「野坂岳」に思う、自然からもらう力と大切さ

ブログ 敦賀の自然

10日に開幕した「甲子園高校野球交流試合」。
 
新型コロナウイルスの感染拡大期と重なり中止となった、第92回選抜大会に選出された32校による「1試合限定」の甲子園。
 
本来であれば、この「春」の大会が終わっても「次は夏に向けて」となる訳ですが、季節はもう夏。
 
「前哨戦の春」と「最後の夏」が同時に来たようで、複札な心境ではあるものの、1試合でもこの甲子園でプレーすることは、選手にとって栄えある選抜出場の「証」と「聖地」に足跡を残したというかけがえのない勲章になるものに違いありません。
 
昨日の第1試合では花咲徳栄(埼玉)が大分商を、第2試合では明徳義塾(高知)が鳥取城北に勝利しましたが、アルプススタンドの大応援団は無くとも、保護者や控え選手に見守られての溌剌とした全力プレーは、観ていて清々しく、この交流試合が開催された意義を感じた次第です。
 
とりわけ、最終回2アウト1点差から劇的な逆転サヨナラ勝ちをした明徳義塾の試合は、「野球はツーアウトから」、「魔物が住む甲子園」そのものであり、ある種人生ドラマとも掛け合わせて観戦したところ。
 
勝者があれば、敗者がある、しかしそこに両者に必ず生まれるのは「価値」である。
 
10日から12日、15日から17日の計6日間行われる交流試合を数少ない「夏の風物詩」と位置づけ、応援したいと思います。
 
さて、「熱戦」は大いに歓迎ですが、こちらは控え目にしていただきたい「猛暑」。
 
暑い暑いと言っても仕方ありませんが、昨日の敦賀の最高気温は何と36.5度。
 
ちょうど私の平均体温にまでなってしまいました。
 
そのような中でありましたが、「公言通り」、「山の日」の昨日は山へ。
 
敦賀三山のどこを選択するか迷いましたが、久方ぶりの山登りであることや自分の体力、気温なども考慮し、向かうはやはり敦賀のシンボルマウンテン「野坂岳」。
 

【緑と青のコントラストが鮮やかな「野坂岳」。「敦賀富士」とも呼ばれています。】
 
登山道入口に到着すると、この日の暑さも何のその、既に駐車場には多くの登山者の車が停車する盛況ぶりでした。
 
早速、無理は禁物とセーブしながら、樹々の緑や木漏れ日の気持ち良さ、清流で手に汲む水で涼を取りながら歩みを進めると、意外に暑さを感じることなく順調に一の岳に到着。
 
ベンチで休むおじいちゃんと孫(小学校低学年くらい)のペアと挨拶を交わしつつ、休憩は取らずに前進。
 
ここからは稜線の風が心地良く、テンションも上がります。
 
ニの岳からのブナ林を抜け、最後の急登を終えると、眼前に開けてきたのはクッキリの青空と白い雲。
 

【いよいよ頂上です】
 
視界が開け、914m(敦賀の郵便番号と同じ)の山頂に到着すると、この日は見事に鮮明な景色でさらに爽快。
 
せっかくですので、皆さんにも山頂のとっておきの360度パノラマ風景をお裾分けしますね。
 

【特等席からの敦賀市内一望。空も敦賀湾もブルー。】

【美浜、若狭町方面。若狭湾に三方五湖までクッキリ。】

【滋賀県方面。奥に見えるのは琵琶湖。】
 
山頂では多くの皆さんが休憩されていましたが、ここで何と、会社の同僚の我が同志に遭遇するという偶然にビックリ。
 
暫しの談笑後、帰りは二人で一気に走って下山しました。
 
登山道入口で同僚と別れ、私はさらに自宅までランニング(約3.5km)。
 
下るにつれ気温も湿気も上昇していくことを肌で感じ、野坂からの夢街道に入ると灼熱でしたが、無事に帰宅。
気持ちの良い汗を流しました。
 
つらつらと私の登山話しを書きましたが、麓から日々眺め、これまで数え切れないほど登っている野坂岳は、急登では心身ともに鍛えられ、それを乗り越え山頂に着けば、あのパノラマの風景から前向きに進むパワーをもらい、何より人生を豊かにする。
その存在は、私にとって心の拠り所ともなっている「ホームマウンテン」なのであります。
 
神は山に宿るとし、古より私たち日本人にとって神聖な存在である山に対して、畏敬の念を抱きながら生活し、それらの恵みに感謝することは忘れてはなりませんね。
 
そう思えば、「自然を生かしたまちづくり」とは人間のおごり、「自然を大切にしたまちづくり」に改めるべきか。。。
 
そのような思いを含め、改めて我がまちの山の良さと大切さを胸に留める、「山の日」に相応しい一日となりました。
 

【(おまけ)熱中症対策は「梅干し」。山頂で補給した酸っぱさも忘れません。】

今日は「山の日」。自然への畏敬や感謝の念をもって。

ブログ 敦賀の自然

昨日の敦賀の最高気温は35.0度。
 
最も気温が高くなるのは昼過ぎかと思いがちですが、測候所データによると最高を記録したのは15時57分。
 
さらに30度を下回ったのは何と23時であり、外で運動するのは夕方からという方も注意が必要なのかと。
 
新型コロナ対策の「3密」はもはや国民で知らない方はいないと思いますが、この夏を迎え、最近では「3トル」という言葉が出てきています。
 
これは、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」における熱中症予防行動様式として、既に発出されている厚生労働省の周知なども踏まえ、各自治体や学校などで注意喚起されているもので、
 
◉距離をトル(ソーシャルディスタンス)
◉マスクをトル(少なくとも2m以上離れている場合)
◉水分をトル(こまめに)
 
の3つのポイントを心掛けましょうというものです。
 
マスク着用が当たり前となっている昨今では、何か外でマスクを外すこと自体に罪悪感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、確かに、誰もいない場所や通行量の少ない場所で馬鹿正直にマスクを着用し作業や運動をし、熱中症になっていては何をしているか分かりませんので、ここは今年の夏のダブルのリスクを回避する手段として認識のうえ行動いただけるようお願いするところであります。
 
さて、そんな私自身も昨日は、「夕方」に、「3トル」を実践しつつ、いつものコースを軽くジョギングに出掛けました。
 
自宅を出発し、長谷を登り、エネ研をピークに、山村、御名と下るこの周回コースは約5km、黒河林道入口まで足を延ばせば8.5kmというこのコースは、適度なアップダウンで距離の割に負荷を掛けられること、野坂山を角度を変えて望むことが出来ること、そして何より人とすれ違うことが殆ど無いということで、コロナ禍となって以降、お気に入りのコースとしている訳であります。
 
従って、「3トル」に習えば、殆どマスクを気にせず運動が出来るということで、この日も快調に?山村の道を下っていると、何と左前方の休耕地に大型の動物3頭の姿が目に飛び込んできました。
 
もしや、こんな白昼に堂々と猪か!と思いつつ、警戒しながら近づくと何と「牛」でした。
 


 
おそらく近くの牛舎から、休耕地の草刈りを兼ねて放牧されている様子で、四方は電流を流す電線で囲まれていました。
 

 
私の存在に気づき、チラリと視線を送るも、我関せず表情で草を食べる姿を道端から暫し眺めていると、後方を通行する車も驚いた様子でスピードを緩めたり、お子さんが乗車されている車は路肩に停車し、窓を開けて見せてあげたりと、“プチ”サファリパーク状態となっていました。
 
無邪気に「牛さ〜ん!」とはしゃぐ子どもの声は何とも可愛らしく、牛の表情とも併せ、心の和むひと時となりました。
 
“プチ”サファリパークの場所は、小浜線の踏切を山村側に渡り、昭英高校に曲がる角地ですので、お子さんがいらっしゃる方は是非行かれてみてはいかがでしょうか。
 
こうして、自然や動物を身近に感じることが出来るのはやはり、都会には無い、田舎ならではの特権で幸せなこと。
 
これからも大切に守っていかないといけませんね。
 
そんな今日は、「山の日」。
 
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨で2014年に制定された国民の祝日です。
 
他の祝日と異なり、山に関する特別な出来事などの明確な由来があるわけではなく、「山の日」を国民の祝日にしようという様々な動きによってできたものであり、2020年は、東京五輪の開閉会式に合わせて海の日、スポーツの日とともに、この「山の日」も移動となっています。
 
そんな祝日でありますが、国土のおよそ6~7割が山地であることから、昔から山に対して畏敬の念を抱きながら生活し、それらの恵みに感謝しながら自然とともに生きてきたのが日本人であり、ジョギングコースの景色もそう、遭遇した牛もまさにその恩恵のひとつであると感じるところであります。
 
そうした自然や恵みを当たり前に思わず感謝の念を持って。
 
そんな思いを抱きながら、今日は久しぶりに「山」に登ろうと思います。

勇気ある撤退は、次へのチャレンジの証

ブログ まちづくり

福井県内は7日ぶりの新型コロナ感染者ゼロ。
 
敦賀市5例目の方の濃厚接触者は「同居」のお二人と公表されていただけに、新たな発症者も覚悟していた訳ですが、結果「陰性」ということで安堵したところです。
 
明日からのお盆週間にあたり、敦賀市においては、各公共施設の利用について市外者に自粛要請をしたということもあって、以前から最も気にしている気比の松原に状況を見にいくと、いつの間に立てたのか「敦賀市民のみの利用とする」旨の赤い帯のついた看板に加え、何と停車する車はまばらな状態。
 
入口にいらっしゃった警備員(2名体制)の方にお話しを伺うに、県外ナンバーの方には事情を説明すると、ほぼ素直に聞き入れていただきUターンしていただけるとのこと。
 
急遽の要請でトラブルに成りかねやしないか心配をした訳ですが、大きな混乱は無いようで、こちらもやや安堵した次第です。
 
市のホームページを見ると、8日付けで渕上市長のメッセージも更新されていました。
 
4月6日以降、これで9回を数えるメッセージでありますが、ここ最近は感染対策に加え、誹謗中傷の防止も呼び掛けられています。
 
特に誹謗中傷や偏見に対しては、より多くの市民の皆さんに理解されることにつなげるためにはやはり、リーダーである市長から気持ちや思いを伝えていただくことが効果的と考えますので、今後も引き続き、機を捉えての発信をお願いしたいと思います。
 
さて、若干前置きが長くなりましたが、本来であれば、今日は25回目となる「敦賀港カッターレース」の開催日。
 
既に公式ホームページでも発表をしている通り、市内の新型コロナ感染状況に鑑み、苦渋の判断をもって「中止」としており、昨日はカッターの引き上げ、清掃作業など後片付けを行い、レースで走ることなく艇を元の場所に戻しました。
 

【レースでの出番が無かったカッターは元の位置へ】

【引き上げられるカッター】
 
実行委員会に置かれては、コロナ禍における本イベントのあり方について検討に検討を重ねつつ、参加チームへの説明、7月25日にはカッター(船)下ろし、以降出場チームの練習助勢などの対応を重ねてまいりましたが、市内で感染者が相次ぐ状況の中、最終的には先週5日に開催した実行委員会の中で話し合いをし、「中止」の決定をしたものであります。
 
私も5日の実行委員会に出席し発言もさせていただいた訳ですが、さすが皆さんで作り上げているイベントだけあって、誰かのトップダウンで決めるのでなく、公平に皆の意見を聞き、総合的に合意形成を図りながら判断をする手法は、まさに民主主義のお手本であると密かに感じた次第です。
 
「こんなコロナ禍なのに最初から止めれば良かったやん」の言葉に対しては、これまで私は自身の考えも踏まえ、少し反論もしてきたところですが、「コロナとの共存」、「withコロナ」の時代にあって、極端に感染防止対策にウエイトを置き、何事も最初から諦めていては、人生をゆたかにする生きがいや楽しみを失うこととなり、個人としての過ごし方やまちづくりの観点からも著しくバランス感を欠いたものとなります。
 
「やれない理由は言うな。どうしたら実現出来るかを考えよ」
 
会社に入った際に上司や先輩から良く言われた言葉ですが、これは皆さんも同じご経験があるのではと。
 
つまり、コロナに関しても、リスクを可能な限り低減させる感染対策を考え、「実現出来る方法」を考えるべきであると言うのが私の考えであります。
 
このカッターレースにおいては、以前にも述べた通りのきめ細やかな感染対策に加え、実行委員を含む参加者の皆さんに「抗体検査」まで行いました。
 
事前に検査しても意味ないだろとのご意見も受けましたが、準備段階から徹底して感染対策を講じていると考えれば、そこまでの対応を図るイベントはあまり無いのでは無いでしょうか。
 
こうした中での中止判断は、実行委員の皆さんにとって落胆を隠せないものでありましたが、既に気持ちを切り替え、見据えるは来年。
 
海に関わる人のハートの強さは、さすがです。
 
「勇気ある撤退は、次へのチャレンジの証」
 
コロナとの共存の中で、今年の中止判断をバネに、来年はさらに進化し、今年の分まで盛り上がる「敦賀港カッターレース」が開催されることを切に願うとともに、微力ながら私も参画していきたいと思います。

「笙の川の河川改修工事にかかる説明会」が開催される

ブログ 防犯/防災

既にこのブログでも【速報】としてお伝えしている通り、昨日、敦賀市内では5例目となる新型コロナ新規感染者が確認されました。
 
福井県においては、2例目から5例目までの検査結果や発症時期をさらに詳細に分析をし、「感染源」や「感染経路」を特定するとしています。
 
裏を返すと、この2つが判明していないということに加え、「無症状感染」の方がいらっしゃったという状況からすれば、今や知らずして身近なところにウイルスはあると認識しておくくらいの危機感が必要であると考えます。
 
このような中、次週からお盆のシーズンを迎えることも含め、昨日午後には敦賀市の「新型コロナ感染症対策本部会議」が開催され、市内感染者の情報確認やお盆期間中の各施設の運営、各部からの報告・状況共有が行われました。
 
市内各公共施設(対象27施設)に関しては、この感染状況を踏まえ、8月10日(月)〜16日(日)の期間中については「市外の方の利用自粛を要請」することを決定し、既にホームページなどにも掲載されておりますが、これ以上の感染拡大、ウイルスの持ち込み防止(その逆も含め)を強化するものとご理解いただき、ご協力をお願いしたいと存じます。
 
さて、新型コロナの話題が止まないところでありますが、敦賀市が災害リスクとして抱える大きな課題「笙の川」。
 
昨日は西公民館において、福井県嶺南振興局敦賀土木事務所主催による「笙の川河川改修工事にかかる説明会」が開催され、傍聴をしてまいりました。
 
笙の川の河川整備に関しては、福井県が作成した大方針「笙の川水系河川整備基本方針」(平成20年7月)、これを受けた「笙の川水系河川整備計画」(平成21年1月)があり、私自身、以前にこれらの資料を元にこれまでの整備の歴史や今後の計画について把握をしたうえで、敦賀土木事務所にてさらにお話しを伺い、理解を深めたところであります。
 
この日は、事前に回覧板などで近隣住民の皆さんに周知されていたこともあって、ややご高齢の方が多かった感がありますが、呉竹、三島、昭和町などの住民の皆さんが参加のもと行われました。
 

【説明会の様子】
 
パワーポイントを用いた土木事務所からの説明の後、住民の皆さんからの質問を受ける形式で開催されましたが、説明にてありました主なポイントは以下の通りです。
 
【敦賀土木事務所の説明内容(ポイント)】
◉河川整備事業は、既に着手済みの部分を含め、平成27年から令和12年までの期間(予定)で行われる。
◉現時点での総工費は約45億円。
◉整備計画のグレードを示す「治水安全度」は、現在の1/10(10年に1回発生する想定)から計画を1/50とする。
◉これに伴い、流量や想定降雨量は、1/10の場合が、流量470m3/s、降雨量150mm/日、1/50の場合が950m3/s、200mm/日となる。
◉事業区間は、河口から木の芽川合流点までの1,600m。
◉改修方法としては、すべての範囲(1,600m)の河床掘削、護岸補強(両岸2,260m)、橋梁改築(松島橋、松原橋、来迎寺橋)、堤防嵩上げ(両岸1,020m)。
◉松島橋(一番河口側)においては、松原側からストレートで渡れるよう位置変更をするとともに、橋脚を5から2に削減し、漂流物によるダム化(堰き止めてしまうこと)を防ぐ対策も行う。
◉令和2年度においては、河口付近の矢板護岸を現在の長さ5mから10mに補強する。
◉工事は出水期を避ける関係から、令和2年11月から令和3年2月を予定。
 
説明後は住民の皆さんより、これまでのご経験なども踏まえ、様々な切り口からの質問、ご意見がされましたが、課長さんやご担当の方がマイクを握り、思いも込めて答弁される姿を拝見し、敦賀土木事務所の方も非常に丁寧に対応されているものと受け止めた次第であります。
 
ご意見でもありましたが、線状降水帯など特徴的な降雨、観測史上最大などの言葉が飛び交う昨今の降雨の状況を見れば、どれだけ想定をし対策を施してもそれで「完全」、「絶対にはん濫、洪水は起きません」と言い切るのは、行政としても難しいところ。
 
もちろん、行政は住民の命と財産を守るため、リスクを可能な限り低減するための対策は講じるべきでありますが、このことと併せて、「命を守る」ためには、発生し得る災害リスクを共有し、情報伝達のあり方や避難方法、避難所の周知など、早期に安全に避難出来る状態にしておくことが極めて重要なことと考えます。
 
敦賀市においては、先般もハザードマップが改訂され、次には福井県が策定した市内に流れる支流を含めた評価を元にした見直しもされていくところであります。
 
切に心配されている近隣住民の皆さんの声を直で聞き、最新の知見を取り込みながら、ハード・ソフトの両面から安全と安心が少しでも向上するよう取り組む必要があると認識を強めましたので、自身も学びを継続しながら、この大きな課題への対応を注視、そして意見提起していければと考えます。

【速報】敦賀市内5例目の新型コロナ新規感染者を確認

ブログ 新型コロナウイルス

本日、敦賀市において5例目となる新規感染者が確認されました。
 
これを受け、14時より福井県の会見が行われましたので、公表された内容を取り急ぎお伝えいたします。
 
【県の会見内容(ポイント)】
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◉60代女性。
◉8/4に行ったPCR検査では陰性。
◉4例目の女性と濃厚接触者(近しい同僚)であったため再検したところ陽性と判明。
※発症までのタイムラグの関係であり、1回目PCR検査の誤りなどでは無い(県の説明あり)。
◉女性は無症状。
◉同居の家族2名(旦那さんと息子さん)が濃厚接触者。
◉会社も休業、本人は自宅待機しており、ご家族以外の濃厚接触者は無い。
◉感染源、感染経路については引き続き調査をしている。
 
◉企業側(奥井海生堂さん)には大変協力的に対応いただいている。
◉敦賀の感染者が増えてきているが、全県下の医療機関で対応することとしているため問題は生じていない。
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保健所の方に対しての誹謗中傷が見受けられているとのことです。
称賛、支援されるべき医療関係者に対して何故そのような行為が出来るのか憤りすら覚えますが、ここは冷静に、感染対策と併せて応援の声を挙げていきましょう!
 

【会見にて、ホワイトボードを用い福井県式のPCR検査の流れを説明する県職員】

「原爆」を想像させる「原発」の呼称は使用するべからず

ブログ 原子力

核兵器廃絶と恒久平和を願う「原爆の日」に述べるのは相応しくなかろうと、昨日は書くのを控えましたが、逆にこの日に因んでどうしてもお伝えしたいことがありますので、本日はその前置きのもとお読み取りいただければと存じます。
 
それは、「核兵器」とは真逆の「原子力の平和利用」を目的とした「原子力発電」の呼称に関してです。
 
私の記憶の中でしかないものの、以前は言葉の持つ意味合いを踏まえ「原子力」と「原発(げんぱつ)」とが新聞社によって入り混じっていた印象がある訳ですが、恐らく福島第一原子力発電所の事故を境に、そのような考えなど無かったかのように、今では「原発」と呼ぶのが当たり前となっている現実があります。
 
随分前のことですが、「原発」と呼ぶのは、日本人にとって悪の「原爆」とイメージを被せるが如く用いる左翼用語であること、よって原子力発電に携わる者は、正しく「原子力発電」或いは「原子力」と呼ぶべしと教えられたことが鮮明に記憶されおり、以降、その教えは私の中に根付いています。
 
先に述べた通り、今では左派系は勿論のこと中道、右派系報道機関までもが「原発」を統一用語のように用いていること自体、私としては嘆かわしいことでありますが、その言葉を巡りこのような事例がありました。
 
昨年の敦賀市議会選挙後に、とある新聞社の政策アンケートがあり、その設問のひとつに「敦賀原発3、4号の増設を進めるべきか」との問いがありました。
 
私は、自身の回答書を送付するにあたり、先に述べた教えと信念に基づき、「敦賀原発という呼び方は存在しない。正しく、事業者が使用している「敦賀発電所3、4号機」若しくは「敦賀3、4号機」に設問を修正し掲載すべき」との意見を添え修正を求めたところ、実際、選挙後に掲載された新聞記事の設問は「敦賀3、4号機」と表現されていました。
 

【当時の新聞切り抜き。少し見難いのですが、左上の設問をご覧ください。】
 
この事例を思えば、アンケートを作成された記者さん個人、新聞社さんがどこまで意識をしてか知らずか「原発」を使っているのかでありますが、指摘に習い修正(特に反論、逆質問もなし)されたことを思えば、そこまでの拘りを持って使っている訳ではないものと考えると同時に、意識せずとも「使ってしまっている」、つまりは既に「標準語」として浸透しつつあることに対し危機感を覚えた次第であります(まんまと左翼の作戦に嵌ってしまっている)。
 
そこまで敏感にならずとも「原子力発電」を略したら「原発」やろ?とのご意見も聞こえてきそうでありますが、言葉ひとつも思想やイデオロギーに関わるものであることから、今後もこの点に関しては信念を持って「原子力発電」、「原子力」と表現すべきと呼び掛けていきたいと考えます。
 
この言葉の使い方に関して言えば、昨日、平和記念式典が行われた「広島」を「ヒロシマ」と呼ぶのは、何を意図しているのか。
 
「長崎」は「ナガサキ」、「沖縄」は「オキナワ」、そして「福島」は「フクシマ」。
 
何か共通点のある、都道府県名をカタカタ表記すること、或いはその背景にあるものに対し大いなる違和感を感じるのは私だけではないでしょう。
 
話しを元に戻しますが、あの「原爆」までもを反対運動の作戦として使うこと自体が、私にとっては許されることでありませんので、このブログを呼んで考えに賛同いただける方におかれましては是非とも、「原発」ではなく「原子力」、「原子力発電」と呼んでいただくとともに、日本人として違和感のある言葉に対してはご注意されますよう切にお願いいたします。

絶対に風化させてはならないこと。今日は「原爆の日」。

ブログ 政治

あなたにとって絶対に風化させてはならないこととは何か?と問われれば、私の答えは2つ、「戦争」と「北朝鮮拉致問題」です。
 
そのうちのひとつ「戦争」に関しては、毎年、今日を境とし徐々に先の大戦に関する新聞記事やテレビ番組が増えるような気がします。
 
8月6日。
 
今日は、戦争を象徴する出来事、広島に原爆が投下されて75年となる「原爆の日」。
 
9日の長崎とを合わせ、これで四半世紀を3度重ねたことになります。
 
広島の地で行われる平和記念式典は、新型コロナウイルス禍における感染拡大防止のため、規模を縮小して行われるとのことでありますが、どれだけ長い時間が経っても犠牲者を悼むとともに、原子爆弾の被ばくという未曽有の事態からよみがえった広島の歩みを、改めて思う1日にしなければなりません。
 
記念式典では広島市の松井市長が平和宣言されますが、事前に発表された骨子によると、平和を脅かすウイルスに対しては「連帯」が重要と強調し、「75年間は草木も生えぬ」と言われた広島でも人々が「連帯」して苦難に立ち向かい復興したと述べられるようです。
 
一瞬にして焼け野原となった絶望から、それでも人々は懸命に歩み、まちや暮らしを再建してきた、まさに苦難と復興の歴史を思い返すことは、新型コロナウイルスや豪雨災害に苦しむ今の日本に、目に見えない力を与えてくれるような気がします。
 
そしてこの日、併せて考えなければならないのは、核兵器の問題であります。
 
3年前に国連で採択された核兵器禁止条約に日本が参加しなかったことに対する世論も様々な訳でありますが、北朝鮮など核兵器の脅威が続く中、今なお米国の核の傘に抑止力を頼らざるを得ない日本として、国際社会の中でどう行動していけば良いのか。
 
もちろん、私も世界から核兵器が無くなれば良い、いわゆる「核兵器廃絶」を目指すべきとの考えであり、その「理想」は尊いものであると考えます。
 
しかし、「理想」だけで「平和」は守れないというのも、この厳しい国際社会における現実。
 
では具体的にどうするのか?
 
正直、私の中にこれ以上の答えは持ち合わせていないのが現実で、思考不足な点は否めないところでありますが、長い人類の歴史において唯一、原子爆弾による被ばくを経験した日本であるからこそ果たせる役割、そのことを経験したうえで乗り越えなければならないこと、この先も暫くはその葛藤との戦いのうえに立って思考を続けねばならないものと考える次第。
 
奇しくも新型コロナウイルス禍で迎える「原爆の日」。
 
ウイルス禍に耐え、今ある現実の平和を守ること、そして75年前に起きた現実を絶対に風化させないとの念だけは、強く我が胸に留め置きたいと思います。
 

【3年前に訪れた広島の地。今なお「原爆ドーム」がその歴史を語り継いでいます。】

【速報】敦賀市内4例目の新型コロナ新規感染者を確認

ブログ 新型コロナウイルス

本日、敦賀市において4例目となる新規感染者が確認されました。
 
これを受け、14時より福井県の会見が行われましたので、公表された内容を取り急ぎお伝えいたします。
 
【県の会見内容(ポイント)】
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◉60代女性。
◉奥井海生堂さんの従業員。
◉一昨日の2例目50代女性の同僚。
◉2例目の方とは同じフロア、比較的近くで仕事をされていた模様(べったり隣ではない)。詳細は調査中。
◉ご本人の行動歴等は調査中。
◉7/28に37度台の発熱があったもののその後低下、8/4時点で濃厚接触者となり検査を実施。
◉関係者39名をPCR検査をした中で、この1名以外は陰性の結果。
◉現在までの4例の関係性(誰が先かの前後関係など)や感染源に関しては、もう少し調べる必要がある。
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会見の中で県は、「お盆のシーズンを迎えるにあたり、ウイルスは身近にあるとの認識で、より徹底した行動をお願いしたい」と呼び掛け。

高校野球もグラウンド・ゴルフも年は違えど同じ「青春!」

ブログ

敦賀市での感染者確認以降、やまたけブログで取り上げる話題はどうしても新型コロナウイルスにつながってしまう訳でありますが、その点ご容赦のほど。
 
昨日、情報共有としてお伝えさせていただいた3例目の60代男性の方についてですが、勤務先である「春日野運送」さんが、自社ホームページにて時系列を含めて事実関係を説明されており、その中では濃厚接触者は無いとされています。
 
しかしながら、2例目の50代女性を含め感染源が特定されていないうえ、女性が勤める会社39名を対象としたPCR検査は本日結果が出ると思われることから、この点を注視し県の発表、見解を待ちたいと思います。
 
さて、そんなコロナ禍ではありますが、嬉しいニュースがふたつ。
 
ひとつは、既に皆さんご承知置きの通り、3日に行われた福井県高校野球大会にて敦賀気比高校が工大福井高校に8-1で勝利し、見事福井県No.1となりました。
 
夏の県大会はこれで3連覇、プロ注目のエース笠島君を始め、昨夏の甲子園出場メンバーが多く残るチームは、戦前の前評判通りの強さを見せ、決勝戦も持ち前の集中打で相手を圧倒しました。
 
敦賀の看板がついた地元高の勝利に加え、7月18日に開幕したこの特別な大会が無事に最後まで開催出来たことは本当に喜ばしく、改めて関係者の皆さんに御礼申し上げたいと思います。
 
この後開催される選抜代替の甲子園大会に県内の高校は出場出来ないため、残念ながら福井県内の高校球児の夏はこれで終わりました。
 
しかしながら、大きな経験により何にも変え難い価値ある時間を過ごしたことは、必ずやこれからの人生の糧となる訳であり、次の目標に向けスタートを切っている全ての球児、そしてマネージャーさん達の今後の活躍を願うところです。
 
ふたつ目は、敦賀市グラウンド・ゴルフ場「リラ・グリーン」の再開です。
 
今年2月のリラ・ポート休業、その後の前指定管理者解除の影響により休業状態となっていた「リラ・グリーン」については、熱心なグラウンド・ゴルフ競技者を始め、多くの利用者の皆さんから「いつになったら使えるんや」と厳し目の問い合わせを受けていたところ。
 
4月末には、従来の指定管理者のみでなく、市の直営で運営を可とする条例改正を行い、敦賀市の方も調査と検討を進めてきたところ、正直時間を要した感は否めませんが、ようやくこの週末8月7日(金)より利用再開する運びとなりました。
 
利用時間は9時から17時、利用料金は市内・市外を問わず一律500円(従来は市内620円、市外820円)とし、市内グラウンド・ゴルフ競技者有志による運営サポートも受けながら、市の直営にて再スタートを切ることになります。
 
ゴルフ場並みのコースコンディションを目指していた前指定管理者のようにとまではいかないまでも、休業にて若干荒れた芝の状態は時間を掛けて整備していくとのことであり、今後の運営管理状況をしっかりとウォッチすることに加え、暫定期間の位置づけであるが故、今後の本施設のあるべき姿論議の中で「観光」と「健康増進」の両面を目的に置く設置管理条例の位置づけをどうしていくのか、その点については引き続き、市の考えを確認していくとともに、自身の頭の中も整理しておきたいと考えます。
 
もちろん、まだコスト精査などに関わる検討に時間を要している「リラ・ポート」についても同じであり、こちらはまずは再開に向けた目処や見通しを明らかにすることが先決であることから、こちらも引き続き対応していきます。
 
嬉しいニュースと言いながら、思わず課題認識まで述べてしまいましたが、いずれにしてもリラ・グリーンの再開により、これまで市内では総合運動公園しかなかったグラウンド・ゴルフコースが元の2箇所となり、この暑さの中でも元気にプレーされている高齢者の皆さんのハッスル出来る場が増えることは、まさに「心待ち」にしていたことが叶うということに違いありません。
 
週末からの利用再開に向け、市の方も運営や管理の準備も最終段階と思いますが、後は進める中で改善もしながら、より良い環境整備に努めていただきたいと思います。
 
またグラウンド・ゴルフプレーヤーの皆さんにおかれましては、高校球児とは年齢こそ違えど、「今が青春!」。
 
これからの猛暑に対する熱中症と、何よりこの新型コロナ感染への対策には十分に留意され、仲間とともに笑顔で元気に、青春の汗を流し、プレーされることを心より祈念いたします。
 

【再開を待つリラ・グリーン】

【速報】敦賀市内3例目の新型コロナ新規感染者を確認

ブログ 新型コロナウイルス

既にご存知の部分も多いかと思いますが、本日、敦賀市では3例目の感染者が確認されました。
 
昨日の2例目女性の続報も含め、14時から行われた福井県の会見における発表内容をお伝えいたしますのでご確認ください。
 
くれぐれも誤った情報が流布しないようにとの観点で、公式に発表された内容をシェアするものですので、その点ご留意のほど。
 
【福井県の会見内容】
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【2例目の50代女性(8/3確認)について】
◉調査の結果、女性の勤務先の濃厚接触者は17名。
◉濃厚接触者17名は、同じ作業場内で作業されていた方。
◉上記を含む39人について、本日PCR検査実施予定。
 
【3例目の60代男性(8/4確認)について】
◉60代男性、会社員。
◉2例目女性の濃厚接触者(同居のご主人)
◉2週間以内に、滋賀、京都、島根、石川に滞在歴あり。
◉いずれも仕事で1人で滞在。
◉全て日帰り、社有車での移動と聞いている。
◉感染経路はまだ不明。
◉男性の発症は4日目と見ている。
◉濃厚接触者と特定される前の8月2日以前は会社に出社。
◉男性の職場はほぼ1人作業であり、今のところ濃厚接触者は無し(現在も聞き取り中)。
◉県外感染か2例目の奥さんからの感染かはまだ不明(前後関係を調査中)。
 
☆県としては、2例目のPCR検査の結果等を踏まえ、感染源の特定をしていくとの考え。
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以上、引き続き、感染防止対策の基本を遵守のうえ行動していきましょう。

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