2026年1月13日
『経済後回し解散』のツケは誰に来るのか
現在行われている福井県知事選の出陣式にて、山田けんいち候補が述べた「(前知事のセクハラ問題で)積み上げてきた福井ブランドは地に落ちた」との言葉を以前に紹介したところ。
山田候補は続けて、県民からの信頼とともに、これを「取り戻す」と強い決意を示された訳であり、引き続きの応援をお願いするところですが、同じく「地に落ちた」と言われたのは「前橋のイメージ」。
理由はご承知おきのとおり、1期目の就任からわずか1年7カ月で既婚の市職員男性(退職)とのラブホテル面会問題により引責辞職した小川晶前市長の一件。
市議会からも辞職を突きつけられ、猛烈な批判の中での辞職は全国ニュースでも大きく取り上げられた訳ですが、その小川前市長が出直し出馬した注目の前橋市長選は12日投開票され、自民党国会議員らの支援を得た弁護士候補ら無所属4新人を破り、前職が再選しました。
出直し出馬に対する市民の信任が最大の争点だったことを考えれば、民意は小川氏に再度チャンスを与えたということになろうかと。
また、前橋市長選の投票率は47.32%との選管発表。
これでも、小川氏が初当選した2024年2月の前回選を7.93ポイント上回ったとありましたが、これだけ注目を集める選挙でも半数以上が投票に行かないのかと、政治参画の難しさを思う次第です。

【昨日近所で出会った景色。再選された小川市長におかれましては、この景色のようにまっさらな気持ちで、疑念を持たれない市政運営を。】
続けて、選挙の話題といえば衆院解散について。
高市総理は、今日からの外交日程中は「相手に失礼にあたる」ため、解散に関し言及することはないとされ、そうなると方針が示されるのは17日(土)になるのではとの観測がされています。
突如の「解散風」を踏まえ、先日「衆院選は常在戦場。総員配置につけ。」「候補者擁立を急ぐ」と述べた国民民主党の玉木代表においては、その後「とにかく『経済後回し解散』はまずい。」と発信。
これにSNS上では、「話が逆じゃないか」と揶揄もされている訳ですが、選挙の準備は準備、解散の意味は意味で、話を切り分けて考えるべきであり、少なくとも私は揶揄や批判に当たらないと思うところ、玉木代表が「まずい」と考える理由は以下のとおりです(代表のXポストを基にやまたけにて一部修正)。
◉来年度予算案は、物価高騰対策や成長戦略が満載で、国民民主党が主張してきたガソリン暫定税率廃止や年収の壁引き上げなどの減税も含まれている。
◉だからこそ、私たちも覚悟を決めて「(来年度予算案を)年度内の早期に成立させる」ことを昨年12月18日合意したのに、自民党側からこれを破るような動きが出ていることに驚きを禁じ得ない。
◉国民民主党が協力すれば(予算案を)年度内に通せるのに、なぜやらずに解散総選挙に走るのか。高市総理は経済最優先と言っていたのに話が違うと感じている国民も多いと思う。
◉政策より政局で解散なら、結局、石破内閣と同じ。
◉国民民主党は、ひたむきに「経済最優先」で取り組む。
高市総理は昨年末、目の前にやることがあり過ぎて解散どころではないとの考えを示していたことを思えば、玉木代表の意見は仰るとおりであり、解散のタイミングによって「何を優先するか」が問われるものと考えるところです。
『経済後回し解散』による政治空白によって、そのツケが来るのは国民生活や企業活動。
国民から見ても、高い「早苗人気」を背景に勢力を取り戻そうとの考えが見え透けするこの解散。
果たして当の総理はどう判断されるのか。
「総員配置」のうえ、情報収集に努めつつ、今後の判断に注視であります。






