大輪咲かせることに変わりなき「北陸新幹線敦賀開業」

ブログ まちづくり

日本の選挙制度と異なり、中々すっきりしない米大統領選。
 
バイデン氏が勝利宣言をした後も、選挙結果に不満を持つトランプ支持派が暴動を起こすなど、融和には程遠い状況の中、15日にはトランプ大統領が「彼が勝利したのは、選挙が不正だったからだ」とツイートしたとのこと。
 
「不正選挙」という留保をつけたものの、バイデン次期大統領の勝利に初めて言及した形となり、大型訴訟もちらつかせながら、まだ諦めていない状況を冷静な米国民層はどう見ているのか。
 
「鋼鉄の独裁者」と呼ばれたソ連の指導者スターリンは、「投票するものは何も決定出来ない。投票を集計するものが全てを決定する」との言葉を残していますが、これは自由の国アメリカとは真反対であった国のこと。
 
スターリンの恐ろしい言葉こそ信じられない世界でありますが、民主主義国家の雄であるアメリカの覇権を巡る動向にはもう暫し注視が必要なようです。
 
さて、国内に目を向けると、昨日発表された今年7〜9月の国内総生産(GDP:季節調整値)速報値は、物価上昇を除く実質で前期比5.0%増、このペースが続くとした年換算で21.0%増となるものの、戦後最大と言われた4〜6月の落ち込みの影響は大きく、経済規模では前年のまだ半分程度にまでしか回復しておらず「遅い回復」と表現されています。
 
加えて、想定されていたこととは言え、コロナ感染「第3波」で先細りが懸念されるなど、「遠い回復」などとも報じられているところてあり、まだまだ予断を許さない認識を持つ必要があることは言うまでもありません。
 
そうした中、昨日午後は、連合福井推薦議員らで構成するF-TOP21議員懇談会が開催され、各市町議会のトピックスなど意見交換を行いましたが、話題は何といっても「北陸新幹線敦賀開業の延期」問題。
 
先般、県議会で説明のあった国交省と鉄道・運輸機構の資料をもとに状況の共有を行いましたが、県議会説明の場を県会自民党が途中退席したことにより、協議会自体も定数不足で散会になったとのこと。
 
連合系会派の民主みらいとしては、12月定例会の場で検証と今後の対応を確認していくとありましたが、県会自民党退席のシーンをニュースで見た複数の方が私に仰るのは「そこで質疑するのが議員の役割やろ」、「パフォーマンスとしか思えんあの行動は理解出来ん」といった厳しい批判の声ばかり。
 
当の私も同じ気持ちになったことも踏まえ、懇談会の場では、県議会での確認と有権者への的確な発信をお願いするとともに、連携を図りながら市議会の場でも役割を果たしていきたいと発言させていただきました。
 

【以前に敦賀駅構内から撮影した新幹線敦賀駅前工事の様子】
 
開業延期が現実となったいま、原因や責任を問うことは勿論必要なことですが、大事なのはこれからのこと。
 
先ほどの経済ではありませんが、先細り感が生まれるようではいけません。
 
延期の影響を最小限にしたうえで、工期の延期、これを準備期間が長くなったと置き換えれば、花で言えば肥しや水をあげる期間が長くなったということであり、根を張り幹を太く、そしてその分、大きな花が咲くようにするのがこれからすべきこととポジティブに考え、私自身そうしたスタンスのもと引き続き対応していきたいと考えます。
 
皆さまにおかれましては、大輪咲かせるために必要な育て方(施策)があれば是非ヒントを頂戴出来ますよう宜しくお願いいたします。
 

【希望の未来に向けたコンコースは既につながっている!】