「辻立ち」を行う意味とは

ブログ 政治

先日あった能登地方での地震以降、私の場合はウェザーニュースの地震チャンネルにて、その後の状況を確認しているところですが、地域及び大小を問わず、この日本では本当に多くの地震が発生していることが分かります。
 
昨日も能登半島沖では7時14分に最大震度4、富山や熊本、岩手では震度2の地震があったところですが、今朝ほどは4時16分頃に千葉県南部を震源とする最大震度5強を観測する地震がありました。
 
気象庁によると、この地震による津波の心配はないとのことですが、実は昨日11時21分には千葉県北部にて震度3の地震が発生しており、やはり予兆はあるものと認識した次第です。
 
日本海に太平洋と大きな地震が相次いで発生し、どこか不気味ささえ感じる地下構造物の動きですが、できることは、自分ごととして「備える」ことですね。
 
さて、こうした地下の話題から地上に目を移すと、お天道様は五月晴れ続き。
 
昨日は水曜日ということで、見事な青空のなか、毎週続けてきている名子での辻立ちを行いました。
 
前期同様、一緒に活動していただける原電労組敦賀分会の役員の皆さんには心より感謝。
 
ゴールデンウィークがあったため、選挙後に立つのは昨日で2回目でしたが、顔と名前が一致したためか、お手振りや会釈などリアクションしていただける方も増え、こちらも大変ありがたく感じた次第です。
 

【見事な五月晴れのもと、良き仲間との辻立ち】
 
途中、役員の方と辻立ちの意味合いについて会話しましたが、単に顔見せ興行というのでなく、こうして立つことによって「あいつは誰か」と興味を持つ。
 
興味を持てば、その人(議員)が誰なのかと調べる、誰かと分かればネットやSNSでその人のことを調べる。
 
そうして、結果、議員や議会、政治に関心を持ってもらう。
 
即ち辻立ちの意味とは、広く政治への関心を高めるキッカケづくりなのではないかと言う私に対し、役員の彼は、私の考えに同調しつつ、だとすればやはり、選挙前だけでなく常日頃から続けることが重要ですねと。
 
彼はテレビのコマーシャルに例え、イベントの時だけのスポットCMは一過性のため、すぐ記憶から薄れがちだけど、定期的に且つ同じ時間帯に流れるCMのほうは印象に残りますもんねとの返しがありました。
 
「上手い例えするね」と返しましたが、政治に限らず、会社などでも本気で意識醸成や考えを浸透させたいとした時に必要なのは「熱意」と「継続性」。
 
そうして会話しながら約45分の辻立ちの時間は、あっという間に過ぎた訳ですが、思い返せば確かに、「選挙前だけ」と言われるのが嫌で始めた辻立ち。
 
先に述べた目的に加え、自身にとっても「継続は力なり」と思い、今後も同じ時間、同じ場所で「熱伝導」の辻立ちを続けていきますので、ご通行の皆様におかれましては、あたたかく見守っていただければ幸いです。
 

【四季折々の表情を見せる敦賀湾。いつも郷土の風景から元気をもらっています。】

敦賀市議会の会派構成が決まる

ブログ 敦賀市議会

野球のWBCで日本の優勝に大きく貢献した米大リーグ、レッドソックスの吉田正尚選手。
 
開幕から上位打線を任され、7日まで16試合連続安打を継続するなど、安定した活躍を見せていますが、大リーグ機構選出のア・リーグ週間MVPに初めて輝いたとのこと。
 
福井市出身で、高校時代を敦賀(敦賀気比高校)で過ごした選手だけに、喜ばしいのはもちろんのこと誇らしくも思うところです。
 
吉田選手が小学校時代に通っていたバッティングセンターには「吉田ボックス」なるものがあり、地元の野球少年にも夢を与える吉田選手ですが、大谷選手とともに、日本を代表するメジャーリーガーとして、今後さらなる活躍を期待し、応援する次第です。
 
さて、話しは変わり敦賀市議会。
 
8日には会派の届出を締め切り、昨日は各会派代表者会議が行われました。
 
なお、会派に関しては、最大会派の市政会(10名)に次ぎ、第二会派は私の所属する市民クラブ(3名)、ほか計5会派となりました。
 
参考まで、会派一覧は以下の通りとなりますのでご覧ください。
 

【敦賀市議会会派一覧。5会派は前期と変わらず。】
 
また、各会派代表者会議においては、臨時会招集の請求案、本会議場や全員協議会室の議席の配置、会派控室、議会各役職の割り振りなどについて協議がされました。
 
議席の配置は最大会派から希望順、議会各役職の割り振りに関しては、会派の所属人数にある定数を乗じて算出するため、こちらも所属人数が多ければ、委員会にも複数の人を割り当てることができるなど、「政治は数の世界」と言われる所以はこうした面にも表れると、改めて感じるところです。
 
市民クラブは前期2人から3人会派にはなったものの、議会運営委員会や常任委員会、特別委員会の割り当てはすべて「1」のままであり、昨日も会派内で調整したところ。
 
こちらは、11日が各選出議員氏名の提出期限となっておりますので、決定次第、またお伝えしたいと思います。
 
市長への召集請求について確認を行なった臨時会は「組織議会」とも呼ばれ、議長や副議長選挙、敦賀美方消防組合議会議員選挙、嶺南広域行政組合議会議員選挙などが行われます。
 
その臨時会の開催は5月中になろうかと。
 
議員個人の活動は既に始めておりますが、議会としての本格的スタートもいよいよとなります。
 
 
※公開後にブログのタイトルを変更しましたことお詫び申し上げます。

新試験研究炉の設置に係る関係機関間にて協力協定締結          

ブログ まちづくり 原子力

ゴールデンウィーク明けの昨日は強風の朝でしたが、2期目に「やり続ける」と誓ったことを有言実行。
 
粟野交番前の街頭活動では、激しくたなびくのぼり旗を押さえ付けつつ、GW期間中にあった憲法記念日、能登での地震、さらにはコロナ5類移行などに対する考えについてお話ししました。
 
引き続き、日頃の発信や行動が、政治への関心や信頼を高めると信じ、「野に出でよ鍬を持て」の精神で活動を続けてまいります。
 
さて、昨日あった関心事は、設計検討を進める高速増殖炉もんじゅ敷地内に設置予定の「試験研究炉」に関し、関係機関間で協力協定が締結されたこと。
 
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構のホームページによれば、令和4年12月23日に文部科学省より、同機構が「もんじゅ」サイトの新試験研究炉計画の詳細設計段階以降における実施主体に選定。
 
これまでに引き続き、新試験研究炉の計画を着実に進めるため、京都大学及び福井大学との連携を目的とした協力協定を令和5年5月8日に、三法人の長の立ち会いの下、締結したとありました。
 
また、本計画の推進にあたっては、学術界、産業界、地元関係機関等から幅広い意見を集約しつつ、安全確保を最優先に、立地地域並びに国民の皆さまのご理解を得ながら着実に取り組んでいくとも。
 
これに関しては、協力協定式にも出席された杉本達治福井県知事がTwitterで「国内の試験研究炉が詳細設計に入るのはおよそ40年ぶり。敦賀市周辺が、原子力に留まらず、材料、医療、ライフサイエンスなどの分野の研究開発や人材育成の拠点となるよう力を入れていきます。」と述べています。
 

【新試験研究炉のイメージ図(杉本知事Twitterより引用)】
 
試験研究炉に関しては、私自身もこれまで一般質問の場などで取り上げてきましたが、新たな技術や製品開発に向け、あらゆる研究者や産業部門が集うとともに、原子力人材育成に関しては、原子力を志す若者が敦賀の地で学び、国内そして世界へと羽ばたいていく。
 
そんな研究拠点にしていくことを含め、原子力発電所を始め、多様なエネルギー関連施設が集積するこの敦賀を世界に誇る「エネルギーの未来都市」にと、自身の政策にも掲げ、選挙戦でも述べてきたところです。
 
詳細設計の後も、原子力規制委員会への申請、審査など、まだまだ道のりは長い訳ですが、杉本知事が仰られたような、めざす方向を同じくし、国県市、産官学が一体となって進むよう、引き続き、このテーマについては特に力を入れて取り組んでまいります。

コロナ「5類移行」の日に思うこと

ブログ 新型コロナウイルス

終日雨が降り続いたゴールデンウィーク最終日。
 
4日から帰省していた長女を夕方駅まで送ると、改札口は同じく、Uターンされる方、見送りされる方で混み合っていました。
 
「とにかく健康に気をつけて、また頑張れな」と声掛けし別れましたが、改札をくぐり、最後に振り向いて手を振る娘の姿を見るとやはり、寂しい気持ちになるもの。
 
それでも、回を追うごとに、その姿は頼もしくなっているとも感じた次第であり、親として出来るのは、都会暮らしで揉まれる娘の心の拠り所として応援することと思った次第であります。
 
さて、ゴールデンウィークも終わり、本格的な活動開始といったところですが、本日8日は、ある種歴史的とも言える、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザ並みの「5類」に引き下げられる日であります。
 
思えば、国内で感染が確認されて以降、これまで感染者数のピークは第8波まで、「緊急事態宣言」など、患者に対する入院措置や勧告、外出自粛要請など感染症法に基づく制限は約3年3ヶ月に及びましたが、今後は個々人の判断による対応が基本となります。
 
また、5類移行に伴い、公費が適用されていた治療・検査費などに自己負担が生じることになります。
 
外来の自己負担はインフルエンザ並みになる見通しですが、高額な新型コロナ治療薬や入院費には軽減措置を設けたものの、時限的な扱いとしていることも認識しておかねばなりません。
 
もちろん、感染症法上の位置づけが変わったとて、ウイルスの感染リスクが変わる訳ではなく、現に昨日も福井県では新たに88人のコロナ感染者が確認されていることも念頭に、感染症においても「ゼロリスク」はないとの認識のもと、これからは主体的な感染対策が問われるものと受け止める次第です。
 
コロナ感染初期を思い返すと、正体不明のウイルスの脅威に、人々は恐れ慄き、言われなき風評に人間関係や地域までもを分断してしまう。
 
身体への影響はもとより、それが「感染症」の本当の恐ろしさであったように思います。
 
同じく感染初期には、何か考えの拠り所をと、感染症に関する文献や小説なども読みあさりましたが、痛烈に印象に残っているのがアルベール・カミュ著の「ペスト」(1947発刊)。
 
5類移行を前に、昨夜は本棚から引っ張り出し、ページをめくりましたが、小説のラストにはこうありました。
 
(以下、小説引用)
ペスト菌は決して死ぬことも消滅することもないものであり、数十年の間、家具や下着類のなかに眠りつつ生存することができ、部屋や穴倉やトランクやハンカチや反古(ほご)のなかに、しんぼう強く待ち続けていて、そしておそらくはいつか、人間に不幸と教訓をもたらすために、ペストが再びその鼠どもを呼びさまし、どこかの幸福な都市に彼らを死なせに差し向ける日が来るであろうということを。
 
「ペスト」が発刊されたのは今から76年前。
 
節目の今日という日を歓迎しつつも手放しで喜ぶのではなく、人類はこうした歴史のもとにあることを思い返さねばならないのかと。
 

【変異を遂げてきたコロナウイルス。生き延びるため、この先も変異は続く。】

大事に至らぬよう願う能登の雨

ブログ 防犯/防災

ふたつの葬儀に参列した昨日。
 
帰宅後は、後回しにしていた身の回りのことをと、家の周りの草むしりを行いました。
 
雑草に関しては、「踏まれてもへこたれない」など、良い意味での「雑草魂」という言葉がありますが、家の裏手に回ると、いつの間にと思うほど繁殖した姿、抜こうとしても茎で切れて根っこまで抜けない雑草に手を焼いたところ。
 
この時ばかりは「雑草魂」を憎たらしいと思う反面、葬儀の後ということもあってか、強い生命力と生き残るための自然の知恵を感じた次第です。
 
そうして、一通り家の周りを片付け終わった途端に雨が降り出し、そのままゴールデンウィーク最終日は雨予報となっているところですが、その雨で気になるのはやはり、大きな地震があった石川県能登地方。
 
震度6強と震度5強の揺れを観測した石川県珠洲市では、建物の倒壊や断水など、生活に大きな支障が生じているニュースが流れるところ、6日夜遅くから8日までに多いところで200ミリを超える警報級の雨が降る見込みとありました。
 
この雨により、地震で地盤の緩んでいる地域では土砂災害の危険性が高まるとし、珠洲市では740世帯1630人を対象に避難指示を出すとともに避難所をこれまでの13ヶ所から20ヶ所に拡大するなど、市職員を始め、懸命に対応にあたる関係者の皆様に敬意を表する次第です。
 
また、この間も震度1ないしは2の地震は頻発しており、地域住民の皆さんの心配たるや図り知れませんが、引き続き大事に至ることのなきよう願うばかりであります。
 
なお、こうした自然災害に際して重要なのは、地域住民への正確で迅速な情報発信であることは言うまでもありませんが、珠洲市のホームページを見てみると、以下の情報連絡手段を備えられていました。
 
◉珠洲市防災行政無線
 平成6年度に運用を開始し、令和2年度にデジタル化を実施。11月9日から運用を開始。
◉屋外スピーカー
 市内76か所の屋外スピーカー及び20か所のモーターサイレンで災害の発生を迅速に伝える。
◉全国瞬時警報システム(J-ALERT)
◉防災行政無線テレホンサービス
 電話を利用して、聞き取りにくかった防災行政無線の放送内容をクリアな音声で聞くことができるサービス。
 防災行政無線で24時間以内に放送された内容(時報等を除く)を聞くことができる。
◉ケーブルテレビ
 ケーブルテレビの文字放送で、防災行政無線と同じ情報を配信。
◉登録制の電子メール
 災害情報等を登録制の電子メールで配信。
 登録すると、気象庁の気象情報(大雨警報や地震など)が届くほか、防災行政無線でお知らせする内容を配信している。
◉スマートフォンアプリ「Yahoo!防災速報」
 ヤフー株式会社が提供するスマートフォンアプリ「Yahoo!防災速報」に対して、珠洲市からの情報を配信。
◉LINEによる情報配信
 LINEを活用した情報配信により、「友だち」に追加することで情報を受け取ることができる。
 

【ケーブルテレビでの文字放送(珠洲市ホームページより引用)】
 
敦賀市と比べてみると、「LINE」以外はほぼ同じと認識するところですが、災害対策にゴールはないことから、他市町の事例を参考に、より広い年代、より多くの住民に、いち早く情報を届けるべく、効果的な方法を加えていければと考える次第です。
 
敦賀の雨は予報に反し、今は上がり、明るい空になってきました。
 
隣県、能登の雨も大事に至らぬよう、重ねて願って止みません。

石川県能登で最大震度6強の地震が発生

ブログ 防犯/防災

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は5日、新型コロナウイルスを巡って2020年1月に宣言した「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」、いわゆる「新型コロナ緊急事態宣言」を解除すると発表しました。
 
テドロス氏は、今月4日の新型コロナを巡る緊急事態宣言の継続の是非を定期的に協議する緊急委員会の冒頭、新型コロナの死者数の減少傾向が続いているとし、「非常に喜ばしい」と歓迎。
 
「大半の国で生活が『正常』に戻った」と述べていましたが、ワクチン普及や治療法の確立によって、新型コロナの新規感染者数や死者数が減少していることを考慮しての判断であり、日本における5類移行を前に、科学的根拠に基づく国際機関の方向性が示されたことは良かったものと受け止める次第です。
 
こうして、3年半にも及ぶ感染症との戦いに光明差すニュースが届くなか、二十四節気では、今日から「立夏」に入ります。
 
ゴールデンウィークの観光地の賑わいに加え、暦の上でも夏が始まり、世間も明るい雰囲気に向かうところでしたが一変、忘れた頃にやってくるのが「天災」。
 
昨日、14時42分ごろ、お隣の石川県能登で最大震度6強の地震が発生。
 
震源地は石川県能登地方で、北陸電力送配電管内での停電発生はなかったものの、落石による国道通行止め、北陸新幹線の運転見合わせなど、大型連休中の交通網に混乱をもたらしたほか、同県珠洲市の市街地では家屋や寺院が損壊し、宿泊施設も被害に遭うなどの状況となっています。
 

【地震発生時のスマホ速報画面(ウェザーニュースより)】
 
なお、直接の死因が地震によるものかは調査中とはしているものの、同市では、はしごで作業をしていた65歳の男性1人の死亡が確認されたとあり、心よりご冥福をお祈りする次第です。
 
地震発生を踏まえ気象庁は、石川県能登地方では「2年以上地震活動が続いており、当面継続すると考えられる」と指摘し、揺れの強かった地域では、今後1週間程度は最大震度6強程度の地震に注意するよう呼び掛けました。
 
また、今日は前線の影響で石川県では7日にかけて大雨になる恐れがあるとして、地震で揺れが大きかった地域では地盤が弱くなり、土砂災害の危険性が通常よりも高まっている可能性があると、同じく注意を呼び掛けています。
 
能登地方を始め、近隣地域にお住まいの皆様におかれては、続く余震で気の休まる時間がないかと存じますが、ご自身の安全を最優先に行動いただくとともに、大きな被害が発生しないことを心より願う次第です。
 
そして、隣県に住む私たちにとって大事なのは、「自分たちは大丈夫」との気持ちを捨てて備えること。
 
「天災は忘れた頃にやってくる」の言葉を、今一度噛み締めておきたいと思います。

こどもの日は「母に感謝する」日でもあり

ブログ 社会



 
このゴールデンウィークは体を動かそうと、夕食前にジョギングをしていますが、この時間帯は何とも心落ちつく風景に出会えるもの。
 
写真は、1枚目が一昨日、2枚目が昨日出会った野坂山の麓にある田園風景ですが、田植えを待つかのように水が張られた水面には、夕日や月、山並みまでが映り込み、見事な風情を醸し出していました。
 
思わず写真を撮ったり、眺めたりで、ジョギングは暫し中断してばかりでしたが、こうした心癒される風景がある郷土に感謝するところです。
 
さて、新型コロナウイルス5類移行を前に、観光客で賑わう各地の様子が報道されるところですが、そのようなニュースのなか、気になったのは、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(拉致当時13歳)の弟で、家族会代表の横田拓也さんら被害者家族や、超党派の拉致議連メンバーが3日、訪問中の米ワシントンでシャーマン国務副長官と面会したとの報。
 
家族会らの訪米は新型コロナウイルスの影響で、令和元年(2019年)5月の前回から4年ぶりであったそうですが、シャーマン氏は拉致問題解決への支援とともに、家族会と支援組織「救う会」が今年2月に公表した新たな運動方針に関し支持を表明したとのこと。
 
国務省で行われた面会では、拓也さんらが「全拉致被害者の即時一括帰国が実現すれば、日本政府が北朝鮮に人道支援することに反対しない」とする新たな運動方針を説明すると、シャーマン氏は同方針について「よく理解できる」と述べ支持を示すとともに、国連安全保障理事会で北朝鮮の人権問題を扱う公式会合の開催を日本政府と協力して目指す考えも示したとありました。
 
また、拉致問題に関し「できることは全て行って支援する」と語り、拉致被害者の救出を願うブルーリボンバッジを着用していたとあり、まさに思いをともにする姿勢を心強く感じた次第です。
 
なお、ご高齢ということもあってか、この訪米には同行されていませんが、横田めぐみさんの母早紀江さんが今年2月に87歳の誕生日を迎えた際、拓也さんは、2020年に亡くなった父滋さんと同じ年齢になったことに触れ、「母は元気で過ごしているが、時間がない現実に変わりはない。(母娘を)必ず日本の地で再会させたい」と訴えています。
 
「何としてでも取り返す」と、子を思う母の心中は幾ばくかと思うと胸が締め付けられますが、私たち日本人は、早紀江さんら拉致被害者のご家族と同じ思いに立って行動せねばと、改めて強く認識する次第です。
 
さて、今日は「こどもの日)」。
 
言わずと知れた、端午の節句5月5日に制定されている国民の祝日のひとつですが、「国民の祝日に関する法律」の趣旨にはこうあります。
 
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」
 
早紀江さんのように、どんな時でも子を思い、味方でいてくれる存在は「海なる母」とも称されますが、今日が母親を慈しむ日でもあることを改めて、皆さんと共有しておきたいと思います。

その土地の「文化や風土」を尊重のうえお楽しみを

ブログ 敦賀の自然

五月晴れが続くゴールデンウィーク。
 
天気予報によると「晴れマーク」は明日一杯までであり、「ここぞ」とばかりにお出掛けされているかのよう、敦賀市内も交通量が普段に増していたほか、県外ナンバーの割合も多く見られました。
 
昨日午前中、気比の松原に行くと、中央の駐車場は満車で、警備員さんが忙しく指示をされていましたが、岐阜や名古屋の見慣れたナンバーに混じり、何と岩手ナンバーまで。
 
係の方にお伺いすると、ちらほら東北ナンバーを見掛けるとのことで、こうして遠方から訪れていただいたことを嬉しく感じた次第です。
 
なお、私が気比の松原に向かった理由は、パトロール。
 
昨年もゴールデンウィーク時期以降、ゴミの放置や大音量での音楽、さらには文化財として保護している松の木近隣でのバーベキューなど、心無い利用者があったことから、今年はいかがかと気になって足を運んだもの。
 
今年は、敦賀市と福井森林管理署が連名で「公園内全域バーベキュー禁止」の看板を数箇所に立て、一層のルール遵守を呼び掛けるところですが、これを知ってか知らずか(知らない訳がないのですが)バーベキューを行い、注意しても聞かないため、パトカー2台が駆けつける事態になったことも把握するところ。
 

【公園内数箇所に設置された注意喚起の看板】
 
駐車場に車を停め、松原をぐるりと歩いて回ったところ、幸い昨日はそういった方はいませんでしたが、本件については、定例会の一般質問でも取り上げたことがあるほど思い入れがあることから、引き続き、自ら足を運ぶとともに情報収集に努め、「敦賀の宝」である気比の松原の風情が壊されることのなきよう、またお互いの文化や価値感を尊重し合いながら楽しんでいただけるよう、関係者の皆さんと対応にあたる所存です。
 
また、国、県、市と管理がまたがり、観光地であり、文化財、自然公園としての保護もせねばならない気比の松原をより適切に管理するにあたり、条例などのルール化も必要と考えることから、この辺りの検討を進めたいと考えます。
 
昨日も、松の木の木陰に座り、お弁当を広げるご高齢のご夫妻の背中を何とも微笑ましく感じたところですが、ゆったりと時間が流れる、こうした雰囲気こそ「国の名勝」に相応しい松原の姿ですね。
 

【海を眺め、肩寄せ合って談笑する姿に、こちらも心が癒されました。】
 
さて、今日は「みどりの日」。
 
由来を調べると、元々の「天長節」から変遷を辿り、1989年に昭和天皇が崩御されてからは、「12月23日(現上皇の誕生日)」に天皇誕生日は変わりましたが、名前を変えて存続されることになり、今では、自然や生物に深い関心を持ち大切にされた昭和天皇のお人柄にちなみ、「みどりの日」と改められたとありました。
 
こうした由来とも重ね合わせ、今日は自然の中へとお出掛けの方も多いのかと思いますが、気比の松原と同様に、訪れたその土地土地の文化や風土を尊重しつつ、マナーを守ってお楽しみいただければ幸いに存じます。
 
このブログをご覧の皆様には、釈迦に説法のことではありますが、念のためのお願いとさせていただきます。

誇り高きわが国の憲法やいかに 〜憲法論議は「自分ごと」〜

ブログ 政治

GHQ占領下で事実上、米国が起草したとされる日本国憲法は一度も改正されることなく、いまや世界最古の現行憲法とされている。民主主義や基本的人権の尊重、平和主義という趣旨は継承すべきものだが、時代の変化に合わせて不断に見直していくことは、世界各国がそうしてきたように日本にも問われている。
 
真っ当なご意見と思ったこの文面は、今日の憲法記念日に当たり、参政党が発表した談話要旨の冒頭部分。
 
国会の憲法審査会を見ていても、各政党の改憲、護憲のスタンスが鮮明に分かれるところですが、我が国民民主党が発表した談話の要旨は以下のとおりです。
 
「国民民主党は時代の変化を踏まえ、憲法の足らざる点について真摯に議論し、必要な改正を目指す。」
 
「ウクライナ危機やコロナ禍は「有事の体制」の不備を明らかにした。とりわけ国会議員の任期満了時に大規模災害などで選挙が実施できなくなった場合の任期延長規定が憲法には定められていない。国民民主党は日本維新の会、(衆院会派の)有志の会と任期の特例延長に関する憲法改正条文を共同で取りまとめており、憲法審査会の議論をリードしていく。9条については単に自衛隊の組織名を規定するだけではなく、自衛権にかかる本質的な議論が必要で、こうした議論もリードしていく。」
 
ガソリン代値下げから始まり、電気代値下げ(再エネ賦課金の徴収停止)、子育て政策(子育てに関わる所得制限撤廃法案提出など)、エネルギー政策(原子力の次世代革新炉によるリプレースなど)など、実質的に「政策を主導している」のは国民民主党だと自負するところですが、談話にあるよう、憲法に関しても正々堂々と「議論をリード」する姿勢はここでも、「対決より解決」を実践するものであります。
 
このように、本日の新聞各紙には、各政党の憲法に対する認識、考え方が掲載されていますが、最終的に問われるのは国民ひとり一人の意思であり、関心をもって把握しておくことが極めて重要と考える次第です。
 
なお、私自身の憲法に対する考えについては、毎年の記念日など節目で述べてきていますので、過去ブログを以下に掲載させていただきます。
 
お時間のある方は、順番にお読みいただければ幸いです。
※考えのベースは2019年12月9日のブログ
 
 →誇りある我が国「日本」に相応しき憲法に(2019年12月9日ブログ)
 
 →改憲論議を閉塞する日本社会の未来に光を見出す機会に(2021年5月3日ブログ)
 
 →「明治の思い抜きでは語れない「憲法記念日」(2022年5月3日ブログ)
 

【考えの拠り所となる2冊の本。背面は富士社会教育センター発行の「新しい日本の憲法像」。】
 
過去のブログでも述べているよう、とりわけ憲法の意味や意義を考えるにおいて欠いてはならないのは、古から続く日本の歴史や文化だと思います。
 
神武天皇から続く万世一系により統治・継承される我が国の体は、今上天皇にて126代を数え、二千年もの間、権威と権力とを分離し、独自の文化を有し、祭祀王を持つ世界で唯一の国が「日本」であり、古から刻まれた歴史と先人たちの命と思いのもとに今があるとの認識に立てば、この誇り高きわが国の憲法は、次代、将来に亘り引き継いでいくためのものでなければならないと強く認識するところです。
 
憲法記念日の今日、憲法を「自分ごと」として捉え、立憲国家たる我が国の歴史とそれに相応しい憲法のあり方について考える。
 
緊張感高まる日本を取り巻く情勢など、目まぐるしく変化する時代にあって、今ほどそのことが重要であることは言うまでもありません。

「会派結成届」を提出しました

ブログ 敦賀市議会

「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る♬」の歌い出しで知られるのは唱歌「茶摘」ですが、ちょうど本日5月2日が「八十八夜」にあたります。
 
八十八夜とは雑節の一つで、立春から数えて88日目の日を指し、毎年5月2日頃がこの日にあたる訳ですが、いよいよ6日には「立夏」。
 
季節の変わり目を感じつつ、樹々が新芽から若葉へ変わるよう、自身も成長していければと思います。
 
さて、文字通り、見事な五月晴れに恵まれた昨日。
 
進化と深化の2期目にするとの決意を行動に移し、朝は街頭演説からスタートしました。
 
場所は、夕方の街頭ポイントである粟野交番前の交差点にて。
 
朝から駐車場をお借りするのと、拡声器を使う旨、近隣店舗にお断りに伺うと、私が若干遠慮がちに見えたのか、「この周りの人は皆んなもう起きとる。気にせんとマイク使ってドンドンやればいい。」と、力強い後押しのお言葉をいただきました。
 
「野に出でよ 鍬を持て」の気持ちをご理解いただいたことを嬉しく感じた次第ですが、早速、通勤するまでの7時35分から8時05分頃までの約30分、街頭でお話ししたところです。
 

【青空のもと行った朝の街頭演説。自撮りにつき、カメラ目線なのはご容赦を。】
 
この時間帯は、通勤のお車に加え、通学の中高生も多く、とりわけ学生さんと交わす挨拶が心地良く感じた次第。
 
今後、毎週月曜日の朝に実施することと決めましたので、今後継続する中で、彼ら彼女らにも「熱伝導」で何か伝えることができればと思います。
 
こうして朝の時間を終え、午後は「議員連絡会」に出席。
 
当選した22名の議員が集まるのは当選証書付与式以来でしたが、慣例に従い、最多最年長議員の山本貴美子議員からご挨拶があった後、会派の結成や今後の議会スケジュールなどに関する連絡事項が周知されました。
 

【全員協議会室にて開催された「議員連絡会」】
 
会派に関しては、既に、市政会、公明党、日本共産党敦賀市会議員団より結成届の提出があった旨、会議の中で報告がありましたが、我々、市民クラブも同日、議会事務局に届け出ました。
 
届け出た会派構成議員は、1期目と同様、代表に今川博議員、副代表には新たに加わっていただいた豊田耕一議員を、そして幹事長兼会計として私の3人。
 
会派結成に向けては事前に十分協議を行い、今川議員は立憲民主党、私は国民民主党党員であり、この選挙もお互い党公認候補として戦った訳ですが、両党のいわゆる「不一致課題」であるエネルギー・原子力政策に関して、今川議員は現実論をお持ちであり、同じ方向を向いて活動できることを確認。
 
前期、同志会に所属していた豊田議員は、会派を構成していた2名の先輩議員がご勇退されたこと、日頃から会話をする中での信頼関係に加え、市民クラブの立ち位置や考えにも共感いただいたうえでご入会いただいたもの。
 
こうして、1期目より1人増の会派となった訳ですが、それぞれの得意分野は活かしつつ、3人寄れば文殊の知恵で切磋琢磨し、より建設的に意見提起する政策提案型の会派をめざす旨、昨日も確認した次第です。
 
敦賀市議会は今後、各派代表者会議を経て、臨時会(議長・副議長、委員会構成などを決める組織議会)、そして6月には定例会へと向かいますが、ここでも気持ち新たに、議会として進化・深化できるよう、私自身尽力してまいる所存です。
 
皆様におかれましては、引き続き関心を持って、議会の動向並びにご自身が選挙で票を投じた議員の活動に注視いただけますよう宜しくお願いいたします。

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