6月9日は「サイバー防災の日」

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昨日は北陸新幹線の県建設促進同盟会総会が敦賀市で開かれ、「小浜・京都ルート」による敦賀-新大阪間の認可・着工に向けた具体的なスケジュールの明示など、政府・与党に求める8項目の決議を採択。
 
会長の杉本達治知事は小浜・京都が「唯一無二のルート」と強調した上で「夏の概算要求や年末の来年度政府予算案決定に向け、一致団結して地元の熱意を届けていく」と決意を述べたとのこと。
 
5月22日の「北陸新幹線建設促進同盟会」(北陸新幹線の沿線自治体沿線の10の都府県で構成)では、「小浜・京都ルート」での一日も早い認可と着工を国に求める決議が採択されたほか、JR西日本の長谷川一明社長は会見で「小浜・京都ルートしか考えられない」と明言しており、早期実現に向け、目に見える形での進展を望む次第です。
 
さて、話しは変わり、政府は7日、サイバー攻撃に先手を打って被害を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」に関する有識者会議の初会合を首相官邸で開き、岸田首相は「サイバー対応能力の向上は、ますます急を要する課題だ」と述べ、早期に関連法案を取りまとめるよう指示したとありました。
 
いわゆる「アクティブ・サイバーディフェンス」に関しては「食らったらおしまい」であり、専守防衛の中にあっても早期の法整備を進めるべきと考えるところです。
 
一方、「サイバー防御」に関しては、民間も同じで、ちょうど現在、動画配信サイト「ニコニコ動画」が「大規模なサイバー攻撃」を受け、ニコニコ動画や「ニコニコ生放送」などのサービスを停止しているとウェブサイトや公式SNSで明らかにしています。
 
このように、一度受ければサービス提供停止を余儀なくされることはもとより、復旧の見込みも立たないほどダメージを受けることから、企業にとってはまさに、いかに未然に防御するかが重要課題であるところ。
 
時代の進化に伴った「サイバー攻撃(テロ)」は、国家防衛から公的機関や民間企業、さらには個人までをも対象とする訳ですが、ちょうど本日6月9日は「サイバー防災の日」となります。
 
「サイバー防災の日」とはLINE株式会社が制定したもので、「セキュリティの鍵を掛ける」の意味で「6(ロッ)9(ク)」と読む語呂合わせから、この日に定めたもの。
 
スマートフォンやパソコン、各種インターネットサービスにおいて、利用者のサイバー防災意識を高め、安全安心に利用してもらうことを目的としています。
 

【「サイバー防災の日」のコラージュ(PRTIMES MAGAZINEより引用)】
 
私のスマホメールにも、1日1件は「Amazon」や「○△カード」からセキュリティ確認やアカウント確認とやらの連絡通知があり、決まって「以下リンクにてご確認ください」などとある訳ですが、この手のメールには絶対に反応してはいけません。
 
リンクに飛んだ瞬間、ウイルスに侵される、あるいはスマホごと乗っ取られることもあることから、特にご高齢の方におかれましては、簡単にリンクを押さないよう十分ご注意のほどお願いいたします。
 
デジタル化が進む現代において、サイバー攻撃による被害は増加傾向にあります。
 
また、サイバー攻撃の手口は年々巧妙化されているため、定期的な情報のアップデートも必要となります。
 
国家防衛の「アクティブ・サイバーディフェンス」と同様、自分のスマホやパソコンも「食らったらおしまい」の危機感をもって「防御」していきましょう。