2026年2月24日
#がんばれパンチくん
第25回冬季オリンピック・ミラノ・コルティナ大会は22日夜(日本時間23日未明)に閉幕しました。
史上初めて複数都市で行われた今大会に、国際オリンピック委員会(IOC)のコベントリー会長は、「新しいタイプの冬季五輪を実現し、未来に向けて新たな、非常に高い基準を打ち立てた」とあいさつ。
ミラノとコルティナに設置された聖火が同時に消され、17日間の祭典の閉幕が告げられました。
今大会、金メダル5個、総メダル24個と大きく躍進し、メダル総数は前回2022年北京大会の18個を大幅に上回る史上最多となった日本勢からは、フィギュアスケート・ペアで金メダルに輝いた「りくりゅう」をはじめ、多くの選手の姿から感動と勇気をいただきました。
また、勝敗や順位に関係なく、お互いをリスペクトし、祝福し合う選手同士の、国境を超えた高いスポーツマンシップは見ていて清々しく、これがオリンピックだと感じる大会でもありました。
4年に1度の祭典はこれで終わりますが、出場された選手をはじめ、関係者の皆様のご努力に敬意を表するとともに、こうして頂戴した感動を力に今後の人生に生かしていきたいと思います。
さて、感動と勇気をもらっているといえば、スケールもジャンルもまったく異なるものの、最近気になって仕方がない存在が。
それは、千葉県の市川市動植物園で飼育されている、「誰もが応援したくなる」と話題になっているかわいいニホンザル「パンチくん」。
各種SNSや一部のメディアも取り上げているため、既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、今では休日はもとより、平日にもかかわらず開園前から人々が並ぶほどのお目当てとなっている「パンチくん」。
その理由とは、まだ生後半年の「パンチくん」ですが、母親が育児放棄をしてしまいました。
この育児放棄に関しては、飼育員さんの話によると「野生でも初産や群れ内の順位が低いと、ストレスで放置してしまうこともある」とのこと。
赤ちゃんザルは人間と同じで、生後間もないころは安心感を得たり、筋力をつけたりするために母ザルにしがみつきますが、そこで母親の代わりにと飼育員さんが与え、試してみたのが「オランウータンのぬいぐるみ」。
そうしたところ、パンチくんはぬいぐるみの手を引っ張り、その後はどこに行くにも一緒。
寝転んでじゃれあう姿や、毛づくろいをする姿などが「かわいい」とたちまち話題となりました。
飼育員さん曰く「お母ちゃん」のぬいぐるみの存在は、パンチくんにとって「自分にとって大切なもので近くにいれば安全」という“安心の材料”になっているようで、その姿を見るだけで胸にグッときます。
それだけではなく、パンチくんが必死に群れに慣れようと、大人のサルに近づき奮闘するも押しのけられてしまい、また甘えるように「お母ちゃん」にじゃれつく姿、もう一つの心のよりどころの飼育員さんがエサを配りに現れると、エサそっちのけで足にしがみつくパンチくんの姿など、SNSの動画を見るたびに、胸が切なくもキュンとなり、思わず「がんばれパンチくん」とつぶやいてしまいます。

【お母ちゃんぬいぐるみに安堵する「パンチくん」(TikTokより引用、一部加工掲載)】
この愛らしさと、サル社会に慣れようとする姿にファンが急増。
動物園は前述の状況になっているほか、SNSには「#がんばれパンチくん」を合言葉に、応援する投稿が相次いでいます。
なお、パンチくんの名前は『ルパン三世』の生みの親・モンキー・パンチに由来しているとのこと。
母ザルがいない場合、一般的には、物音に過剰に怯えたり、逆に他のサルを避けたりするなど、情緒面が未発達になることがあるということですが、パンチくんは物怖じしない性格で、心配なさそうとのこと。
そう思えば、ピンチや失敗も楽しむように、明るく前に進む「ルパン」と似ている気がする訳ですが、直近では、他のサルに毛づくろいをしてもらっている姿も動画投稿されており、順調に群れに馴染んでいく様子にやや安堵するところです。
ぬいぐるみの「お母ちゃん」の存在が必要なくなる時が、パンチくんが群れに慣れ、独り立ちしたことを証明することになろうかと思いますが、それまでの間は、小さな体で一生懸命生きる「パンチくん」と「お母ちゃん」とのツーショットを応援したいと思います。
まだご存知でない方は、ぜひSNSにて「#がんばれパンチくん」を検索していただき、一緒に応援くだされば幸いです。






