巡視船「えちぜん」の一般公開に参加

ブログ 防犯/防災

「開催できたじゃないか」
 
今日もそういった声をお聞きするのかもしれませんが、それは結果論。
 
私自身は「残念ながら致し方なし」と受け止めた、昨日の「民謡踊りの夕べ」の中止判断。
 
後の悪天候を予想し、お昼過ぎには中止を公表したものの、結果して午後9時を過ぎるまで雨は降らなかったことから、参加を楽しみにされていた方々にとっては、冒頭に述べたような気持ちになるのも十分に理解するところ。
 
しかしながら、各地区から集う参加人数の規模やバス配車、動員のこと、また何より、安全を最優先する上において、早めの判断により混乱を回避することが肝要であり、結果して雨の降り始めは遅くなったものの、賢明な判断であったと思う次第です。
 
なお、奇しくも昨日のブログの結びに、「夕方以降のお天気が若干心配なところではありますが、皆の願いで雨雲を吹き飛ばし、元気に踊ってフィナーレを迎えられればと思います。」と書きましたが、結果、お祭りが終わるまで、雨雲は吹き飛ばせたことに。
 
私も踊る気マンマンでしたので、皆さんの願いは天に届いたと受け止めるとともに、こういう時こそ「名月や北国日和定めなき」。
 
芭蕉さんの句を思い返し、「また来年!」とポジティブにいきましょう。
 
さて、こうして3日間の「敦賀まつり」が終わり、山車巡行など無形民族文化財を守る皆様、各イベントの運営に携わられたすべての方々に感謝申し上げるところ。
 
一方、昨日私は、お祭りに合わせて開催された、敦賀海上保安部による「巡視船えちぜん」の一般公開に参加してまいりました。
 
巡視船「えちぜん」は、これまで潜水指定船として海難救助、テロ等警戒監視、外国漁船取締等で活躍してきた艇が、最新鋭の大型巡視船(先代の約4倍)として生まれ変わり、令和2年7月30日に就役、敦賀海上保安部に配属されたもの。
 
なお、敦賀港への大型船の配備は「つるが」に続き2隻目。
 
といっても、敦賀港のどこに停まっているのかご存知ない方もいらっしゃるかということで、参考まで、昨日の一般公開経路図でお示しします。
 

【「巡視船えちぜん」一般公開経路図】
 
ご覧いただくとおり、きらめきみなと館から見ると対岸、北西方向の岸壁にスタンバイしており、敦賀セメントに向かう金ヶ崎輪行トンネルを向けて左折、ゲートを通過しないといけないため、普段は行けない場所にあります。
 
「滅多に見れない」ということで私も参加した訳ですが、遠くから見るのとはやはり違い、長さ96メートル、総トン数1,500トンの船体は大きく、迫力があるもの。
 
見学受付を済ませた後は、同じ敦賀市議で参加された川端副議長、馬渕議員と私の3名を、敦賀海上保安部の長崎保安部長にご案内いただき、運転室内の装備や機能など、船内の見学に加え、甲板では潜水士による救助訓練まで拝見。
 

【ロープを使った救助訓練の様子】

【潜水士の皆さんと写真を撮っていただきました。右端は長崎敦賀海上保安部長。】
 
えちぜんは「潜水指定船」とされ、潜水救助などにあたる6人(現時点で)の潜水士が配置されているとのことでしたが、命を守るギリギリの状況で任務にあたる隊員の皆さんの姿に感銘を受けた次第です。
 
なお、後で聞いた話では、我々世代にとって、海上保安庁の潜水士といえば、伊藤英明らが演じた「海猿」の世界ですが、最近では「海猿」の存在を知らない世代が入庁しており、話が通じないとの笑い話も。
 
いずれにしても、憧れだけでは通用しない、厳しい任務であることを肌で感じたところです。
 
船から降りた後も、海上保安部の方に色々とお話を伺いましたが、いずれも貴重なもので大変勉強になったもの。
 
敦賀海上保安部が所属する第八管区は、京都府舞鶴市に本部を置き、福井県、京都府、兵庫県北部、鳥取県、島根県の1府4県を管轄し、各府県の沿岸をはじめ日本海西部を担任海域としていますが、巡視船「えちぜん」や「つるが」はこれを超え、尖閣諸島まで巡視に向かうこともあると聞き、さらに驚いたところ。
 
第八管区の海上保安のため、さらには日本の海域すべての海洋権益を守るため日夜任務にあたる、乗組員の皆様をはじめ、海上保安部の皆様に心から敬意を表するとともに感謝を申し上げ、会場を後にした次第です。
 

【対応いただいた皆様、誠にありがとうございました!】