今日は「山の日」。自然への畏敬や感謝の念をもって。

ブログ 敦賀の自然

昨日の敦賀の最高気温は35.0度。
 
最も気温が高くなるのは昼過ぎかと思いがちですが、測候所データによると最高を記録したのは15時57分。
 
さらに30度を下回ったのは何と23時であり、外で運動するのは夕方からという方も注意が必要なのかと。
 
新型コロナ対策の「3密」はもはや国民で知らない方はいないと思いますが、この夏を迎え、最近では「3トル」という言葉が出てきています。
 
これは、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」における熱中症予防行動様式として、既に発出されている厚生労働省の周知なども踏まえ、各自治体や学校などで注意喚起されているもので、
 
◉距離をトル(ソーシャルディスタンス)
◉マスクをトル(少なくとも2m以上離れている場合)
◉水分をトル(こまめに)
 
の3つのポイントを心掛けましょうというものです。
 
マスク着用が当たり前となっている昨今では、何か外でマスクを外すこと自体に罪悪感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、確かに、誰もいない場所や通行量の少ない場所で馬鹿正直にマスクを着用し作業や運動をし、熱中症になっていては何をしているか分かりませんので、ここは今年の夏のダブルのリスクを回避する手段として認識のうえ行動いただけるようお願いするところであります。
 
さて、そんな私自身も昨日は、「夕方」に、「3トル」を実践しつつ、いつものコースを軽くジョギングに出掛けました。
 
自宅を出発し、長谷を登り、エネ研をピークに、山村、御名と下るこの周回コースは約5km、黒河林道入口まで足を延ばせば8.5kmというこのコースは、適度なアップダウンで距離の割に負荷を掛けられること、野坂山を角度を変えて望むことが出来ること、そして何より人とすれ違うことが殆ど無いということで、コロナ禍となって以降、お気に入りのコースとしている訳であります。
 
従って、「3トル」に習えば、殆どマスクを気にせず運動が出来るということで、この日も快調に?山村の道を下っていると、何と左前方の休耕地に大型の動物3頭の姿が目に飛び込んできました。
 
もしや、こんな白昼に堂々と猪か!と思いつつ、警戒しながら近づくと何と「牛」でした。
 


 
おそらく近くの牛舎から、休耕地の草刈りを兼ねて放牧されている様子で、四方は電流を流す電線で囲まれていました。
 

 
私の存在に気づき、チラリと視線を送るも、我関せず表情で草を食べる姿を道端から暫し眺めていると、後方を通行する車も驚いた様子でスピードを緩めたり、お子さんが乗車されている車は路肩に停車し、窓を開けて見せてあげたりと、“プチ”サファリパーク状態となっていました。
 
無邪気に「牛さ〜ん!」とはしゃぐ子どもの声は何とも可愛らしく、牛の表情とも併せ、心の和むひと時となりました。
 
“プチ”サファリパークの場所は、小浜線の踏切を山村側に渡り、昭英高校に曲がる角地ですので、お子さんがいらっしゃる方は是非行かれてみてはいかがでしょうか。
 
こうして、自然や動物を身近に感じることが出来るのはやはり、都会には無い、田舎ならではの特権で幸せなこと。
 
これからも大切に守っていかないといけませんね。
 
そんな今日は、「山の日」。
 
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨で2014年に制定された国民の祝日です。
 
他の祝日と異なり、山に関する特別な出来事などの明確な由来があるわけではなく、「山の日」を国民の祝日にしようという様々な動きによってできたものであり、2020年は、東京五輪の開閉会式に合わせて海の日、スポーツの日とともに、この「山の日」も移動となっています。
 
そんな祝日でありますが、国土のおよそ6~7割が山地であることから、昔から山に対して畏敬の念を抱きながら生活し、それらの恵みに感謝しながら自然とともに生きてきたのが日本人であり、ジョギングコースの景色もそう、遭遇した牛もまさにその恩恵のひとつであると感じるところであります。
 
そうした自然や恵みを当たり前に思わず感謝の念を持って。
 
そんな思いを抱きながら、今日は久しぶりに「山」に登ろうと思います。