第2次岸田内閣が発足

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天気の巡りは一変し、昨日は澄み渡る秋晴れの一日となりました。
 
そんな日の朝は、衆議院選挙や天候不順もあって暫し感覚が空いてしまったものの、辻立ちから活動を開始。
 
青空もさることながら、朝日に照らされ輝く敦賀湾を横目に、気持ちも清々しく活動することができました。
 
こうして毎週、一緒に立っていただける原電労組役員の皆さんに感謝するとともに、通勤の車内から手を振り返していただける方、微笑みを返していただける方など、アイコンタクトで気持ちが通じていることは大変ありがたく、活動の大きな励みとなっています。
 
辻立ちの言葉から、本来の目的は「顔を売る」ことかもしれませんが、こうして挨拶をすることは、コミュニケーションツールのひとつなのだと考えるところであり、そうした思いのもと、今後もコツコツと回を重ねていきたいと思います。
 

【辻立ちの場所から望む敦賀湾。気持ちも澄み渡る景色です。】
 
さて、昨日の話題といえばやはり、第2次岸田内閣発足。
 
衆院選を受けて特別国会が召集され、岸田文雄首相が第101代首相に指名された後、宮中での親任式などを経て、第2次岸田内閣が発足しました。
 
自民党総裁であるが故、これは当然のことではありますが、その岸田首相は、スピード感をもって政策を実行する意欲を示しており、2つの選挙の公約に沿って、新しい資本主義実現会議、全世代型社会保障構築会議、デジタル田園都市国家構想実現会議などを設けたうえで、19日には経済対策をまとめ、令和3年度補正予算案編成を急ぐとしています。
 
一方、閣僚に目を移すと、第2次内閣発足で新任されたのは林芳正外務大臣1人で、これも甘利明議員の選挙結果を踏まえた党幹事長辞任により、外相の茂木氏が起用されたことによる玉突き人事であることを考えると、第1次をスライドした形となっています。
 
林氏は、知米派で知られている一方、親中派が集う超党派の日中友好議員連盟会長を務めてきた経過があり、この外務大臣起用が意図するところというのは何となく察しがつく訳ですが、安易に中国に擦り寄ることだけはやめていただきたいと考えるところ。
 
ご承知置きのように、中国は執拗な領海侵入により尖閣諸島の実効支配化を狙っていることが明白であることやウイグル自治区などでの深刻な人権弾圧を繰り返しており、日本政府の毅然とした態度なくば、我が国固有の領土を奪われる危機、国際社会から「中国寄り」と見られれば、それは結果して国益を失することにしかならないと考える次第です。
 
こうしたリスクを踏まえた外交を統括するのは、もちろん林大臣の一存ではなく、長い外相経験を有する岸田首相の指揮下にある訳ですが、対中に関しては外交努力のみならず、岸防衛相とも連携した防衛力や海上保安能力の強化、そして何より日米同盟を基軸とする中で、早期訪米を実現し、バイデン大統領との会談により、明確な対中戦略をすり合わせるべきとも考えるところです。
 
こうした中、新聞紙面では、子を持つ家庭への現金給付の話しばかりが大きく目につきますが、迫り来る危機は「中国の覇権主義」であり、これを抑止しなければ「平和」を保てない時代となっていることを思えば、「国民受けの良い」目先の政策のみならず、国の根幹に関わる外交防衛政策についても、国民に向けて明確な姿勢を発信していただきたいと切に願うところであります。
 
「人の意見を聞くこと」を特技とする岸田首相ですが、案件によっては「聞き分けの悪い」首相であってもらわねば困ります。
 
日本のトップリーダーたる故、「頑として譲らない」、そんな首相、第2次岸田政権の姿勢もあって然りであり、そうした姿に期待をするとともに今後も注視していかねばと思って止みません。