JR敦賀港線廃線敷の現地視察 〜百聞は一見に如かず〜

ブログ まちづくり

一昨日ご紹介しました、今日、明日最も厳しい予想となっている東京エリアの電力需給。
 
今朝ほど、東京電力ホールディングスHPの「でんき予報」を見ると、需要ピーク時並びに使用率ピーク時ともに「94%」となっていました。
 
同予報には、「6月18日、19日の最小予備率が低い値となっております。当該の最小予備率については、追加的な供給力対策を考慮していない値であり、追加対策を講じることで、現時点では安定供給可能な見通しです。引き続き需給状況を注視し安定供給に努めてまいります。」と書かれており、予断を許さない状況であることが伺えるところ。
 
あらためて、電気の安定供給は当たり前ではないことを認識しつつ、本日は「でんき予報」の需給トレンドに注視したいと思います。
 
さて、昨日の敦賀の最高気温は30.3℃と連続の真夏日に。
 
抜けるような青空を見ているとすっかり「夏空」といった感じでしたが、午前9時30分からは、敦賀市議会の新幹線開業後まちづくり特別委員会の行政視察に、委員外議員として出席してまいりました。
 
現地視察先は、JR敦賀港線廃線敷。
 
先の3月定例会において、「(仮称)敦賀みなと公園」整備のため、敦賀市がJR貨物から用地取得をしたところですが、視察では舞崎の新幹線高架下の起点から金ヶ崎エリアまでの廃線敷1.7kmを歩いて確認した次第です。
 

【見えづらいかもしれませんが、資料の赤点線が廃線敷1.7kmのルート】
 
なお、廃線敷の利活用に関しては、令和5年11月に策定された『金ヶ崎周辺魅力向上デザイン計画』の全体イメージにこう書かれています。
 
<全体イメージ>
• 人道の港のエピソード、赤レンガ倉庫、ランプ小屋など歴史的資産が集積する金ヶ崎エリアに宿泊・飲食機能を整備
• 敦賀の文化と歴史の中心であり、年間約70万人が訪れる氣比神宮の魅力をさらに向上させるとともに、神楽商店街を参道として整備し、にぎわいを創出
• 旧敦賀港線についても、まちなか周遊を拡大させるための整備を併せて検討
 
 →『金ヶ崎周辺魅力向上デザイン計画』はこちら
 
視察では、市の担当課の皆さんに要所要所でご案内いただきつつ、廃線レールに沿って歩いた訳ですが、まさに百聞は一見に如かず。
 
取得した用地の範囲、民地との境界やロケーション、レールや枕木のコンディション、急斜面の場所等々、実際歩いてみなければ分からないことが多くあったところです。
 
自分なりに利活用方法のイメージを考えながらではありましたが、感じた一番のネックは、元々踏切があった舞崎や曙など4箇所でレールが途切れていること。
 
直感的に、取得した土地すべてを同じ構図の中で利活用するのは難しいと感じた次第であり、こうしたことも踏まえ、以降、自分なりに考えていきたいと思います。
 
なお、せっかくですので、廃線敷のイメージが湧くよういくつか写真を掲載しますのでご覧ください。
 

【取得した用地の起点となる場所(北陸新幹線の高架付近)】

【舞崎の旧踏切(敦賀駅方面を見る)】


【曙町の国道8号カルバート前。写真は見切れていますが、手前に民家(右)に渡る踏切跡あり。】

【国道8号カルバートをくぐった先】

【松本鉄工(金ヶ崎)前のレール切替ポイント】

【松本鉄工(金ヶ崎)前の分岐したレール】

【金ヶ崎エリア。(仮称)敦賀みなと公園の整備イメージ図て照らし合わせる。】

【同じく金ヶ崎エリア。貨物のコンテナがないと、思ったより広い。】

【さらにその先。終点へ。】
 
皆さんもイメージが湧いてきたことと思いますが、現地視察のことをX(旧Twitter)に掲載すると、
 
◉敦賀に行った時は、赤チャリ(シェアサイクル)で回らせていただくのですが、ますます見どころが増えますね
◉部分的にレール残ってるから自転車式のトロッコで遊具にするとか…
 
などとコメントあり。
 
こうして期待とアイデアをいただけたことを嬉しく感じた次第です。
 
いずれにしましても、先週の一般質問で述べたよう、敦賀駅から金ヶ崎までつながる旧敦賀港線、そして金ヶ崎エリアは「鉄道と港のまち」を体現する大切な場所。
 
今後、皆さんかもアイデアを頂戴しながら、慎重に検討してまいります。