2026年3月19日
2026春闘「早期有利解決」に向けエールを送る
昨朝、名子での活動をともにしてくれたのは、長男と同世代の労組役員。
何だかんだと会話が弾み、約40分の活動はあっという間。
私にとっては、若い方の意見を伺える貴重な機会になるとともに、雲ひとつない青空と相まって、気分爽快の辻立ちとなりました。

【青空のもと、ナイスガイとの活動は爽快】
その後は議会へ。
10時より開催された予算決算常任委員会では、令和8年度当初予算関連議案9件について、各分科会長からの審査報告、討論、採決と進み、結果、すべての議案を「原案のとおり認めるべきもの」と決しました。
28日間と長丁場の3月定例会でしたが、こちらもあっという間。
残すは24日(火)の最終日のみとなりましたが、最後まで慎重に対応してまいります。
さて、定例会と並行して労使交渉が続けられているのは「2026春期生活闘争(以下、2026春闘)」。
その2026春闘は18日、相場を引っ張る主要企業(自動車、電機、鉄鋼関係)の集中回答日を迎え、日立製作所や三菱重工業などが相次いで基本給を底上げするベースアップ(ベア)相当分の労働組合要求に満額で応じたほか、トヨタ自動車も賃上げ要求に6年続けて満額回答となっています。
電機関係では、日立の月額の賃金改善分は1万8千円でパナソニックホールディングスや三菱電機、NECといった他の電機大手も同額で満額回答で、三菱電機は査定昇給と合わせた月収の伸び率が平均7%になるとのこと。
自動車関係では、トヨタの賃上げ額は最大で月2万1580円、年間一時金(ボーナス)も7.3カ月分の要求に応じ、26年3月期連結純損益が上場以来初めて赤字に陥るホンダは労組要求の1万8500円を受け入れました。
昨日の妥結結果からは、物価高が長引く中にあっても、賃金引き上げ率が5~7%台の企業が目立ち、3年連続の5%台の賃上げ率確保に向け順調な滑り出しとなったことを受け、関係者からは、賃上げを単なる「コスト」ではなく、将来に向けた「人への投資」と捉える企業マインドの変化が読み取れるとの見方も。
なお、こうした相場を踏まえて、今後「ヤマ場」を迎える企業におかれては、賃上げが果たす意味合いを重々ご理解いただき、労組用語で言う「早期有利解決」を図っていただくことを切に求めるところであります。
また、日本全体で見れば、働く人の7割を雇用する中小企業の賃上げこそが、日本経済の好循環実現に欠かせませんが、2026年度の賃上げに関する日本商工会議所の昨年12月調査では、賃上げを「行わない予定」が25.0%、「実施予定」は51.6%でしたが、業績改善を伴わない「防衛的賃上げ」が35.5%、深刻な人手不足への対応で賃上げに踏み切らざるを得ない中小企業の状況が浮き彫りになっているところ。
加えて、2025年12月の日銀短観によると、25年度の売上高経常利益率は大企業の9%超に対し、中小企業が4%超と開きがあり、中東情勢緊迫化で原材料コストの増大が見込まれる中、稼ぎのある大企業が取引先のコスト増分の転嫁を受け入れなければ、賃上げの原資の確保はますます難しくなるとあります。
ついては、大手企業で実現した高水準の賃上げの流れを中小に波及させるためには、賃上げ原資の確保に向け、コスト上昇分を適正に価格に転嫁できるかが今後のカギを握ることとなり、本年1月に施行された、発注企業に受注企業との価格交渉を義務付けることなどを盛り込んだ中小受託取引適正化法(取適法)の実効性や価格転嫁を後押しする政府の取り組みが、中小企業の春闘にプラスの効果をもたらすことを大いに期待するところです。
中小企業の賃上げに関しては、私自身、今3月定例会の代表質問で、「人口減少対策」の一環として、次のように質問しています。
<やまたけ発言>
国立社会保障・人口問題研究所 第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)において、理想の数の子を持たない理由として「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」を選ぶ夫婦の割合は全体では減少したものの、依然として最多の選択率にあります。根幹にあるのは、そもそもの子育て世代の「持続的な賃上げ」にあると考えるところ、とりわけ大手の影響を受ける地場の中小企業・小規模事業の適切な価格転嫁・適正取引の円滑化に向けては、「パートナーシップ構築宣言」及び「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」の実効性強化や、引き続き県や経済団体など関係団体と連携した行政支援が必要と考えますが、本市の取組状況と今後の対応方針を伺います。
中間層の賃上げ、底上げが、人口減少(少子化)対策につながることに加え、賃上げが持続的となることで、消費の拡大などにより経済規模を拡大していく、ひいては日本の成長にも結びつくと考えることから、重ね重ね、今後の春闘交渉に期待し、これからヤマ場を迎える各労組の皆さまに対し、心からエールを送る次第です。






