火災に交通事故、そして雪。今一度気を引き締めて過ごしましょう。

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全国ニュースで大きく取り上げられている大阪市北新地のビル火災。
 
午前10時20分頃に119番通報があり、同45分頃にはほぼ消し止められたとのことですが、8階建てビルの4階フロア約20平方メートルが燃え28人が負傷、このうち27人が心肺停止という大惨事となりました。
 
大阪府警は放火の疑いがあるとみて捜査しているとのことですが、どんな事情があったにせよ、罪のない人の命まで奪う行為は断じて許されるものでなく、またお亡くなりになられた方々に対しては只々ご冥福をお祈りするばかりです。
 
一方、この火災発生とほぼ同時刻、福井県内では北陸自動車道上り線の敦賀トンネル内で50台以上が絡む多重事故が発生。
 
福井県警や消防によると、6人が病院に運ばれ、1人は足の骨を折る重傷、他の5人は首や頭に軽いけがをしたものの命に別条はないとのこと。
 
トンネル内の少なくとも24ヶ所で追突事故が発生したとあり、警察やネクスコ中日本によると車両からのオイル漏れが確認されていて、路面が滑りやすくなっていたということで、事故との因果関係が極めて高いと推察されるところです。
 

【敦賀トンネル内での事故の様子(FBCインターネットニュースより引用)】
 
ニュースでは、事故に巻き込まれた男性が当時の状況を「福井北インターから路面が油だらけだった。武生ぐらいからオイルの量が増えて、トンネル内に入ったら滑ってブレーキが全く効かなかった」と説明。
 
また同じく女性ドライバーは「トンネルに入る前からオイルの臭いがずっとしていた。全くブレーキが効かなくてサイドブレーキで止まった」と話しており、異変に気付きながらの事故発生を防ぎようがなかったのか、自分ならどう行動したかと考えた次第。
 
この事故により、19時前に全線解除となったものの、上り線の武生インターチェンジ(IC)―敦賀IC間、下り線の敦賀IC―今庄IC間が一時通行止めとなり、交通網にも大きな影響が出た1日となりました。
 
また、火災に話しを戻すと、ここ敦賀でも12時00分頃に同市岡山町2丁目付近において建物火災が発生。
 
消防車が出動し、約10分後には終息したとの情報が入り安堵したものの、こちらも他人事と思わず警戒せねばと認識した次第です。
 
そして夜半からは今年最強の寒波による雪予報。
 
夜間もアラレが窓を叩く音が聞こえていましたが、今朝起きるとうっすらと積もる程度。
 
今のところ事故情報はありませんが、路面凍結に加え、今後も雪マークとなっているため、まずは不要不急の外出を控え過ごすことが肝要と思う次第です。
 
つらつらと物騒なことばかり申し上げましたが、こうした事案発生の都度、いかなる状況にあろうと迅速に対応されている警察や消防の皆さんに最大限の敬意と感謝を表しつつ、私たちがすべきことは、「自分の身は自分で守る」との意識のもと、少しでも火災や事故の発生リスクを低減するため行動すること。
 
年末の交通安全県民運動における注意事項、さらには年末警戒の意識を高め、この後に控える年末年始を穏やかに過ごせるよう、ともに気をつけて過ごしていきましょう。