コロナ渦で議会の本質まで見失うべからず

ブログ 敦賀市議会

地元、福井新聞の紙面には、連日のように県内各市町の新型コロナ支援の紹介がされています。
 
それぞれの市町で特徴もある訳ですが、昨日は、小浜市が県内最速で国からの特別定額給付金(ひとり10万円)の初回振込みを8日に行なったとの記事。
 
決して競うという意味ではありませんが、我が敦賀市は本日11日を初回振込みとし、以降順次、給付の手続きがされることになります。
 
各戸への給付手続き案内については、14日までに郵送を全て完了させるということですので、今暫しお待ちいただければと存じます。
 
いずれにせよ、手元資金に困っている方に対しては、一日も早い給付が必要な訳であり、国会での法案可決から約2週間での市の迅速な対応に敬意を表するところであります。
 
さて、紙面やSNSでは、各議会の対応も取り上げられたりもしています。
 
福井県内においては、オンライン(ZOOM)を活用した会派代表者会議の開催や次なる定例会の一般質問を代表質問式にするなどなど。。。
 
その中で、岐阜県のとある市に於いては、議長名で「不要不急の一般質問は止めよ」との通知文が各議員宛に発出されたとのことで、地元紙にも取り上げられたとのこと。
 
そもそも、議会の一般質問で取り上げる内容に、これまでも「不要不急」なものがあると言ってるようにも聞こえますし、認識合わせのレベルであれば、通知文まで発出しなくても良かったのではと、他市のことではありますが、一議会人として些か疑問が湧いた次第。
 
かく言う敦賀市議会では、以前に開催された議会運営委員会の場に於いて、「市内で感染者が出ていない今の状況であれば、3密対策を施したうえで通常の一般質問形式とする」ことを確認しています。
 
実は、私、その委員会の場において「時間短縮の観点から、質問者を絞り、代表質問式にしては」と意見したタチでありますが、「市内で感染者がいない」という前提条件を踏まえれば、過剰に反応し、「議員の権利・責務であり、有権者の声を代弁する最も重要な機会を自ら縮めてしまうことはする必要なし」とする先輩議員の意見を聞き、自らの発言を恥じたところ。
 
有権者の声もさることながら、コロナ支援に関しては、多額の税金を緊急出動する場面もある訳ですので、その点の行政に対するチェック機能をしっかりと働かせるという意味においても、感染状況を見定めたうえで、冷静に判断に対応していかなければと思い直した次第であります。
 
次なる6月定例会の開会は、6月8日。
このまま感染者ゼロで進み、通常通りの質問形式となることを信じつつ、自身の質問が「必要火急」の質問となるよう準備していきます。
 
毎日、おまけでお伝えしているFacebookでのブックカバーチャレンジも6日目となりました。
 
昨日、紹介したのは「吉田松陰一日一言」です。
これまでと同様、以下にリンクしますので、興味のある方は是非ご覧くださいませ。
ではでは。
→→→→ブックカバーチャレンジはコチラから
 

斬新な発想!大阪の「見える化」効果に注目!

ブログ 政治

福井県は、これで11日連続の新規感染者ゼロ。
 
入院患者数は21名、感染病床使用率は8.54%まで低下してきました。
 
感染病床使用率に関しては、感染病床が最新で246床まで増加(杉本知事のTwetterより)しており、分母が増えているからとの見方もある訳ですが、それはそれでプラスの改善ということであり、軽症病患者病床の確保に対し、各市町と連携のうえ主体的には県が相当な尽力をされたものと受け止めます。
 
敦賀市においては、順次、国の特別定額給付金(国民ひとり10万円)の申請案内が郵送されてきており、今日も複数の方から「申請書届いたよ〜」との嬉しい声を頂戴した次第です。
 
これも庁内横断的に実施本部を立ち上げのもと、とりわけ市の職員の皆さんには、ゴールデンウィーク、休日を返上し発送対応にあたっていただいたことに他ならない訳であり、1日も早く市民の皆さんに給付するとの思いのもと対応されている全ての関係者の皆さんに感謝申し上げたいと思います。
 
週明けの11日からは、市の屋外公共施設を利用再開するなど、徐々に自粛解除が進む訳でありますが、敦賀の取り組みや市民の皆さんの行動が感染拡大防止のお手本になるよう、自身の行動も含め対応にあたる所存であります。
 
さて、タイトルにある「見える化」ですが、一体何のことととお考えでしょうか?
 
今日の意味するところは、大阪府の新型コロナ感染拡大防止に向けた取り組みのひとつである、大阪のシンボルをライトアップすることにより、府の出口戦略数値基準に対する危険度を示すというもの。
 


 
写真は、大阪万博公園の「太陽の塔」。
これ以外に、大阪のシンボルである通天閣もライトアップすることとしています。
 
道路の信号機同様、危険度を示す色は、安全が「緑」、注意が「黄」、危険が「赤」であります。
 
聞けばなるほどと、私の頭には全く無かった発想につき、一本取られたような感覚にもなりましたが、大阪のシンボルがお知らせしてくれるというインパクトの強い「信号」につき、府民の皆さんへのメッセージの意味も含め、視覚的効果があるものと考えるところです。
 
赤に照らされた「太陽の塔」は、岡本太郎さんに「しっかりやれ!」と叱られている気にもなりますし(そう感じるのは私だけでしょうか…)、「太陽の塔」も「通天閣」も「緑に染めよう!」と府民の共通目標になれば、その効果はバツグンではないかと考える次第です。
 
特にコロナウイルスは目に見えないものだけに、感染が抑えられているのか否かをライトアップにより視覚的に「見える化」することで、大阪府の感染状況が今後どういう推移を示すのか、福井県のデータとも併せ注視していきたいと思います。
 
進化しながら人の体に宿るウイルスに対し、人も知恵とアイデアで進化です。
 
(追伸)
Facebookの7日間ブックカバーチャレンジは5日目。
昨日紹介したのは、城山三郎著「落日燃ゆ」です。
興味のある方は、以下のリンクよりご覧いただければ幸いです。
→→→→→ブックカバーチャレンジはコチラから
 

コロナで疲弊した世界で笑うのは誰か

ブログ 政治

昨日は衝撃的なニュース。
 
新型コロナ感染者が世界最多の130万人に迫る米国において、労働省が発表した4月の失業率が、戦後最悪の14.7%。
景気動向を敏感に反応する非農業部門の失業者数は前月から2,050万人も減少したとのこと。
 
2008年の「リーマンショック」後の最悪の失業率でも10.0%であったことを考えると、新型コロナが及ぼす雇用環境、経済全体への影響の大きさは計り知れないことを痛感します。
 
一方、日本の雇用はといえば、以前にブログにも記載しましたが、総務省統計局の労働力調査によれば、4月28日発表の3月分集計では、完全失業率2.5%(前月比+0.1%)、失業者数は176万人(前月比+2万人)となっていて2か月連続の増加で推移しています。
 
今後の国内の雇用環境の変化には十分留意するところですが、仮に日本が先に新型コロナの収束に近づいたとしても、世界経済の4分の1を占めると言われる米国の景気悪化の影響は、日本はもとより世界各国に及ぶ懸念が強いとされており、ウイルス感染と同様に予断を許さない状況と認識するところであります。
 
そうした米国を尻目に見てか、中国においてはマスクを始めとする医療外交を展開するほか、自国はウイルスを克服したとばかりに、11日からは上海ディズニーランドを約4カ月ぶりのに全面再開(ディズニーは米国の象徴とすれば、当て付けにも思えます…)、米に先駆け宇宙計画の幕開けだと言わんばかりに独自の宇宙ステーション建設に向けた動きを加速させ、5日には同国最大級のロケット打ち上げに成功するなどの行為は、私には米への挑発と自国が米に代わる世界の覇権者だとのメッセージのように思えてなりません。
 
既にヒートアップしてきている米中関係ではありますが、日本ももちろん他人事ではありません。
 
あまり大きく報道されていませんが、尖閣諸島周辺の接続水域では8日も中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認。
うち1隻は機関砲のようなものを搭載しており、領海に近づかないよう巡視船が警告したとのことでありますが、この日に限ることなく尖閣周辺で中国当局の船が確認されたのは、これで25日連続になるとのこと。
 
このことは何を示すのかは言うまでもありませんが、先の敗戦間際に起きた北方領土の歴史に振り返れば、新型コロナ感染で疲弊している今は、見る人から見れば実効支配の大きなチャンスな訳であり、この動きを強く警戒しておかねばならないと考えるところであります。
 
連日お知らせしている、Facebookでの7日間ブックカバーチャレンジで昨日紹介した本は、サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突と21世紀の日本」。
 
奇しくも、今の米中関係や中国の動きと重ね合わせると、この本で継承されていることは現実になりかねないと危惧するところであり、今一度日本の立ち位置と果たすべき役割を自身の考えとして整理しておくことにしたいと思います。
 
※ブックカバーチャレンジをご覧いただける方は、以下よりアクセスください。
 →→→→→ Facebookページへのリンクはコチラから
 

「個別最適」の考えは捨て、「全体最適」を考えた発信を

ブログ

青空澄み渡る晴天の昨日は、まさに「五月晴れ」。
 
本来、桜の時期に行われる入学式。
咲いている花はツツジとなり、ほぼ1ヶ月遅れとはなりましたが、敦賀市においては県立高校2校の入学式が行われました(小中学校は4月に実施済み)。
 
コロナ感染対策で親御さんが式に参加することは出来なかった訳でありますが、知人のSNS投稿を見ると、校門の前や自宅の玄関前でにこやかに写真に写るお子さんの姿が多数。
ようやく節目を迎えられた姿に、我が子でなくとも本当に良かったなぁとホッとした次第です。
 
昨日も述べたように、1日も早く通常の生活に戻すということは、この子たちの夢や目標にチャレンジする機会をひとつでも多く創出し、「悔いなき青春」を過ごすことにつながるとの思いに共感していただき、自制ある行動をお願いするばかりです。
 
話しはまた新型コロナとなりますが、福井県では新規感染者ゼロがこれで9日連続、感染病床使用率も約16.7%まで低下、改善傾向が続いています。
 
そのような中、東京に単身赴任していた時にお世話になった飲食店のオーナーの方から、「5月末まで営業自粛(休業)します」との連絡がありました。
もちろん、私が敦賀に居るのを知っていての連絡であります。
 
この方は、東日本大震災、福島第一原子力原子力発電所の事故以降、原子力に対する批判、もはや「悪」とまで言われる状況の中、原子力専業会社に務める私たちをあたたかく見守っていただき、時には熱く激励してくれた、東京暮らしにおける恩人のひとり。
 
私からエールを送ると、気丈なまでに「再開に向けて頑張ります!」との返信がありましたが、ふと自分がSNSで発信していることは「福井県だけは抑えるぞ」と受け止められてはしないかと危惧した次第(遠慮なく、オーナーに受け止めを伺ったところ、そういう意図ではないとのことでしたが…)。
 
緊急事態宣言は特定警戒都道府県とそうでない県で対応に差異が生じてきています。
 
日本全国で感染抑止がされなければ、真の「通常の生活を取り戻す」ことにならないことを考えれば、我がまちだけが良ければいいという「個別最適」ではなく、視野を全国に広げ、発信や声掛けも「全体最適」を念頭に置かねばならないことに改めて気付かされました。
 
気付きは即改善。
以降、十分に心掛け行動していきます。
 
(追伸)
3日目となりますブックカバーチャレンジ。
昨日紹介した本は「ルフィの仲間力」です。
これまで同様、私のFacebookページを以下にリンクしますので、興味のある方はご覧ください。
→→→→ブックカバーチャレンジ3日目はココをクリック!
 

「若者の青春」のためにもルール遵守の行動を継続しましょう!

ブログ 新型コロナウイルス

GW最終日の昨日は、ブログやFacebookでの投稿をご覧いただいた方などから2件のお問い合わせ。
 
1件は、ご高齢世帯より、敦賀市では特別定額給付金(国からのひとり10万円)はいつもらえるのか?
 
私からは、県内最速で5月1日から申請案内を郵送しており、遅くとも14日までには案内が届くことや必要書類のコピーなど事前準備をしておくと速やかな給付につながることをお伝えしました。
 
もう1件は、小学校の在宅授業について。
 
これに関しては、先生が各生徒宅を訪問し、課題や連絡事項をお伝えするとともに、学校側で作成した教科ごとの授業ビデオをケーブルテレビで放送する段取りをしていることなどを回答。
 
質問いただいた保護者の方からは、ワクチン接種が出来ないと完全な感染リスク排除にはならないことを考えれば、感染予防に十分配慮したうえで学校は再開することで良いのではないかとの貴重なご意見を伺いました。
 
この点に関しては、私も同じ考えであったこともあり、少し意見交換もさせていただき、他の保護者の皆さんの受け止めなども伺うことが出来、有意義な時間となりました。
 
誰しも我が子をコロナに感染させたくはありませんが、その感染リスクと学校に行けないことで生じるリスクを掛け合わせ、どちらを選択すべきかという観点において、伺ったご意見を念頭に以降の活動に生かしていきたいと思います。
 
小中学校については、4月に入学式を終えている敦賀でありますが、先月の開催を見送った福井県内の各市町においては、今日が入学式。
 
また、県立学校は今日が入学式、明日が登校日ということで、我が家の長男も高校3年生になって初の登校となります。
 
登校日に合わせ五厘刈りも済ませ、準備を整える高校球児の姿はどこか嬉しそう。
多くは語らずとも、クラスメイトや野球部の仲間と会えることを楽しみにしているんだなあと、親も嬉しい気持ちになりました。
 
一方、部活動で言えば、既にインターハイは中止を決め、陸上競技で全国上位を狙っていた息子と同級生などの無念を思うと胸が切なくなります。
 
高校野球はまだ、夏の選手権の開催判断はしておりませんが、球児たちも戦う前に「夢破れる」結果になることも否めないことから、ここは希望的観測ではなく、悲観的に心の準備をしておかねばと思うところです。
 
野球に拘らず、若者の夢舞台はもとより、汗した努力の成果を試す場さえ奪おうとしているのは「新型コロナウイルス」と言いたいところではありますが、実は何万年もの間、人や動物の体を生存と生殖の場とし、進化し続けてきているウイルス自体に罪はない訳であります。
 
即ち、ウイルスに生き続けるための必要な環境(3密)を与えているのは人の行動であり、そのことによってまた、人を苦しめているという皮肉なスパイラルに陥っていることを考えれば、それは人間側の罪であり責任であると考える次第。
 
自粛解除が徐々に進む段階にあたり、ひとり一人の行動如何が、通常の暮らしや経済を取り戻すことにつながること、さらには人生において貴重な「若者の青春時代」に少しでも希望の光をあてることになると思い、引き続きルール遵守の取り組みを進めていきましょう。
 
(追伸)
昨日ご紹介した「7日間ブックカバーチャレンジ」。
2日目のFacebook投稿をリンクしておきますので、宜しければ以下よりご覧ください。
写真は、紹介した本に関連するものです。
→→→→7日間ブックカバーチャレンジ(2日目)

ブックカバーチャレンジをスタートしました

ブログ

新型コロナによる外出自粛なども踏まえ、この期間を通じ「読書文化」を広めようと「ブックカバーチャレンジ」なる取り組みが展開されています。
 
投稿の依頼があった人は、1日1冊、7日間連続でFacebookなどSNSに紹介するというもので、原則次の人にバトンを渡していくというもの。
 
このルールのもと、ご指名を受けた知人や友達が、個性ある意外な本や「あっ読んだことある!」という本まで、ジャンルも様々紹介されている投稿を興味深く拝見しておりましたところ、何と私にも投稿依頼がやってきました。
 
こういった時期につき、議員の立場で参加して良いものかと少し考えましたが、そもそもの趣旨と自分もそうであったように、自粛時間にひとつでも興味を持ってもらえたらとの思いのもと参加することとしまして、昨日、第1日目の紹介をさせていただきました。
 
紹介のほうは、Facebookページの方で行っておりますので、興味のある方は覗いて見ていただけたら幸いに思います。
 
なお、初日に紹介した本は【立ち上がれ日本人】です。
 

 
Facebookのほうは、やまたけホームページからもアクセス出来ますし、公開ページですのでどなたでもご覧いただけますが、念のため以下にページをリンクしておきます。
→→→→やまたけFacebookページはコチラから
 
取り急ぎのお知らせまで。

福井も大阪も知事が責任ある判断

ブログ 政治

昨日、国の緊急事態宣言延長を受けた、今後の福井県の対応が発表されました。
 
これまでの自粛や休業要請を基本的に5月20日まで継続するとしたうえで、学校は5月11日から在宅授業を開始、県外からの人の流入が少ない小規模商業施設などの再開(営業時間短縮・変更要請を含む)。
 
また、県民に対し平日昼間も不要不急の外出自粛を求めるのは10日までとし、11日以降は平日夜間と週末のみに緩和することとなりました。
 
発症者数で差異がある嶺北と嶺南での地域差はなく、県内一律の対応となりましたが、そこは県として引き続き一体感を持って取り組むとの意と受け止めるところ。
 
解除条件までは述べられませんでしたが、少なくともゼロリスクだと宣言を全て引っ張るのでなく、現実的なリスクを踏まえての判断をされたことは、知事の県民に対する信頼の表れと個人的に理解するものであります。
 
福井県においては、これで7日間新規発症者ゼロ、敦賀市は依然発症者ゼロを続けていますが、感染拡大防止に対する気持ちの中の警戒は解くことなく、今後も生活されることをお願いしたいと考えます。
 
さて、解除条件と言えば、大阪府の吉村知事。
 
同じく昨日、「大阪モデル」と称し、府独自の出口戦略と第二派、第三波までを想定した入口戦略を発表。
 

 
何せ明確で、府民が統一して目指す指標が設定されたことは、感染拡大防止対策としての実効性と人の心理的にも有効に働くものと感じました。
 
これに加え、危険レベルに応じて、何と大阪城公園や万博公園(太陽の塔)、通天閣を緑や赤にライトアップするとの考えも示し、大阪人気質も忘れない。
 
こういうアイデアを実践するあたりは称賛に値するのではと思うほどです。
 
本来、国がこうしたことを示すべきでありますが、後送りしている状況のなか、「条件の提示を国に求めている」とお願いしていても何の解決にもなりません。
 
今日の暮らしや営業にも困っている方を眼前に、我慢だけ強いる期間には限界があり、今求められるのはスピード感とどこまで頑張れば自粛解除になるのかという数字的指標であるとすれば、国が決めないなら各自治体で決めるしかない。
 
そして、地域事情に応じて権限ある知事が責任を持って、独自に感染拡大防止策を講じることは、新型インフル対策特措法にある趣旨でもある訳でもおります。
 
いずれにしても、福井も大阪もリーダーがしっかり判断されましたので、この対応方針のもと各市町も同じ方向を向き、引き続き一体感を持って取り組むのみであります。
 
GW最終日の今日は雨模様。
ステイホームには最適日と気持ちをプラスに、今日も頑張りましょう。

条件なきゴールの延長に耐えられるのか

ブログ 政治

ステイホームが続くGW後半。
 
奇しくも行楽日和の好天が続くという皮肉。
 
そのような中、昨日は、これまで出来ていなかった家の周りの手入れを集中的に行ったうえ、プランター菜園を何年かぶりに始めました。
 
実り多きことを願い、ミニトマトとナスを植えましたが、やはり土いじりをしていると、暫しコロナから気持ちが離れ落ち着くもの。
手を抜かず、愛情込めて大事に育てたいと思います。
 

 
さて、政府は緊急事態宣言の期限を今月末まで延長と発表。
国民の命を守ることを最優先とする対応としたうえで、特定警戒都道府県とそうでない県とを区別する他、新たな生活様式なるものが示されました。
 
一方、今後2週間後の状況も踏まえ、専門家会議の評価も経たうえで、14日に期限の前倒しをすることもあることや、家賃補助などの待ったなしの支援策に関しては、与党にて検討して対応するとのことでした。
 
正直、私はこれを聞いて、ある程度予想していた結果とは言え、「1日100人超えの回復者水準を下回るレベルまで減らす必要がある」と述べる以上の解除条件を示さなかったことは、「条件なきゴールの延長」ではないかと感じました。
 
昨日のブログにも書きましたが、私は延長するにせよ解除するにせよ、政府が何の数値を指標にし、どういう考えをもって判断するのかの基準を明確に示さなければ、国民は何をどこまで我慢し耐えれば良いのか不安になるのは当然のことと思う次第であります。
 
これに関しては、このところ一挙手一投足に注目が集まる、吉村大阪知事が2日前に「中小・零細企業にとって1日1日が死活問題。出口が見えないトンネルほど辛いものはない。国の明確な基準を作ってもらいたいがおそらく出ないと思う。15日にその決定した指標に基づき措置の一部緩和を検討。達しなかった場合は外出自粛・休業要請を継続へ」とし、本日5日に具体的な指標を決定する考えを示しています。
 
政府に対して痛烈なメッセージになることもさることながら、政治の責任のもと「判断基準を示す」ことに注視したいと考えます。
 
そして、何と言っても、この1ヶ月間をなんとか歯を食いしばって頑張ってきている国内の7割を占める中小零細企業について。
 
期限延長と追加支援策はセットものと思いきや、先に述べた家賃補助(大きな固定費支払い)は、まだ「与党で検討」段階との安倍総理の発言。
 
野党五党にて法案提出までされていて、国民民主党の玉木代表からは「与野党や政党間の成果や手柄などはどうでもいいので、とにかく早く!」と国会の場で言われたにも関わらずであります。
 
ここで愚痴を申し上げても解決になりませんので止めますが、政府与党には真にスピード感を持って対応いただけるようお願いする次第です。
 
支援に関しては、国や県が講じる施策を睨みつつ、それを補完する形で困っているところに重点配備していくのが、基礎自治体である敦賀市の役割と考えており、実際これまでの施策はそうなっているものと考えます。
 
であれば尚のこと、国がスピード感持ってやっていただかなければ、実際に支援が届くまでに時間を要するばかりであり、重複しようが市としての救済策を講じる準備もせねばと考えます。
 
本日は福井県も杉本知事が考えを示されますので、その点しっかり把握のうえ、引き続き対応していく所存です。

コロナ感染も雇用喪失も命に関わるリスク

ブログ 政治

5月6日に迫った緊急事態宣言期限を前に、本日、新型コロナウイルス対策本部会議がされ、18時からは安倍首相による記者会見にて説明される予定となっています。
 
既に事前報道にて流れている通り、全都道府県を対象に5月31日まで期限延長とする方針としたうえで、感染が抑制されている地域での外出自粛や施設利用制限の一部緩和など基本的対処方針を改定し、社会経済活動を部分的に容認するものとの見方が強まっています。
 
このような状況を踏まえ、福井県においては、杉本知事がTwetterにて「福井県の方針は5月5日に発表します。一斉の経済活動再開は難しい状況ですが、留意事項を示しつつ、自粛や休業要請を順次緩和したいと思います。」とのコメントを発表。
 
感染症拡大対策を踏まえつつ、外出自粛により急速に冷え込む経済、これに伴う地元企業の困窮、さらには学校の休校問題など、様々な事情との兼ね合いを総合的に判断する、まさにこの両日は「政治判断」が下されることから、十分に注視し、その考えを確認することとしたいと思います。
 
自粛や休業要請の一部解除などを行う場合、経済活動等を重視し「そうするべき」とする側と、感染拡大を恐れ「まだすべきでない」とする側の両論が対立することは容易に想像出来る訳でありますが、ここで大事なことは、「明確な判断根拠を丁寧に説明すること」に尽きると考えます。
 
私は、この先時間が経過したとしても、実用的なワクチン開発が整うまでは、新型コロナウイルスとは「共存」する状況が続く、即ち「感染リスクはゼロにはならない」とすれば、どこかで線引きをしなければならないと考えます。
 
また、この世に「ゼロリスク」のものはないということは、これまで自身の考え方としてお伝えしてきましたが、そのうえで「正しく怖がる」ためには科学的根拠というものが必要な訳であり、今回の場合は、特に「見えない敵」に対し、どういったデータを持ってその考えを示していくのかが重要と考えます。
 
福井県においては、福井新聞に掲載の感染経路図が分かりやすく、視覚的に「感染経路がほぼ追えている」ということで精神的安心を与えることに寄与している通り、クラスター源の特定とこれに伴う重点的な検査が行われてきているということ、また、県内で確認された陽性患者122名(うち8名死亡)のうち、既に77名が退院し、一時期60%を超えていた「感染病床使用率」は24.67%(5月2日15:06時点の県データより)にまで低下してきていることは、爆発的感染は抑えられてきていると言えるものであり、こういった福井県固有の状況を分析のもと、「なぜ緩和出来るのか?」との不安や問いには、医学的見地から説明をしていくのだろうと考えますが、その点は特に自身の立場としても十分に理解し対応にあたりたいと思います。
 
特に嶺北と嶺南の感染状況の違いが顕著であることから、県内を二分しての緩和判断となった場合、敦賀市はどうするのかの答えも同時に求められることとなりますので。
 
最後に、ウイルス感染と切っても切れない関係の経済への影響について。
とりわけ雇用への影響を注視するところ、総務省統計局が4月28日に発表した3月の労働力調査(基本集計)によれば、完全失業率は2ヶ月連続増加で「2.5%」、失業者数は「172万人」となっています。
 
前月に比べ6万人(3.6%)の増加で、内訳をみると、自発的な離職(自己都合)」が2万人(2.7%)の減少であるのに対し、勤め先や事業の都合を理由とする「非自発的な離職」は4万人(9.8%)の増加となっています。
 
3月でこの傾向であるとすれば、コロナの影響が一層深刻化した4月はどうなっていくのか。
 
解雇や人員整理などによる雇用不安は、まさに生きていくうえでの生活に直結する問題。
「雇用を守る」ことは「命を守る」ことであるとの信念を持って、今後さらにこのリスクに対応すべきか、自身の考えを深めていきたい。
 

【とある製麺屋さん。支援の足しになればと購入したものの、感謝と書かれたメッセージにこちらが元気をもらいました】

マインドチェンジで良き「充電」時間を過ごそう

ブログ

新型コロナによる在宅勤務やシフト勤務により、曜日感覚や日にち感覚がなくなっているとの声を良く聞くようになりましたが、本日5月3日は「憲法記念日」の祝日であります。
 
1947年5月3日に日本国憲法が制定されたことを記念し、「国の成長を期する」との趣旨を込め、1948年に公布・施行されたもの。
 
現行憲法に対する私の考えについては、2月27日のブログにてお示ししたところでありますが、制定から70年を経て、未だ一度も改正がされていない憲法というのは世界でも稀なものとなっていることや、そもそも帝国憲法に比較し、日本人としての精神を骨抜きにするが如く、戦勝国に押し付けられたものであることは屈辱的であった訳であり、単なる祝日ではないものと自身として認識するところであります。
 
憲法改正論議を新型コロナのどさくさに合わせて行うな!との声もありますが、国の命令権と国民の人権との関係の曖昧さが顕著になった新型コロナに関する特措法自体がそうであるよう、憲法と各法との矛盾を正していく必要性があることに加え、我が国を取り巻く状況や国際社会が混沌とする中であることを踏まえ、国の根幹をなすべき憲法については先送りすることなく論議すべきと考えます。
 
そういった背景も踏まえ、国民の皆さんひとり一人が、憲法と国のあり方について関心を持つ日になればと思います。
 
さて、話しは変わり、昨日たまたま録画していた番組を見ていたところ、なるほどと思う考え方に遭遇。
 
その番組は、長野にある天空の展望台に訪れた方の来訪理由をお伺いし、それぞれの人生模様を描くという内容でありましたが、結婚前のカップルや手術を控えご来光から力をもらおうという方、ガン治療中で残る人生を有意義に過ごすべく来訪された方など、良くこれだけのストーリーになったなとティッシュ片手に試聴していた訳ですが、その中でも私の心に残ったのは、とある理由で長年勤めていた会社を辞め再出発するという女性の言葉でした。
 
その言葉は、タイトルに書きました「充電と放電」であります。
 
女性の言葉によると、忙し過ぎの仕事は「放電」しっぱなしでエネルギーが切れ、その影響で会社を辞めた。
再出発するためには「充電」が必要で、エネルギーを充填させるためにこの展望台に来たというものでした。
 
確かに仰る通り。
 
家族と過ごすことで充電出来る人、趣味の時間で充電出来る人、充電の方法は人それぞれなれど、充電時間さえままならない、若しくはバッテリー(心)自体の性能が落ちてしまっては、仕事はもとより人生の過ごし方にも影響するものであり、大変興味深い言葉、考え方であると受け止めた次第。
 
只でさえ、そうした「充電(余暇時間)」と「放電(仕事時間)」の関係で成り立っているところ、今の新型コロナによる外出自粛がもたらすことは何か。
 
その答えは、モチベーションの低下やストレスの増大や鬱など「マイナス」のことばかりと考えてしまう訳ですが、その関係を思い返し、「じゃあこれまでの充電方法以外を試してみよう」とチャレンジすることで、新たな気付きや意外な「急速充電」方法も発見出来るのではと考えるところ。
 
因みに、私の新たな発見は恥ずかしながら「料理」であり、私が台所に立つことで生まれたのは、妻の余暇時間。
これを契機に、趣味と実益を兼ねて続ければ、WIN-WINの関係となり、人生においても大いなるプラス効果です(少し大げさかな?)。
 
やや不謹慎かも知れませんが、新型コロナウイルスによる外出自粛をマイナス思考でばかり捉えるのでなく、マインドチェンジとアイデアでプラス思考に切り替えられることが人間の知恵だと思います。
 
良き「充電」なくば良き「放電」なしと捉え、プラス思考で過ごすことが肝要と考える次第です。
 

【3密とは無縁の黒河林道の眺め。もちろん充電は100%です。】

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