一般質問の通告を終え、質問予定者は20名

ブログ 敦賀市議会

国会では昨日、菅政権となって初の党首討論が開かれ、各野党代表とわが国が抱える喫緊の課題を中心に討論がされました。
 
終了後、菅首相は「大変重要な機会だった。今後も丁寧に説明していきたい。」と振り返ったのに対し、立憲民主党の枝野代表は、新型コロナウイルス禍の東京五輪・パラリンピックを開催する根拠や会期末を迎える今国会の会期の大幅延長を求めたことに対し、「ゼロ回答」だったと強調。
 
今後は、10日に野党党首会談を開いて内閣不信任決議案提出も含めて協議する予定とのことで、決議案提出に踏み切る公算が大きくなったとも報道されていますが、1分1秒たりとも無駄にせず、このコロナ禍における政治判断が求められる中、政権に不信任を突き付ける根拠は何か、重要な局面になることから、しかと注視しておきたいと思います。
 
さて、敦賀市議会のほうは、昨日13時が一般質問の通告締切。
 
私も遅滞なく通告書を提出しましたが、締切を終え、通告書が貼り出されているボードを数えると、質問者は何と20名。
 
定数24名のうち、議長、副議長を除く22名で見ると、質問率は90%という高さで、ある議会事務局の方曰く、経験上最多ではないかとのことでした。
 
議員が持つ「質問の権利」をこうして行使され、理事者と市政の課題について活発に議論が繰り広げられることこそ、議会の役割の本質であり、大歓迎といったところです(私が言うことではないかもしれませんが)。
 
各議員の多角的な視点で捉えた質問は多岐に及んでおり、以下に市議会ホームページに掲載された「通告一覧」をリンクしますので、一度ご覧いただければと思います。
 →→→「一般質問通告一覧」はコチラから
 
私のほうはといえば、4月に発行した「やまたけNEWS(第8号)」に記載した、この2年間の通知簿をもとに、自身が掲げた政策(山本たけし「3つのまちづくり宣言」)の中で手付かずであることが分かったうちのひとつ「あらゆるエネルギー源の特性を活かせる産業基盤と人材育成の充実」を盛り込むこと、3月定例会の代表質問では、主に喫緊の課題をテーマに質問したことから、今回は将来に向けた課題を取り上げることとし、以下2点を項目に挙げ質問することとしています。
 
【やまたけの6月定例会一般質問項目】
(1)調和型水素社会とスマートエリア形成について
(2)敦賀版エネルギーツーリズムについて

 
聞き慣れない言葉が並び、タイトルだけではピンと来ないと思いますが、(1)は、敦賀市のVPP(バーチャルパワープラント:仮想発電所)事業、水素などカーボンニュートラルに向けた取り組みに関して、4月16日に市ホームページに掲載されたパンフレットにある内容を踏まえ、実現に向けた道筋などについて質問するもの。
 

【パンフレットはこのような表紙。「エネルギーの未来都市をめざして」のタイトルに共感しての質問となります。】
 
(2)は、以前からどこかで提案しようと機を伺っていたテーマで、エネルギー多元都市である「敦賀だから出来ること」との視点のもと、エネルギーの国民理解に先導的に取り組むためのコンテンツを提案するものです。
 
なお、質問の順番は、ラッキーセブンの「7番」ということで、第1日目の6月15日(火)の1番最後か最後から2番目、時間は17時近辺になりそうです(3日目終了後に、「議員定数削減」に関する請願審査を行う議会運営委員会が予定されていることから、1日目の登壇者は7〜8名となるとの勝手な推測によるもの)。
 
※投稿後訂正
質問の順番は、末広がりの「8番」でした。
ついては、登壇は1日目の最後か2日目のトップバッターになろうかと思いますので、訂正させていただきます。
大変失礼しました。

 
一般質問は、15日(火)から17日(木)の3日間行われますので、市民の皆さまにおかれましては、関心を持ってご覧いただければ幸いに存じます。
 
最後に、先ほど記載しました私の質問について、ボリュームの関係から「質問事項」すべては掲載できませんが、通告書に記載した「発言趣旨」だけ以下に添付しますので、関心のある方はお読み取りいただければと思います。
 
通告はしましたが、ここからもう一捻り。
 
いかに自分の考えを理事者に正確に伝えられるか、何を求めどう回答を引き出すのか、質問に向け、納得の行くまで思考を巡らせ、出番に備えていきます。
 
【やまたけ一般質問の「発言趣旨」全文】
 
(1)調和型水素社会とスマートエリア形成について
 約半世紀に亘り、原子力発電所の立地自治体として国策に貢献してきた敦賀市では、令和元年6月に「調和型水素社会形成計画」を策定し、エネルギーの多元化と経済成長の両立に取り組むとともに、福井県が令和2年3月に策定した、多様なエネルギーを活用した地域経済の活性化等を基本理念とする「嶺南Eコースト計画」とも連携する中で、現在VPP実証やこれらを活用としたCO2フリー水素サプライチェーン構築に加え、デジタルを組み合わせたスマートエリア形成を進めようとしています。
 こうした中、本年4月に発行された敦賀市のVPP事業、水素などカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを紹介するパンフレットにある、「エネルギーの未来都市をめざして」とのタイトルは、市が考える将来都市像を表したものと受け止めるところです。
 前述の「調和型水素社会形成計画」においては、「本計画の実現によって、将来は、原子力発電と水素エネルギーによるCO2フリー大規模エネルギーの供給立地自治体の役割を担うこととなり、本市の長期的な発展だけでなく、わが国の発展をも牽引することが期待できるものとなる」とありますが、広義に捉えた目指すべき「エネルギーの未来都市」とは、世界的に見ても稀な多様な電源が立地(全て炉型の異なる原子力、火力、自立型水素供給システムなど)する都市として、既存の特性を生かしつつ付加価値を高め、先駆的に新たな環境にチャレンジする、他にはない「敦賀モデル」を構築することにあると考えます。
 ついては、そうした将来都市像を市民、とりわけ次代を担う子ども達との共有や産官学連携のもと、土壌整備、気運を高めつつ今後実現に近づけていくべきとの趣旨に則り、以下質問いたします。
 
(2)敦賀版エネルギーツーリズムについて
 昨今の気候変動問題などに端を発し、世界全体でエネルギー・環境の分野に注目が集まる中、我が国においてもSDGsや国際条約の枠組みのもと、時限的に目標を定めた取り組みが進められているところ。
 そうした目標の達成に向けては、我が国の国情に見合った現実的なエネルギー政策を策定し、国民理解のもといかに進めていけるかが大きな鍵を握るものと考える。
 ついては、国内でも有数のエネルギー多元都市である敦賀市においては、その特性とこれまでの経験を発揮し、広く国民理解に寄する取り組みを展開していく役割があるのではないかと考え、以下質問する。

予算決算常任委員会にて補正予算審査を行う

ブログ 敦賀市議会

国を挙げて取り組みを加速させている新型コロナウイルスワクチン接種については、首相官邸が昨日、7日時点の接種回数が1,834万8184回に上ったと発表。
 
これで前日比109万3504回増となり、発表ベースで菅首相が目標に掲げた「1日100万回接種」に達したとのことですが、この背景には自衛隊の大規模集団接種や各自治体、医療機関の献身的な取り組み、協力があってのことであり、感謝を申し上げる次第です。
 
また、河野太郎行政改革担当相が昨日の記者会見で、コロナワクチンの医療従事者向け接種について、福井県が全国で初めて完了したと発表。
 
こうしたことで「全国初」ということを誇らしく思うとともに、福井県では、8日の新規感染者は7日ぶりの「ゼロ」ということも相まって、コロナ対策における「福井モデル」を是非、全国展開いただければと思うところです。
 
さて、開会2日目を迎えた敦賀市議会は、予算決算常任委員会による補正予算審査を行いました。
 
予算決算常任委員会は、全体会での基本質疑の後、各分科会に別れて深掘りの審査を行う流れで進む訳ですが、10時からの全体会では事前通告のあった29件の質疑に加え、いつも以上に関連質問が相次いだことや、途中、市庁舎建設に関わる理事者説明を挟み、分科会においても活発な質疑がされ、ほぼ丸一日を掛け、慎重審査がされたものと受け止めるところです。
 

【産経建設分科会では、分科会長として、会の運営を行いました】
 
私の所属する産経建設分科会においては、所管する産業経済部、観光部、建設部、都市整備部に関わる事業について審査。
 
トピックス的な事業を以下にご紹介します。
 
◉テイクアウト・デリバリーサービス促進事業(8,715万1千円)
コロナ禍の影響を受けている飲食店等への支援策として、複数名での夕食等を想定して販売するテイクアウト・デリバリー商品に対し、販売価格の差額分を補助(例:3,000円の商品には1,000円→消費者は2,000円で購入でき、差額分1,000円は、市から事業者に後日精算)。
 
◉中小企業者事業支援給付金(4億9,669万4千円)・・・質疑は全体会のみ
令和3年1月1日から7月31日までの任意の3ヶ月平均が、令和元年または令和2年の同時期と比較して、売り上げが「20%以上減少」している中小企業者(市内に本社機能を有する)に対し、「中小企業:40万円、個人事業主:20万円」の給付金を支給。
 
◉指定管理者候補者選定委員会運営費(26万3千円)
敦賀きらめき温泉リラ・ポート及び敦賀市グラウンド・ゴルフ場(リラ・グリーン)の指定管理者を選定を行うための委員会開催に関わる予算。
→ちなみに、本予算を認めるということは、上記施設を指定管理方式で運営することに議会も同意することと同義となります。
 
◉道路改良事業費(5,589万5千円)
市道三島港線(三島町1丁目)の220mについて、歩行者の安全で円滑な通行を確保するため道路改良。
国庫補助との関係はあるが、令和6年までの全体約960mの完成をめざす。
 
◉都市公園整備事業費(605万円)
莇生野公園の老朽化した遊具の更新。
更新にあたっては、地元区長さんを通じ、要望等を伺っているとのこと。
 
◉国道8号敦賀防災事業費(5,922万3千円)
国が実施する国道8号敦賀防災事業において、国と締結した用地先行取得契約に基づき、事業用地として確定した「五幡・挙野地係の一部」の土地購入、倉庫や鳥獣侵入防止策など物件移転補償を行うための増額補正。
 
上記以外の補正予算案件を含め、質疑のすべてをご紹介することは出来ませんが、身近なこと、そうでないこと含め、様々な事業が計画・実施されていることを少しでもお分かりいただければ幸いに存じます。
 
昨日審査した内容については、6月23日の予算決算常任委員会にて分科会報告のうえ、委員会としての賛否を問うこととなりますので、ここでも分科会長としての任を果たしていきたいと思います。
 
そして、3日目の今日は、15日から行われる一般質問の通告締切。
 
質問趣旨や背景が理事者に正しく伝わるかの観点で、内容や構成を今一度チェックのうえ、なるべく早い時間に提出したいと思います。

6月定例会開会

ブログ 敦賀市議会

昨日は、初夏を通り越したかのような暑さ。
 
気象庁観測データによれば、敦賀の最高気温は28.0℃でしたが、県内では5つの市町で30℃を超える真夏日になったとのことです。
 
昨年も経験したこの時期になると、マスクの中が蒸しばんで気持ち悪かったり、息苦しかったりもする訳ですが、徹底したコロナ対策は熱中症など別のリスクを高めることにもなることから、人の居ない場所では外したりと臨機応変に行動していきましょう。
 
さて、いよいよ6月定例会が開会しました。
 
9時30分からの全員協議会に続き、10時からは本会議場にて、全国市議会議長会及び北信越市議会議長会の永年在職議員表彰状伝達式が行われ、30年在職で林正男議員、10年在職で北村伸治議員、田中和義議員、福谷正人議員の4名の方々が壇上にて表彰されました。
 
自分の経験がまだ2年を思えば、10年、さらには30年ともなれば、その間にあったご苦労は想像を超えるものであり、長きに亘り、市政の発展、敦賀市議会の運営にご尽力いただいておりますこと心からの敬意と感謝を申し上げる次第です。
 
その後、本会議を開会、議事録署名議員の指名や会期日程を確認した後、暫時休憩が入り、議会運営委員会を開催。
 
1年間、副議長を務められた大塚佳弘議員から辞任届が提出されたことを受け、本会議での辞任受理、副議長選挙を行う旨を日程に加え、運営することを確認しました。
 
再開後の本会議で行われた副議長選挙では、市政会の中野史生議員が最多投票を得て就任、壇上にてご挨拶されました。
 
中野副議長は、同じ粟野地区選出ということに加え、前半2年は産経建設常任委員会でお世話になってきたところですが、委員長としての貫禄ある仕切り、立居振る舞いは学ぶべきところが多く、そうした中野議員がこうした形で就任されたことに対し、お祝い申し上げるところです。
 
その後は、議会運営を通常モードに戻し、市長提案理由説明、報告事項の説明から質疑・採決まで、提案議案の説明・質疑を行いました。
 
市長提案理由においては冒頭、市政に対する所信が述べられましたが、やはり何といってもコロナの関係。
 
先月12日から始まったワクチン接種については、予約受付開始の際のコールセンターへのつながりにくさなどに対するお詫びを述べられた後、先週末現在で4,826名の方が1回目の接種を終えたことや今後迅速な実施に努めていくこと、「敦賀まつり」などの各種夏のイベントを規模縮小、中止とするものの、ウィズコロナ、アフターコロナにおけるイベントのあり方を再度検討し、再開の際には今まで以上に多くの皆さんに本市を訪れてもらえるよう取り組むとの言葉がありました。
 
また、今定例会に提出された議案のトピックスに関して趣旨説明がされ、とりわけ補正予算の規模については、一般会計が11億3562万5千円、特別会計が5億2001万6千円の合計16億5564万1千円となるものの、歳入に関しては、国や県支出金、繰越金等を計上し、収支の均衡を図っている旨の説明がありました。
 
提出議案に対する質疑では、「第55号議案 市有財産の処分」について、田結の産業団地(C区画)約18,478m2を(株)伝食に売却するにあたり、売却予定価格(約3億6千万円)の10%を市に支払うことで、令和6年2月までその土地の売買を予約、売却予定価格の支払いが完了した時点で所有権を移転するとの内容に関し、3年猶予の便宜を図る理由や契約行為における条例や法律との関係性などについて、相次いで質疑が挙がり、一旦休憩の後、市長から一連の問いに対する説明がされました。
(正直、質疑に挙がった内容は、提案するにあたって想定QAの範囲であり、最初の答弁であるべきと思いましたが)
 
こうして開会初日を終え、本日は補正予算を審査する予算決算常任委員会全体会、分科会と続きます。
 
全体会での基本質疑には29件の通告がされているとのことですので、ここでの質疑を踏まえ、分科会での深堀り審査につなげていきたいと考えます。
 
議事メモ的になりましたが、本日のブログはこれまでに。
 

【帰宅の際の夕焼け。田園に映る風景を見て心和みました。】

奮闘するスポーツ選手から元気をもらい、今日から6月定例会

ブログ

いよいよこの人も壁を超えてきました。
 
鳥取市で6日開催された陸上の布勢スプリント男子100メートル決勝で、山県亮太選手が9秒95の日本新記録をマーク。
 
サニブラウン・ハキーム選手の記録を0.02秒縮めるとともに、日本人選手としては4人目の9秒台を叩き出したことになります。
 
中学生の頃に皆で走り方を真似した不破弘樹選手の日本記録(1987年)が10秒33であったことを思うと、34年間掛かって縮めたタイムは0.38秒。
 
1998年に伊東浩司が10秒00を出してから、4年前に桐生祥秀選手が日本人で初めて「10秒の壁」を破るまでは何と19年。
 
体力で劣るとされる日本人選手は、それを補う科学的トレーニングや技術面で、それこそ血の滲むような努力と切磋琢磨でここまで来たとされています。
 
そして欠かせないのはライバルの存在。
 
山県選手の場合は、常に桐生選手の存在があり、2013年の世界選手権で初めて一緒に日本代表入りした時から、互いに高め合ってきた存在なのだそう。
 
東京五輪の代表権の行方は今月24日に大阪市で開幕する日本選手権で決まりますが、4強、5強とも言われる注目の男子100メートルの行方はどうなるか。
 
この二人を始め、「日本人には無理」と言われた短距離の世界で、東京オリンピックの舞台で肩を並べるシーンを楽しみにしておきたいと思います。
 
また、昨日は、同じ陸上競技の話題で我がことのように嬉しいことがありました。
 
神奈川県のレモンガススタジアム平塚で開催されていた「日本学生陸上競技個人選手権大会」では、第二日までに投擲の奥村仁志選手(砲丸投げ3位)や跳躍の宮本佳苗選手(女子三段跳び8位)など、長女が敦賀高校陸上部に所属していた時の後輩や同級生が活躍する姿を新聞記事で嬉しく見ていたところ。
 
そして、昨日の第三日は、私の同級生の長男で粟野中ー敦賀高校から城西大に進んだ深町飛太(ひだい)選手が、男子400メートルハードルで何と3位表彰台に。
 

【YouTubeライブ配信画面より】
 
同級生のお父さんからは、事前にYouTubeでライブ配信しているとの連絡をいただいていたため、画面を通して応援すると、ラストまで力の限りストライドを伸ばし、2位との差0.03秒という激戦のレースに正直感動しました。
 
競技場で会うたびに声を掛けてきた飛太選手ですが、画面に映る姿は鍛えた筋肉量もあってか一回りも二回りも大きくなっていて、こちらも驚く限り。
 
全国レベルでの大躍進を我が子のように嬉しく思い、今後ますますの成長により、北川貴理選手に次ぐ、敦賀から二人目のオリンピアン目指して頑張って欲しいと願うところです。
 
さて、こうしてスポーツの世界で奮闘する姿から元気をもらったこの週末でしたが、私はといえば、今日から6月定例会。
 
ライバルとタイムを競う訳ではありませんが、全国で奮闘する同志の顔を思い浮かべつつ、議員力を高めることで競い合えればと思います。
 
会期は6月28日までの22日間となります。
 
飛太選手に負けないよう、閉会まで全力疾走で頑張りますので、叱咤激励のほど宜しくお願いいたします。

横田早紀江さんの思い。ここに。

ブログ 政治

昨日のブログで、日本からコロナワクチンを提供された台湾の受け止めを書きましたが、今度は台湾出身の日本ハムの王柏融選手が巨人戦で逆転2ランを放ったヒーローインタビューでこのことに触れ、「まずこの場を借りて日本に感謝したいと思います。台湾にワクチンを提供していただき、本当にありがとうございます。日本と台湾だけでなく、世界中が一日でも早くコロナが収まるように祈ります」と感謝の言葉を述べたとのこと。
 
こうして心が通じ合うかのような王選手の言葉は、台湾と日本が強固な信頼関係にあることを示すものであり、真の自由と民主主義の名のもと、引き続き大国の圧力に屈することなく連携していくべきと考えるところです。
 
一方、これとは真逆に国家間で歩み入れないのは北朝鮮。
 
昨日は、北朝鮮による拉致被害者家族会初代代表であった横田滋さんがお亡くなりになって早や1年が経過し、奥様の早紀江さんがご自身の思いを語られました。
 
「お父さんの分まで精いっぱい闘うと誓ったのに、拉致事件に進展は見えず、焦りは募るばかりです」との思いから始まり、解決の道筋を辿る政治、国民の皆様に対しては、以下にように述べられました(該当部分を抜粋)。
 
「世代をまたぎ、非道の極みである拉致と向き合わなければならない理不尽さを政治家、政府の方々は本当に、胸に刻んでいただきたいのです。」
 
「『もう、皆さんが頑張らなくても、私たち国家を担う者たちが必ず、取り戻します』。そう毅然と言い放ち、実現させる政治家はいらっしゃらないのですか。」
 
「北朝鮮の最高指導者の心をいかに開き、行き詰まった現状を打ち破るか。すべての被害者を帰国させる決断に導き、日本と北朝鮮、世界中に平和をもたらす希望の道筋を描けるのは、政治家や政府に携わる皆さまの決意にかかっています。日本には、それを果たす力がきっとあるはずです。」
 
「そして、国民の皆さま。大切な日本国家のためにも、どうか今一度、わがこととして拉致事件を受け止め、解決を後押ししてください。家族同士で、友人同士で論じ合い、解決への思いを、声にしてください。」
 
この切実な思いを聞き、皆さんはどうお感じでしょうか。
 
母として、愛する娘めぐみさんを探し続けてきた早紀江さんは85歳。
 
生きている間に再開を果たすためには、この問題を風化させないことが重要と、常に胸にブルーリボンバッジを付けてはいるものの、それしか出来てない自分への歯痒さと同時に、多くの拉致被害者のご家族が高齢を迎える中、政治に携わる者はもとより、国民の皆様お一人おひとりが早紀江さんの言葉を胸に留め、この言葉を自分ごととして受け止め、大きな力にすべきと考えるところです。
 
残された時間は限られているのですから。
 

【拉致被害者を返せ!必ず取り戻すとの決意を国民の総意に!】

進むコロナワクチン接種と客観的データ

ブログ 新型コロナウイルス

昨日午後、日本政府が台湾に提供した英製薬大手アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン124万回分が、台湾北部の桃園国際空港に到着し、台湾のテレビ局が飛行機の到着を実況中継するなど高い関心が示され、歓迎の声が広がったとのニュース。
 

【台湾北部・桃園国際空港で、航空機から運ばれるワクチンが入ったコンテナ(中央通信社より)】
 
蔡英文総統は自身のFacebookで「自由と民主主義という同じ価値観を共有するパートナーからの迅速な支援に感謝する」と表明したほか、外交部(日本の外務省に相当)の欧江安報道官も「日本の友人からの温かいご支援は永遠に心に留めておく」とのコメントを発表したとのこと。
 
台湾では、新型コロナ感染が急速に拡大する一方、ワクチン調達が中国の妨害などにより大幅に遅れており、日本からのワクチンが到着するまで、約2300万人の人口に対し、確保したワクチンはわずか約85万回分。
 
台湾のメディアが「ありがとう、日本!」などとワクチン到着を大きく報道、新聞大手の自由時報は「中国の脅しに直面しながら日本は気概を示した」と見方を示したことに加え、インターネット上には「日本こそ真の友人だ」などの書き込みが相次ぐまでの反響を考えると、日本で使用しない分とはいえ、わが国の取った行動を誇らしく思うところです。
 
さて、このワクチン接種に関して、日本国内においては、主要都市での大規模接種会場の設置や各自治体や医療機関が連携しての懸命な取り組みにより、65歳以上の高齢者を対象にしたワクチン接種が進められているところです。
 
昨日の福井新聞には、次に控える64歳以下の接種に向けた県内各市町の取り組み状況が掲載されていましたが、ほぼほぼ6月中旬から下旬を目途に接種券を送付する準備を整え、高齢者の接種状況を見ながら極力早く開始していくといったところ。
 
実は私も先日、64歳以下のワクチン接種に関する現段階での検討状況を確認すべく、敦賀市の担当課に電話でヒヤリングさせていただいたのですが、6月下旬を目途に接種券送付を考えていることや、既往歴のある方並びに60〜64歳の方を並列で優先の1番に置き、それ以外の方は区別せず受け付けること、予約に関しては、現役世代で仕事を抱えながらの接種となることを踏まえ、高齢者と同じく個人の希望日を電話やwebなどで予約してもらうなどの考えをお伺いした次第。
 
高齢者で経験したこと、反省点は64歳以下の接種に確実に反映するとともに、兎にも角にも安全に接種するとの担当課の真摯なる思いが、ヒヤリングしていてヒシヒシと強く感じました。
 
他にもお伺いしたことはありますが、検討段階でもあることから、この場で言うのは差し控えさせていただき、詳細は追って公表される市の公式見解が出た段階で、またお知らせしたいと思います。
 
また、ワクチン接種に関しては、接種後の副反応を気にされる声を耳にします。
 
初めて自分の身体に打った後、どのような反応が出るかは、確かに未知の世界であり、警戒感を持つのは至極当然のことと思います。
 
報道番組などもこの件を取り上げ、中途半端な情報で最後には「心配ですね」と無責任な疑問形で締め括ることで、余計に心配する感情に拍車を掛けているのも背景にあるのですが、従前から述べている通り、やはりこうした重要な点については、無責任報道に踊らされないよう、客観的な事実をもって自身の考えに軸を持っておくことが必要と考えるところです。
 
そうした観点から、公式な情報から本件について確認すると、厚生労働省の「第60回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応 検討部会、令和3年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分 科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」という何とも長い調査会で、時点時点で「新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要」を調査、公表しているものがあり、最新の5月26日調査会分を見ると以下のようにありました。
 
【報告状況】
◉前回の合同部会(5月12日)以降、副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が新たに「16件」あり、令和3年2月17日から令和3年5月16日までに報告された死亡事例は「計55件」となった。
 
【専門家の評価】
◉上記の55事例を対象に、専門家の評価を実施。評価結果は以下の通り。
 ・α(ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの) → 0件
 ・β(ワクチンと症状名との因果関係が認められないもの) → 0件
 ・γ(情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの) → 55件
 
詳細をご覧いただける方は以下のリンクよりアクセスいたければと思いますが、現時点において、明確に「ワクチンの影響で死亡した」と確認される事例は認められておらず、この55件には、例えばワクチン接種接種後、アナフィラキシーの症状や体調変化なく、数日経ってからくも膜下出血で亡くなられたケースなども多くあることを踏まえれば、この接種リスクをどう捉えておくべきか。
 
 →→→厚生労働省所管の上記検討部会・調査会が公表している「新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要」
 
この世に「ゼロリスク」はなく、「もし何十万、何百万分の1の確率が私だったら」と思うことは、人間の感情としてあって然りであることと併せて、このような客観的事実も踏まえつつ、そもそものコロナ感染での重症化リスクとも重ね合わせ、あとは個人の判断に委ねざるを得ないと考えるところです。
 
ここで示した情報以外に、もし見解が示されているものがあれば是非ご教授いただければとも思いますが、こうしたことも参考にしていただき、コロナ終息に向けた唯一の道筋であるワクチン接種に向け、ご自身の気持ちの準備を整えていただだくことにつながれば、これ幸いに存じます。

日本の海域広域研究船「かいめい」が海底掘削で世界記録

ブログ

昨日、新聞で敦賀市長の動静を見ると、市道西浦2号線「色浜トンネル(仮称)」工事貫通式とありました。
 
敦賀発電所に向かう途中にこのトンネルの工事現場があることから、工事開始からタイムラプスに映るかのように進捗を見てきましたが、既に貫通まで辿り着いたとは、土木技術、掘削技術の高さに驚くところです。
 
工事は、令和4年春の開通に向けて進む訳ですが、西浦地区の更なる交通事情改善や原子力防災の観点からも、安全第一で着実に作業を進めていただくようお願いしたいと思います。
 
さて、掘削技術の関係でスケールの大きな話といえば、日本の研究船が海底掘削で世界記録を出したとのニュース。
 
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が保有する海域広域研究船「かいめい」が、これまでの歴史で一番深い海底掘削記録で、その深さ8,023mまで掘削したとのこと。
 

【海域広域研究船「かいめい」(JAMSTECホームページより引用)】
 
これまでの最高記録は約50年前、アメリカの掘削船「グローマー・チャレンジャー」がマリアナ海溝で掘削した水深7,034mだそうですが、これを1,000mも上回る記録になるとのこと。
 
「かいめい」は、最大長40mの大口径(110mmφ)の長尺ピストンコアラーを搭載している海底掘削装置を使って秒速1.1mの速さで掘削を続け、これまた何と水深8,023mまで到達したのは2時間40分だそう。
 
JAMSTECによると、国際深海科学掘削計画(IODP)の一環として、欧州海洋研究掘削コンソーシアム(ECORD)が主導するIODP第386次研究航海「日本海溝地震履歴研究」に、この「かいめい」を提供し、ECORDと共同で研究航海を実施するとあり、「かいめい」がIODPの国際的な枠組みのもとで運用されるのはこれが初めてとのこと。
 
当該航海では、日本海溝の海底堆積物を連続的に採取し、過去に起きた地震の痕跡を調べおり、これにより、日本海溝の巨大地震の特徴や発生のプロセスなどを知るほか、今後起こりうる地震の最大規模や発生頻度の推定につながることが期待されるとしています。
 

【IODP第386次研究航海のコア採取予定地点。これを見れば目的は一目瞭然ですね。(JAMSTECホームページより)】
 
また、「日本海溝地震履歴研究」には日本を含む12か国から35名の科学者が参加しており、「かいめい」による研究航海で採取された柱状の地質試料(コア)は、JAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」のに運び込まれ、2021年秋頃、国際研究チーム全員が「ちきゅう」に集合して詳細なコアの分析を行う予定となっています。
 
調べてみると、単に世界記録の掘削に留まらず、近年では東日本大震災を経験した地震国であるが故、こうしてより高度な技術、世界一流の研究者によって超難題を解明しようとしていることに感銘を受けた次第。
 
随分前に、白い襟を立てた蓮舫議員が行政仕分けで「2番じゃダメなんですか」と、科学技術研究に充てる予算は無駄と言わんばかりの態度を取ったことは今でも記憶に残っているところですが、こうした世界に誇る科学技術によって、得られる成果はまさに国益に資するもので、極めて大きいもの。
 
各方面で世界に一歩劣ると揶揄される状況にありますが、こうして世界に誇る技術が日本にはまだまだあることを誇らしく思うとともに、今一度研究開発基盤を整え、世界に冠たる技術立国として名を馳せる国となるよう願って止みません。

小さなことからコツコツと

ブログ

6月に入ったものの、まだ梅雨入りしていない北陸地方。
 
昨日は初夏を思わせる気温上昇で、気象庁データでの最高気温は27.2度(15時24分)。
 
と思えば、明日4日は、前線の南下により北陸で警報級の大雨となる可能性があり、局地的に風が強まる所もありそうとのこと。
 
こうして目まぐるしく変わる気候に身体が追い付かず、体調を崩しやすい時期であることに加え、梅雨入りなくとも既に出水期に入っていることを頭に置き、いずれも過信することなく、注意して過ごさないといけませんね。
 
さて、そんな昨日は、朝は名子ヨットハーバーでの辻立ち、午後は市庁舎建設に関わる議員説明会(現場視察含む)、夜は東洋紡績労組つるが支部での活動報告会と続きました。
 
議員説明会では、足場が解体された新庁舎の内部を視察するとともに、全員協議会室にて担当部より建設経過に関する説明を受けた後、質疑が行われましたが、外観の設計変更や壁面の仕上げ、内部天井のスリット構造(排煙対策による)などに関する質問が相次ぎ、設計変更以外の部分については、今後、手直し等を含め対応検討するとの回答がありました。
 
東洋紡績労組つるが支部(*)では、このコロナ禍ではありますが、支部執行委員の方を対象に活動報告会の場を設けていただき感謝。
(*)会社は以前に「績」の文字を社名から外したが、労組は拘りをもってそのまま使用しているとのこと。
 
私から30分程度、議会の状況や3月定例会での代表質問内容、市政のトピックスなどについて報告させていただいた後、こちらも約30分意見交換をさせていただきました。
 
私の報告では、産業界や国民生活など、皆さんにも関わることとして、次期第6次エネルギー基本計画の検討状況について説明させていただいたせいもあり、質疑の場でも原子力や再生可能エネルギーの今後の位置付けや、敦賀市が取り組む水素に関することなど、関連質問が多くありました。
 
また、「山本さんが考える、これからの敦賀の課題は何か」とのストレートながら重要な質問に対しては、私は「人への投資ではないか」と答えさせていただきました。
 
様々なハード整備が進み、北陸新幹線敦賀開業など千載一遇のチャンスが訪れているとはいえ、それらを生かすのはやはり「人」なのであって、これからは、あらゆる方面において、地域の盛り上げや地域づくりを継承していく「人材育成」に力を入れていくべきとお答えさせていただきました。
 
以前から口にしている「箱物から人へ、ハードからハートへ」とのオリジナルキャッチフレーズはやや苦笑いを受けましたが、それでも少しは頭に残していただけたのかと思うところです。
 
時間軸を遡るようになっておりますが、昨日は朝一番から嬉しいことが。
 
いつも通り、名子のヨットハーバーで辻立ちをしていると、対向車線から私の近くに車を停め話し掛けてくれる方が登場。
 
以前に、私のことをヒッチハイクしている人と間違え一旦停止された方もいましたが、この方は身なりを見て、そうではないと思ったそうで、「何してるんですか?」から始まり、暫し歓談。
 
この間、目の前を通過された通勤者の方はスルー状態となり恐縮でしたが、私の4歳年下で技術職のその方とは名刺交換なども行い、意外や共通の知り合いがいることなど(敦賀は狭いですね)、会話が弾んだ後、最後に「こうして小さいことからコツコツやられることが大事ですよね。頑張ってください!」との言葉を頂戴し、別れました。
 
元気を与える立場の私が逆に激励までいただき、これまた恐縮な訳でしたが、心から励みになる言葉は活動のパワーになるもの。
 
元々、「選挙前だけ立っている」と思われるのを払拭したく、選挙後も継続して辻立ち挨拶活動を続けている面もあるのですが、この方のように感じていただいているとすれば、より活動に意味合いを成すというもの。
 
「小さなことからコツコツと」はご存知、西川きよし師匠の名ゼリフですが、私の先輩である北條正元敦賀市議は「政治活動のコツは2つ。コツコツだ。」と。
 
私もまさにこのことに強く共感するものであり、パフォーマンスなくとも、コツコツを継続していくことが自身の力にもなり、政治に対する有権者の皆さんからの信頼にもつながるものと思い、引き続き取り組んでいく所存です。
 
今朝は何か、改めての決意表明のようになってしまいましたが、あしからず。
 
皆さまにおかれましても、ご遠慮なく叱咤激励を頂戴いたしたく、引き続きのお付き合いを宜しくお願いいたします。
 

【決して「決め顔」をしたつもりはありませんが、少しは自撮りも慣れてきました】

政治家の責任の取り方とは

ブログ 政治

またもや「政治とカネ」の問題での議員辞職。
 
選挙区内での行事で有権者に「会費」などの名目で現金を提供した疑いがあるとして、東京地検特捜部が公職選挙法違反(寄付行為)罪で今月初めに略式起訴する方針を固めた自民党の菅原一秀前経済産業相(衆院東京9区)が1日、党本部に離党届を、衆議院に議員辞職願をそれぞれ提出したとのニュース。
 
菅原氏の経歴を見ると、東京都練馬区議、都議などを経て平成15年の衆議院選挙で初当選し、現在6期目。
 
同じ「菅」の付く、菅首相を「政治の師」と仰ぎ、令和元年9月に時の安倍晋三前政権の経産相として初入閣しましたが、秘書が有権者に香典などを渡した問題で辞任。
 
香典問題について、特捜部は不起訴としましたが、その後の再捜査で別の現金提供の疑いが浮上し、辞職に至ったということですが、結果芋づる式にこうした行為が判明しては「確信犯」と取られて致し方ないところでしょう。
 
最近では、河井杏里夫妻の件が記憶に新しいところですが、「政治とカネ」はもちろん、国会議員だけの問題でないことから、私自身も金品の取り扱いは厳格に行うことはもとより、「疑わしき行動はしない」を念頭に、地方議員の一人としてクリーンな政治に徹したいと思います。
 
さて、こうした不祥事に対する「責任の取り方」に関して、今般提出された敦賀市議会6月定例会の議案を見ると、「市長等の給料その他の給与に関する条例の一部改正」があります。
 
本議案は、先般ありました敦賀市内の公立保育園で発生した職員の不祥事に対し、管理監督者である市長、副市長の7月の給料の額を市長は20%、副市長は10%減として、責任を明らかにするため自ら処分を課すもの。
 
この対応に関しては、私の記憶するところでは、以前にありました本件の対応に関する議員説明会の場でも話しが無かった訳ですが(聞き逃してなければ)、事前にあったか否かは置いたとして、被害に遭われた園児や保護者の方への陳謝の念、関係者を始め市民の皆さんにご心配をお掛けしたことに対する、まさに「お詫びと管理責任のあり方を形で表す」ことであると受け止めるところ。
 
定例会での審査・審議の前ではありますが、真摯な姿勢で問題を受け止め、再発防止に努めつつ、目に見える形で責任の取り方を示すことに対し、私としては厳粛に捉える形で判断(採決)をしていきたいと考えるところです。
 
冒頭の、芋づる式に事が判明してから辞職する菅原議員と自ら処分を課す今回の敦賀市の件では、不祥事のジャンルは異なれど、「政治家の責任の取り方」としてどちらの対応が正しいのかは言わずとも明白。
 
こうして、同じ政治家でも反面教師もいれば、見習うべき教師もありとさまざまですが、揺らぎなきは「クリーンな政治なくして信頼される政治なし」ということ。
 
繰り返しとなりますが、そうした思いを忘るることなく、自身は「見習うべき教師」と映るよう、引き続き行動していく所存です。
 

【抜けるような青空に浮かぶ白い雲。政治もこの空のようなイメージを持っていただかねば。】

6月定例会に向けた議会運営委員会を開催

ブログ 敦賀市議会

早いもので今日から6月。
 
ネットを検索すると、本日6月1日は気象記念日だそう。
 
1875年のこの日、東京・赤坂葵町に、日本初の気象台「東京気象台」が設置され、東京で気象と地震の観測が開始されたことを記念し、1884年に制定。
 
その後、1887年には「中央気象台」、1956年には「気象庁」と名前を変え現在に至るとあり、また1884年のこの日に、日本で最初の天気予報が出されたそうで、その予報は「全国一般風の向きは定まりなし、天気は変り易し、但し雨天勝ち」という非常に曖昧なものだったとありました。
 
この程度の予報であれば、あってもなくても変わらないように感じますが、時を経て思えば、現在の予報精度の高さといったら飛躍的な気象技術の進歩ですね。
 
いよいよ出水期に入りますが、こうした精度の高い予報を防災に生かしていくことが、現在に生きるものの使命のように感じるところです。
 
さて、敦賀市議会に話しを移しますと、こちらは6月7日の定例会開会に先立ち、昨日は招集の告示。
 
併せて、定例会に向けた議会運営委員会が開催されました。
 
配布された市長提出議案は、補正予算関係が3件、条例改正関係が5件、指定管理者指定関係1件、市有財産の処分などその他4件の計13件、また専決処分など報告事項が11件。
 
報告事項以外の議案はそれぞれ、各常任委員会に付託のうえ審査がされます。
 
議案の詳細は、機を見てご紹介していきたいと思いますが、私を始め複数の議員が3月定例会でも意見提起した「コロナ禍を踏まえた中小企業支援」に関しては、一般会計補正予算の商工費に「中小企業者事業継続支援給付金」4億9669万4千円(うち国庫支出金2億618万3千円)が計上されており、市内の中小、個人事業主からの声も踏まえてご判断されたことと評価をするところです。
 
これ以外にも、このコロナ禍を乗り越えるための各種施策が散りばめられた議案となっていると受け止めることから、これまで同様、事前の準備のもと慎重審査・審議にあたる所存です。
 
また、今定例会までに提出のあった請願は3件。
 
うち、敦賀市区長連合会から提出された、請願3号「議員定数削減を求める請願」に関しては、私が紹介議員として署名をさせていただいているもの。
 
案件が案件だけに、私は紹介議員の立場として、昨日の議会運営委員会の場で請願趣旨並びに賛同した理由をご説明すべきとの考えのもと、暫しお時間を頂戴できないか意見しましたが、付託先委員会(議会運営委員会)で請願審査をする6月17日のほうが適切とのことで拝承。
 
これに関してはまた日を改めて、市区長連合会側の請願趣旨や覚悟を決めて紹介議員になった私自身の考え、理由を正確に委員の皆さんにご説明したうえで、一委員として審査に臨みたいと思います。
 
今定例会は、議員任期4年も折り返しを迎え、後半最初の定例会となります。
 
マラソンで言えば、ここからが勝負ですが、市政においてはコロナ禍においても北陸新幹線敦賀開業を始め、短中長とビジョンを据え、着実に物事を進めていく大事な時期となります。
 
私自身、スタートからコツコツと歩みを進めて参りましたが、後半戦に臨むにあたり、ここで今一度ネジを巻き直し、皆さんからのご意見、ご支援を力の源泉にして走り続けたいと思います。
 
皆さまにおかれましては引き続き、各議員の活動、議会の議論に関心を持ってご覧いただけますよう宜しくお願いいたします。
 

【昨日の早朝の風景。野坂山の右上、青空に浮かぶ月が神秘的でした。】

新しい記事 »