とのタイトルで、今回向かった「奥穂高岳」は、娘さんとお兄さんの名前の由来であり、故人が一番愛した山であったこと。
 
また、「『山で死ねたら本望や』とかつて語っていた父が、そこで最期を迎えられたことは、父にとって何より幸せなことだったのかもしれません。」と、娘さんの思いが書かれており、命の尊さと儚さを同時に感じた次第です。
 
享年71歳。
 
最愛の奥穂高岳で逝った故人に対し、生前いただいたご厚情に感謝申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
 
さて、こうした事故と同じく、突如として襲ってくるのは自然災害。
 
30日、日本時間の午前8時25分ごろ、ロシア・カムチャツカ半島沖で、マグニチュード(M)8.7の巨大地震が発生しました。
 
ロイター通信によれば、この地震により、付近では最大5メートルの津波が観測されたとあり、ロシア非常事態省はサハリン州セベロクリリスクの港と水産加工工場が津波で一部浸水したと明らかにしています。
 
一方、同省によると、ほとんどの建物は持ちこたえたとあるほか、ロシア極東の防災当局は、カムチャツカ半島などでは津波の脅威はなくなったと、日本時間の30日午後9時前までに発表。
 
ロシア大統領府のペスコフ報道官は「警報システムは適切に作動し、人々は避難した」と述べた上で、死者が出たという情報はなく、また、日頃の備えが適切で大きな被害を防ぐことができたと強調しました。
 

【サハリン州セベロクリリスクで撮影された地震後の津波。動画から抜粋したもの。(ロイター通信より引用)】
 
ひとまず、人の生命が奪われなかったことにやや安堵するところですが、この地震により太平洋全域で津波警報が発令、米津波警報システムはロシアとエクアドルの一部沿岸で3メートル超、日本やハワイ、チリ、ソロモン諸島では1〜3メートルの津波が発生する可能性があると警告。
 
日本では、気象庁が北海道から和歌山県にかけての太平洋沿岸に津波警報を発表しましたが、これまでに北海道から沖縄県にかけての広い範囲で津波が到達し、岩手県の久慈港では1メートル30センチを観測したほか、茨城県大洗港では今日になって午前2時27分に70センチ、高知県土佐清水市で午前4時7分に60センチの津波が到達したとあります。
 
その後高い津波が観測されるおそれがなくなったとして30日午後6時半に茨城県から和歌山県にかけての津波警報を津波注意報に切り替え、残る北海道と東北の太平洋側の津波警報も昨夜8時45分に津波注意報に切り替えました。
 

【津波注意報が継続している範囲(NHK WEBより引用)】
 
未だ太平洋側などでは津波注意報が継続しているのは、もちろん津波が時間差で押し寄せることに加え、地球の自転による影響も関係しているとのこと。
 
極東ロシアで発生した地震が広範囲に影響を及ぼしていることにあらためて、世界は海でつながっていて、この関係は切っても切れないことを思い知るところ(至極当たり前のことですが)。
 
「天災は忘れたことにやってくる」
 
この言葉はもはや、自分の住む地域、自分の住む国に限らず、地球規模で起こる災害に対しても「備えよ」。
 
そうした教訓に思えて仕方ありません。