「売れない実力派地下アイドル」から「売れる実力派アイドル」へ

ブログ 政治

決して自虐的に申し上げる訳ではありませんが、ある方から「国民民主党の支持率がなんで伸びないかの本質をついた動画があるから見てみて」と言われ、早速昨日拝見しました。
 
その動画とは、※本格的な経済を、楽しく学ぶ!ビジネスのスキルを、しれっと学ぶ!社会や人生を、もう一度違う角度から見つめ直してみる!ビジネス動画メディア「ReHacQ」のYouTube。
 
※ReHacQのYouTube公式の説明文より引用
 
この動画では、玉木雄一郎代表が“ひろゆき”さんらとざっくばらんに話す様子が収録されていましたが、終盤には、参加していた慶應大学の学生さんに「国民民主党は売れない実力派地下アイドル」と評され、また“ひろゆき”さんからは「実力を磨く方向で頑張ってるけど戦う場所はそこじゃないぞって話」とダメ出しをされるシーンがありました。
 
パフォーマンスはせず、実直で政策本位の政党であるが故、なかなか知名度が上がらないという、まさに本質的な指摘に、玉木代表はぐうの根も出ない様子でしたが、怒ることもなく、指摘を受け入れる姿勢がこれまた国民民主党らしいなと感じた次第です。
 
私も指摘のあった部分を受け入れつつ、とはいえ基礎とすべきはパフォーマンスでなく、日常の地道な活動と思い、今後も同党所属議員の一人として取り組んでいきます。
 
なお、「ReHacQ」のYouTube動画を以下にリンクしますので是非ご覧ください(玉木代表の人柄も良く分かると思います)。
 
 →【ひろゆきvs国民民主党】衝撃的!日本倍増計画とは?(ReHacQs YouTube動画より)

 
さて、話しは変わり、年初に「異次元の少子化対策」を行うと明言した岸田首相。
 
その後、2024年度から3年間で集中的に取り組む「こども・子育て支援加速化プラン」で、約3兆円の追加予算を見込む方針が検討されているところ。
 
具体的案のひとつとしては、児童手当の拡充として、3歳から小学生の第3子以降については、現在の月1万5000円から3万円に手当を倍増させ、新たに高校生に月1万円を支給する方向で検討中としています。
 
一方、少子化対策に充てる財源に関しては、16~18歳の子どもがいる世帯の税負担を軽減する扶養控除について、縮小を含めた見直しを検討する方針を固めたとあり、「増税はせず」とも「減税をやめる」のでは、経済的支援どころか、中間所得層以上では実質的な負担増になることが想定されることに加え、社会保険料の増額も視野に入れており、巷では「異次元の負担増案」に落胆の声が挙がっているところです。
 
こうした政府の動きに対し、予算の組み換えで、子ども関連予算を10年で倍増させた兵庫県明石市の泉房穂前市長は、ご自身のTwitterでこう書き込んでいます。
 
「何度も何度も繰り返し言わせていただくが、『少子化対策の財源』を『国民の負担増』で賄うのは間違いだし、その必要もない。『諸外国並みの予算配分』にシフトすればいいだけのことで、本当は簡単にできることだ。諸外国で実現できて、日本だけ実現できない理由はない。」
 
また、子育てに関する「所得制限撤廃法案」を国会に提出し、「異次元の少子化対策」を2年以上も前から主張している国民民主党の伊藤たかえ参議院議員は同じくTwitterで、
 
「16歳未満に対する年少扶養控除を復活の上、児童手当を拡充します。
これが時代の要請です。
政府は、16〜18歳の扶養控除を無くし、給料天引きの社会保険料負担を上げる提言を『こども未来戦略会議』にさせ→骨太の方針に書き込み→事実化法制化していく。
明確に間違ってる。」
 
と述べています。
 
さらに、同党の前参議院議員・矢田わか子氏は、
 
「現行制度では、16~18歳の子どもを扶養する場合、所得額から、1人38万円が控除されているが、それが縮小される可能性があるのだ。
フランスのN分N乗、ハンガリーの子ども4人出産で所得税ゼロのように、扶養家族が増えれば税が免除の仕組みが必要。
にも関わらず、16-18歳の子どもまで廃止?真逆の政策だ。」
 
まさに「対決より解決」の姿勢で、具体論をもって政府の考えに異論を唱えています。
 
この財源論に関して国民民主党は、以前より「こども国債」の発効を提案しているほか、先に述べた「所得制限撤廃法案」など、子育て世代の経済的負担を「徹底的に軽減する」ことを政策に掲げており、政府におかれては是非ともこうした提案を取り入れていただきたい。
 
そのように考える次第です。
 
「売れない実力派地下アイドル」と評された国民民主党ですが、プロモーションさえしっかりしていれば、「売れる実力派アイドル」(地下である必要はない)になれるとも。
 
目標がしっかりしていて(ぶれない理念)、練習も一生懸命(真面目でまっすぐ)、歌もダンスも上手く(しっかりした政策)、ファンを大切にする(真に国民に寄り添う)国民民主党を是非とも応援いただければ幸いに存じます。
 
※最後、手前味噌な文章となりました点はご容赦いただければと