「都市計画マスタープラン(案)」に関する議員説明会開催

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敦賀気比高校惜敗。
 
昨日のセンバツ高校野球の第3試合は、ともにセンバツ優勝の経験がある高校同士の対決となり、5-5のまま延長戦に突入、初のタイブレークの末、延長13回に常総学院が一挙4点を奪いそのまま逃げ切りました。
 
敦賀気比高校は、序盤にミスに絡めて得点されたことが悔やまれるものの、終盤7回からの反撃で追い付き、その後は互いに譲らぬ一進一退の攻防を繰り広げたところはさすが北信越王者、優勝経験校としての意地。
 
一回戦で敗れたことは残念ではありますが、最後まで諦めない姿勢が地元の皆さんにも十分伝わったものと受け止めるところであり、また夏に向けてますますの奮闘を期待したいと思います。
 
さて、そんな昨日は、午前中に議員説明会、夕刻は母体の日本原子力発電労働組合(以下、原電労組)敦賀分会の役員研修と続きました。
 
議員説明会の案件は、都市整備部からの「敦賀市都市計画マスタープラン(案)」について。
 
「都市計画マスタープラン」とは、都市計画法第4条(都市計画の定義)では、「都市の健全な発展と秩序ある整備を図るため、都市計画区域において土地利用、都市整備及び市街地開発事業に関する計画である」と定義づけられており、いわば「良好なまちづくりのルール」であるとのこと。
 
計画は、「市民と行政がともに敦賀市の将来像を共有し、都市及び地域づくりを実践するための指針となるもの」とし、概ね20年に一度改定されるものであり、敦賀市においては、来年度初めの策定に向けて議論が進められているものであります。
 
説明会ではまず、こうした位置付けから始まり、現況と課題、将来像と基本方針案(全体構想)都市整備の方針に関する基本的な考え方、地域別構想の方針(市内10地域ごと)、各種審議会の設置状況や市民アンケート結果、策定スケジュールといった項目について、順次説明がありました。
 
本題とはズレますが、会場である全員協議会室に着座し、まず感じたのが理事者側の座席配置。
 
通常、議員説明会は、担当部長さんが対面する席の真ん中に座り、両サイドを課長さんクラス、後列に担当というのが慣例でありますが、この日は左端に部長、同列に続いて課長クラス、そして担当までが並ぶというフォーメーション。
 
また、フォーメーションの意図は説明時にも表れ、概要全般の説明は担当、補足を課長、さらにポイントでは部長が答弁、補足説明を加えるといった流れで進みました。
 
実は、都市整備部さんは常任委員会や特別委員会でも担当さんクラスが答弁に起用され、若手の皆さんも意気に感じてか、勢い良く発言する姿を見る機会が多く、私はこうしたシーンを見るに、単に部下の経験や成長のためではなく、部長が部下を信用して起用しているものと常々感じていたところ。
 
議員の皆さんの中には、役職者が説明すべきとのお考えもあろうかと思いますが、私は、最も肌感覚で現場を知る担当クラスが発する言葉も大事に汲み取っていくべきかと思うところであり、都市整備部のこうしたスタイルというのは「組織論」や「人材育成」の観点からも大いに評価するものです(もちろん上司の責任のもとであることが前提ですが)。
 
話しが脱線しましたが、元に戻しますと、この20年に一度の改定を迎える「都市計画マスタープラン」は、令和元年7月の公募委員募集に始まり、策定委員会や審議会、さらには市内10地区を対象とした地域別説明会を2度に亘り開催するなど、ここまで丁寧な議論が進められてきているところ。
 
私も含め、議員からは、土地利用に関する条例やルールについてや計画の目的にもある「コンパクトシティ・アンド・ネットワーク」の考え方、嶺南Eコースト計画と連動して目指すITを活用したスマートタウンとの連携、公共交通機関の利便性向上などの点に関し質問・意見が挙げられました。
 
今後は、昨日の意見も踏まえた案をパブリックコメントに掛けたうえで来年度第一四半期中の答申を目指すとのことですので、市民の皆さんにおかれましては是非一度ご覧いただき、敦賀の将来像、進めようとするまちづくりの方向についてご意見賜れればと存じます。
 
夕方からは、原電労組敦賀分会の役員の皆さんを対象とした研修会に講師としてご指名いただき、「労働組合と政治活動」をテーマに約45分お話しさせていただきました。
 


【「やまたけパワポ」をもとに思いを述べさせていただきました】
 
最も伝わるのはリアルに身を持って経験したことということで、国政の場におけるエネルギー政策を巡る対応に加え、私が市議会議員になってからの活動や組織内議員が存在することの意義、さらには敦賀市政の状況や県や市と原子力発電との関係性など、熱が入り、役員の皆さんにとっては若干暑苦しい場になったかもしれませんが、少しでも思いを共感いただいたのであれば幸いに思います。
 
先ほどの都市整備部さんではありませんが、思いと熱量を持った若手をしっかりと育て、次代につないでいくことは私たち世代の役割・責任であり、市政や社会インフラの持続的発展に向けても必要不可欠なこと。
 
私も現在49歳。
 
年齢的にも役割的にも、そんな立場になったことをしかと認識し、自分の成長のみならず、「人材育成と継承性」という観点をもって今後も精進していきたいと考えます。