「otta」が土地活用モデル大賞「国土交通大臣賞」を受賞

ブログ まちづくり

先週、今週と続く行政視察では、本ブログでもご報告しているとおり、多くの学びや気付きがあり、刺激を受けるとともに、「知識を得る」ことにより、どこか心満たされる自分がいるところ。
 
敦賀に戻った昨日午前中は、11月16日開催の議会報告会に向け、各委員会ごとに、作成したパワーポイント資料の確認、午後は議会運営委員会にて長浜市議会にお伺いし、議会改革(タブレット導入・委員会のインターネット配信)に関する視察、夜はF-TOP21敦美・若狭地区合同議会報告会と、これまた充実した一日を過ごしました。
 
とりわけ、嶺南地域の連合加盟労組の皆さんと意見交換したF-TOP21議会報告会では、北陸新幹線敦賀開業に向けた課題(駐車場不足や二次交通など)も話題に挙がったところであり、頂戴したご意見も踏まえて対応していきたいと思います。
 
さて、そうしたなか、新幹線開業のみならず、敦賀のまちづくりの観点から、大変喜ばしい朗報がありました。
 
既に、先日の福井新聞に掲載されていることから、ご存知の方も多いかと存じますが、その朗報とは、敦賀駅西地区土地活用事業「TSURUGA POLT SQUARE “otta”」が令和5年度土地活用モデル大賞において、「国土交通大臣賞」に選定されたこと。
 
令和5年10月25日(水)には東京都にて表彰式も行われた訳ですが、市で中心的役割を果たされた都市整備部を始め、携わられた関係者の皆様のご努力が評価されたことに、心から敬意を表するとともにお祝いする次第です。
 

【芝の緑が映える昼間もいいですが、夜はまた違う雰囲気を醸し出す「otta」】
 
このことは、市ホームページでも紹介されていますが、「土地活用モデル大賞」とは、土地の有効活用や適切な維持管理に取り組む模範的事例、成功モデルとなる事例を募集し、優れたものについて表彰を行い、その普及を図ることを目的に、一般財団法人都市みらい推進機構が実施するもの(国土交通省後援)。
 
知育・啓発をテーマにした、全国でも珍しい公設民営の書店「ちえなみき」をはじめ、子育て支援施設や交流を目的とした駅西広場公園など、集客性の高い土地の有効活用を実現すると同時に、敦賀の食と文化を用いた地域創生の成功モデル事例として高い評価されたとあります。
 
この「otta」には、開業から1年で市内外から70万人の方にご来場いただいている訳ですが、ポイントは「日常的な賑わい」と「中心市街地への誘導」にあるかと思いますので、この場所を起点に、さらなる敦賀の発展につながることを期待する次第です。
 
なお、ottaの目玉は何といっても「ちえなみき」。
 
冒頭述べたとおり、新たな「知」は心を満たします。
 
つまり、心が満たされることは、人生が満たされることと同義と思う次第ですが、そんな「本との出会い」がある場所に、より多くの敦賀市民の皆さんが訪れ、文字どおり「知の拠点」となることに加え、こうした学びの姿勢がやがて敦賀の文化となり、根付いていくことを期待して止みません。
 
※参考まで、過去に書いた「ちえなみき」に関する2つのブログをリンクいたします。
 
 →「ちえなみき」はワクワク感あふれる書籍のジャングル(2022年10年11日)
 →「ちえなみき」は教養主義復活への第一歩(2022年12月12日ブログ)