予算決算常任委員会(全体会)を開催。残すは最終本会議のみ。

ブログ 敦賀市議会

「JPCZ」
 
あまり聞いたことのない言葉ですが、気象用語で「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」のことだそうで、朝鮮半島の北部に位置する長白山脈によって二分された冷たい風が合流して形成された雲の発達しやすいラインを意味するのだそう。
 
言わば「線状降水帯」の雪版のようなものかと理解するところですが、このJPCZは、周辺に比べて積乱雲が高い所まで発達し、今晩から明日に掛けてはそれが北陸や東北南部に次々と流れ込んで強い雪を降らせるとあり、短時間で急激に積雪が増加するため特に警戒が必要としています。
 
ここ敦賀も今晩からは雪マークとなっておりますので、「今年初」ということもあり、車の運転や歩行等には十分注意していきましょう。
 
なお、敦賀市ホームページでは「雪に関する情報」として、天気や交通情報、市からの情報(屋根雪下ろしの一部費用補助など)をまとめたリンクサイトを掲示していますので、以下ご活用くださいませ。
 
 →→→雪に関する情報(天気、道路、鉄道、市からの情報へのリンク集)はこちら
 
さて、話しを昨日に戻しまして、敦賀市議会は予算決算常任委員会(全体会)を開催。
 
今定例会に提出された補正予算案8件について、各分科会長報告から討論、採決までを行い、結果全件について「原案の通り認めるべきもの」と決しました。
 

【昨日の審査日程】
 
私のほうは産経建設分科会長として、所管した4議案についての報告を行いましたが、分科会審査で行われた活発な質疑のうち、主要部分を抜き出した報告文は8ページに及んだため、読み間違えなどなきよう(何箇所か言い直しましたが)、緊張感を維持しながらの報告となりました。
 
討論では、第78号議案「令和3年度敦賀市一般会計補正予算(第10号)」について、1名が反対の立場、1名が賛成の立場で討論されました。
 
このうち賛成の立場で討論された先輩議員からは、総論として適正な事業であるとしつつ、分科会の前に行われた全体会での基本質疑の場において、ご自身が疑念を持たれた部分について、その後の確認において法適用や市の対応といった部分でご理解された旨を発言され、ある種、皆の判断材料を提供するものであったことから、こういう討論のやり方もあるのかと大変勉強になりました。
 
なお、後で考えると、この疑念を持たれた事業は産経建設分科会が所管したもので、分科会審査の中では議員が指摘した部分に関しての質疑がなかった(即ち私の報告にもない)ことから、その時点で機転を効かせて討論の判断をされたのかとも思った次第。
 
いずれにしても、討論は「委員各位のご賛同をお願いします」との言葉で結ぶことにあるよう、自身の考えを全議員に示すことにより、自身の考える方向に採決を誘導するもの。
 
この日は、最終日21日に行われる本会議での採決に向けた「討論」および「分離採決の申出」の通告締切日でもあり、私は同じく第78号議案に対し、「委員長報告に賛成」の立場から討論することで通告書を提出させていただきました。
 
先にありました先輩議員の発言も念頭に置きつつ、議会は「言論の府」であることを強く認識し討論にあたりたいと思います。
 
「現庁舎最後の定例会」も残すところ、最終日の本会議のみとなりました。
 
最終日には追加提案される議案もあるように伺っておりますが、それらを含め、現庁舎でのフィナーレを飾るに相応しい定例会となるよう、最後まで慎重審査・審議に努めていく所存です。