2025年8月14日
福井県最低賃金が初の千円台に
今週、製造業などはまとまった休みとしている事業所も多い一方、行政やインフラ関係、サービス業をはじめ、お盆に関係なく業務を遂行されている皆様には感謝申し上げるところ。
原子力関連産業もお盆の休みなく運営しており、水曜朝恒例の辻立ちはそうした思いも込め、敦賀半島を通勤される皆様へご挨拶。
いつもの時間帯で活動しましたが、通行する車のナンバーで一番多かったのは「尾張小牧」。
遠いところで相模や山梨のほか、浜松、豊橋、名古屋、一宮、岐阜、滋賀、鈴鹿、なにわ、神戸など。
トータルで見ても県外車の割合の方が多いほどで、海水浴にお越しになった皆様も“お手振りで歓迎”する形に。
お盆を過ぎると海水浴シーズンも終わりとなりますが、夏休みのレジャーに遠方から「敦賀の海」を選択いただいたことを嬉しく感じた次第です。
また、テンション高くお手振りいただいたことにも感謝申し上げます。

【通勤される方、海水浴に訪れた方、両者へのごあいさつとなった昨朝の辻立ち】
さて、歓迎するといえば、昨日の福井新聞1面にあった記事。
<以下、記事を抜粋引用>
福井地方最低賃金審議会(井花正伸会長)は8月12日、2025年度の最低賃金を現在の984円から69円増の1053円とするよう福井労働局の石川良国局長に答申した。初の千円台で、引き上げ額は中央審議会が示した目安の63円を6円上回り、最低賃金を時給で示す方式となった2002年度以降最大。引き上げ率も最大の7.01%。10月8日から適用される見通し。
(中略)答申は、引き上げ額について、物価高における労働者の生活安定を図ることに加え、賃上げの流れを非正規労働者や中小企業、小規模事業者に波及させることが適当などとした。一方で、継続的な賃上げのためには価格転嫁に苦しむ中小企業や小規模事業者が賃上げできる環境整備が必要とも強調。政府と福井県、福井労働局に支援の充実を求めた。
(中略)答申後、井花会長は「近年の傾向だが、中央の目安額が高かった」と指摘。その上で「物価高の中での労働者の生計費、事業者の賃金支払い能力への影響などを考慮しながら金額を決めた」とした。県からは地域間格差の是正を求める要請もあり、井花会長は「若者や外国人に選ばれる県になるためには最低賃金の引き上げは重要。(地域間格差の是正は)相当程度重視した」と語った。
<引用終わり>
釈迦に説法かと存じますが、「最低賃金」とは、厚生労働省ホームページによれば、概略次のとおり。
◉最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、使用者は、その最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度です。
◉最低賃金には、地域別最低賃金及び特定最低賃金の2種類があります。
なお、地域別最低賃金及び特定最低賃金の両方が同時に適用される場合には、使用者は高い方の最低賃金額以上の賃金を支払わなければなりません。
◉地域別最低賃金は、産業や職種にかかわりなく、都道府県内の事業場で働くすべての労働者とその使用者に対して適用されます。特定最低賃金は、特定地域内の特定の産業の基幹的労働者とその使用者に対して適用されます。
→「最低賃金制度の概要」(厚生労働省HP)はこちら
なお、今回の「地域別最低賃金」は、各都道府県に1つずつ、全部で47件の最低賃金が定めらるもので、①労働者の生計費、②労働者の賃金、③通常の事業の賃金支払能力を総合的に勘案して定めるものとされており、労働者の生計費を考慮するに当たっては、労働者が健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるよう、生活保護に係る施策との整合性に配慮することとされています。
毎年の改定に合わせ、連合福井では「最低賃金制度や改定内容」を周知する街頭活動を展開しており、今年も10月の改定に合わせ行われることと存じますが、最も大事なのは、地域別最低賃金は「すべての労働者とその使用者に対して適用される」ということ。
私の立場としても、こうした改定がされたことを広くお伝えしていくとともに、以前に敦賀市議会への陳情にもあった「全国一律1500円」などとやみくもに叫ぶのではなく、先の会長の言葉にあったよう、価格転嫁に苦しむ中小企業や小規模事業者が賃上げできる環境整備に対して何ができるのか。
「手取りを増やす」ための策を一考する次第です。






