「期成同盟会」が果たす大きな役割

ブログ 北陸新幹線 防犯/防災

昨朝、散歩のため外に出、空を見上げると何と、一面に広がっていたのは「うろこ雲」
 

【暫し見惚れてしまった、見事な「うろこ雲」】
 
SNSで投稿すると、「私も見た!」と敦賀市内はもとより東京の方からも同じ空模様だったとのコメントがあったところですが、「うろこ雲」や「いわし雲」は秋の季語。
 
昨日は昼間にも「すじ雲」が現れるなど、蒸し暑さの中に「秋の気配」を感じる不思議な一日となりました。
 
今日から8月に入り、暦の上で8月8日には「立秋」を迎えます。
 
暑い暑いと言っているうちに、季節は次に向かっていますね。
 
さて、そのようなことを感じつつも、自身の活動は精力的に。
 
週初めの月曜朝は、恒例となった街頭演説からスタートしました。
 
暑さ対策として、首元を氷で冷却してはみたものの、背中を流れる汗は変わらず…。
 
とはいうものの、夏休み返上で通学する高校生たちと交わす挨拶に爽快感を取り戻しつつ「朝活」を終えました。
 
また、この日は、定時以降も街頭に。
 
締め括りは、白銀交差点にて、通称「アルプラ」(アルプラザ平和堂の呼称)前での街頭演説では、まさに白銀〜木の芽橋までの国道8号整備や北陸新幹線開業に向けた状況などをお伝えしました。
 
中心市街地はやはり歩行者が多く、耳を傾けてくれる方もいて感謝したところですが、今後は市内での街頭場所も増やしながら、自身の思いや考えをお届けしてまいります。
 

【アルプラ前にて。不覚にもマイクの電池が切れて、演説終了となりました(泣)】
 
肝心の公務の方では午後、以下の期成同盟会総会に出席。
 
①敦賀-高島連絡道路整備促進期成同盟会
②北陸新幹線敦賀開業促進期成同盟会
③敦賀バイパス道路整備促進期成同会
 
このうち②については、工事を担当する鉄道・運輸機構より、金沢ー敦賀間の整備状況、とりわけ敦賀の車両基地や新幹線駅内部について、現況の説明がありましたので、資料の一部を共有いたします(①③の詳細は割愛します)。
 
【新幹線 敦賀駅舎の状況】



 
【敦賀(坂ノ下)車両基地の状況】

 
このように、整備がほぼ完了し、9月23日から始まる走行試験を待つばかりといった状況でありますが、お話しを伺うに、この期成同盟会自体、その歴史は半世紀に亘るとのことであり、来春の開業後は、会のあり方について協議するとありました。
 
ここに至るまでの関係者の皆様、先人のご努力に改めて、心から敬意を表する次第です。
 
実は、この新幹線敦賀駅ですが、先般開催された一般見学会に、私の母も友人と一緒に参加をしたとのことで、レールの下まで見せていただいたことなどに感激し、「良かったわー♬」との感想を聞いたところ。
 
母親世代の方が感激し、開業を待ち遠しく思うこと、さらには北陸新幹線に乗って沿線のどこかに出掛けようと思うこと自体が、開業&新幹線「効果」と思う次第であり、このような機会を設けていただいた鉄道・運輸機構ならびに行政関係者の皆様には感謝する次第ですが、こうした機運が一層高まるよう、自身も発信などに努めていく所存です。
 
なお、この日は④国道8号敦賀・南越前町バイパス建設促進期成同盟会も開催されました。
 
東浦住民の皆さんにとって、長年に亘る悲願であるばかりでなく、嶺南と嶺北をつなぐ大動脈の国道8号線のバイパス整備は、昨今の自然災害によって頻発する通行止めなどを見れば、「待ったなし」の状況であることは言うまでもありません。
 
こうしたことも含め、関係者が一丸となって声を挙げ、機運を高める意味において、「期成同盟会」が果たす役割は非常に大きいものであり、引き続き、地域の安全と発展を願い、取り組みに参画する所存です。

走行試験開始は「9月23日」

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閉会中の敦賀市議会ですが、昨日午前中は、文教厚生常任委員会を開催。
 
令和5年第3回(6月)定例会にて可決した「敦賀市児童生徒の重大事案調査委員会設置条例制定の件 」については、既に公布、施行がされているものの、定例会における分科会・委員会審査で教育委員会からは、本条例を運用するにあたり「敦賀市独自のガイドライン(または運用要項)を策定する」との答弁がされていることを踏まえ、同ガイドライン等の基本的考え方やその後の策定状況等について、所管事務調査を行うことを決定しました。
 
次の委員会(所管事務調査)は8月1日(火)10時30分からを予定していますが、本件が重要な事項であることは言うまでもなく、審査の経過を踏まえた「後フォロー」の観点からも、しっかりと調査していきたいと考えます。
 
さて、児童生徒といえば、市内の小中学校は昨日から「夏休み」。
 
昨朝も、ラジオ体操を終え、家の前を子ども達が元気に走って帰る姿を見て、「夏休み」に入ったことを実感した次第ですが、コロナ禍の期間を経て迎える今年の夏は、思いっ切り屋外で、野に山にと出掛け満喫して欲しいと願うところです。
 
季節もこれに合わせるかのように、北陸地方が「梅雨明け」と福井地方気象台が発表。
 
お天道様の粋な計らいとも感じたところですが、さらに、来年春の北陸新幹線金沢―敦賀間の開業に向け、新幹線車両の走行試験が9月23日から始まると、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(以下、鉄道・運輸機構)が発表したとの明るいニュース。
 
私自身、定例会の一般質問にて「市民も期待する試験走行の時期」について問うたこともあるなど、関心をもって見てきたところですが、いざこうした報を聞き、ワクワク感が一段と増したところです。
 
新幹線電気・軌道総合検測車「イーストアイ」や北陸新幹線車両「W7系」が12月9日までの間で延べ約40日、1日1往復程度、金沢―敦賀間を走行するとあります。
 
走行試験は、北陸新幹線の営業が終了した夜間になるとのことであり、今のところ開始時のセレモニーなどがあるのかないのかについては定かではありませんが、私としては既に、お気に入りの場所である敦賀駅前立体駐車場の「屋上」より、イーストアイやW7系車両が走行するシーンをこの目で見届けようと、心の準備をするところであります。
 

【2015年3月23日に金沢駅を走行試験する「イーストアイ」(「i北陸」サイトより引用)】
 
次代につなぐ新幹線がいよいよ敦賀にやってくるとの報に触れ、機運も自然と高まる訳ですが、大人も是非「童心」に返って、楽しみにするのも良いのではないでしょうか。
 
ふと、鉄道・運輸機構はなぜ昨日発表したのか?
 
まさか、子ども達の「夏休み」入りに合わせたプレゼントとして発表したのでは?とも思った次第ですが、そうであれば、お天道様と同様、粋な計らいですね🎵
 
いずれにしても、大きな楽しみが「9月23日」にできましたので、市民の皆さんとともに「ワクワク感の貯金」をさらに増やしていきたいと思います。

「北陸新幹線小浜・京都ルート」の早期実現に向けて

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雨が強く降ったり止んだり、曇天続きの敦賀ですが、昨日午前中はその合間を縫って、7月16日(日)開催の「第26回 敦賀港カッターレース」に向けた準備作業。
 
実行委員会メンバー、助っ人の原電労組役員の皆さんとともに、会場の川崎・松栄岸壁にて、仮置き場から海に移動する「カッター下ろし」や必要機材の運搬などを行いました。
 
昨年の22チームから、今年は県内外より35チームに参加いただくこととなっているこの大会は、敦賀の「夏の風物詩」であり、港を舞台に盛り上がる大会となるよう、引き続き実行委員会の一員として汗をかいていきたいと思います。
 
午後は初心者向けのカッター練習があったものの、中座をさせていただき、衣装を変えて小浜市へ。
 
JA福井県小浜支店で開催された「北陸新幹線小浜・京都ルート建設促進同盟会」の総会並びに早期実現決起集会に出席してまいりました。
 
敦賀以西の嶺南地域のみならず、県内一円から首長や各級議会の議員、経済界を始め各種団体、関係者が集い、その数約290名に及んだとのこと。
 

【総会の様子。自席からの写真なのでさほど多く見えませんが、会場を埋め尽くす人でした。】
 
総会に続いて行われた早期実現集会では、同会会長の松崎晃治・小浜市長より主催者を代表しての挨拶があったほか、高木毅・衆議院議員、中村保博・福井県副知事、西本正俊・福井県議会議長からも、小浜・京都ルート実現に向けた覚悟や期待の挨拶がありました。
 
高木衆議院議員からは、以前に「小浜ルート」か「米原ルート」かの議論をした際、相当な時間とエネルギーを使って、結果「小浜ルート」を選択したことを思えば、ちらほらと聞く「米原ルート」の再燃は、それを引っくり返すこととなり、莫大なエネルギーが要る。現実として、そんなことができるのか、そして一体誰がやるんだという意味からすると、「米原ルート」はあり得ないといった趣旨のお話しがありました。
 
お話しを聞き、確かにその通りだと感じたのと、そもそも日本海国土軸を形成し、東海道新幹線の代替補完機能を果たすとの役割からしても、「小浜ルート」がベストの選択であると改めて認識した次第です。
 
その後は、同ルート整備について、施工上の課題を早期に解決することや新幹線小浜駅を始めとする駅位置や詳細ルート、全線開業に向けたスケジュール感を早急に明らかにすることなどを決議のうえ、ガンバロウ三唱にて、会を締め括りました。
 
聞けば、この北陸新幹線は、昭和48年の計画決定から、まさに半世紀に亘る地元の悲願。
 
文字通り「関係者一丸」となって、必ずや実現せねばならない計画であると、強い覚悟を持つ機会となりました。

危機管理として必要不可欠な北陸新幹線「小浜ルート」

ブログ 北陸新幹線

先ほどは【お知らせ】にて、やまたけNEWSの発行をお伝えいたしましたが、このNEWS作成にあたっては、私の場合、原稿や写真などを地元の広告会社さんに提供し、デザインならびに校正いただいているところ。
 
新たなデザインも私の想定以上のものを作成いただいた訳ですが、これまでも、やまたけ君(イメージキャラクター)をユニークに活用し、時には温泉に入ってみたり、時には登山をしてみたりと紙面を和ませてくれたほか、イメージをお伝えすればその通りの挿絵を配置してくれたりと、創造力と対応力の高さに感心するところです。
 
いわば、この会社さんあっての「やまたけNEWS」ということになりますが、日頃から真摯に対応いただいていることにこの場を借りて心から感謝する次第です。
 
なお、この会社さんのホームページには、「お届けするのはデジタルなものですが、お客様とのやり取りは、あくまでアナログな心を持って。」、「血の通った業務展開を目標とし、『キモチ、ツナガル。』をキャッチフレーズに、日々精進致しております。」とありました。
 
まさにこの言葉通りの経営といったところですが、今後も「キモチ、ツナゲテ」お付き合いさせていただきたく存じます。
 
さて、今回の「やまたけNEWS」のメインテーマでもありました来年春に敦賀開業を迎える北陸新幹線に関し、なるほどと思うニュースがありました。
 
先日、台風2号と前線に伴う大雨の影響で、6月3日には東海道新幹線の東京-名古屋間が半日運休となりましたが、その際、北陸新幹線の金沢-富山間の乗客が急増したことが10日、分かったとのこと。
 
東京方面と大阪方面の間を行き来しようとしていた利用者が迂回で活用したとみられ、災害時などの東西移動の代替手段として、北陸新幹線やリニア中央新幹線など多重化の有効性が浮き彫りになったとありました。
 
JR西日本によると、北陸新幹線の富山-金沢間の6月1日~4日の乗客数をコロナ禍前の令和元年の同日とそれぞれ比べると、午後に運休が始まった2日と、1日、3日は1~2割少なかったが、3日は約3割増えたという。同社の広報担当者は「東海道新幹線に乗る予定だった多くの人が、代わりに北陸新幹線を使ったのは間違いない」と説明。
 
輸送能力で東海道新幹線を下回る北陸新幹線などに迂回希望者が殺到するのを防ぐため、駅やネット上などで迂回路の周知は行われなかったとみられるだけに、利用者の急増は迂回路ニーズの高さを示すと記事は締め括られていました。
 
これは当たり前と言えば当たり前なことですが、今回は半日のことだったからこれくらいの影響で済んだものの、大地震や津波などにより損壊を受け、大動脈の寸断が長期間に及ぶ場合のことを想定した場合、やはり代替輸送ルートが備わっているというのは、日本の国土軸、危機管理上、大変重要なことと改めて思う次第です。
 

【東京〜大阪を結ぶ新幹線(産経NEWSより引用)】
 
来春の敦賀開業によって、利便性のみならず、こうした機能としての向上が図られる訳ですが、そう考えればやはり、敦賀以西も福井県嶺南地方を通り、大阪までつなぐ「小浜ルート」が必要不可欠と考えるところ。
 
この計画に反対する地元対応などの影響により、予定通りの着工に進んでいない「小浜ルート」を揶揄し、敦賀から米原に接続する「米原ルート」を唱える声も聞こえてきますが、それは北陸新幹線に求められる機能の一部しか見ていない人の言うことと、反論しています。
 
今回は、東京目線での迂回路ということでしたが、南海トラフ地震などを踏まえた大阪・関西圏からの視点でいけば、日本海ルートが必ずや必要であり、つまりは「小浜ルート」で通さなければ、北陸新幹線整備の意味合いは低下すると考えます。
 
7月1日(土)には、小浜市で開催される北陸新幹線整備に関わる期成同盟会総会に私も出席する予定としていますが、改めて、今ほど申し上げたことを関係者一同で確認するとともに、課題をクリアし、早期の着工に進むことを期待する次第です。

敦賀ー東京間が1本のレールで結ばれる

ブログ 北陸新幹線

昨日は水曜日ということで、名子での辻立ちからスタート。
 
朝から強い日差しで汗ばんだものの、海沿いのそよ風に助けられ活動を終えました。
 
気温はその後グングンと上がり、小浜市では10時50分に気温30.3℃(最高気温は31.6℃)を観測し、県内で今年初の真夏日となったほか、敦賀も13時04分に30.2℃をマーク。
 
本日も同様、30℃の予報となっていますが、急激な気温上昇で体調など崩されませぬよう、注意してお過ごしいただければと。
 
さて、こうした暑さの中でも順調に工事を進めているのは2024年春開業予定の北陸新幹線ですが、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(以下、鉄道・運輸機構)の発表によると、金沢ー敦賀間125キロのレール敷設工事が終わり、5月27日には芦原温泉駅にて締結式を行うとのこと。
 
これにより、敦賀から東京までが1本のレールで結ばれたことにもなる訳ですが、いよいよ東京駅に、「敦賀行き」の表示が出ると思うとやはり、期待とワクワク感が増すところであります。
 
なお、工事の進捗率は3月末時点で、土木工事と軌道工事は100%、電気工事は約84%で、引き続き新幹線の走行に必要な電力を供給する設備・電気工事などを進める。
 
また、線路や構造物を点検する「監査・検査」も既に着手しており、今後は新幹線検測車「イーストアイ」や新幹線車両「W7系」を使用した総合監査・検査を実施するとのこと。
 

【新幹線 電気・軌道総合検測車「East i(イーストアイ)」(Wikipediaより引用)】
 
こうなってくると心待ちにするのは「試験走行」の開始時期ですが、先の3月定例会で質問した際には、先行開業の例を示しつつ、「然るべき時期が来たら公表される」とのことでしたが、12月には国土交通省の完成検査を終え、年明けからはJR西日本が訓練運転に入るよう。
 
長大な新北陸トンネルを抜け、車両が姿を表すシーンが既に頭に浮かぶところですが、まずはこの後も安全を最優先に工事を完遂されますようお願いする次第です。
 
こうしてレールがつながったと簡単に言うものの、これもひとえに、ここに至るまでの鉄道・運輸機構を始め、関係者の皆さんの並々ならぬご尽力あってのこと。
 
とりわけ、金沢ー敦賀間最大の難所と称される敦賀駅工区に携わられている方々におかれては、重圧、緊張感たるや相当のものがあったかと思いますが、難所といえば、明治には同じく、柳ヶ瀬(滋賀県境)に当時国内最長のトンネルを切り拓いて敦賀にレールをつないだことに思いを馳せるところ。
 
その後、敦賀は、鉄道とともに近代の歴史を歩んできたことは言うまでもありませんが、次の新幹線時代をどう歩んでいくか。
 
北陸新幹線が開業する来年は、ちょうど明治17年(1884)の長浜ー金ケ崎間全線開業から140年。
 
先人が切り拓いたレール、歴史ある「鉄道のまち敦賀」を誇りに思い、未来を創造せねばと、改めて認識する次第です。

歴史あるものと新しきものとの融合こそ敦賀のポテンシャル      

ブログ 北陸新幹線 敦賀の歴史・文化

まるで台風かのような強い雨風でしたが、関係者の皆さんの思いが通じてか、次第に雨足は弱まり、時折、晴れ間が覗くまでの天気となった昨日。
 
“関係者の皆さん”とは、一昨日のこのブログで紹介した「遊行上人のお砂持ち神事」と駅前大通りを歩行者天国にしてのイベント「Tsuruga DEPART 2023」の主催者を始め、関係する方々のことですが、それ以外にも「何とか回復して」と雨が止むのを願っていたのは私だけではないでしょう。
 
こうして、双方の行事が始まる10時前には、霧雨程度となり、私はまず「お砂持ち神事」を見るために神楽通りへ。
 
勝手な想像で、神事に参加されるのは、時宗のお坊さんと氣比神宮の氏子さんくらいかと思っていましたが何のその。
 
キッズパークつるがの交差点から相生商店街の端のほうまで列を成すほど、大勢の方々が参加する規模に加え、大人のみならず、地元の子ども達まで衣装を身にまとい参加する姿をとても愛らしく感じた次第です。
 
厳かな雰囲気のなか、御一行は出発後、まさにこの「お砂持ち」でできた神楽通りを進み、氣比神宮表参道前のお砂場ではそれぞれ、“もっこ”に砂を乗せ、氣比神宮境内にてお砂まきされました。
 
大鳥居をくぐって右手に、お砂まきをする沼を再現した場所があるとは知りませんでしたが、一連の神事をこうして見ることができ、まさに700年の歴史を感じるひと時となりました。
 
また、見学される方も大変多く、地元はもとより、敦賀にとっても大切に継承せねばならない伝統行事であると、しみじみと感じた次第です。
 
なお、以下にいくつか写真を掲載しますので、少しでも神事の様子を感じていただければと。
 

【神楽通りを進む御一行様】

【お砂場にて、砂をもっこへ】

【氣比神宮の大鳥居をくぐり】

【境内内にてお砂まき。こんな場所があるとは知りませんでした。】
 
その後は、行事のはしごで駅前へ。
 
出遅れたと思っていた「NCCR 2023」がちょうど来場するところで、ランボルギーニを始め、続々と来場し、美しい走りを見せるスーパーカーに興奮しつつ、暫し堪能。
 
それにしても歩道橋のある信号から白銀交差点までの両サイドには老若男女、黒山の人だかりでスーパーカー人気の凄さを感じたところです。
 

【駅を背に白銀交差点側を見る】
 
さらに先の交差点までのエリアまでが歩行者天国となっており、多くのキッチンカーが並ぶほか、ステージではキッズダンスやご当地アイドルのミニライブ、アーケード下では西野カインさんのライブペインティング、地元や企業のブースなど、こちらも多くの人で賑わっていました。
 

【ライブで描く西野カインさん】

【一昨日磨いたモニュメントもキッチンカーエリアで存在感あり】
 
なお、主催する敦賀駅前商店街振興組合の理事長さん始め、会場で出会った多くの方とお話ししましたが、皆さん笑顔(理事長は超大変そうでしたが)。
 
やはり玄関口の駅前に賑わいがあることを皆が喜んでいるように感じました。
 
そして、来訪者の皆さんが書き込んでくれたウェルカムボードのデザインはもちろん北陸新幹線。
 
開業を約10ヶ月後に控え、こうして地元の方が自ら機運を高めるべく取り組む姿を心強く感じるととともに、しっかりと後押しして行かねばと思いを強めた次第です。
 

【北陸新幹線が描かれたウェルカムボード。イベント後は市役所に飾られるそう。】
 
最後に、700年の歴史と新幹線開業の息吹という、時間軸の異なる両面を体感した一日を終え思ったのはやはり、敦賀の大いなるポテンシャルは歴史あるものと新しきものとの「融合」にありということ。
 
「過去に学び 未来を創造し 今を生きる」
 
そんな言葉を胸に込めながら、「歴史と文化のまち敦賀」、「鉄道と港のまち敦賀」のコンセプトを追求していくことの先にまた、敦賀のさらなる発展が見えた次第です。

明日は「歴史と文化」「鉄道と港のまち」敦賀を表す“ふたつの行事”が開催されます

ブログ 北陸新幹線 敦賀の歴史・文化

「月清し遊行のもてる砂の上」
 
これは元禄2(1689)年、奥の細道紀行で敦賀を訪れた松尾芭蕉が詠んだ句ですが、思いを馳せた由来である「お砂持ち」は浄土門 時宗 光明寺のホームページでは次の通り紹介されています。
 
正安3年(1301年)に、時宗2代目遊行上人他阿真教が諸国巡錫の砌、敦賀に滞在中、氣比社(氣比神宮)の西門前の参道、その周辺が沼地(この時代には氣比神宮あたりまで入江であった。)となって参拝者が難儀しているのを知り、浜から砂を運んで道を造ろうと上人自らが先頭に立ち、神官、僧侶、多くの信者等とともに改修にあたられたという故事に因み、「遊行上人のお砂持ち神事」として今日まで時宗の大本山遊行寺(藤沢市の清浄光寺)管長が交代した時にこの行事が行われている
 
 →浄土門 時宗 光明寺のホームページはこちら
 
また、敦賀市史(通史編)では、当時のことを「正安3年〜4年。気比社の西門と西方寺の間の参道やその付近の道路は洪水のため沼となり、大きな亀が住みついて参詣の船を悩まし、通行人に難儀を与えるほどになっていたので、信者とともに海岸から土砂を運んで道路の改修を始めた。日ならずして完成したが、これが三丁縄手であり、今の大鳥居前の「神楽通り」であるという。」と記載されています。
 
つまりは、「遊行上人のお砂持ち」によって出来た通りこそ今の「神楽通り」であり、つまりは、700年以上も前にあったエピソードが芭蕉の句とともに引き継がれていることに歴史の重みを感じる次第です。
 
そしてこの「お砂持ち神事」が何と18年ぶりに、時宗・時宗総本山清浄光寺(遊行寺)の主催によって執り行われます。
 
「遊行上人お砂持ち」の日程は以下の通りとなっていますので、ぜひ足を運んでいただき、敦賀の悠久の歴史を感じていただければと思います。
 
<工程>
10:00 西方寺跡出発(現在のキッズパークつるが周辺)
10:30 お砂場到着(氣比神宮表参道前)
10:45 お砂場出発
11:00 氣比神宮到着。お砂まき・御賦算
 


 
また、明日はもうひとつ、北陸新幹線敦賀開業1年前記念として、駅前大通りを歩行者天国にしたイベント「Tsuruga DEPART 2023」が開催されます。
 
主催する敦賀駅前商店街振興組合ホームページの同イベント紹介ページには、こうあります。
 
それは敦賀から旅が始まることを願うイベント​
100年前に東京発欧亜国際連絡列車の終着駅だった敦賀
敦賀から万感の思いをのせて、欧州へと旅立っていった
そして2024年春
北陸新幹線開業 再び東京からの終着駅となる敦賀
つるが、発見!
敦賀から新たな旅への出発点となるよう願いを込めて
 
詳細は、以下の写真或いは同組合ホームページをご覧いただければと思いますが、明日10:00〜16:00に掛けて駅前通りにて開催されますので、こちらもぜひ足を運んでいただければと思います。
※個人的には、「NCCR 2023」で来場するスーパーカーに今から興奮しています。
 
 →敦賀駅前商店街振興組合ホームページはこちら
 


 
こうして同日に開催される二つの行事を並べてみると、方や700年以上前の催しを脈々と継承し、方や新たな時代への思いを込めてと、コンセプトは違えど、「歴史と文化のまち敦賀」、「鉄道と港のまち敦賀」をまさに表すかのものとなっています。
 
時間がやや重複しているのですが、私はまず“18年ぶり”の「お砂持ち」、その後駅前へと足を運びたいと思います。

新幹線開業1年前イベント「つるがフェス」開催中!

ブログ 北陸新幹線

3月18日(土)、JR各社が一斉に行なったダイヤ改正。
 
JR東海では、定期「のぞみ」が東京〜新大阪間の所要時間を3分短縮、JR西日本では、北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の大宮〜高崎間の最高速度向上(240km/h→275km/h)により、北陸〜首都圏の所要時間が最大2分短縮となったほか、様々な見直しがされており、JR各社の飽くなき利便性向上に向けた取り組みに感心したところです。
 
このダイヤ改正、にわか知識で恐縮ですが、「土曜日」に行うのが原則とのことで、その理由は主に「通勤客の混乱を防ぐため」と土曜・日曜は同一の「土休日ダイヤ」であることにあるそう。
 
確かに、平日と平日の間でダイヤ改正をすれば、通勤客の混乱を招く可能性がありますし、日曜日に改正を行うと、土日でダイヤが違ってしまうことから、なるほどと納得した次第です。
 
過去の例からも、3月第3週の土曜日にダイヤ改正がされるとすると、来年2024年は「3月16日(土)」になろうかと思いますが、いよいよ北陸新幹線敦賀開業もカウントダウンに入ったものと認識するところです。
 
さて、このように1年後に迫る開業に向けて、金沢〜敦賀間の沿線駅周辺では、昨日から多くのイベントが開催されているところですが、ここ敦賀では、「つるがフェス」が開催されています。
 
このイベントは、観光物産イベントやつるが鉄道フェスティバル、市内まちづくり団体や商店街等の各プレーヤーが主催するイベントがJR敦賀駅から金ヶ崎緑地までのエリア各所で開催されるもので、本日も午前10時から午後4時まで賑やかに行われることとなっています。
 
敦賀駅西広場公園(TSURUGA POLT SQUARE「otta」)周辺での「つるが鉄道フェスティバル2023」から白銀広場、本町1丁目商店街、神楽町1丁目商店街、博物館通り、金ヶ崎緑地などでは、観光物産やキッチンカー、そして音楽やマルシェなど各地域のプレーヤーが様々な形で参加されているのが、この「フェス」の特色かと思います。
 


【「つるがフェス」のイベントチラシ】
 
また、市HPによると、アル・プラザ敦賀店では「全国駅弁大会」を開催とあり、ご協力に感謝するところです。
 
こうして、新幹線開業効果として期待されるのは、とりわけ首都圏と一本で「つながる」ことですが、同時に、敦賀市内においては、駅前から氣比神宮、そして金ヶ崎へと「つながる」ことが重要であり、今回のフェスもその動線を意識したものとなっています。
 
あいにく昨日は雨と寒さでしたが、今日は晴天。
 
皆様におかれましてはぜひ、新幹線開業の息吹を感じつつ、中心市街地を歩かれ、「つるがフェス」をお楽しみいただければ幸いに存じます。

北陸新幹線敦賀駅の発車メロディは「来い来い敦賀」♬

ブログ 北陸新幹線

今週、主要産別が交渉の山場を迎えている「春闘」。
 
ネットニュースに流れてくる主要産別の交渉状況を拝見するに、三菱重工業では、労働組合が要求していた賃金を底上げするベースアップ(ベア)月額1万4千円について、昭和49年以来、49年ぶりとなる満額回答する方向とのこと。
 
また、パナソニックホールディングスでも同じく、10年連続で、引き上げ幅は10年間で最大となる、労組要求通りのベア月額7千円を、JR東日本は、平均5千円を超える水準は29年ぶりという月額平均約5957円のベアを実施する旨、組合側に回答したなどとあり、高騰する物価上昇や全体で賃上げに向かう気運の中での判断がされていると受け止めるところです。
 
今日以降も山場は続きますが、必死の交渉を続ける労組側の主張が受け止められ、早期の有利回答につながることを切に期待するとともにエールを送る次第です。
 
さて、そうしたなか、私のほうは議会対応が続いており、昨日午後は「新幹線対策特別委員会」に出席。
 
調査事項に、①北陸新幹線の整備状況、②敦賀駅前広場整備、③並行在来線についての3項目を挙げ、所管する都市整備部より説明を受けました。
 

【東口からの敦賀駅全景(令和5年2月:鉄道・運輸機構HPより)】
 
①②に関しては、先週の一般質問の中で工事の進捗を確認したこともあり、私から特段質問することはありませんでしたが、③を含め、他の委員からはいくつかの質問があったところです。
 
また、その他として説明があったのが、先般発表された2024に開業する北陸新幹線各駅の発車予告音(メロディ)について。
 
各駅とは、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、越前たけふ、そして敦賀の6駅となりますが、使用される実際の音源も拝聴することができました。
 
敦賀駅に関しては、市民らからの応募を踏まえ、これまで2次選考まで行ってきたところですが、JRとの協議を経て、最終的に決定したのは「来い来い敦賀(オリジナル曲)」。
 
作曲は、佐淡豊(さわゆたか)氏で、曲のイメージは「明るく爽やかで聞きあたりのよい音調とし、敦賀駅のデザインイメージである『煌めく大海から未来へ飛翔』及び新幹線の疾走感を連想できる曲。」(敦賀市HPの記載を抜粋)とありました。
 
恥ずかしながら、私にとってはあまり馴染みのない曲ではありましたが、音源を聞けば確かに、明るい雰囲気を感じたのと、タイトルの「来い来い敦賀」はまさに、敦賀の思いを表すものであり、今後は市民にとってシンボリックな曲となるよう広めていかねばとの思いをもって意見もしたところです。
 
さて、この発車メロディについては早速、市のホームページにも掲載され、音源を聴くことが可能となっています。
 
以下に当該ページをリンクしますので、皆さんもぜひお聴きいただき、「来い来い敦賀」の気持ちを盛り上げていただければ幸いに思います。
 
 →「北陸新幹線敦賀駅発車メロディ」はこちらから

任期中最後の一般質問を終える

ブログ 北陸新幹線 敦賀市議会

昨朝の辻立ちは、北陸電力敦賀火力発電所前にて。
 
原電労組1名、北陸電力労組2名の役員にご協力いただき、8時から30分間、門の前に立たせていただきました。
 
発電所の状況をお伺いすると、現在はほぼ定格出力で運転しているとのことでしたが、多くの協力企業の車両が出入りする状況に、運転プラントの活気を感じつつ、電力の安定供給を支える皆さんに敬意と感謝を込めご挨拶した次第です。
 
今後も、各支援労組の事業所前に立たせていただく予定ですが、明るく元気に活動していきたいと思います。
 

【北陸電力敦賀火力発電所前での活動風景】
 
辻立ちを終えた後は議場へ。
 
昨日ご案内しました通り、私は、一般質問2日目のトップバッターとして、いよいよ敦賀開業1年前にあたる今定例会では、以下の項目をテーマに質問に臨みました。
 
1.北陸新幹線敦賀開業に向けた進捗確認と機運醸成について
(1)ハード整備
(2)「行動計画」の進捗状況
(3)官民の体制と連携
(4)市内の機運醸成
(5)真の開業効果に向けて
 
(1)〜(3)は現時点における状況確認、(4)(5)は今後に視点を置いた構成としましたが、理事者からは概ね方向性ならびに認識の合った答弁をいただけたものと受け止めます。
 
「新幹線のあるまちづくり」に関しては、将来に向けてまだまだ思考を続けていくべきものとの認識のもと、まずは開業に向け、来年度行う膨大な事業(新幹線関係で41事業)を庁内横串さして、関係団体との連携良く進めていただくとともに、市民の機運醸成を高めていくことをお願いした次第です。
 

【質問時の様子。北陸新幹線かがやき号に近いネクタイを締めて臨みました。】
 
任期中最後の一般質問を終え、以降4名の質問を拝聴しましたが、今期をもって勇退される議員さんらが、集大成の思いで最後の質問に臨む姿に感銘を受けました。
 
一般質問最終日の今日も同じく、勇退される先輩議員が登壇されますので、しかと耳に留めたいと思います。
 
最後になりますが、お気づきの通り、いつものような「文字起こし」報告までできませんでしたので、今回は、私が質問の締めくくりで述べた、新幹線開業に向けた思いを以下に掲載いたします。
 
市民の皆様とは、思いを共有のもと、「新幹線のあるまち敦賀」の将来に向け、ともに創造し、前に進んでいければと考えます。
 
<以下、締めくくりの言葉>
 
最後になりますが、先に述べました水嶋智氏(後の鉄道運輸機構副理事長で、当時は国道交通省鉄道局長)の講演でありました、「ハードをまちづくりにどう生かすかは、その土地に住む皆さんの思いと心意気」、そして「成功の答えが敦賀にはある」との言葉は、今でも私の胸に刻まれています。
新幹線が開業する来年(2024年)は、1884(明治17)年の金ヶ崎〜長浜間全線開通から140年となります。
今を生きる私たちが、交通の要衝のまちとしての歴史、先人たちの思いをつなぎ、新たな時代を築いていく気概と気骨を持つことこそ、未来にレールを延ばす、つまりは、この敦賀がさらに発展するための「原動力」であると信じて止みません。
そうした思いのもと、「100年に一度のまちづくりのチャンス」の意味はつまり、新たな新幹線開業をどう最大限活かしていくか、地域を見詰める指標をみんなでつくり直し、悩みながらでも一緒に未来を探す。新幹線開業は、地元の人たちが幸せになるとはどういうことかを突き詰めて考えるチャンスだと考えます。
市におかれましては、こうした思いを共有のもと、まずは確実な開業、そしてその先にある敦賀を創造した取り組みを市民とともに進めていただけるようお願いし、任期中最後の私の一般質問を終わります。
ありがとうございました。
 

【ともに未来へ!出発進行!】

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