国土交通省へ「国道8号バイパスの建設促進」を要望

ブログ 敦賀市議会

雲ひとつない秋晴れの中、昨日は久々の東京出張。
 
JR敦賀駅の特急ホームで電車を待つと、背後には外壁工事中の新幹線駅があり、まさに敦賀の海と空を連想させる青と白のコントラストが浮かび上がってきていました。
 
12両編成、312mの車両が停車する新幹線駅は巨大な要塞のようでありますが、完成すれば全国の整備新幹線駅の中で最も高く、大きな駅となることは、古より「交通の要衝」として栄えてきた敦賀にとって誇りに思える訳であり、引き続き、何より安全第一での工事完遂をお願いする次第であります。
 
さて、話しを戻しまして、上京の目的は、先の9月定例会で採択した「国道8号敦賀市田結-南越前町大谷間バイパスの建設促進を求める意見書」の中央要望。
 
手前味噌ながら、私が提案者となり、所管する産経建設常任委員会、さらには本会議でも全会一致で採択されたこの意見書ですが、その後、直接国に要望すべく、地元の高木毅代議士(自民党国対委員長)事務所を通じ、所管する国土交通省と調整いただき実現したもの。
 
この場をお借りし、高木事務所並びに議会事務局の皆様に感謝申し上げます。
 
また、中央要望は、福谷正人議長に同行させていただきましたが、こちらも私が意見書の提案者であり、所管する産経建設常任委員会の委員長ということでご配慮いただき、こうした貴重な機会を頂戴しました。
 
とりわけ東浦地区にお住まいの方々の声を元に提案した意見書であり、こうして直接声を届けられたこと、また自身初の経験をさせていただいたことについても、併せて感謝いたします。
 
要望では、西田昭二国土交通大臣政務官(石川3区)、丹波克彦国土交通省道路局長に対し、急峻な地形、急カーブが続く敦賀市田結から南越前町までの区間はこれまでも交通事故、降雪時や凍結時には交通渋滞が多発、さらには本年8月の豪雨で発生した土砂流入で県内南北(嶺北地方と嶺南地方)の交通が寸断された状況を説明のうえ、早期の同区間バイパス事業化を求めてまいりました。
 

【西田昭二国土交通大臣政務官へ】

【丹波克彦国土交通省道路局長へ】
 
国道8号線は地域住民の生活道路であり、北陸と京阪神・中京地区を結ぶ物流機能、国土軸を有する大動脈であることや8月の豪雨被害に関しては、もちろんお二方とも強く理解されており、西田大臣政務官からは「しっかり対応していく」、丹波克彦道路局長からは「まずは同区間の点検・調査を実施していく」と前向きなお答えをいただきました。
 
来月には、同じくバイパス化を求める期成同盟会も要望に行かれるようでありますが、5月に着工した田結ー挙野間(約3.8km)を結ぶ「敦賀防災」事業区間を合わせると15.5kmに及ぶ大規模事業を動かすには、こうして機を捉え、地元があらゆる方面から声を挙げること、さらには各級議会、議員が真剣になって行動することが重要と考えるところであり、今回の要望もその一助になれば本望といったところ。
 
特に生活道路としても利用する東浦地区の皆さんにとっては悲願の道路建設。
 
今日以降も、ミクロ、マクロの視点、どちらを捉えても必要不可欠と考える「国道8号バイパス」の事業化に向け、引き続き地元議会の一員として粘り強く声を挙げてまいります。
 

【着工した「敦賀防災」(3.8km)以北、残り10.5kmのバイパス化は地元の悲願】