祝!北條正先輩が県政功労者表彰される!

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4日に開幕した北京冬季五輪。
 
昨日は、注目の競技のひとつである男子フィギュアスケートが始まり、ショートプログラムが行われましたが「まさか」の波乱。
 
出場される日本人3選手ともに期待を寄せる中、最も注目の94年ぶりの3連覇を狙う羽生結弦選手の演技で、冒頭に予定した4回転サルコーが1回転になる大きなミスがあり8位と出遅れました。
 
ミスの理由がまた「まさか」なのですが、何でも4回転サルコーを跳ぼうとした瞬間「穴に乗っかった」とのことで、他の選手が残した穴にはまったとのこと。
 
解説していた金メダリストの荒川静香さんも「私の競技人生でも一回あるかないか」という確率のことが、この五輪本番で起きてしまうことに、人生どこで何か起こるか分からないと感じた次第です。
 
大きな得点源を失い8位発進となった羽生選手は、明日、世界初の4回転半ジャンプの成功をも狙いフリーの演技に臨むことになりますが、「やってくれる男」の大逆転を期待したいと思います。
 
さて、この「まさか」の言葉を思うに、「人生には3つの坂がある。上り坂、下り坂、そして『まさか』」だと、冗談とも本気とも言えない表情で常々話しておられたのは、私の大先輩であり元敦賀市議会議員の北條正氏ですが、その北條先輩に関し大変嬉しい出来事がありました。
 
それは、この度めでたく「県政功労者表彰」を受けられたことです。
 
福井県では、毎年「ふるさとの日」(2月7日)に地方自治の振興および治安維持、消防、社会福祉、産業、教育、文化などの発展に貢献して、その功績が顕著な個人または団体の表彰を行っており、今年は、個人57人と3団体の方々が知事表彰を受けられましたが、そのお一人に北條先輩が選ばれました。
 
県政功労者表彰に関しては、既に新聞やニュースで報道されており、この紹介も2日遅れとなっているのですが、母体労働組合の組織内議員として20年に亘りご活躍された先輩の表彰は、私のみならず、支えていただいた皆さんにとっても嬉しいことであったと思います。
 

【表彰式会場にて。左は同じく県政功労者表彰された玉川喜一郎氏(元武生市議)。(北條先輩より提供いただいた写真を引用)】
 
北條先輩が受けられたのは「自治振興功労者」ということで、敦賀市議及び同副議長として20年間務められ、市民福祉の向上と市勢の発展に寄与されたことが受賞理由と記載がありました。
 
一昨日、新聞で知った後、すぐご本人にもお祝いのメッセージを送らせていただきましたが、その返事にあったのは「皆さんのおかげ。本当にありがとうございます。」の言葉。
 
長きに亘り、労組のみならず市民の代表としてご尽力いただいたことに、こちらが感謝な訳ですが、改めてそのご功績がこうして評価されたことに、心から「おめでとうございます」の言葉を送るとともに、今後も敦賀に対するご支援とご助言をお願いしたいと思います。
 
さて、この北條先輩は数々の洒落とも掛けた語録を残されており、冒頭の「まさか」もそのひとつですが、私に残してくれた教えは「議員活動のコツはふたつ」。
 
「コツコツとやることだ」
 
教えのお手本かのように、ご自身も何十年もの間、欠かすことなく書き綴られたのが「ただしのひとこと」ブログであり、議員を引退されてからも「風来坊茶論(フウライボウサロン)」というページで今も発信を続けられてます。
 
 →→→北條先輩が今も続ける「風来坊茶論」はこちらから
 
このブログに関しては、私はたかだか1000日を過ぎた程度に過ぎませんが、正直、こうして続けている根底には、この北條先輩の「コツコツ」の言葉があるからと言え、他の取り組みに関しても意識して活動しているところです。
 
今でも敦賀のことを気に掛け、何かとご示唆もいただいている北條先輩。
 
改めてこれまでの多大なるご功績に敬意と感謝を申し上げるとともに、これからもますますお元気に多方面でご活躍されますこと切にご祈念申し上げ、本日のブログとさせていただきます。

敦賀駅西地区のエリア名称は「otta(おった)」に決定!

ブログ 北陸新幹線

奇しくも「立春」のタイミングで襲来した寒波もようやく小休止。
 
敦賀の積雪は想定内であったとはいえ、幹線道路はもとより、細かな路地まで対応いただいた除雪業者の皆さん、これを指揮する市の関係者の皆さんのご労苦に感謝。
 
ここから1週間は雪マークはなく、僅かながら気温も上がる日が続くようですので、次に備えるという意味でも、一旦この雪が消えることを願うところです。
 
さて、そうした厳しい冬の季節においても着実に工事を進めるなど、どこか春の息吹きを感じるのは北陸新幹線。
 
一昨日、寒波の中ではありましたが、用事で駅前まで行ったついでに、久々に駅前立体駐車場の屋上へ上がってきましたが、南北に延びる高架を見渡せば、北陸新幹線敦賀駅ホームでは上屋根の設置、振り返って駅西地区では、「ちえなみき」に名称が決まった知育・啓発施設の工事が進められていました。
 
この場所に来るとやはり、北陸新幹線がこの高架を走り、駅西地区では各施設に人が賑わうシーンが思い浮かぶなど、まさに先ほど述べたよう2020年春開業の北陸新幹線の息吹を感じる次第です。
 
ちなみに、この息吹を感じる場所、駅前立体駐車場屋上は1時間以内であれば無料となっていますので、皆さんもぜひ足を運んでいただけると嬉しく思います。
 

【北陸新幹線敦賀駅工区の状況。左下の建物はオルパーク。】

【駅西地区の状況。鉄骨の枠組みが「ちえなみき」。青で覆われたホテルの右手(基礎鉄筋が見える)にはスターバックスが出店。】
 
敦賀開業は当初から1年延びたものの、見直した工程に対しては計画通り進む工事、そして駅西地区の施設も「ちえなみき」と命名されるなど、徐々に期待とワクワク感が高まるところでもありますが、昨日はさらに明るいニュースが。
 
この駅西地区に関しては、敦賀の玄関口にふさわしい、市民と来訪者の交流や賑わい創出の拠点となるよう、ホテルや飲食・物販施設等を民間事業者が、敦賀市においては複合棟内に知育・啓発施設(ちえなみき)、エリア中心に芝生が広がる広場を整備する全体計画となっている訳ですが、昨日は、このエリアを担当する敦賀駅西地区土地活用事業者(民間事業者)である合同会社敦賀駅西口PJ(代理企業:株式会社青山財産ネットワークス)が、敦賀駅西地区のエリア名称及びロゴを決定したと公表されました。
 
その名は「TSURUGA POLT SQUARE otta(ツルガポルトスクエア オッタ)」
 
所管する敦賀市都市整備部より市議会新幹線対策特別委員会委員に宛てられた通知文書を見ると、まず名前“otta”の由来に関しては、「オルパークから連動した場所として、私(オル)からあなたを見つける(オッタ)という「出会いの場所」という意味を込めている」とあり、続けて“POLT”の部分については、「Place of Ringing Tsuruga(PORT) に愛を加えたPlace of Loving Tsuruga の略でもあり、地元の方には愛称で、来訪者には敦賀と分かりやすい名前です。」との説明がありました。
 
またロゴに関しては、「ottaの頭文字をデフォルメし、あっ、おった!と思わず指をさしてしまうような場所をイメージしたマークです」としています。
 
「あっ、おった!」と聞き、ふと福井駅前の「AOSSA(あおっさ)」の敦賀弁バージョンのような印象も受けましたが、そこは言葉が浮くような都会のスタイリッシュ感でなく、失礼を承知で言えば「ダサかっこいい」を地で(字で)行くこのネーミングをこれから広めていかねばと思った次第です。
 
併せて、民間事業者においては、オープンに先駆け予告を行うためのティザーサイトも公開したとのこと。
 
駅西地区の各施設については、これまで自身のブログやSNS等でも断片的に紹介してきましたが、このサイトで全体像が分かると思いますので、ぜひご覧いただければと存じます。
 

【ティザーサイトのトップ画面】
 
 →→→ティザーサイトはこちら
 
 →→→敦賀市HPでの紹介ページはこちら
 
昨日は、私ごとながら自身の誕生日であり、福井県となった「ふるさとの日」であることを書きましたが、こうした日に命名された「otta」。
 
どこか相通ずるものを勝手に感じてしまうところ。
 
駐車場の屋上でイメージした通り、この駅西地区の「otta」が市民や観光客が行き交う賑わいの場として、さらには敦賀の発展の起点ともなる存在として成長するよう、私自身はどこか親のような気持ちも感じながら、魂と愛情込めて、成長を育んでいかねばと考える次第です。

今日はふたつの誕生日

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大雪警報は解除となったものの、終日降ったり止んだりが繰り返された昨日。
 
町内の皆さんを対象にしたオンライン(ZOOM)での活動報告会を終えました。
 
参加者は事前お申込みのありました3名ではありましたが、私の中では人数の多い少ないは関係なし。
 
張り切って作成したパワーポイント資料を画面共有し、新型コロナウイルス関連、12月定例会の状況(議員定数、リラ・ポート、補正予算、一般質問等)に加え、市政のトピックスとして北陸新幹線敦賀駅工区・車両基地の工事進捗状況や供用開始した市役所新庁舎について説明させていただきました。
 
またその後は、画面を通してざっくばらんに意見交換もさせていただき感謝。
 
「伝える・聴く」の両側面を持つ議員の役割と機能をさらに発揮できるよう、次回の開催に向け、「ハイブリッド型」をさらに進化させていきたいと思います。
 
オンラインに関しては、対象を広げていくことも考えておりますので、またその際は皆さまにも参加いただければ嬉しく思います。
 

【スライドの最後の画面。貴重な休日のお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。】
 
さて、今日は2月7日。
 
我がことで恐縮ですが、実は私の誕生日でありまして、自分でもびっくり「50歳」を迎えました。
 
やはり、30歳、40歳の時には感じなかった人生の節目のようなものを感じる次第です。
 
論語の「知命」の由来である「天が与えた使命を知る」は、「五十にして天命を知る」とも言いますが、まさにこの年齢に到達したことの重みを感じつつ、この二文字とは自分にとって何なのか、自問自答しながら前に進んでいければと思います。
 
また、誕生日のこの日は「北方領土の日」でもあります。
 
東京での単身時代には毎年、北方領土返還要求の全国集会にも参加をしてきたところですが、奇しくも今年は、ロシアによるウクライナ再侵攻が国際的に懸念される中で迎える訳であり、岸田首相には、日本固有の領土である北方四島返還に向けた決意を、国民の代表として一層力強く語っていただきたいと切に望む次第です。
 
そして、北方領土の問題は、北朝鮮拉致問題と同様、国民の総意を示さねば相手も揺らぐまじであり、北方領土を返還させる好機は必ず来るとの認識のもと、それに向けた基盤を着実に作っていくことが肝要と思うところであり、決して問題を風化させることのないよう、皆さんの胸にも留めていただけますようお願いいたします。
 
さらに今日はもうひとつ、「福井県」の誕生日でもあります。
 
昔の越前国と若狭国からなる福井県ですが、その変遷は目まぐるしく、明治4年(1871)年の廃藩置県の後、福井県(のち足羽県)と敦賀県が誕生。
 
明治6年には、足羽県と敦賀県が統合され、敦賀県が誕生しましたが、明治9年に石川県と滋賀県に統合され、敦賀県は消滅。
 
そしてようやく明治14年(1881)に、石川県・滋賀県より、坂井・吉田・足羽・大野・丹生・今立・南条・敦賀・三方・遠敷・大飯郡が統合し、現在の福井県が誕生しました。
 
ちなみに、嶺北、嶺南の呼称の由来は、明治14年頃、木の芽峠(敦賀と今庄の間にある峠)を境に「木嶺以北」、「木嶺以南」と呼び始めたことにあるとのことであり、地域を分けるのが峠であったことをどこか感慨深くも思う次第です。
 
その福井県は今日で誕生から141年となります。
 
節目の年を迎えた今日は、郷土の枠を「敦賀市」から同じ誕生日の「福井県」にまで広げ、次の周年をさらに発展して迎えるために何が必要か思考を巡らせてみたいと思います。
 
今日は、私ごとばかりの内容となりましたが、年に一度の誕生日ということでお許しのほど。

アナログとオンラインの「ハイブリッド型」をめざす意味とは

ブログ 活動報告

一般社会でこの考えは通用するのか?
 
小泉純一郎、菅直人両氏ら5人の元首相が欧州連合(EU)の欧州委員会に「東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で多くの子供が甲状腺がんに苦しんでいる」などとする誤った見解を書簡で送付した件について、環境省や福島県などが抗議したところまではお伝えしたところですが、政党に関しては、自民党が4日、外交部会や環境部会などの合同役員会を党本部で開き、5人を非難するとともに風評の払拭に向けて政府に情報発信強化を求める決議案をまとめたとのこと。
 
決議案は、5人の元首相に対し「科学的知見に基づかない誤った情報を世界に流布するものであり、無責任な行動と断じざるを得ない」と強調しており、党内手続きを経て、政府に申し入れる方針。
 
一方、こちらは現職の国会議員であり、菅直人氏が党最高顧問を努める立憲民主党。
 
同党の泉健太代表は4日の記者会見で、本件について、科学的知見に基づき客観的な発信をすべきだとの認識を示したものの、菅氏に関しては「元首相という枠組みでの活動であり、自身の判断で行われているものだ。党としての行動ではない」と述べたとのこと。
 
冒頭の疑問は、まさにこの考えに対してでありますが、会社で言えば、泉氏が社長、菅氏が会長の関係にあるとして、「会長のやったことはおかしい」と思っていながら、会社とは関係ない、個人のやったこととの対応は世間で通用するのでしょうか。
 
答えは聞くまでもなく明らかですが、上位職に対して物事を言えないとしているのなら、これ最低。
 
会社にマイナスイメージを与えるからというのならさらに最低であり、自民党は、高市早苗政調会長が「誤った情報に基づいて風評が広がることで、(農林水産品の)生産者をはじめ、輸入規制解除に向けたさまざまな方の血のにじむような努力が水泡に帰しかねない」と述べ、外交部会などで対応するよう指示したことが切掛けでもありますが、立憲民主党党内にはそうした声すらないのかとも。
 
いずれにしても、外に厳しく、内に甘い、自浄作用のない会社は自然淘汰されていくのが世の常であり、今回のケースもこれに当てはまるのであろうと推測する次第です。
 
さて、こうした思いはさて置き、こちらは「どう改良していけばいいか」思案するところ。
 
自身の地域での活動報告会について、コロナ禍で集合型開催は難しい状況が続いていることから、今回は二度目となるオンライン(zoom)で開催する旨、先週土曜日には町内全戸ポスティングをさせていただいた訳ですが、昨日と今日の2回開催のうち、昨日はゼロ、今日は3人の申込みとなっていいます。
 
企業などでは違和感がなくなってきている「オンライン」ですが、想定はしていたとは言え、地域ではまだ「とっつきにくい」手法のようです。
 

【先週ポスティングさせていただいたご案内。「オンライン」の文字はまだ敬遠気味?】
 
活動の情報発信については、同じタイミングで「やまたけNEWS」も同封していることから、活字で読んだので十分と思っていただいているのかもしれませんが、アナログとオンラインの「ハイブリッド型」をめざす私としては、ご高齢の方も含めてオンラインも活用いただけるよう知恵を絞らねばと感じているところです。
 
もし、私の報告会でオンラインツールを活用する切掛けになったとすれば、「とっつきにくさ」が和らぎ、これからのデジタル社会においても年齢によらずより活用できる、つまりは利便性を多世代で共有することになるのではとも考えており、そうした観点からも「改良」を重ねながら、今後も継続していく所存です。
 
当の報告会ですが、結果としての参加人数の多い少ないは全く気にしておらず、私の思いは一人でも百人でも同じ。
 
本日の報告会においても、自分自身ができる精一杯の「丁寧な説明」を心掛けるとともに、ひとつでも多くご意見を拝聴できればと思います。
 
最後に、ひばりヶ丘町の皆さん限定とはなりますが、このブログを見て参加いただける方がいらっしゃいましたら、以下アドレスまで「参加希望」とだけお書きのうえメールください。
 
オンライン参加に必要なID等を送付させていただきますので(開催時間は11時〜12時です)。
 
 →→→やまたけメールアドレス yamatake@yamamoto-takeshi.net

世界は「あらゆるオプションを総動員」〜EUタクソノミー基準に原子力を追加〜

エネルギー ブログ

強い寒気の南下に伴って、昨日の夜からは北陸地方を中心に局地的な雪になるとの予報。
 
積雪の急増に警戒が必要とされていて、今朝恐る恐るカーテンを開けると確かに一面真っ白。
 
現在のところ目測では10センチ弱といった積雪でありますが、日本海にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う活発な雪雲が現れていて、既に北陸地方にかかっている模様であり、雪マークが並ぶこの週末は、不要不急の外出を避け過ごすことが賢明かと思う次第です。
 
さて、関心事が多方面に亘る今日この頃ですが、元々の欧州エネルギー危機に輪を掛けて、ウクライナ情勢の緊迫で深刻さが増しているなか、注目の「EUタクソノミー」に関し動きがありました。
 
原子力産業新聞記事なども参考に内容を紹介させていただきますと、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(EC)は2月2日、環境上の持続可能性を備えたグリーン事業への投資基準「EUタクソノミー」において、持続可能とみなす技術的精査基準を規定した「地球温暖化の影響を緩和する(補完的な)委任法令(Delegated Act: DA)」に、一定条件下で原子力関係の活動を含めることを原則的に承認したと発表。
 
ECは昨年の12月末、原子力と天然ガスの関係活動を含める内容の案を「持続可能な資金提供に関する加盟国の専門家グループ」、および諮問機関である「持続可能な資金提供プラットフォーム」に提示していた訳ですが、これに強く反対するドイツやオーストリアを振り切って、これら機関からの見解に基づいて、今回政治的合意に達したとしています。
 

 
ECによると、EUが2050年までにCO2排出量の実質ゼロ化を達成するには多額の民間投資が欠かせず、この目標の達成に必要な活動への民間投資をEUタクソノミーで誘導する方針であり、同タクソノミーで加盟各国のエネルギーミックスを特定のエネルギー技術に決定付けるのではなく、CO2排出量の実質ゼロ化に資するすべての方策を自由に活用させることで、CO2排出量の実質ゼロ化への移行を促す考え。
 
近年の科学技術の進歩を考慮すると、原子力と天然ガスへの民間投資はこの移行を促進する役割を担っているとECは指摘しています。
 
原子力と天然ガスに関しては、タクソノミー規制の下で明確かつ厳しい条件を設定してもいて、とりわけ原子力については、事故耐性燃料の活用要件を技術的精査基準の中に設定することや、高レベル廃棄物の排出量が最小限になる第4世代原子炉の将来の活用に向けた要件を同基準に盛り込むこと、新規原子力発電設備のリードタイムの長さを考慮して、既存原子炉の運転期間延長に向けた設備の安全性改善等を同基準の要件にすることを求めています。
 
活用にあたり、こうした課題認識を共有するということも同タクソノミーの意味合いと受け止めるところですが、今回の発表について、欧州の原子力企業約3,000社を代表する欧州原子力産業協会のY.デバゼイユ事務局長は、「原子力がEUタクソノミーに加えられたことを歓迎する」とする一方、原子力が引き続き「過渡期の技術」として扱われていることは残念だと表明。
 
「我々は原子力が地球温暖化の影響緩和に貢献し、EUタクソノミーにすでに含まれている発電技術ほどの害を及ぼさないと確信している」と述べたことに、私自身、全く日本にも同じことが言えるものと共感した次第です。
 
既に把握していたように、脱炭素に向けて、世界は「あらゆる(電源)オプションを総動員」するとの考えであり、再生可能エネルギーに偏重しつつあったEUがこうした政策決定したことはまさにそのことを証明するものと認識する次第です。
 
さらに忘れてならないのは、日本と同じ島国の英国。
 
再エネ偏重による電力システムの脆弱さ、電力自由化の失敗に気づき、既に革新的原子力の導入をめざし具体的な政策選択に舵を切るなど、経済成長をリードするのは奇しくもEUから抜けた英国ではないかとも言われています。
 
ドイツを見習えと主張してきた勢力は、こうした状況を見て、今度はEUに学べと言うのでしょうか。
 
決して言わないと思いますが、私から見れば、こうした世界の動きは「至極現実的な対応」と思うところであり、日本はいつまでも「再エネか原子力か」の二項対立論議を続けている場合ではありません。
 
「敵は原子力」ではなく、「脱炭素」。
 
エネルギー資源に乏しい日本が、このタイミングで真に現実的な選択に舵を切り直せるか否かに将来がかかっていると言っても過言ではありません。
 
近年の電力需給ひっ迫に怯える状況とも合わせ、この寒波襲来の日に真剣にそう考える次第です。

様々な思いが交錯する中、本日「北京冬季五輪」開幕

オリンピック ブログ

本日2月4日は「立春」。
 
北陸地方の人にとっては、曇天続きの冬から穏やかな春へ向かうことを意味するこの日は、どこか気持ちも明るくなる日なのではと思うところです。
 
この流れから行けば、続けて明るい話題を書くべきかとも思いつつ、真逆の話題となることをお許しいただきたく。
 
昨日、私の関心事として取り上げました中国の人権侵害問題について、日本国内でも日本ウイグル協会など6団体が声明を発表したことを紹介したところですが、今度は中国から逃れた亡命ウイグル族の組織「世界ウイグル会議」の英国所長、ラヒマ・マフムト氏が、北京冬季五輪の開幕を前にこの人権侵害を「ジェノサイド(集団殺害)」と強調し、「人権を無視した残虐行為を犯す中国に五輪を開催する権利はない」と断言したことを報道で知りました。
 
また、「国際オリンピック委員会(IOC)は集団殺害を行った政権に(五輪開催の)名誉を与えてしまった」とも批判したとのこと。
 
マフムト氏は人権侵害の状況を世界へ発信するとともに、対中政策について英政府に意見しており、ジョンソン首相が昨年12月に表明した北京五輪の「外交的ボイコット」を強く進言したことも、こうした背景があってのことと理解するところです。
 
そして、その中国で今日開幕を迎える北京冬季五輪。
 
開幕を前に昨日、国際オリンピック委員会(IOC)は北京市内で総会を開き、バッハ会長は開会の挨拶で、昨年の東京五輪に言及し、「新型コロナウイルス禍という前例のない大会だったが、安全に圧倒的な成功を収めた」と成果を強調したうえで、北京大会は「国際社会の強い支持を受けている」として、「コロナ禍を克服し、大会が成功するための全てが整った」などと評価の言葉を述べたとのこと。
 
その後、中国の習近平国家主席がビデオメッセージで開会を宣言。
 
コロナ禍などを念頭に、「世界は激動と変革の新時代に突入している」とし、「中国は五輪運動で積極的な役割を果たし、一貫して五輪精神を擁護してきた。困難な時期を乗り切るため、安全で素晴らしい大会に向け最善を尽くす」と語ったとのことであります。
 
冒頭述べた人権侵害問題に対し、各国が外交ボイコットなどで批判の姿勢を表明する中で、バッハ氏の「国際社会の強い支持を受けている」、習近平氏の「中国は、一貫して五輪精神を擁護してきた」との発言は、正直私は理解できないでいるところです。
 
そこで、原点に立ち返り、「五輪精神」とは何なのか、オリンピック憲章【Olympic Charter(財)日本オリンピック委員会】を見てみると、こと「人権」に関しては、オリンピズムの「根本原則」にこのように記載されていました。
 
4.スポーツをすることは人権のひとつである。すべての個人はいかなる種類の差別を受けることなく、オリンピック精神に基づき、スポーツをする機会を与えられなければならない。オリンピック精神においては、友情、連帯、フェアプレーの精神とともに相互理解が求められる。
 

 →→→オリンピック憲章全文はこちら
 
根本原則自体にはもちろん異論はありませんが、憲章の、しかも「根本」部分に定めていることと今起きていることを照らし合わせて考えた時に、ご両名の考えは、都合の悪いことに目を瞑った、自分勝手な解釈としか思えない訳であります。
 
「政治とスポーツは別だ」と言われれば確かにそれも五輪憲章のひとつですが、そうしたこともあってか、どこか自分の中で歓迎ムードになっていない北京冬季五輪。
 
さりとて、出場する選手に対しては別。
 
昨夏の東京五輪では、コロナ禍の国内開催に一部の勢力から批判の声が挙がり、その矛先は出場する選手にまで及びましたが、それは筋違いなことであり絶対にやってはいけないこと。
 
いかなる思いがあろうとも、このことだけは遵守すべきであり、それこそ五輪精神というもの。
 
様々な思いが交錯するなか開催される北京五輪でありますが、弛まぬ努力と鍛錬を続けてこられて出場される選手の皆さんの活躍をお祈りするとともに、直向きに競技する姿を心から応援したいと思います。

人権侵害問題に関する「骨抜き」の決議。毅然とした態度とは。

ブログ 政治

昨日、思いの丈を記載しました元首相5人が欧州委員会に宛てた書簡の問題について、公の立場からは環境省から、彼等に対し抗議文が出されたところですが、昨日は国会でも。
 
昨日開かれた衆議院予算委員会で質問に立った、日本維新の会の足立康史議員は、この書簡を「福島への風評拡散」としたうえで、「内閣として立憲民主党の菅直人最高顧問に抗議すべき」と主張。
 
これに岸田総理は、「誤った情報を広め、謂れのない差別や偏見を助長する事が懸念されるもの。政府として風評払拭に取組む」と答弁。
 
さらに足立議員は「菅直人さんは現職の国会議員。抗議に回答を求めるようお願いする」と述べました。
 
委員会室に居た立憲民主党議員の一部は「ギャーギャー」と野次を飛ばす場面となりましたが、現時点で党内でも菅氏に対しお咎めなしということを見ると、立憲民主党としてこの行為を是としているのかと感じた次第。
 
私は、足立議員の発言は至極真っ当であり、福島県民、東北の皆さんの気持ちを踏みにじり、さらには我が国を貶めるこの行為許すまじの思いで、政府として厳しい態度で対応にあたっていただきたいと強く望む次第です。
 
さて、本日は国会の話題を続けますが、私自身も関心事として動向を注視していた中国・新疆ウイグル自治区などでの深刻な人権侵害問題に関する決議については、1日に衆議院で賛成多数により採択。
 
一時は、この決議の取り扱いすら不透明になったことを思えば、日本ウイグル国会議員連盟などの関係者が、対中人権侵害非難決議の実現へ向け奔走されたことの苦労の結果と認識するところですが、実際の決議には「中国」の文言は一切なく、誰に人権状況の説明責任を果たすよう求めたのかも明示していないほか、昨年末の与党調整で当初案の「人権侵害」が「人権状況」に書き換えられ、「非難決議」から「非難」の2文字が削除されたのもそのままとなっており、いわゆる「骨抜き」の内容となっているのが実態。
 
これに対し、与党側はあたかも「野党に配慮した」と述べていますが、賛成した野党や自民の中から不満の声が挙がっていることや、国民民主党などは党としての声明まで公表しており、実際には自民、公明両党の執行部が弾圧の張本人である中国政府に忖度した構図と理解するところです。
 

【当初の決議案から「骨抜き」(穏健表現に修正)となっていく過程(産経新聞ネット記事より引用)】
 
なお、この衆院本会議での採択を受けて、アジア自由民主連帯協議会や日本ウイグル協会、南モンゴルクリルタイ(世界南モンゴル会議)など6団体は2日、声明を発表し、「国会が、中国における人権弾圧およびジェノサイド(民族大量虐殺)に対し、一定の国家意志を示したことは歓迎する」としつつ、決議文について「新疆ウイグル自治区、チベット、南モンゴル、そして香港および中国民主化運動に対する弾圧の実情が、ほとんど反映されていない」と指摘しています。
 
さらに「ウイグルで行われている強制収容所政策、南モンゴルでの母語廃絶、チベットでの信仰弾圧などは、ジェノサイド政策の一環として批判すべきものであることは明瞭だ」と強調、「国会決議において、この点が指摘されていないことは、中国政府のジェノサイドを事実上看過することを意味しかねない」と訴えてもいて、当事者視点だとこう受け止められるのかと、改めてこの中途半端な決議文の意味合いを考える次第です。
 
この対応に関しては、いわゆる「大人の対応」という考えもあるやもしれませんが、私は、こと人権問題に関しては、北朝鮮拉致問題然り、大人もへったくれないとの考えである訳ですが、昨日、追悼の思いも込め、故石原慎太郎氏が国会議員時代に当時の安倍総理に質問した「永久保存」と称される2013年の予算委員会を※YouTubeで見ていましたら、まさに対中外交防衛に関し「毅然した態度」について質する場面がありました。
 
※当該YouTubeを以下にリンクします(「毅然とした態度」部分は40分15秒あたりから)
 →→→YouTube【永久保存】2013.02.12 衆議院予算委員会 石原慎太郎 日本維新の会
 
石原氏の言う「毅然」とは大きく乖離するのがこの今の日本の態度ということになる訳ですが、先の「中国政府のジェノサイドを事実上看過することを意味しかねない」との団体の訴えも念頭に置けば、日本人が得意な「曖昧」にお茶を濁すことは、相手をつけ上がらせるとともに、最も尊重せねばならない弾圧に苦しむ当事者の悲痛な思いまでをも踏みにじることになると認識するところです。
 
今後、ステージを参議院に移して議論されるこの決議ですが、その取扱いについては、そうした思いのもと引き続き関心をもって捉えていきたいと思います。
 
(参考)前述の国民民主党の声明。主語は「中国政府」となっていますので、参考までご覧ください。
 →→→国民民主党「新疆ウイグル等における深刻な人権状況に対する決議」に関する党声明

元首相5人衆の書簡こそまさに「科学が風評に負けるのは国辱」だ

ブログ 政治

石原慎太郎死す。
 
享年89歳。
 
作家であり、元国会議員、元東京都知事でもある石原氏の、いかなる外圧に対しても決して屈することなく、信念を貫くその姿は、どこか日本国家の重石のような存在であると私自身感じていた次第であり、生前の計り知れないご功績に敬意を表するとともに心からご冥福をお祈りいたします。
 
数ある「石原語録」ですが、常々口にされていたのは日本国憲法前文への不満だったそう。
 
「『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して…』は、正しくは『公正と信義を』で、『全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ…』は、『欠乏を免かれ』だ。助詞の間違いは日本語の文体を乱し、みにくい印象しか与えないんでね。国家の基本法を正しい日本語に直すことが自主、自立です」
 
何故こんな日本語なのかを思えば、それは即ちGHQから与えられた憲法であることを意味するものであり、石原氏の政治家人生は憲法を抜きにして語ることができないとも言われる根底にあるのは、そうした反骨精神から来る「真の自主憲法」であると考えるところ。
 
この点に関しては、「憲法改正」を見届けることなく逝った故人の無念を思いつつ、現代社会を生きる我々世代で成し遂げねばならぬことと、私自身胸に刻んだ次第です。
 
さて、国家の重石と称した石原氏の話しの後で述べるには失礼かとも思いますが、書かずにいられないのが、石原氏とは真反対の位置にいる、日本を貶めようとしているこのお方達の話し。
 
そのお方達とは、菅直人氏、小泉純一郎氏、鳩山由紀夫氏、細川護熙氏、村山富市氏の5人。
 
名前を見てお分かりの通り元首相経験者であり、その点は敬意を表し「氏」とだけはつけさせていただく訳ですが、この5人が1月27日付けで欧州連合(EU)欧州委員会に、欧州のエネルギー政策を脱原子力に舵を切るよう呼び掛ける書簡を送った問題。
 
さも日本を代表して脱原子力を唱えているかのように受け止められる問題もさることながら、さらに問題視すべきは「甲状腺がん」についての記述。
 
書簡では福島第1原子力発電所事故の影響に触れ「多くの子供たちが甲状腺がんに苦しみ、この過ちを欧州の皆さんに繰り返してほしくない」とある訳ですが、これに地元福島県の渡辺康平県議は新聞の取材に「科学的根拠に反するメッセージだ。日本の首相経験者という権威による『風評加害』のもとになる」と憤りの念を述べたほか、宮城の村井嘉浩県知事は定例会見で「科学的根拠に基づき情報を発信していくべきだ。首相経験者の影響力は大きい。なぜそのようなことをされるのか」と苦言を呈しています。
 
現に、放射線医科学の専門家などからなる国連放射線影響科学委員会(UNSCEAR)が3月に公表した福島第1原子力発電所事故を受けた住民の健康影響に関する2020年版の調査報告書は、福島県内で発症した甲状腺がんについて被曝が原因ではないとの見解を示していることに加え、福島県の県民健康調査の検討委員会も令和元年6月、事故当時18歳以下だった県内全ての子供を対象に実施した甲状腺検査の結果について「現時点において、甲状腺がんと放射線被ばくの関連は認められない」と報告しています。
 
なお、甲状腺がんには治療する必要のない「潜在がん」も多く、裏付けに乏しい中で原子力発電所事故と甲状腺がんを結びつけようとする元首相らの行動は風評被害を広げかねないと、福島県の関係者に反発が広がっていることは至極当然のこと。
 
甲状腺がんの過剰診断の問題などを取材する福島市のジャーナリスト、林智裕氏は「福島はこうした冤罪による偏見と差別に苦しめられてきた。なぜ海外に偏見と差別を広げるのか。福島の住民にどうプラスになるのか」と元首相らの言動を非難しており、私もこれに全くもって同感であります。
 
「理解に苦しむ」を通り越し、「科学を無視」し、他国にまでそのことを知らしめているその言動は、もはや福島県、東北のみならず日本を自ら貶めるものであり、「国賊」と言っても過言ではないと、私自身憤りを隠せない訳ですが、都知事4期目で迎えた東日本大震災対応ではいち早く被災地がれきの受け入れを表明した石原氏であったなら、これを何と言うのでしょうか。
 
都民からの反対意見が都庁に寄せられても「黙れといえばいい」と思いの丈が口をついて出たのはいけなかったかのかも知れませんが、この決断を契機に被災地がれきの広域受け入れが進んだのも事実。
 
福島第1原子力発電所事故の影響、つまりはがれきの放射線レベルを科学的に理解されていたからこそ決断できたこととも言えるのですが、書簡を宛てたこの5人衆とは真逆の位置にいることが、ここでも分かります。
 
「石原語録」のひとつに、東京都の築地市場から豊洲市場への移転問題を巡り、移転決定時に都知事だった同氏が述べた「(前略)科学が風評に負けるのは国辱だ」の言葉は痛烈に記憶に残っています。
 
この言葉を借りて言わせていただければ、5人衆のやっていることはまさに「科学が風評に負ける国辱」であり、裏を返せば「科学に基づかないデマの流布」に値すると考える次第です。
 
昨日、山口環境大臣から5人衆に対し、抗議文が送られたとのこと。
 
曲がりなりにも我が国のトップをお努めになられた方達がこのように自国を貶める言動をしているのでは、天国でも我が国の行く末が心配で心配でたまらないであろう石原氏の顔を思い浮かべる次第ですが、同氏が逝去されたこの日に改めて、「科学が風評に負けてはならない」との言葉、さらには「自主、自立の国家観」を胸に、自分自身の行動基準にすることを誓う次第です。
 

【国賊に喝を入れる石原慎太郎氏はもういない。代役を務められる人はいるのだろうか。】

「頼りになる存在」でなければ声は集まらじ

ブログ 活動報告

早いもので今日から2月。
 
天気のほうは、この先1週間はほぼ毎日雪マークが登場しており、しばらくは荒天続きを覚悟するところ。
 
一方、今日からプロ野球はキャンプインで「球春」到来、4日は「立春」ということで、どこか春の訪れ近しとも感じる時期でもあり、暫しの寒さ、曇天こそ「ザ・北陸の冬」と思い、風情を楽しむくらいの余裕を持って過ごしたいと思う次第です。
 
もちろん、寒波への警戒を怠ってはいけませんが。
 
さて、オンラインと対面両方を活用し、格好良く言えば「ハイブリッド型」で進めている自身の活動報告会ですが、昨日お昼休みも日本原電のとある職場で開催させていただきました。
 
毎回伝えたいことが盛り沢山で、ついつい参加者の皆さんからの質問やご意見を伺う時間が少なくなってしまっていること反省しきりな訳ですが、それでも昨日もエネルギー関連や北陸新幹線整備、コロナ対応、道路の関係でご質問をいただきありがたい限り。
 
それぞれ現況は正確にお答えできたかと思いますが、皆さんが懸念することも把握できましたので、そのことを頭に置き、今後の活動に活かしていく考えです。
 

【報告会資料の表紙。毎回、敦賀の良き風景を紹介することにしています。】
 
また、ここ最近は、日々更新しているこのブログを読んでいただいている方、或いはたまたま関心のあることでインターネット検索をしていて、私のブログにヒットされた方など数名からメールでお問い合わせがあり、それぞれやり取りさせていただく中で、ある方はその後、直接お会いし「健康麻雀」に関するお考えを伺うことになったり、ある方はご自身の「まちづくり」に関するアイデアの実現に向け、そのことを伝えたいお相手(ある団体)へ橋渡し役をしたりと、ホームページの存在をきっかけとし、こうしてつながりが出来たことを大変嬉しく感じているところです。
 
もちろん、議員の立場からすれば当たり前の対応に過ぎない訳ですが、ひとつ一つの出会いや会話は私にとって貴重な財産であることは間違いなく、私を頼ってお声掛けいただいたことへの感謝を忘れることなく、その出会いを今後大切に育てていきたいと思います。
 
「地域や職場の声が活動の原点」をモットーに掲げている私ですが、正直、私の頭ひとつで考えられることなどたかが知れていて、広く皆さんの声を聴かせていただく中で、より良いアイデアが生まれ、リアルをもとにした意見提起につながるというのが実感としてあるところ。
 
ですので、「こうすれば敦賀のまちはもっと良くなるのに」、「こんなことが出来れば助かるのになあ」などとの思いを持たれている方は是非、私までご意見お寄せいただけますようお願いいたします。
 
そして、私自身はといえば、「あの人に言えば何かアクションを起こしてくれる」と信用してもらえるような、いわゆる「頼りになる存在」でなければ、そうした声など集まってくるはずがないとの認識のもと、議員としての自覚を一層強め、日々精進するのみであります。

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