予算決算常任委員会にて補正予算審査を行う

ブログ 敦賀市議会

国を挙げて取り組みを加速させている新型コロナウイルスワクチン接種については、首相官邸が昨日、7日時点の接種回数が1,834万8184回に上ったと発表。
 
これで前日比109万3504回増となり、発表ベースで菅首相が目標に掲げた「1日100万回接種」に達したとのことですが、この背景には自衛隊の大規模集団接種や各自治体、医療機関の献身的な取り組み、協力があってのことであり、感謝を申し上げる次第です。
 
また、河野太郎行政改革担当相が昨日の記者会見で、コロナワクチンの医療従事者向け接種について、福井県が全国で初めて完了したと発表。
 
こうしたことで「全国初」ということを誇らしく思うとともに、福井県では、8日の新規感染者は7日ぶりの「ゼロ」ということも相まって、コロナ対策における「福井モデル」を是非、全国展開いただければと思うところです。
 
さて、開会2日目を迎えた敦賀市議会は、予算決算常任委員会による補正予算審査を行いました。
 
予算決算常任委員会は、全体会での基本質疑の後、各分科会に別れて深掘りの審査を行う流れで進む訳ですが、10時からの全体会では事前通告のあった29件の質疑に加え、いつも以上に関連質問が相次いだことや、途中、市庁舎建設に関わる理事者説明を挟み、分科会においても活発な質疑がされ、ほぼ丸一日を掛け、慎重審査がされたものと受け止めるところです。
 

【産経建設分科会では、分科会長として、会の運営を行いました】
 
私の所属する産経建設分科会においては、所管する産業経済部、観光部、建設部、都市整備部に関わる事業について審査。
 
トピックス的な事業を以下にご紹介します。
 
◉テイクアウト・デリバリーサービス促進事業(8,715万1千円)
コロナ禍の影響を受けている飲食店等への支援策として、複数名での夕食等を想定して販売するテイクアウト・デリバリー商品に対し、販売価格の差額分を補助(例:3,000円の商品には1,000円→消費者は2,000円で購入でき、差額分1,000円は、市から事業者に後日精算)。
 
◉中小企業者事業支援給付金(4億9,669万4千円)・・・質疑は全体会のみ
令和3年1月1日から7月31日までの任意の3ヶ月平均が、令和元年または令和2年の同時期と比較して、売り上げが「20%以上減少」している中小企業者(市内に本社機能を有する)に対し、「中小企業:40万円、個人事業主:20万円」の給付金を支給。
 
◉指定管理者候補者選定委員会運営費(26万3千円)
敦賀きらめき温泉リラ・ポート及び敦賀市グラウンド・ゴルフ場(リラ・グリーン)の指定管理者を選定を行うための委員会開催に関わる予算。
→ちなみに、本予算を認めるということは、上記施設を指定管理方式で運営することに議会も同意することと同義となります。
 
◉道路改良事業費(5,589万5千円)
市道三島港線(三島町1丁目)の220mについて、歩行者の安全で円滑な通行を確保するため道路改良。
国庫補助との関係はあるが、令和6年までの全体約960mの完成をめざす。
 
◉都市公園整備事業費(605万円)
莇生野公園の老朽化した遊具の更新。
更新にあたっては、地元区長さんを通じ、要望等を伺っているとのこと。
 
◉国道8号敦賀防災事業費(5,922万3千円)
国が実施する国道8号敦賀防災事業において、国と締結した用地先行取得契約に基づき、事業用地として確定した「五幡・挙野地係の一部」の土地購入、倉庫や鳥獣侵入防止策など物件移転補償を行うための増額補正。
 
上記以外の補正予算案件を含め、質疑のすべてをご紹介することは出来ませんが、身近なこと、そうでないこと含め、様々な事業が計画・実施されていることを少しでもお分かりいただければ幸いに存じます。
 
昨日審査した内容については、6月23日の予算決算常任委員会にて分科会報告のうえ、委員会としての賛否を問うこととなりますので、ここでも分科会長としての任を果たしていきたいと思います。
 
そして、3日目の今日は、15日から行われる一般質問の通告締切。
 
質問趣旨や背景が理事者に正しく伝わるかの観点で、内容や構成を今一度チェックのうえ、なるべく早い時間に提出したいと思います。