北陸新幹線開業1年前イベントと敦賀以西

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刻一刻とカウントダウンが進む北陸新幹線敦賀開業。
 
昨日も所用にてJR敦賀駅前に行くと、遠近感がおかしくなったかと感じるほど巨大な新幹線駅がJR駅の背後にそびえ、開業の息吹を実感したところです。
 
なお、いよいよ1年後に開業を控えるなか、敦賀では、3月18日(土)、19日(日)の両日、JR敦賀駅から金ヶ崎緑地までのエリア各所で開業1年前イベント「つるがフェス」が開催されます。
 
観光物産イベントやつるが鉄道フェスティバル、市内まちづくり団体や商店街等の各プレーヤーが主催するイベントであり、各イベントの詳細については、敦賀市ホームページでも随時更新していくとのこと。
 
 →北陸新幹線敦賀開業前1年前イベントが開催されます!(敦賀市HP)はこちら
 
市内外を問わず、多くの方にお越しいただき、皆さんとともに開業に向けた機運を高めていければと思います。
 

【つるがフェスのひとつ「つるが鉄道フェスティバル」のチラシ】
 
さて、開業に向けた期待高まる一方、気になるのは敦賀以西ルートに対するお隣、石川県の動向。
 
政府の新年度当初予算案で調査費12億3500万円が計上されたものの、今春着工が見送られた「小浜ルート」に対し、24日の石川県議会代表質問で知事の見解を質す場面があったとのこと。
 
質問では、北陸新幹線敦賀以西ルートの見直しを求める声が出ていることに関し、馳浩知事は敦賀以西の今春着工が先送りされたことに触れ、「そのことのみをもって、直ちにルートの再考となるものではない」と慎重な認識を示すとともに、まずは政府・与党で課題解決に向けた議論を積み重ねることが重要と指摘したとありました。
 
過去をたどれば、敦賀以西を巡っては、2015年に石川県議会が米原ルート実現を求める決議を可決した一方、北陸三県は小浜ルートで足並みを揃えた経過があり、その火種が再燃しているようにも受け止めるところですが、正直、今さら「ちゃぶ台返し」の議論は勘弁して欲しいところです。
 
今は何より、関西圏を含めた沿線地域で一致団結し、大阪までの早期全線整備に向けて取り組むべきであり、お膝元の北陸三県がガッチリとスクラムを組むことが何より重要。
 
北陸本線との分岐点となる敦賀においても重要な問題であることから、隣県の動向には注視するとともに、「京都問題」が早期に解決に向かうよう願う次第です。
 

【北陸新幹線敦賀駅3階(新幹線ホーム)より西側を望む。この先、左カーブすれば車両基地、真っ直ぐは着工を待つ「小浜ルート」。】

「ユリカモメ」は未来に羽ばたく敦賀の姿

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昨日招集された第211通常国会。
 
衆院本会議で施政方針演説を行った岸田首相がひときわ力説したのが、年頭に「異次元の少子化対策」と語った子育て政策でした。
 
国民生活に直結する子育て政策は政権浮揚のカギを握るとも言われていますが、決してポイント稼ぎとするのでなく、真に安心して子どもを産み、育てようと思える社会の実現に向け取り組まれることを切望する次第です。
 
「異次元」というからには、この子育て政策では、所得制限撤廃なども視野に議論がされることと思いますが、昨日出席した会議でも少しこの話題に触れたところ。
 
その会議とは、主に連合福井の各級推薦議員で構成する「福井総合政策フォーラム(F-TOP21)」の議員懇話会であった訳ですが、この懇話会は定例会前など定期的に開催され、連合運動とも連携した課題共有や県、各市町議会間相互の情報交換を行う、大変有意義な場と感じるもの。
 
昨日盛り上がったのは、北陸新幹線開業に向けた福井県の観光誘致の取組み(PR活動が足りない等)、各新幹線駅周辺の開発、準備状況で、例えば福井駅は工事の遅れで開業に間に合わないことやテナント募集が進んでいないこと、越前たけふ駅では、駅前の用地買収で一部反対があり、当初描いた開発計画通りに進めない可能性があるなどの話しがありました。
 
敦賀のほうは特段、こういった物理的な問題がないことから発言はしませんでしたが、それぞれに抱える課題、当該議会に所属される議員の考えを伺えたことは、自身にとって勉強になった次第です。
 
新幹線以外にも、教育や議会活動などについて情報共有もしたところですが、いずれにしてもこうした貴重な場で得たことを新たな知見とし、今後自身の活動にも活かしていければと思います。
 
福井での会議が終わり、敦賀インターを降りると、目の前には夕陽をバックに浮かぶ新幹線敦賀駅が。
 
木の芽川側の、いわゆる「やまなみ口」(東口)からの眺めは久々であったため近くまで行ってみると、既に「JR敦賀駅」の文字が取り付けられるなど、順調に完成パース図の姿に近づいていることが確認できました。
 

【夕陽をバックに浮かぶ新幹線敦賀駅。ちょうど橋の上あたりに「JR敦賀駅」の文字が。】
 
近くで見ればなお、巨大な要塞といったところですが、中央屋根に設置された「ユリカモメ」がひときわ特徴的で、広がるウィングはイメージ通り、未来に羽ばたく敦賀の姿を表すようで、素直に「カッコいい駅」と感じた次第です。
 
反対の「まちなみ口」(西口)側から見ても絵になる、この敦賀駅。
 
まずは無事の完成を心待ちにするところでありますが、開業効果を最大限に発揮するためには、今後より一層、レールでつながる県内の市町と連携のもと、相乗効果で機運を高めていくことが不可欠と考えるところです。
 
敦賀開業は1年2ヶ月後。
 
「新幹線開業は、目的ではなく手段」
 
この言葉を念頭に、真に敦賀が飛躍を遂げられるよう、引き続き私自身も思考してまいります。

敦賀〜新大阪間の来年度初め認可着工は「先送り」

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昨日のブログでは「進む北陸新幹線敦賀駅工事」のタイトルにて、2024年春の敦賀開業に向け順調に進捗していることをご紹介しましたが、奇しくも同じ日に、同じ新幹線の話題で地元にとってショッキングなニュースがありました。
 
いわゆる敦賀以西の「小浜ルート」と呼ばれる北陸新幹線の敦賀・新大阪間について、国土交通省は、自民・公明与党のプロジェクトチームに、来年度初めの認可着工は厳しいと報告しました。
 
国交省は理由について、京都府内で行われている環境影響評価が遅れていることを挙げたとのこと。
 
来年度以降の〝切れ目ない着工”を求めきた地元の一員として、敦賀ー新大阪間の認可着工の先送りに忸怩たる思いでありますが、会合では国交省から、京都駅と新大阪駅の地質調査や設計、京都市内の地下水の影響調査などが、認可の前にできる作業として提示されたとあり、与党はさらにできることがないか求めていくとあります。
 
認可着工の先送りに、地元の松崎晃治小浜市長は、「いつ認可・着工されるのか、見通しを示していただきたい。駅の位置、詳細なルートもまだわかっていないので、まちづくりもなかなかできない。早く明らかにしてほしい」と話されており、私もまったくもって忸怩たる思いをともにするものであります。
 
機を逃さぬよう、国に求め続けてきたのは沿線自治体や議会、住民である一方、ブレーキを掛けるのもまた沿線住民であるのも確か。
 
まさに「難解」の文字が浮かぶところでありますが、この場面を打開していくのが政治の役割。
 
この先一日も早く、敦賀から先へレールがつながるよう願って止みません。
(希望めいた言葉のみとなり申し訳ありません)
 

【北陸新幹線敦賀駅の3階新幹線ホームからの眺め。この先Y字の高架を左に行けば車両基地、まっすぐ向かうは小浜方面。】

郷土への思いも背に、進む「北陸新幹線敦賀駅工事」

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昨日のブログでご紹介した、敦賀市役所で開催されている「拉致問題の早期解決を願うパネル展」。
 
昨日9時から行われたパネル展開会式に私も出席し、主催者代表として「北朝鮮に拉致された日本人を救う福井の会」(以下、救う福井の会)の森本会長、開催地より渕上市長、そしてご来賓として、20年前に北朝鮮から帰国した地村保志さん(小浜市)からのご挨拶を拝聴しました。
 
地村さんからは、「帰国してから20年が経ち自分も67歳。拉致被害者自体が高齢となっていることを考えれば時間がない。悲しい歴史にすることのないよう、皆様にはご理解とご協力をお願いしたい」との切実な思いに共感。
 
繰り返しとなりますが、この問題を動かすのは国民の意思であり、拉致問題の事実と被害者家族の思いを、一人でも多くの方にご理解いただきたく存じます。
 
なお、私は、元敦賀市議会であり、同会参与を務められている北條正先輩からバトンを受け継ぎ、救う福井の会に携わらせていただくこととなりました。
 
今後は、森本会長、地村さんらとともに、早期の解決に向け活動してまいります。
 
さて、後半戦の敦賀市議会は昨日から特別委員会が開催され、私は所属する新幹線対策特別委員会に出席。
 
以下3項目について調査を行いました。
 
【調査項目】
1.北陸新幹線の整備状況について
2.駅前広場整備について
3.並行在来線について
 

【特別委員会で配布された資料】
 
金沢-敦賀間の工事の中で最も難所といえる敦賀駅ですが、クリティカルの外壁工事等についてやや前倒しで進んでいるとの説明がありました。
 
また、駅東側の駅前広場工事に関しては、鉄道運輸機構、福井県(主に道路整備)、敦賀市(盛土や駐車場、公園整備)の針を縫うような3者間の調整を要する中、大型クレーンが解体される来年2月より本格的な盛土などが始まるとのこと。
 
スケジュール表を見ると、完成は2024年3月ギリギリまで引かれており、相当タイトな工程であることは容易に想像できる訳ですが、遅延リスク管理をしっかり行いながら、何を置いても安全最優先で進めていただきたいと思います。
 
こうして把握したことをTwitterに投稿しましたところ、嶺南出身で今は関東圏にお住まいのフォロワーの方から「東京で敦賀行きと表示されてる新幹線や表示板が見れると思うと胸が熱くなります」との嬉しいコメントがありました。
 
こうして県外にお住まいの方からの郷土への思いも背に、期待と希望膨らむ敦賀開業。
 
現場の皆さん、関係者の皆さんのご尽力に感謝しつつ、2024年春の敦賀開業に向け、今後も確実に工程を進めていただくことをお願いする次第です。

新幹線開業に向け「広告付年賀はがき」でPR

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毎定例会後に開催している各職域での活動報告会も終盤。
 
昨日は敦賀発電所にて実施しましたが、お昼休みに関わらず、多くの皆さんに参加いただき感謝。
 
私からは、9月定例会で採択した「原子力政策の明確化を求める意見書」の内容についても報告させていただきましたが、先日の原子力規制委員会で敦賀発電所2号機の「審査再開」が確認されたことも踏まえ、引き続き職場の皆さんと連携を図り、再稼働に向けて一歩づつ前に進めればとの思いを強くした次第です。
 
さて、早いもので今日から11月。
 
徐々に広がる紅葉を見るにつれ、秋の深まりを感じるところですが、今年も残り2ヶ月となり、そろそろ準備をしておかないといけないのが年賀状。
 
この年賀状、敦賀市においては、2024年春の北陸新幹線敦賀開業に向け、敦賀市の認知度向上、開業のPRを推進するために制作した広告付年賀はがきが今日から発売となります。
 
発売開始日の今日は8時45分より、敦賀市役所1階市民ホールにて販売記念セレモニーが行われた後、9時より同ホールでの出張販売(10時まで)、併せて市内の全郵便局にて発売となります。
 
なお、昨年の売れ行きや開業1年前を迎えることなどを踏まえ、昨年より2万枚増やし、今年は7万枚としたとのこと。
 
広告付年賀はがきの詳細は以下。
 

 
実は昨年買いそびれた私ですが、ちょうど今日は朝から市役所で公務があるため、その際に立ち寄り、購入する予定です。
 
新幹線の絵柄入り、「東京ー敦賀開業!!」と書かれた7万枚が、年明け全国各地に届くPR効果は大きいと思う次第でありますが、大事なのは、市民の皆さんに関心をもっていただき、自ら行動することで、開業に向けた機運を高めることと考えます。
 
言わば、「市民皆が広告塔に」といったところでしょうか。
 
ついては、私の立場から申し上げるのも恐縮ですが、皆さまにおかれましても是非、広告付年賀はがきの存在を広めていただくとともに、ご活用いただけますよう宜しくお願いいたします。

半世紀の悲願「西九州新幹線」が開業

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秋分の日から始まるこの3連休ですが、前半はグズついたお天気のよう。
 
それどころか昨日は、台風15号の接近に伴い東海地方を中心に線状降水帯が発生し、これにより大動脈の東海道新幹線が停止するなど大きな影響が出たところであり、いつどこで発生するか分からない自然の脅威をテレビ映像から感じた次第です。
 
さて、そうした中、昨日の明るい話題といえば「西九州新幹線」の開業。
 
福岡と長崎を結ぶ長崎ルートの整備計画は、およそ50年前の昭和48年に決定したもので、長崎県新幹線対策課の担当者が「整備計画から半世紀。県にとって悲願の開業だ」と興奮気味に話すのも分かるというもの。
 
もちろん地元も歓喜に沸いているとのことであり、一番列車の発車を祝うシーンに、約1年半後に開業を迎える敦賀の姿を重ねた次第です。
 

【「かもめ」の出発式を祝う新幹線ホーム】
 
なお、昨日開業したのは武雄温泉(佐賀県武雄市)-長崎ですが、整備計画のうち佐賀県の一部区間(新鳥栖―武雄温泉)は整備方式が決まらず、着工の見通しが立っていないことから、新幹線と在来線特急を乗り換える「リレー方式」で運営され、全線が直通するかどうかが今後の焦点とありました。
 
小浜ルートでの「切れ目ない着工」を目指す北陸新幹線の状況が似ているなと思った訳ですが、こちらは政財界、関係者の総力を結集し働き掛けを強めている最中であり、来年度の予算化を大いに期待するところです。
 
知人のSNSによると、敦賀駅交流施設「オルパーク」に設置してある、北陸新幹線敦賀開業までのカウントダウンボードの数字が「555」を切ったとありました。
 
一日一日と数字が小さくなるにつれ、開業の息吹近づくところですが、この開業効果を一過性にせぬよう知恵を絞るのが政治の役割。
 
市民の皆さんには開業を「自分ごと」と捉えていただき、「開業の先」にある敦賀の姿をともに創造する中で、自身の考えにも具体的な道筋をつけていかねばと、旅立つ「かもめ」の姿に思いを重ねた次第。

順調に進む北陸新幹線敦賀駅新築工事

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敦賀市議会は昨日より特別委員会を開催。
 
私は午後に開催された新幹線対策特別委員会に出席をしました。
 
この日は、調査事項として北陸新幹線敦賀駅部工事の現場視察を行う予定としており、開会の後、マイクロバスに乗り込み現場に向かいました。
 
北陸新幹線の整備状況については、本年2月より行われていた新幹線敦賀駅ホームを覆う旅客上家の鉄骨建方工事が完了することを示す「上棟式」が6月19日(日)に執り行われたところであり、自身、現場を拝見するのはそれ以来。
 
この日も駅舎全景を望みながらの全体計画の説明から始まり、既に屋根が張られた3階の新幹線ホーム、2階の乗換えコンコースを順次進み、途中には運転士や乗務員が待機・宿泊することエリアまで見せていただくことができました。
 
待機・宿泊室に関しては、終着駅ということもあって、その数「40」との説明に驚きましたが、中々見ることのできない場所まで知ることができました。
 

【木の芽側から見た新幹線駅建屋全景】

【3階の新幹線ホーム】

【2階の乗換えコンコース】

【運転士や乗務員が待機・宿泊するためのエリア】
 
なお、高さ37m、幅41m、ホーム全長312mの敦賀駅は、完成すれば全国の整備新幹線の駅として高さ、容積とも最大規模となります。
 
また、いわゆる改札口は米原駅の「7」に対し、敦賀駅は「19」もあるとの説明にも驚きました。
 
まさに交通の要衝敦賀に相応しき駅舎ということになりますが、それだけに難工事であることは事実。
 
視察の最後には、新幹線対策特別委員会副委員長の北村議員から関係者の皆さんに対し、この日の対応への感謝と2024年春の開業に向け、今後も安全第一で工程を進められるようお願いした次第ですが、年度内の外観完成を目指し進められるこの工事に関してはまさに、私も同じ気持ちで祈念した次第です。
 
その後は市役所に戻り、他の報告事項を確認し委員会を閉会。
 
私の方は、市内で所用を済ませた後、恒例となりつつある粟野交番前での街頭活動報告会に立ち、先週行った一般質問の内容やこの日確認した新幹線整備状況、さらには18日にありました国民民主党・玉木雄一郎代表による街宣の内容などをお伝えした次第。
 
街頭活動はちょうど粟野中学校の生徒が帰宅する時間帯と重なり、複数の中学生が交差点の向こうから元気に手を振ってくれました。
 
冷やかし半分?かもしれませんが、私の存在を承認してくれただけでも嬉しく、元気が出るもの。
 
次代を担う、彼ら彼女らのためにも、今の政治がしっかりせねばとネジを巻いて報告を続けた次第です。
 
昨日は台風一過で冷たく強い風が吹く日でしたが、今後もそうした天気に負けず、継続は力なりで活動する所存です。
 
この後も恒例の西浦(名子地区)での辻立ちに出掛ける関係から、本日のブログはこれにて閉じさせていただきますが、皆様方におかれましては、引き続き叱咤激励賜りますよう宜しくお願いいたします。

ワクワク感の貯金が続く「2024北陸新幹線敦賀開業」

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暦のうえでは今日から夏至。
 
北半球では、夏至(夏至の初日)は、1年のうちで昼の時間が最も長くなる日ですが、文字通り、夏に向かっていくという意味もあり、季節の移り変わりを感じるところです。
 
さて、こちらは中盤から終盤へと向かう敦賀市議会ですが、昨日は二つの特別委員会を開催し、私は所属する「新幹線対策特別委員会」に出席。
 
調査事項を「駅西地区土地活用事業について」とし、北陸新幹線の整備状況、並行在来線の現況などについても報告を受けた次第。
 
順調に工事が進む駅西地区においては、BゾーンのホテルグランビナリオTSURUGA、スターバックスでは什器搬入や内装関係、Aゾーンでは知育・開発施設「ちえなみき」や子育て支援施設「ここるん」が入る複合棟、飲食棟の外装工事がほぼ完了、その間にある駅西広場公園では排水溝の設置などの工事が行われている段階であることを確認しました。
 
気になる物販・飲食に関する店舗出店状況についても説明があり、現在10店舗中、7店舗の出店が決定、残り3店舗についても運営を行う青山財産ネットワークスが鋭意交渉を進めており、「otta(オッタ)」(このエリアの総称)のオープンまでには、何とか契約まで整えたいとの考えも確認。
 
また、8月30日(火)には駅西土地活用事業の完成式典を行う予定としたうえで、いよいよ9月1日(木)には供用開始となる旨の説明もありました。
 
敦賀を訪れる人はもとより、何と言っても「市民の普段使い」によるにぎわい創出を目的とするエリアであり、世代を問わず、敦賀にお住まいの皆さんが自慢に感じる場所になればと、大いに期待するところです。
 
報告事項では、既に「ハピラインふくい」に社名が決定している並行在来線に関し、来月には準備会社から「ハピラインふくい」へ移行することや、沿線市町から2次出資金(敦賀市は2,680万円)を支払う予定であること、来年冬頃には開業時の運賃やダイヤを公表予定であることなど、今後の工程感についても報告あり。
 
なお、福井県並行在来線利用促進協議会では、利用促進に関わる活動に対し、奨励金を交付するとの紹介があり、既に敦賀市ホームページにも掲載されておりましたので、以下リンク掲載します。
 
関心ある方はぜひご覧ください。
 
 →→→敦賀市HP「福井県並行在来線活性化地域活動奨励金交付事業について」はこちら
 
そして、北陸新幹線の整備状況については、本年2月より行われていた新幹線敦賀駅ホームを覆う旅客上家の鉄骨建方工事が完了することを示す「上棟式」が6月19日(日)に執り行われたことに表れるよう、工事は順調。
 
金沢ー敦賀間の工事区間で最も難所と言われる敦賀駅新築工事は今後、年度内の外観完成を目指し進められることとなります。
 
試運転開始時期について質問したところ、「まだ未定」とのことでしたが、工程表を見る限り、2023年10月には電車線の完成検査終了予定であることから、その後にいよいよ新幹線車両が走る姿がお目見えするものと思われます。
 
一年延長した敦賀開業ではありますが、遅れた工程に対して少しでも前倒しで工事を進める姿勢がヒシヒシと伝わってくるものであり、関係者の皆さん、とりわけ現場第一線で奮闘されている皆さんには最大限の感謝と敬意を表するところです。
 
工事完遂まで、今後も「安全最優先」で作業を進めていただくことをお願いする次第です。
 
※私も出席しました「上棟式」の後には現場見学がありましたので、その際の現場状況を共有いたします。

【3階の新幹線ホーム(大阪方面を見る)。この先は、車両基地へ接続される一方、さらに大阪まで延伸するレールまで。期待つながる光景となっています。】

【2階の乗換コンコース。このフロアの天井には北前船をイメージした帆が、柱には敦賀山車の水引幕が設置される予定です。】

【完成すれば、鉄道運輸機構が手掛けた整備新幹線駅の中で最も体積の大きい駅となる「敦賀駅」。近くで見る姿はまさに「要塞」でした。】
 
1年9ヶ月後に迫る「敦賀開業」。
 
これに向けては「ワクワク感の貯金」だと仰った方がいましたが、まさに私の気持ちもそのような感じです。
 
駅西「otta」のオープン、これから本格的に進む駅東口(木の芽側)の工事を始め、賑わいを駅前から市内中心部、さらには郊外にまで波及させること、先の一般質問でも意見した「新幹線開業は目的でなく手段」との考えのもと、その先にある市民生活の利便性向上に向けた効果への期待までを思えば、このワクワク感の高まりはかなり先まで持続するもの。
 
そうした思いも周囲にお伝えし、2024年春の開業に向け、まずは市民の皆さんとともに機運を高めていければと思います。

どれもこれも重要な「4つの期成同盟会」

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屋外を中心に各種イベントが再開されるなど、最近はコロナ禍からアフターコロナへの光明を感じるところ、昨日は敦賀市役所2階講堂において、道路建設や新幹線開業促進に関わる4つの「期成同盟会」総会が開催されました。
 
本年1月に供用開始した新庁舎ですが、振り返ってみれば、講堂を使用してのこうした会議に出席するのは初めて。
 
以前の庁舎に比べると大変明るい雰囲気に感じた訳ですが、それ以上にこの期成同盟会が集合型で開催されるのは3年ぶり。
 
ここ2年は、コロナ禍により書面開催としていましたが、感染対策を図りつつ集合型としたことで得られるのは何と言っても「横のつながり」。
 
昨日も久々に顔を合わせる地域の関係者や隣接町の議員さんなどと顔を合わせ、会話する中で連帯感を感じた次第です。
 
さて、その期成同盟会ですが、昨日開催した4つの総会は次の通り。
 
(1)敦賀-高島連絡道路整備促進期成同盟会
滋賀県高島市と広域的且つ一体的な経済圏、生活圏の構築、敦賀港と滋賀県を始めとした京阪神との交流拡大、そして敦賀市全体の産業活動や観光などの様々な分野のさらなる発展に向け、高島市に至る「敦賀-高島連絡道路」を早期に整備実現することを強く要望するもの。
 
(2)北陸新幹線敦賀開業促進期成同盟会
北陸新幹線敦賀開業については、関係機関が緊密に連携し、経済波及効果を高め、地域の活性化につなげていくことが最も重要だとし、令和6年春の開業を確実に実現すること、敦賀・新大阪間については令和5年度当初の着工及び一日も早い全線開業を実現することなどを強く求めるもの。
 
(3)敦賀バイパス道路建設促進期成同盟会
国道8号バイパス4車線未整備区間(坂下~小河口・田結~余座)の道路整備など、国道8号及び27号のバイパス道路並びに市内乗り入れ道路の建設を促進し、北陸自動車道と相俟ってその早期実現と交通緩和を図り、もって地方産業、文化等の進展を目的とするもの(一部、同盟会規約抜粋)。
 
(4)国道8号敦賀・南越前バイパス建設促進期成同盟会
敦賀市田結から南越前町大谷までの国道8号線(約15.5km)は急峻な地形で、道路幅員も狭く、急カーブや急勾配が連続し、安全な交通に支障がある区間であることから、敦賀市田結ー挙野間の「敦賀防災」、敦賀市挙野から南越前町大谷間バイパスの建設促進と予算確保を強く要望するもの。
 

【敦賀-高島連絡道路整備促進期成同盟会総会の様子(写真は「敦賀市長の活動日誌」より拝借)】
 
上記期成同盟会はいずれも敦賀市長が会長を務められ、昨日も関係自治体の首長を始め、各級自治体議員、国や県の関係機関、地域の皆さんなど、多くの関係者が集う中で、地域全体の利便性や安全性、活性化につながる建設整備促進に向けた意思を確認し合えたことは、大きな意義があったものと感じた次第です。
 
また、これだけ多くの道路や鉄道建設整備に関わる案件があるというのは、敦賀が古より「交通の要衝」と言われる所以であると、どこか誇らしくも感じたところです。
 
改めて「期成同盟会」を辞書で調べると「同じ目標の実現に向かって、結束して活動する人々の組織」とありました。
 
こうして対面で確認し合った「目標」と「意志」のもと結束力を高め、ひとつづつ着実に実現できるよう、私自身、認識を高く持ち、微力ながら尽力する所存です。

「空にうかぶ」新幹線敦賀駅舎が姿を現す〜開業まであと700日〜  

ブログ 北陸新幹線

今日からはゴールデンウィークに相応しい晴れの日が続くようですが、昨日はどしゃ降りの雨。
 
あいにくの天気であった訳ですが、そのような中開催された「第93回福井県中央メーデー」に出席してまいりました。
 
雨中にも関わらず、会場の福井市中央公園芝生広場には、多くの連合福井傘下の組合員さんらが集い、杉本達治福井県知事を始めとする来賓祝辞、今夏の参議院議員通常選挙に候補者を擁立する各産別からの決意表明の後には、パンフレットのQRコードを読み込んでの抽選会が催されるなど、趣向が凝らされた内容で進められました。
 
主催者挨拶で連合福井の矢野会長は、雨の中央メーデーは近年無かったことに掛け、「雨降って地固まる」と仰っていましたが、より結束力を高め、「働くことを軸とする安心社会の実現」に向け、私自身も連携を深め取り組んでいきたいと思います。
 
そうして午前中は福井で過ごし、夕方は帰省する長女の迎えのため敦賀駅に向かうと、以前から進められていた北陸新幹線敦賀駅舎の旅客上家(ホームの屋根)が既存駅の真後ろまで延びてきており、駅前から望む姿は圧巻の様相を呈するまでになっていました。
 

【旅客上家工事が進む北陸新幹線敦賀駅舎】
 
新幹線敦賀駅舎のデザインコンセプトは「空にうかぶ~自然に囲まれ、港を望む駅~」であり、デザインイメージは「煌めく大海から未来へ飛翔する駅」としています。
 
ご覧いただくように、中央に姿を現した両サイドが跳ね上がった屋根は「ユリカモメ」が飛翔する姿をイメージしているとのことですが、私にはまさに大空に羽ばたいていくように映った次第。
 
何を置いても新型コロナ対策や冬季の厳しい気象条件がある中においても、こうして安全に且つ順調に工事を進めていただいている鉄道・運輸機構の皆さんは敬意を表するところであり、工事完遂まで引き続きの安全作業をお願いするところです。
 
電車の到着時間までぐるっと駅前を一周すると、駅西地区の知育・啓発施設や飲食ゾーンの建屋外観はすっかり仕上がっており、中央には芝生が敷かれるこのエリアの完成形を想像するに、老若男女、敦賀の方、観光客を問わず、笑顔あふれるふれあいと賑わいの場になっている姿が頭に浮かんだ次第です。
 
奥にはホテルや「嶺南初」のスターバックスも外観を成しており、エリア全体の完成を心待ちにするところ。
 
せっかくですので駅西エリアもご紹介いたします。

【立体駐車場手前が知育・啓発施設】

【ルートイン側には、約10店舗が入る飲食・物販ゾーン。その先にあるのがスターバックス。】

【駅西エリア全景。中央は、ステージなどが併設された芝生広場となります。】
 
どこか期待で心満たされる中、オルパークに入ると、敦賀工業高生が製作した敦賀開業までのカウントダウンボードはちょうど「700日」を指していました。
 
「もう700日」、「まだ700日」と思いが錯綜するところでありますが、駅舎デザインに込められた意味の通り、古より交通の要衝として栄えてきた敦賀が「新幹線」によってさらに大きく羽ばたけるよう、まずはあと2年を切った開業に向け、受け皿整備を着実に進めるとともに、市民の皆さんが「開業」を「自分ごと」と感じていただけるよう、私なりに取り組んでいきたいと思います。
 

【このカウントダウンに合わせ、機運が高まっていきますように】

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