2026年1月22日
柏崎刈羽原子力発電所6号機が14年ぶりに起動!
「大雪警報」発令中の敦賀市。
福井地方気象台の発表によれば、福井県全域で、22日夕方まで大雪に警戒とあり、今は静かに、シンシンと雪が降る状況にあります。
雪による交通障害などの心配もさることながら、ここまでの冷え込みも重なると気になるのが電力需給。
そこで、北陸電力送配電ホームページ(HP)の「北陸エリアでんき予報」を見てみると、今日の需要ピーク時で広域ブロック(※)の使用率は91%(9:00〜9:30)で「安定」した状況にあるものの、明日23日は94%で「やや厳しい」とありました。
(※)広域ブロック:原則、北陸エリアを含む全国9エリア(連系線状況によりエリア範囲が異なる)
なお、同HPによれば、現在の需給運用は、エリア単位での使用率管理ではなく、地域間連系線を最大限活用した広域ブロック単位での使用率管理を行う仕組みとなっており、状況によっては北陸エリア使用率実績が100%に近づく場合がありますが、広域ブロック使用率に余裕がある場合は、電力の安定供給において支障は生じないとしています。
つまりは、仮に北陸エリアの需給が厳しくなっても、余裕のある他のエリアから電力融通を受けることにより補うということであり、日本全体でカバーし合う体制、それを担う「電力マン」にあらためて敬意を表するところです。
さて、その話ともつながるのが、昨日書きました東京電力ホールディングス(以下、東電HD)の柏崎刈羽原子力発電所6号機(以下、柏崎刈羽6号)の再稼働。
東京電力は21日、柏崎刈羽6(ABWR、135万6千キロワット)の原子炉を起動しました。
起動は何と約14年ぶり。

【原子炉モードスイッチを起動に切り替える運転員(電気新聞より引用)】
福島第一原子力発電所事故から15年の節目を前に、信頼回復、安全確保に努めてきた東電HDの原子力事業が再始動することを心から嬉しく思うところです。
発電所に関しては、制御棒を午後7時2分から引き抜き、核分裂が開始すると午後8時28分に臨界に。
順調に進めば27日に系統に並列(送電開始)し、点検のための原子炉停止を挟んで2月26日に営業運転入りする予定となっています。
先に述べた、広域ブロック運用を考えると、例えば今日の北陸エリアの需要ピーク時使用電力が「530万キロワット」に対し、柏崎刈羽6号の「135万6千キロワット」もの供給力が追加される意味は非常に大きいことであり、いかに安定供給に貢献するかが分かります。
一方、柏崎刈羽6号の起動により、廃止措置を決めた24基を除く36基(建設中3基)のうち、再稼働した原子力発電所は計15基になったものの、国がエネルギー基本計画で示す、原子力発電の電源構成に占める割合を2040年度に「2割程度」とする目標に対し、2024年度は9.4%に留まっており、残る既設プラントの再稼働が待たれるところ。
現在、再度の再稼働申請に向けた追加調査を行っている、わが日本原子力発電の敦賀発電所2号機もそのうちのひとつ。
14年の歳月を経て再稼働を果たした柏崎刈羽6号の姿を見るに、一日も早く戦線復帰することが与えられた使命と役割であると、あらためて胸に置く次第です。






