情熱の男!国民民主党 榛葉幹事長が「魂の演説」!

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これまで多くの政治家の演説を聞き、国民民主党 玉木雄一郎代表からは「熱伝導」というスピリッツを教えていただきました。
 
その意味するところは、「熱量」を持っていない政治家は有権者に「熱」を伝えられない、政治家を志すもの、政治に携わる者はその「熱量」を持てですが、同じ国民民主党において、代表と並ぶ「熱量」を持った人物といえば、情熱の男「榛葉賀津也」幹事長。
 
YouTubeでの幹事長定例会見などで人気がある方でありますが、一昨日は、国民民主党福井県連の街頭演説会に来福され、その思いを存分に語っていただきました。
 
私は司会役で、幹事長の隣にいましたが、聴衆の方を見ていると、拍手や「そうだ!」の声はもとより、中には胸に響いたのか泣いておられる方もいらしゃいました。
 
そうしたことから、本日のブログでは、文字起こしした榛葉幹事長の「炎の演説」をご紹介いたしますのでご覧いただければ幸いです(一部割愛したものの、長いです)。
 

【熱弁をふるう情熱の男 榛葉幹事長】
 
<以下、演説抜粋>
 
4年半前に結党した国民民主党は、政策をブレずに訴え、全国各地の支援者の皆さんから、どんな報道やどんな風評があっても国民民主党を応援するよと、そんな仲間に支えられてここまでやってきました。
 
ブレない政策のひとつは「対決より解決」、二つ目は「選挙を政治家の就職活動にしない」、三つ目は「徹底的に政策実現にこだわる」。
 
「失われた30年」というが失われてなんかいない。この北陸でも、皆んな歯を食いしばって頑張ったよね。頑張ったけど、中小企業や農家や一次産業、商店街は中々元気になれなかった。その理由は、GDPの6割は個人消費なんんですよ。手元にお金がないから消費に回らないんですよ。どんな大企業や金持ちが超金持ちになったって、庶民の生活は変わらなかった。東京六本木は元気になったかもしれないよ。仙台、名古屋、大阪は元気になったかもしれないよ。福井や私の故郷静岡など田舎は、本当にしんどい30年だった。だから我々は、給料上げよう、そのためには手取りを増やそう。それを政策の柱にしました。笑われたよ。他の政党やマスコミから、国民民主党の柱は「給料を上げる」ことだと、国民民主党は労働組合かと笑われた。結構です。笑って結構だ。30年間誰も給料を上げれなかったんだから。30年ぶりに給料が上がった。しかし、一向に生活が楽にならない。給料、年金増えてるはずなのに、手元を見たらお金が残っていない。出ていくものがどんどん出ていくからですよね。ガソリン代が高くなった、キャベツが高くなった、お米が高くなった、物価や電気代がどんどん高くなった。気がついたら、福井の皆さん、税金払い過ぎなんだよ!
 
去年から今年で、国の税収は12兆円増えてるよ。率にして12.5%だ。じゃあ我々、福井県民や静岡県民の懐はどうだい?ちょっと上がった、率にして2.7%だ。2.7%しか庶民は増えていないのに国は12.7%、12兆円だ。桁が違うよね。財源がない、財源がないって言うけど、去年から今年で12兆増えて、去年使い切れなかった税金は7兆円。その前は11兆、税金取り過ぎて、税金余ったんだから。この5年間で平均すると、「税収の上振れ」と言って、本来の予定よりも税金を取り過ぎた額が何と6兆円。平均で6兆だよ。取ったけど、取り過ぎて使えなかった、使い残しの税金の平均7兆円です。こんな取り過ぎた税金があるなら、庶民が苦しい思いしてるんだったら、その税金を国民に返してください。その具体的なやり方が、103万円の壁を178万まで上げると、所得税がここまでかからないから、年収200万円で8万8千円、年収500万円で13万2千円、パートさんや学生のアルバイトも178万まで年間非課税で働けるよ。これを訴えて、相手の批判ではなく、対決より解決です。愚直にこの政策を訴えてきて、皆さんが国民民主党を見つけてくれて壁が動いたんだね。
 
そしてもうひとつ我々が訴えたのは、都会は払わなくても、地方が払わなければならないガソリン税です。
 
私の田舎は静岡って言っても、周りは田んぼと茶畑とヤギしかいません。一家に一台じゃないよ。一人一台+軽トラック、これがウチの村の平均です。たぶん福井もそうだよね。車がなかったら生きていけない。東京の皆さんは車がなくても生活できる。でも福井ではそうはいかないよね。ちょっと乗れなかったら、病院やスーパーも行けないよ。1リットル当たりの値段が高いなと思ったら、ガソリンの値段が高いんじゃない、税金が高いんです。1リットル当たり53.8円だよ。しかもこの53.8円中の半分の25.1円は暫定税率と言って、50年前に田中角栄さんが、当時車に乗れるのは金持ちばかりばっかりだから、その金持ちに25円だけ暫定税率の税金を乗っけて、2年間だけ取って、田舎の砂利道を舗装しよう。それは新潟も福井も富山も石川も道路は綺麗になったよ。2年間の約束だ。しかしそれを3年にして5年にした。5年でやめるはず、しかも道路特定財源で道路舗装だけに使うと言って取った税金が、今年で51年だ。そして今や一般財源、何に使ってるか分からない。
 
都会の人は払わなくても、地方は払わないといけない、生きていけないこのガソリン税。9種類9兆円です。地方は苦しいよ。皆んな都会行きたいよ。都会の方が生活しやすいし、魅力的だし、仕事はあるし、給料は高いし。だけどそれでも歯を食いしばって、福井や静岡の田舎で頑張る国民がいるからこの国は成り立つんだね。その地方を支えている国民を苦しめているこの重い重いガソリン税の暫定税率25.1円を無くしてくれ。国民はそうだと言って期待してくれた。
 
先の衆議院選挙で自民党は過半数割りました。自民党・公明党どんだけ足したって過半数ないんですよ衆議院で。だからどっかの政党の力を借りないと法案通らないんだよ。他の政党は政権交代だとか、裏金っとんでもないって言ってるのに、玉木雄一郎とその仲間たちの国民民主党は「対決より解決」だ、政策実現やってくれ。当然、自民党・公明党は協力してもらえませんかと言ってきたね。我々は政策実現にこだわるんだから、誤解を恐れず言うよ。玉木や私や山中しゅんすけの目標は、自民党をやっつけることでも、政権交代でもない、本当の政治をやる政治家を、集団をこの国で育てて欲しいんです。何かをやっつけるとか、何かをひっくり返すとかではなくて、いま庶民がやって欲しい政策。それは所得税を下げ、消費税を下げ、ガソリン税を下げることだ。それは何故かといったら、国民の手取りを増やすためです。そうじゃないと生きていけないから。
 
「失われた30年」て失われちゃいないよ。就職氷河期、凍っちゃいないよ。「失われた30年」も就職氷河期も政治の世界、政治の責任です。何が限界集落だ。誰が名付けた。限界じゃないよ、そこで皆んな歯を食いしばって村を守って、お宮の掃除して、50、60になっても消防団で頑張って、班長が何回も回ってきて、自治会長5回も6回もやって、それで田舎守ってるんだよね。限界でも何でもないよ。そこで頑張ってる国民をなぜ、政治は助けないんだ!
 
そんなこと知らねえ、自民党とんでもないって言えば楽だけど、でも我々、歯を食いしばってこの国の政治変えたいから、「対決より解決」で、このガゾリン減税やってくれって去年の11月、自民党の森山幹事長と公明党の西田幹事長と私の3人で約束したんですよ。それ税金やめるって、廃止するって、それ半年前だよ。ズルズルずるずるやらないね。いつしか自分たちが過半数とってないことを忘れてしまってすり抜けてきたけど、あんた方、永田町の国会議員ごまかしたかもしれないけど国民はごまかせないよ。こないだの国会最終盤で、ガソリンの暫定税率を廃止する法案を野党が本気になって通しましたよ。悪いけど、この北陸3県の自民党参議院議員が、この法案やろう、約束だからやらなきゃダメだと言ったら、来月から25円ガソリン代安くなったんだ。衆議院通ったんだから。でも25円安くする法律に反対したのは、参議院の自民党なんだ。私はね、お灸を据えたいんだよ!真面目に税金払ってる国民をバカにするな!
 
限られた年金から、田んぼ耕して、畑耕して、軽トラックにガソリン入れる時の恐怖感。満タンではなくて半分で我慢しよう。満タンにしないほうが、軽いから少しでも燃費いいかもしれない、こんなささやかなね、節約を田舎のじいちゃん、ばあちゃんいやってんだよ。ウチの村もそうです。何故それがわかってくれないのか!
 
自民党が反対した理由は二つだそうです。ひとつめの理由が、こんなに急に法案通しても、来月からじゃパニックになる。時間がない。だからやりません。ちょっと待った。森山さんと私が約束したのは去年の12月だぜ。この半年間何やってたんだよ。やる気なかったんじゃないか。どんなに自民党の参議院が綺麗ごと言ったって、やっぱり集めた税金を使う側の論理なんですよ。働いて税金払う側の論理を忘れちゃってる。今まではね、反対ばっかの野党だから、悪夢の何とか政権とか言ってれば、自分ところに票が入ると思ったけど、もうそうはいかないよ。国民民主党いるんだから。「解決より解決」って言ってるんだから。自民党政権でいいって言ってるんだから。しかし、あなた達、我々の政策飲んでくれって言っているんだから。今度は皆さん、自民党を応援する皆さんこそ、一回お灸すえて、参議院でも過半数割れさせてください。そうすれば、国民民主党の政策やらなきゃいけないんだから。自民党与党でいいって言ってるんだから。山中しゅんすけの訴える政策を飲まなかったら自民党立ち行かないよ。これでいいんですよ。
 
二つ目の自民党がガソリン減税に反対する理由は、何とそれは財源がないよ。25円ガソリン税安くしたら8千億円の財源が要る。そんな財源どこにあるんだ、野党は財源示せって言うけど、おいちょっと待った。あの党首討論で、ウチの玉木代表が石破総理に、まさか税収の上振れ分、つまりは取り過ぎた税収分を参議院選挙の直前になって、あたかも選挙買収のように、皆さんにお金配って、給付だって言って、そんな下品なことやりませんよねって言ったら、石破さん「絶対やらない」、私を侮辱するんじゃないって、玉木はNHKのテレビの前で公開説教されたんです。でもどうだい、東京都議選の告示の朝、参議院選挙の3週間前の朝、党首討論でやらないって言った2日後だ。まさに舌の根も乾かないうちにってのはこのことです。一人2万円、子どもには4万円、非課税世帯にも4万円、皆さんに給付金を分けてあげましょう。2日前にやらないって言ったんだよ。このお金、財源どこにあるんだい。かかる税金は3兆4千億だよ。3兆4千億、選挙の前にバラまく金があって、ガソリン税を安くするための8千億円がないって、選挙のための3兆4千億はあるってどういう計算だい。
 
私はね、石破さん褒めようと思ったの。選挙の後に給付金配ったら褒めてあげるよ。給付金は必ず選挙の前だね。なんか意図があるねこれ。でも皆さん、舐められてるよ。誰の金だいこれ。自民党の金かい?石破さんの金かい?財務省の金かい?我々が汗水垂らして払った税金だろ!我々が払った税金を選挙の前にまくんだったら、最初から取るなよ!最初から取り過ぎた税金返してくれよ。そりゃあね、苦しい国民の足下見て、ウチの近所のじいちゃん、ばあちゃんだって、若いお父さん、お母さんだって、子どもに4万円、自分に2万円、そりゃ欲しいよ。あったほうがいいさ。だけど本当、一回こっきりの2万円で福井県が元気になりますか。日本元気になりますか。乾き切った砂漠に水一杯流したって、そんなの瞬間なんだよ。我々が欲しいのは、砂漠に一杯の水じゃなくて、持続的に福井県が、日本が元気になる減税と、そのシステムが欲しいんです。つまりコップ一杯の水が欲しいんじゃなくて、井戸を掘って欲しいんだよ。いつでも水が汲める、井戸を掘る力を国民に与えてくれ。魚が欲しいんじゃない、釣り竿と針をくれ。俺たちが釣るから。選挙の前の給付金もらって、ああこれもらったから与党に一票入れよう、どこまでバカにするのかね。
 
私はもう一度、この国の政治を変えたいと思っています。さっきも言ったけど、若者や政治に無関心だった方々が、やっぱり今度は国民民主党に託してみようと言ってくれる方が少なからずいる。我々は政治を変えたいんです。そして、なんか変だよね。今もそこでスクリーンに小泉進次郎さんが映ってたけど、米の値段。そりゃあね、備蓄米をどんどん出せば、安くなるさ。でも備蓄米は湧水のように湧いてこないからね。100万トンのうち、もう10万トンしかないよ。じゃあどうするんだ。法律で備蓄米は100万トンないといけないんです。じゃあどうするんですかって言ったら、外国から米を持ってきますと言った。ちょっと待ってよ。それが根本解決かい。
 
この国を守ってくれてる自衛隊の自衛官の皆さん、日本の宝です。命を賭してでもこの国を守るんです。宣誓してるんだから。若い自衛官がほとんどです。この国の学校の先生。子どもを育て、子どもを教育する社会の宝です。若い先生達が、この学校教育現場を守ってくれています。教育や国防と同じように、食料を支える。人は食べていかないと生きていけないんです。なぜ働くのか、食べるためです。しかし、食べ物は、お米はスーパーの陳列棚にあるんじゃない。お米は田んぼにあるんです。そのt田んぼでお米を作る農家の平均年齢は69.4歳。自衛官がもし平均年齢69.4歳だったら、学校の先生がもし69.4歳だったら、この国守れないね。でも、この国の政治は、知らず知らずのうちに、地方の田畑を、地方の農協や組織を蔑ろにして、気がついたら、生きる原点であるお米を作る農家が平均年齢は、69.4歳、70歳だ。5年経てば75歳。この国の米はどんどん減ってるよ、農家はどんどん減ってるよ。なぜそうなってるのか、農業で食べていけないからです。江戸時代、人口が多かったのは江戸や大阪じゃなかったんだね。新潟、富山、石川、福井、この北陸4県が、日本の米を作ってくれて、人口も日本の中心だった。それは、この国は瑞穂の国、お米を大事にしてきた国いだからであります。しかし、この農業政策を完全に崩壊させて、蔑ろにして、日本の農業ボロボロなのに、若い農家がいないのは、農業で子どもを育てられない、家族を食べさせられないからです。この現実を放っておいて、安い米をどんどん出して、消費者は喜ぶかもしれないけど、そんなバカじゃないよ。何が間違ったのか、それは農業政策根本的に間違えてたね。それも含めて、選挙の前だけ安い米を放出すれば、これで何とか潮目が変わった、流れが変わった、国民の苦しい生活の流れは何にも変わっていない。だから皆さん、我々国民民主党に力を貸してください。衆議院選挙で皆さんからいただいたこの力を、引き続き一緒に戦ってもらえないでしょうか。
 
<幹事長の思い、考えは以上>
 
来る参院選は、手取りを増やす夏、そして、日本の政治を変える夏。
 
榛葉幹事長から胸に突き刺さる言葉、そして燃える熱量をいただきましたので、山中しゅんすけとともに「熱伝導」でしっかり戦ってまいります。