3月定例会は本日最終日

ブログ 敦賀市議会

一昨日開通した「敦賀半島トンネル」。
私のFacebook投稿に対してのコメントや知人のSNSを拝見するに、非常に多くの方がこの週末に「敦賀半島」に足を運ばれたようです。
 
車はもちろん、バイクに自転車、ひとりもいれば、親子、ご夫婦と形態は様々なれど、皆さん一様に満喫された様子が伝わってきました。
中には、気合を入れて、時計回り半時計回りで2周された方、縄間越えのトンネルを使い8の字で回られたグループなど、立石岬灯台や常宮神社を絡めてみたりと、思い思いのアイデアがあり楽しみ方も色々と参考になった次第です。
 
新型コロナの影響で開通式典など大掛かりなイベントは出来なかったものの、私たち自身がSNSや口コミで「敦賀半島ぐるっと1周」をPRし、まずは近場の人に足を運んでもらうこと、さらには機を捉えて、白木や西浦県道沿いで自慢の「自然」や「食」を知ってもらうイベントなどを開催してはと考えるところであり、今後地域の皆さんともお話ししていきたいと思います。
 
さて三連休も終わり、本日は3月定例会最終日。
9時からの議会運営委員会にて採決方法などの確認を行なった後、9時30分からは全員協議会、10時から本会議となります。
 
今定例会に提出議案のうち、過去最大規模となる「令和2年度一般会計予算案」に対しては、全ての会派、無所属議員より討論が行われるようであり、活発な討論のうえで採決を迎えることとなります。
市民クラブからは、上記の一般会計予算案に対しては今川博議員が、「敦賀市水道事業給水条例の一部改正」及び「敦賀市下水道条例の一部改正」に対しては私が、いずれも「賛成」の立場での討論を行うこととしています。
 
議会中継のほうは、ケーブルテレビの議会チャンネルまたは敦賀市議会ホームページからも視聴が可能となっておりますので、お時間ありましたらご覧いただければと思います。
<敦賀市議会インターネット中継は以下クリックください>
敦賀市議会インターネット中継
 
28日間に亘る長丁場の3月定例会でありましたが、最後まで気を抜かず慎重審議に努めます。
 

新型コロナをポジティブに捉えるとすれば…

ブログ 新型コロナウイルス

昨日は、久方ぶりに高校球児の息子とキャッチボール(もちろん硬球です)。
 
軽くと言いながら投げ込んでくる息子の球は、受けどころを間違うと声を上げるくらい痛かったのですが、暫く受けていない間にこんなボールを投げるようになったのかと、ある意味成長を感じ嬉しく思った次第。
 
本来であれば選抜高校野球も始まり、まさに「球春」の時期。
日々の練習や練習試合でほとんど家にいなかったはずの息子ですが、言わずもがな新型コロナの影響により部活もなしということで、こういった機会が生まれたことはプラスの影響と思いたい。
 
そういった観点で言えば、ここ最近、親子でウォーキングやジョギングをする姿やSNSでは親子で山登りする投稿などを見掛ける機会が多
く、家に閉じこもりがちな子どもを気遣い、感染リスクの低い野外や自然の中で楽しませてあげようとする思いがヒシヒシと伝わってきます。
 
こんなことを言うと不謹慎かも知れませんが、新型コロナを契機に、夫婦お互い(主にお父さん)の育児への関わり方や家族との時間を見つめ直す機会になっているのではないかと感じており、そのことが「ワークライフバランス」や「働き方改革」につながれば良いなと考えるところであります。
 
3月19日に開催された新型コロナウイルス感染症対策専門家会議における「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」によれば、「メガクラスター(巨大な患者集団)」の形成はなされていないと推測されます。また、都市部を有する地域を中心に発症者の漸増が認められています。一方、日本全国で見れ ば、大規模イベント等の自粛や学校の休校等の直接の影響なのか、それに付随して国民 の行動変容が生じたのか、その内訳までは分からないものの、一連の国民の適切な行動変容により、国内での新規感染者数が若干減少するとともに、効果があったことを意味しています。」との見解が述べられています。
 
また、「市民や事業者の皆様に、最も感染拡大のリスクを高める環境『1.換気の悪い密閉空間、2.人が密集している、3.近距離での会話や発声が行われる』」という3つの条件が同時に重なった場での行動を十分抑制していただくことが重要です。」ともしています。
 
イベントや外出自粛が継続することなどによる経済への影響や停滞、これによる閉塞感なきよう政府もあらゆる対策を講じつつありますが、ひとり一人のマインドとしては、変にネガティブになることなく、先に述べたように今まで出来なかった時間の使い方、お子さんと過ごす大切な時間が得られるものとポジティブに受け止め行動していくことが肝要かと思います。
 
私も昨日受けた息子のボールに感じた成長を、ひとつの思いとして、将来にともに向き合い進んでいきたいと考えます。
 

(何とも力強い菜の花。こういう発見もコロナのお陰か)

トンネルでつながる敦賀半島を通り初め!

ブログ まちづくり

昨日は冬型の気圧配置で肌寒い一日となりましたが、私にとっては喜びと感謝、そして可能性を感じる日となりました。
 
その理由は、新型コロナウイルスの関係で式典は中止となってしまいましたが、福井県が「原子力災害制圧道路」として整備を進めてきた、敦賀半島の浦底と白木を結ぶ「一般県道竹波立石縄間線 敦賀市白木〜浦底【敦賀半島トンネル】)、美浜町菅浜と竹波を結ぶ「主要地方道佐田竹波敦賀線 美浜町菅浜〜竹波【菅浜黒藤トンネル】)が昨日10時に供用開始となったからであります。
 
改めて、この道路整備計画は、敦賀半島における交通不能区間の解消や複数ルート化による原子力災害時の初動・事故制圧、さらには観光振興や地域の活性化に寄与するとして平成24年から約7年の年月を掛け整備されたもの。
 
式典はなくとも「ひとり通り初め式」とばかりに、西浦県道を走り、出来たばかりの敦賀トンネルを抜け、白木の浜を経由した後、美浜町竹波から菅浜黒藤トンネルを始め3本のトンネルを抜けるともう目の前は佐田の交差点。
まさに敦賀半島をぐるりと周り、見事に多重化を果たした道路の完成に対し、計画から工事の完遂までに携わられた全ての関係者の皆さんに改めて感謝を申し上げたいと思います。
 
その道路でありますが、昨日は明らかに私と同じような「通り初め」をしようとする車の往来が多かった訳ですが、是非皆さんにも足を運んでいただきたいと思います。
出来れば「道なり」に進むのではなく、白木の浜辺や立石岬灯台、または浦底や色の漁港回りなどにもお立ち寄りいただき、敦賀湾も若狭湾も越前海岸まで見える、敦賀半島の魅力をたっぷり感じていただきたと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
 
以降は、昨日進んだ順にポイントを写真でご紹介しますので、参考までご覧ください♫
 

西浦県道を進み、浦底に入ると「白木」の文字が浮かぶ新たな看板が見えてきます。

さらに進むと、敦賀半島トンネルに進む新たな左折道路。

青空に吸い込まれるような真新しいアスファルトの上を走る心地良さ♫

トンネル手前で停車し、振り返るとそこには北陸のニューカレドニア「水島」が浮かんでいました。

いよいよ敦賀半島トンネル(約4km)に入ります。

トンネルを白木側に抜けたところ。トンネル内の待避歩道を歩くグループもいらっしゃいました。

そのまま下ると、白木やもんじゅに向かう道路との三叉路になります。

白木を経由し、浜に降りるとそこは若狭湾。右手にはもんじゅが見えます。

白木の美しい砂浜。思わず感嘆の声を上げてしまいました。

同じく白木の海岸線。高波に負けじと立つ一本松?に力強さを感じました。

白木を後に美浜町に入り、竹波の海岸線へ。右折は旧道、直進のトンネルは新たに開通した「菅浜黒藤トンネル」。

トンネルに入る前に水晶浜へ。目の前には関西電力美浜発電所が浮かびます。

白木に負けぬ美しさの砂浜。それにしても波のパワーと波しぶきが猛烈!

美浜町側竹波〜菅浜間のトンネルをつなぐ道路は一直線。

3本目のトンネルを抜け海を見ると見事な白波模様で思わず停車。キャンバスに描かれた絵のようでした。

ご案内写真も最後。この先は旧道との合流点で、すぐに佐田の交差点となります。
敦賀半島トンネルからつながるこの道路の完成により、半島を「ぐるっと一周」することが可能となりました。
 
本来の災害避難や生活道路としては勿論のこと、敦賀と美浜の自然の魅力をさらに発信する契機ともなる本計画と供用開始に至る間、携わられた全ての関係者の皆さんに対し改めて感謝を申し上げるとともに、今後この道路を生かし、地域のさらなる発展につながることへの期待を込め、本日のブログを終わります。

議会における「討論」の意味とは

ブログ 敦賀市議会

2月25日に開会した敦賀市議会3月定例会は、残すところ23日の23日本会議を残すのみとなっています。
 
最終日には、今定例会に提案された各議案に対する常任委員会での審査結果報告の後、質疑、討論、採決を行う運びとなっています。
 
このうち、事前通告が必要な「討論」については、会派で調整のうえ、①令和2年度敦賀市一般会計予算、②敦賀市水道事業給水条例の一部改正の件、③敦賀市下水道条例の一部改正の件の3件について討論を行うべく、一昨日に通告を終えているところであります。
 
そのうえで、昨日は通告した3件について、同会派の今川議員と認識共有並びに討論原稿のすり合わせを行いました。
何分新人2名の会派につき、試行錯誤の部分も多々ある訳ですが、その分、ルールや過去の議論経過などをお互いに調べるなど、これでほぼ1年、単に教えを乞うのみなく、自ら考え行動していることは、逆にプラスに作用しているのかなとも感じている次第です。
 
そんなことを振り返りながら、決定権を有する議員として、各議案に対し賛成・反対の意思を示すのは「採決」の場である訳ですが、その前に行われる「討論」を行うにあたり、今一度その意味合いを考えてみました。
 
まず、広辞苑での「討論」とは、事理をたずねきわめて論ずること。互いに議論をたたかわすこと。
 
次に、敦賀市議会会議規則においては、
(討論及び表決)
第42条 議長は、前条の質疑が終ったときは討論に付し、その終結の後、表決に付する。
(発言の通告及び順序)
第51条 会議において発言しようとする者は、あらかじめ議長に発言通告書を提出しなければならない。ただし、議事進行、一身上の弁明等については、この限りでない。
2 発言通告書には、質疑についてはその要旨、討諭については反対又は賛成の別を記載しなければならない。
3 発言の順序は、議長が決める。
との定めがあります。
 
次に、参議院規則、衆議院規則を見てみると、
参議院規則第93条には「討論の通告をする議員は、その通告と共に反対又は賛成の旨を明らかにしなければならない」
衆議院規則第135条には「議事日程に記載した案件について討論しようとする者は、反対又は賛成の旨を明かにして通告しなければならない」
とあります。
 
「討論」は一般的には一定の議題について意見を闘わせることを意味する訳ですが、上記に付随する解釈なども見てみますと、議会における「討論」とは、お互いに議論を交わし合うことではなく、賛否の理由を述べることにより自分の意見に賛成・同調することを他の議員に求めるとのことでありました。
 
ついては、次なる「討論」の場においては、意味合いを正しく認識し、反対意見を攻撃するのではなく、あくまでも議員各位の共感を呼ぶ、賛同を得るに値するような、明確な自身の考えを申し述べていきたいと考えます。
 
ツラツラと、本日はたわいのない事を記載しましたが、今日からの三連休は、リフレッシュもしつつ、準備を万全とし最終日を迎えるための期間にしたいと思います。

(写真は、自身の考えを補完・補強するために訪ねた天筒浄化センター)

福井県内で初の新型コロナ感染者。くれぐれも冷静な対応を。

ブログ 新型コロナウイルス

昨日、福井県は、福井市在住の50歳代男性が新型コロナウイルスに感染していたと発表。
県内での感染確認は初めてとなります。
 
近隣の石川県、滋賀県では既に感染確認がされていただけに、いつかは福井県でもと覚悟はしていたと思いますが、ご高齢の方、持病をお持ちでない方を除き、殆どの方は重症化しないとの認識のもと、これまで同様、手洗い・うがい、せきエチケットの励行、もしもの時の対応を把握し、「ウイルスが近くに来た!」と過度に反応することなく、感染拡大防止に向けた取り組みを継続しましょう。
 
なお、新型コロナウイルス感染症に関する情報や各種相談、支援窓口については、敦賀市ホームページに掲載されていますので、以下ご覧ください。
※3/19掲載の最新情報にリンク貼り替えました。
【敦賀市HP 新型コロナウイルス感染症について】
 
昨朝は、元気に挨拶立ちを行いました。
こんなことを言うと「科学的根拠はあるのか!」と叱られるかもしれませんが、病は気からと言います。
 
県内で発症したからと意気消沈していても仕方ありませんので、新型コロナなんかに負けてたまるかと気持ちは前向きに、元気出していきましょう!
 
(気持ちを切り替える意味で、昨日の敦賀の景色を掲載します。私のガッツポーズはおまけと捉えてください)



予算決算常任委員会を終え、残すは最終日

ブログ 敦賀市議会

昨日、家に帰ると「広報敦賀」が届いていました。
毎回読むのを楽しみにしていますが、4月号は新型コロナ感染を踏まえ、春の風物詩である「金ヶ崎宮花換まつり」での福娘との花換えやクルーズ船寄港中止の周知など…。
寂しいのはヤマヤマですが、これも致し方なしですね。
 
さて、議会のほうは予算決算常任委員会を開催。
 
令和2年度当初予算案10件について、各分科会長からの審査結果報告に続き、討論、採決と進み、結果全ての議案について原案のとおり認めるべきと決しました。
 
2月25日に開会した3月定例会も早いもので、残すところ23日の本会議を残すのみとなりました。
最終日に向けては、会派として、当初予算を含む各提案議案に対する討論を行うべく、本日通告を終えました。
新型コロナウィルス対策に関わる追加議案も提案される予定であることも踏まえ、最後まで慎重審議にあたります。

人と環境にやさしいストレスフリーな新庁舎

ブログ 敦賀市議会

昨日、九州電力の川内原子力発電所1号機が定期検査を開始。
 
正確には、1号機の特定重大事故等対処施設(特重施設)、いわゆる「テロ対策」の設置期限が17日に迫ることから定検を前倒しで実施するもの。
停止期間は約9ヶ月と見込んでおり、特重施設の完成遅れで停止するのは全国初となります。
 
一度見直しはされたものの、「工事計画の認可の日から5年」とする適用期限に関しては、その科学的根拠に乏しいこともあり、関係者の忸怩たる思いを察するところであります。
 
今後、同理由により、川内2号、関西電力高浜原子力発電所3号、4号も停止を余儀なくされる状況であります。
勿論、あらゆる想定事象に対し万全の対策を施すことは、福島第一事故を踏まえた原子力事業者の使命でありますが、今使えるものを使えなくしてしまうことによって生じる代替電源とコストの問題、つまりは温暖化対策や経済活動への影響などについて、そういったことを考慮することなく適用される新規制基準に対しては複雑な心境であります。
 
さて、議会のほうは、市庁舎建設対策特別委員会を開催。
 
本年1月より工事着手をし、基礎杭打ちの工事が進められていますが、現在の工事進捗状況や今後の工程、先般決定した電気・機械工事の費用の関係等について、理事者より説明の後、質疑が行われました。
 
とりわけ、この新市庁舎及び敦賀美方消防組合消防庁舎は、先般「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」の「ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル) Ready」及び「最高ランク☆☆☆☆☆(五つ星)」を取得しており、市庁舎と消防庁舎の合築でZEB認証取得した庁舎は「全国初」になるとのことでした。
 
簡単に申しますと、省エネ化や自然エネルギー(太陽光発電、地中熱利用空調、LED照明など)、資源の有効活用を図ることにより、標準的なビルに対して一次エネルギー消費量を設計段階で市庁舎で50.1%、消防庁舎で50.2%削減するというもの。
 
「人にやさしい、環境にやさしいストレスフリーな庁舎」を基本理念に掲げており、建設完了後の実運用において、その理念が達成されるよう慎重に工事を進めていただきたいと思います。
 
大掛かりな重機が、所狭しと配置換えをし進められている工事の様子は、敦賀市ホームページのタイムラプス映像などにて見ることが出来ますので、是非ご覧いただければと存じます。
(以下、市の新庁舎建設工事ページ)
https://www.city.tsuruga.lg.jp/about_city/news_from_division/soumu_bu/keiyakukanri_ka/shintyosya/sintyoku.html
 
両庁舎の完成予定は、令和3年3月。
市民の皆さんには、暫しの間ご迷惑をお掛けしますが、新たなシンボルとなる新庁舎の完成を楽しみに、工事の状況を見守っていただければ幸いです。

目指すは、新たな視点での「商店街の復権」

ブログ まちづくり

今朝は、強風にアラレ、雪起こし並みの雷が鳴る敦賀。
気まぐれの北陸の天気とは言え3月も中旬。
お天道様も季節感を間違えたものと、笑って吹き飛ばしましょう!
 
さて、やや肌寒いものの、晴天が広がった昨日の敦賀。
 
野坂山の麓、田園風景を眺めながら散歩すると、畦道に咲く花や飛び立つ鳥の姿に心が和みました。
粟野っ子にとってはやはり、この長閑な田園風景こそ「ふるさと」だなぁと感じた次第。




 
さて、ヒントというのはどこから届くか分からないものですが、昨日の福井新聞の現論に「広がるシャッター通り」と題した記事が掲載されていました。
 
私も先般の代表質問で取り上げたテーマだけに興味深く読むと、商店街や中心市街地を「歩いて楽しめる」「コミュニティ空間」にしていくことは、高齢者を含む市民にとっての生活の質や快適性を高め、ヒト・モノ・カネの循環を促し、地域経済の活性化にも寄与すること、人口減少社会とは、「いわば地域への“着陸”」の時代であり、新たな視点で「商店街の復権」を進めていく時になっているのであるとの内容は、まさに自身の考えを補完するものとなりました。
 
ちなみに、欧米では急速に進んだ巨大ショッピングモールの閉鎖が目立ち、それらは「デッドモール(死んだモール)」と呼ばれており、新たな段階を迎えているとのこと。
日本でもいずれ、その現象は如実に現れてくるのではと危惧するところです。
 
「ヒント」と言えば、毎朝チェックしている福井新聞の「今日の運勢」。
 
たまたま2月生まれは、「吉報は遠方から来て、好ヒントをもたらす」でした。
とは言え受け身にならず、感度高くアンテナを張って、届く「好ヒント」を楽しみに過ごす一日にしたいと思います。

原子の灯から半世紀、Fukushima50に思う

ブログ 原子力

1970年3月14日に日本原子力発電敦賀発電所1号機が営業運転を開始してから、昨日で50年。
 
半世紀前のこの日、原子の灯が大阪万博にも送られ、我が国における新たなエネルギーの時代が幕を明けました。
 
1972年生まれの私にとって、また入社当時から敦賀発電所1号機の保修業務に携わってきた立場として、「敦1(つるいち)」は、親友でもあり、親でもあり、同志でもあるような、単なる原子力施設や職場を通り越した存在でした。
 
そして、敦1に関わる人。
原電の先輩は勿論のこと、関連・協力企業の皆さん、メーカーの皆さん、携わる全ての人が敦1を大切にし、担当する設備を愛車や我が子のように可愛がる姿を見て育った私の中には、自然と強いマイプラント意識が芽生え、廃炉となった今でもその思いと育ててもらった感謝の気持ちは続いています。


 
そんな日に思いを馳せながら観た「Fukushima50」

 
故郷に背を向けなければならなかった方々、故郷を守るために命を張ってプラントを守った方々、原子力発電の黎明期から続く先人達の思い、自然の脅威、原子力に携わる自分、そして今。
 
様々な思いが交錯し、感情を抑えることが出来ませんでした。
 
ここで、これ以上感想を述べることはしません。
只々、「死の淵を見た男」吉田所長の思いとは何であったのかを常に自問自答し、原子力に携わるひとりとして役割を果たすのみであります。

まちづくりの成功に不可欠なのは情熱=パッション!

ブログ まちづくり

昨日、参院本会議にて新型コロナ特措法が成立。
正式には「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正ということで、共産党、れいわ新撰組を除く野党も賛成のうえ可決されたもの。
野党の一部からは、国民の私権制限につながりかねないとの懸念の声も出ているが、今置かれた状況に鑑み、現実的な対応をすべく与野党が協力し法案改正に至ったものであり、国会のあるべき姿として評価するものであります。
 
懸念に関しては、こういった国民の命や国益にも重大な影響を及ぼしかねない緊急事態という状況において何を優先すべきかということであり、宣言が出されるまでの諮問などにより、十分に慎重な判断がされるものと受け止めています。
 
さて、昨日の市議会では3つある特別委員会のうち、原子力発電所特別対策委員会、新幹線対策特別委員会が開催され、私は午後の新幹線対策特別委員会を傍聴しました。
 
この日は、新幹線敦賀開業に向け、今後整備が進められる「駅西地区土地活用事業」(駅に向かって右側の空き地部分のこと)に関し、事業提案代表企業である(株)青山財産ネットワークスさん、構成員企業としてHifリゾート(株)さんにお越しいただき、現在の検討状況についてご説明いただきました。
 
説明の冒頭にあった青山財産ネットワーク代表の方からの挨拶では、「これまで市側とお話しする中で、部長を始め都市整備部さんの駅西開発、まちづくりに対する情熱を感じた」との話しがあり、これを受け、単に開発事業を進めるというのではなく、「地域の方に普段使いとして使ってもらえるのが一番」「駅前のランドマーク機能、ホテルからの発信により、駅前の人の流れを地域(商店街など)に波及させていく」など、「まちづくりに貢献」する思いで検討を進められていると述べられました。
 
この後は、検討の進捗状況として、駅西エリアに整備予定の知育・啓発施設(指定管理者は丸善雄松堂)、飲食機能(現在7店舗が入居予定)、公園機能、ホテル、子育て施設など、敦賀の玄関口にふさわしい交流と賑わい創出をコンセプトとした全体レイアウト(案)がお披露目されました。
正直、私はこのパース図を見て、ワクワクしました♫
私もこだわっている、他市町の真似ではないオリジナリティがあふれていると感じたからです。
容易に想像出来るのは、「こんなところに緑の公園なんかいるのか」「スペースがもったいない」という方もおられるでしょうが、市民の皆さんや観光客を箱の中に押し込めるのではなく、「敦賀の駅前には、オープンで老若男女が交りあえるスペースがある」ことは十分なオリジナリティであり、魅力になるのではないでしょうか。
ここで、全ての私の感想を述べるにはスペースが足りないので止めますが、この計画案は、早速、敦賀市のホームページにも掲載されていますので、是非ご覧いただき、今後の駅西をイメージしていただければと思います。
(アドレスは以下)
https://www.city.tsuruga.lg.jp/about_city/plan/toshi_keikaku/eki_syuhen_seibi/eki_syuhen/ekinishitochikatsuyo.html


 
その後、各委員の皆さんからの質問にも、的確且つ、それこそ開発者側の「まちづくりにつなぐ情熱」を大いに感じた次第。
 
そして、最後にあった都市整備部長より、「こういった全国の駅前複合施設を見てきたが、成功に大事なのは駅前、関連施設、周辺施設をしっかりつなげること。そのつなぎは行政の役割であり、指定管理者とも連携して取り組んでいく」との力強い言葉がありました。
 
市と本日お越しの開発業者さん、そしてまた並行して検討を進めている知育・啓発施設の指定管理者である丸善雄松堂さんを含め、この駅西エリア開発に集う面々は「情熱の塊」のように心強く感じます。
 
仕事同様、まちづくりの成功に欠かせないのは、リーダー、そこに関わるプレイヤー全ての「情熱=バッション!」
昨日は大いに将来に向けた明るい光と元気をもらいました。
私も「情熱では負けない!」との思いを持って、活力と魅力あふれる敦賀のまちづくりに向け、頑張ります!
 


※昨晩の「かがやきジャーニー」では「阿佐ヶ谷姉妹が北陸新幹線で珍道中」のテーマのもと、敦賀を訪れ「敦賀ふぐ」を堪能するシーンが放送されていました。阿佐ヶ谷姉妹の至福の表情と全国ネットに映る「敦賀開業まであと3年‼︎」の文字に嬉しくなりました🎵

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