流言は智者に止まる 〜誤情報に惑わされぬようご注意を〜

ブログ 防犯/防災

5時26分、ミシッという音とともに家が揺れました。
 
すぐさま届く防災メールによれば、敦賀を含む福井県嶺南地方の震度1に対し、石川県能登地方では震度5強。
 
続く被災地を襲う強い余震に、思わず「もういいやろ」と呟いた次第。
 
このブログのほうも、今日で5日連続、地震のことを取り上げますが、今はそれ以外のことを書く気になれないのでご容赦ください。
 
そのうえで、まずは昨日に続くお願いから。
 
今日から三連休のため、多くの人が移動されることが予想されますが、とにかく、
 
◉能登方面への不要不急の移動は控えて!
◉義援物資は持ち込む前にご連絡を!

 ※なお、個人からの義援物資は、現在も受け付けていません。
 
これは、石川県が様々な媒体を使って呼び掛けていることであり、人命救助、物資支援優先のため、何卒ご理解・ご協力お願いいたします。
 
また、昨日は能登半島地震の対応を巡り与野党6党の党首会談が行われ、野党側は独自の被災者支援策などを提唱。
 
我が国民民主党からは玉木雄一郎代表より、まずは、孤立集落の解消と必要な物資の提供、体調不良者への対応に全力をあげるよう要請するとともに、特に、下記の点について要望しました(以下、項目のみ掲載)。
 
(1)迅速な停電等の復旧に向けた道路の早期啓開と渋滞緩和のための規制強化
(2)空路や海路による支援物資輸送力の強化
(3)補正予算の編成を含めた復旧・復興に向けた柔軟な財政出動
(4)被災者生活再建支援制度の支援金の上限の引き上げ
(5)偽情報の拡散抑制と事実に基づいた発信の強化
 
要望の全文は以下リンクよりご覧ください。
 
 →国民民主党HPはこちら
 
とりわけ(5)に関しては、SNSによる第三者を語った嘘の救出要請や東日本大震災時の津波映像を使ったデマ、志賀原子力発電所に関しては、地震・津波被害や起動変圧器の油漏れ、モニタリングポストに至るまで誤情報が流れており、被災者支援や復旧・復興の妨げとなるような偽情報の発信をしないよう、政府からも積極的に呼びかけると同時に、特に原子力発電所関連情報については、北陸電力だけに頼るのではなく、政府や規制委員会からも正確かつ最新の情報を積極的に発信していただきたいと求めました。
 

【今回の津波高さと発電所防潮堤・建屋との位置関係を示した図(北陸電力の公式Xより引用)。流布される誤情報に対し、北陸電力はこうしたことをひとつ一つ丁寧に説明しています。】
 
また、内閣府防災からはX(旧Twitter)にて以下のポスト(投稿)あり。
 
【注意喚起】
災害時には、インターネット上に根拠のない不確実な情報いわゆるデマが投稿されることがあります。公共機関の情報を確認するなど、こうした情報に惑わされないよう注意してください。
「流言は智者に止まる」
 
こうした内容がポストされること事態、異例なことかと思いますが、文言の最後に記された「流言は智者に止まる」は、ポストした5日にはインターネット上のトレンドワードになるなど注目されました。
 
「愚かな者は根拠のないうわさ話を次々と伝えていくが、賢者は他の人に語らず、流言はそこで止まる」という意味で中国の思想家 荀子の言葉。
 
ついては、私自身、出所のしっかりした正確な情報発信に努めますので、皆様方におかれましても「誤情報に惑わされる」ことのなきようご注意願います。