2025年9月26日
「ウソ」と「ホント」を見抜く力
いわゆる「やらせ」という行為は、コンプライアンス上、個人であっても組織であってもマイナスしかならないもの。
報道によると、現在行われている自民党総裁選に立候補した小泉進次郎農林水産大臣の陣営が、インターネット上の配信動画に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう要請するメールを陣営関係者に送っていたことが25日分かったとあり、これに小泉氏陣営の事務局幹部を務める小林史明衆院議員が事実関係をおおむね認めたとのこと。
具体的には、小泉陣営の広報班長を務める牧島かれん元デジタル大臣の事務所が陣営関係者に「ニコニコ動画」にポジティブなコメントを書いてほしいとメールで要望。
「総裁まちがいなし」などのコメントの一方、「ビジネスエセ保守に負けるな」という文例もあったとし、小林氏は「(総裁選候補で保守派の)高市早苗前経済安全保障担当大臣を批判したという意味では全くないと牧島氏も言っている」と語ったとありましたが、思わず出た言葉は「ホンマかいな」。
総裁選のことをとやかく言う立場にはないものの、「やらせコメント」を指示したことに違いないばかりか、そもそもこうした「セコイ」やり方で優位に立とうという“作戦”自体が幼稚であり、ことさら国政政党のリーダーを決める選挙においてされることは情けないとしか言いようがありません。
冒頭に述べたよう、こうした行為は、結果して小泉氏にとっても、陣営にとってもマイナスにしかならない訳ですが、インターネット上で流れる「評価」はこういったことが含まれるものと、あらためて認識を強めることができた点は良かったと思う次第です。
さて、こうして平然と「ウソ」と「ホント」が入り混じる社会にあって、そのことを見抜く力が一層必要と感じるところ。
私自身のインスタグラム(instagram)アカウントが「なりすまし」に遭ったことは、9月16日のブログでご報告したとおりですが、以前よりスマホやパソコンのメールには、amazonやPayPay、クロネコヤマト、アメリカンエクスプレスなど、利用の有無に関わらず、様々なフィッシングメールが届いています。
しかも、最近では行動心理を使って「ワンクリック」を誘う手口となっており、例えば以下のものがそう(「Yamatake様」でウソと分かりますが)。

「amazonで買い物したっけな?」と、配送状況や注文履歴などをクリックするよう仕掛けられています。
この際、簡単に見破る方法は「ドメイン(※)の確認」で、上記のメールの場合、送信元の詳細アドレスを見ると「@amazon,co,jp」ではなく、訳の分からないものになっているため、「ニセモノ」と判断することができます。
※ドメインとは、インターネット上の「住所」にあたるもので、簡単に言うと、メールアドレスの「@」以降の部分を指します。

【赤丸のドメインはまったく別のもの】
届くメールを見るに、「あなたと別の端末からログインがありました」や「今月のご請求額が確定しました」など、よくもまあ考えるものだと感心すらするもの(皮肉です)。
なお、既に注意喚起がされていますが、ここ最近の「流行り」は、「国勢調査を装った」メール。
今月20日から始まった「国勢調査」を装った偽のメールが急増していて、メールに記載されたURLをクリックすると、調査への協力をうたう偽サイトに誘導され、指示に従って携帯電話番号を入力すると、別のサービスの認証に悪用される事例が確認されているということです。
管轄する総務省からは、「メールにより調査への回答を依頼することは絶対にありません」と呼びかけるとともに、以下の文書を発出しています。
→総務省「国勢調査をよそおった不審メールにご注意ください」はこちら
「ウソ」と「ホント」の見分けがつかない昨今にあって、大事なのはそれを「見抜く力」。
自分自身も十分注意するとともに、本日ご紹介したこと(基本的なことですが)が少しでも、皆様が被害に遭わないための一助になればと思う次第です。






