2025年11月22日
医療現場で「ロボットと一緒に働く世界をイメージする」
令和7年第4回(12月)敦賀市議会定例会告示日の昨日。
10時から開催した議会運営委員会にて、会期日程や市長提出議案の付託委員会先などを確認し、自身としてはモード切り替えをしたところ。
また、同じく昨日は嬉しいニュース。
新潟県の花角知事が臨時の記者会見を開き、東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原子力発電所について、安全対策などを前提に再稼働を容認することを表明しました。
この後、県議会に諮る必要があるものの、最後の関門となっていた地元同意が得られたことで大きく前進するとともに、東京エリアの電力需給で2%程度の改善効果(定格出力で運転の場合)があるとされる「再稼働」に向け、着実に進むことを期待する次第です。
さて、そうした朗報と並行して参加していたのは、敦賀市立看護大学で開催された「患者さんを笑顔にするテレロボット医療現場DX」の講演会。
主催は、同大学学長の内布敦子氏が代表を務める「つるが発 次世代看護あり方研究会」で、あらゆる分野で労働力が不足する一方、DXによる効率化が進む中、看護師の業務においても新たなテクノロジーをどう活用できるか、ロボットが入り込むことによって無機質になるのではなく、人が関わったほうが良いことに看護師の力を注げるという観点から、むしろ血の通った看護になるということについて考えることが企画趣旨。

【市立看護大学HPに掲載の開催チラシ】
→講演会の開催趣旨など詳しくは、こちらのリンク(市立看護大学HP)よりご覧ください
内布代表からの冒頭あいさつでは、看護学生を前に、「皆さんはこれから、人手不足の看護環境で働くことになる」と明言した後、「今日は、ロボットと一緒に働く世界をイメージする」と、力強く仰られたことが強く印象に残りました。
講演者は、遠隔コミュニケーション方法であるテレプレゼンスアバターロボットという概念と出会い、2014年に日本初のリモートプレゼンススペシャリスト企業「iPresence合同会社」を立ち上げ、2023年に株式会社化を果たしたクリストファーズ クリスフランシス氏。
1980年に神戸市で生まれ、14歳で家族で渡英して以降、日本とイギリスを行ったり来たりの生活の中で、今の事業を起こそうと考えた原点は、「会いたいけど会えない」との思いであったことからはじまり、講演では以降、実例を踏まえたプレゼンテーション、スマホアプリを使って随時質疑を行うなど、会場参加型で進みました。

【きっかけはシンプル「会いたいけど会えない」をどうにかすること】
以下は、キーワードのベタ打ちでしかありませんが、ご参考まで。
◉実現したいことを一言で表すと「テクノロジーを使って、様々なギャップを埋めること」
◉ipadに棒とタイヤをつないだだけの「遠隔ロボット」がコミュニケーションツールになるのではとの考えが「iPresence」設立に至った。
◉実現してきたこと、していきたいこと
・遠隔コミュニケーションの進化
・アバター、コミュニケーションを重視したロボットを提供
・適材適所あらゆる場面(卓上版、自走式など)でロボットを活用
・Teleportation as s Service
◉関西大阪万博では、「どこでも万博」というコンソーシアムをつくって提供し、闘病中の子ども達など合計4,000人以上がロボットを通じて遠隔で参加
・この取り組みにより、イノベーションアワードを受賞
◉テレポートロボットを活用して医療の分野でできること
・遠隔面会:集中治療室にロボットツールを入れることも可能
・遠隔診療:卓上型分身ロボットKubi」を使って、訪問看護師が病棟・病室訪問できるなど
・遠隔教育:若年がん患者の悩みのトップは「学業」のこと。病室・自宅から教室にテレポートできる学校生活参加ロボット「テレロボ」を開発 → 病室を教室に変える → これにより病院・高校が協力し、留年せずに卒業できた例あり
◉次の実証事業→看護師や医療資源の不足に対し、テレロボットを用いて人手不足を補う
・AI受付・ご案内ロボ
・院内での自動搬送業務
・院内コミュニケーションでの活用
◉遠隔からでも少人数でも、できることが増えることで医療現場の負担軽減につなげる
→より多くの患者さんの様々なニーズをサポートできるように
◉「FuAra(フアラ)」iPresenceと大阪工業大学とで開発した遠隔ハグロボットを開発。万博で初公開したところ、ぬくもりや鼓動も伝えることができることで人気に → 医療分野にもつながるか

【ステージ前に並ぶ2台がテレロボット。自動追従機能で看護師さんの後ろを付いてくることも可能。】
テレロボットのデモンストレーションをご覧いただかないと実感が湧かないかと思いますが、あらためて最新のテクノロジーに驚くとともに、こういう時代に来たのだと、強く認識した次第です。
看護大学での講演後は、市立敦賀病院に移動しデモを行うとのことでしたが、病院での反応はどうであったか?
いずれにしても、医療分野においても然り、そもそもの人的資源が不足する中で、医療提供・医師や看護師の労働それぞれの環境整備を両立していくことや、上記にあった遠隔教育のように、患者さんにとっても希望を与えることにつながるこうしたテクノロジーを用いていくことは大きな有効策であると考えることから、敦賀市における導入なども視野に調査したいと思います。
<参考>
様々なテレロボット活用事例が掲載されている「ipresence」のYouTubeをリンクしますので、以下よりご覧ください。
→「ipresence」のYouTubeはこちら






