泊発電所3号機が原子炉設置変更許可を受ける

ブログ 原子力

第218臨時国会が1日召集され、初当選した議員や、再選を果たした議員らが登院されました。
 
参議院本会議場で行われた開会式で天皇陛下が、「国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します」とおことばを述べられたとおり、議員各位におかれては全力で職責を全うしていただきたいと思います。
 
一方、昨日は、先の参院選(福井選挙区)を戦った山中俊祐さんと一緒に、ある労組さんの研修会でご挨拶の機会をいただきました。
 
「敗戦の責任はすべて自分にあり」と陳謝する山中さんに対し、組合員さんからは、「1票を投票する先が、自分たちの選挙区にできたことに感謝する」とのあたたかい言葉に続き、再選を期する声がありました。
 
「野党が調整して戦っていれば・・・」との意見もありますが、選挙は「消去法」で投票するのではなく、やはり「この候補、この政党!」と期待を込めて投票するのが本来の姿。
 
昨日いただいた組合員さんの声をありがたく受け止め、次の戦いに向けた調整、準備を進めてまいる所存です。
 
さて、こうして「やってきたことは必ずや次につながる」と力が湧いてくるところ、一昨日は同様に嬉しいニュースがありました。
 
それは原子力の関係で、2013年7月8日に原子炉設置変更許可申請書を原子力規制委員会へ提出して以降、新規制基準の適合性審査を続けてきた、北海道電力 泊発電所3号機(以下、泊3号)が7月30日、原子炉設置変更許可を受けたこと。
 
原子炉設置変更許可は、泊3号の安全対策に関する基本方針や基本設計が新規制基準に適合していると判断されたことを示すものであり、申請から12年以上にも及ぶ審査対応にご尽力された、すべての関係者の皆さまに心より敬意を表する次第です。
 
これを受け、7月31日に行われた会見で北海道電力社長は次のように述べており、私自身も早期の再稼働を大いに期待するところです。
 
◉当社は、引き続き、泊3号の2027年のできるだけ早期の再稼働を目指し、「設計及び工事計画の認可申請」「保安規定変更認可申請」に係る審査への対応や、新たな防潮堤などの安全対策工事に総力を挙げて取り組んでまいります。
◉再稼働に向けては、立地地域をはじめ道民の皆さまのご理解が大切であると考えております。現在、泊発電所の必要性や安全対策などに関して、後志管内20市町村および道内各地の当社支社所在地で説明会の実施に向けた準備を進めています。一人でも多くの皆さまからご理解いただけるよう、あらゆる機会を捉え、情報発信に努めてまいります
◉泊発電所の安全性向上の追求に終わりはありません。さらなる安全性向上に向けた取り組みや各種訓練の充実を図るなど、不断の努力を重ねることにより、世界最高水準の安全性を目指してまいります
 

【手前から泊発電所1・2・3号(北海道電力HP 泊発電所の概要より引用)】
 
なお、泊3号の審査過程において、焦点となってきたのは、1号機の原子炉建屋近くを走る「F―1」断層。
 
新規制基準では、約12万~13万年前以降に動いた可能性が否定できない断層を、「活断層」とみなしますが、原子力規制委員会は2019年2月、F-1断層を「活断層の可能性が否定できない」との判断を示したため審査は長期化。
 
北海道電力側は、断層が「12万~13万年前より古い」など、活断層ではないことを証明するため、上部地層の年代特定のためのデータ収集を行うなどした結果、F-1断層に関連する小断層が、断層を覆う地層に変位・変形を与えていないこと(つまりは、活動していないこと)を確認し、科学的データをもってそれを立証されました。
 
詳しくは、北海道電力HPに掲載の資料を、以下リンクよりご覧ください。
 
 →「泊発電所3号機 敷地の地質・地質構造について (発電所敷地内断層の活動性評価) 【解説版】 2022年2月 北海道電力株式会社」はこちら
 

【F-1断層が「活断層ではない」ことを示すデータ(前述の北海道電力HP掲載資料より引用)】
 
泊3号をはじめ、東通や志賀も同様、原子力規制委員会が過去に「活断層の可能性が否定できない」としたものが、結果「活断層ではない」と認められている。
 
これらプラントが、時間を要しつつも、結果「科学的に」証明したことは、日本原電 敦賀発電所2号機(以下、敦賀2号)にとって大いに励みになるもの。
 
近く再調査計画が示されるであろう敦賀2号にも、この日(設置変更許可を受ける)が来ることを信じてやまない気持ちと併せ、あらためまして、ひとつの大きな節目を迎えた泊3号が、一日も早い再稼働を果たすことを切に期待いたします。

8月1日は「水の日」

ブログ 敦賀の自然

猛暑日(35℃以上)が続く敦賀。
 
今朝はめずらしく曇り空、日中予想気温も33℃となっています。
 
こう書いていて思いましたが、慣れとは怖いもので、35℃を下回っていれば「今日は涼しい」と思う自分がいました。
 
私のほかにも、そう感じてらっしゃる方がいらっしゃるのではと思うところですが、月は変わり、今日から「夏本番」の8月。
 
一方、お便りを書く際の時候の挨拶は、梅雨明けから本格的な夏の暑さを迎える7月が「盛夏の候」や「猛暑の候」を用いるのに対し、立秋を境に秋へと移り変わる8月は、立秋前までは「晩夏の候」や「残暑の候」、立秋以降は「残暑」の季語を使い分けるとあります。
 
もはや、時候の挨拶も期(季)ズレを補正しないといけないのではと思うところですが、秋の音色が訪れるのを心待ちに、この夏を乗り切ってまいりましょう。
 
さて、今朝も散歩をしていると、田んぼの畦を流れる用水路の水量がかなり目減りしているのが気になるところ。
 
そう思えば、雨はいつから降っていないのか…。
※(後述)気象庁データを調べたところ、7月17日に5.0ミリ降ったのが最後でした。
 
この先の2週間天気予報を見ても、傘マークは皆無であり、田んぼへの影響や水不足が心配されるところです。
 
そうした中にあって、今日8月1日は「水の日」。
 
水の大切さや水資源開発の重要性に対する国民の関心を高め、理解を深めるため、昭和52年の閣議了解により政府が定めたもの。
 
年間を通じて水の使用量が多く、水についての関心が高まる時期である8月の初日(8月1日)を「水の日」とし、この日を初日とする一週間(8月1日~7日)を「水の週間」として、水に関する様々な啓発行事を毎年実施しています。
 
また、「水の日」は、平成26年に制定された水循環基本法において、国民の間に広く健全な水循環の重要性についての理解と関心を深める日として位置づけられており、「水の日」ならびに「水の週間」には、国・地方公共団体・事業者・民間の団体が連携して、例年、水の大切さに関する普及啓発活動を全国的に実施しています。
 
偉そうにこう書きながら、これまで私も認識不足だった訳ですが、国においては、国民に「水の日」を広く知っていただくため、令和3年7月には国土交通大臣が、ポケットモンスターの「シャワーズ」を「水の日」応援大使に任命するなど、より多くの人に「水の大切さ」や「健全な水循環」について考えていただけるよう工夫されています。
 

【今年度の啓発ポスター。シャワーズが前面に出ています(国土交通省HPより引用)】
 
また、「日本を青く染めて、『水の大切さ』を考えよう」をキャッチフレーズに、令和2年からは、地方公共団体・事業者・民間の団体等の協力を得ながら、全国各地の施設を、「水」を連想させるブルーにライトアップする取組も行われ、今年は全国192箇所、大阪・関西万博の大屋根リングでもブルーライトアップを実施するとのことです。
 
なお、先に「年間を通じて水の使用量が多く」と書きましたが、今年はそうも言っていられないところ。
 
「渇水」のワードが頭をよぎる8月となっておりますので、「水資源の大切さ」を思い、「節水」を励行すると同時に、連綿と地域の「水を守る」あるいは「守ってこられた」方々に感謝する。
 
私自身は、そうした「水の日」にしたいと思います。

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