一般質問の発言通告を終える

ブログ 敦賀市議会

副議長を退任したことを感謝の念と合わせSNSなどでご報告すると、コメントあるいはLINEなどで、多くの労いのお言葉をいただき本当にありがたい限り。
 
この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
 
中には過分なるお言葉まであり恐縮する限りですが、こうしたお声掛けと激励に、より一層、活動でお返しせねばとの思いが強くなっているところ。
 
以前に「ネジは巻くためにある」と書きましたが、任期残りの1年11ヶ月を、ネジが伸びるくらい、自分なりの精一杯で活動してまいる所存です。
 
さて、定例会会期中につき、敦賀市議会の報告が続きますが、昨日は来週行われる一般質問に向け、発言通告の締切を迎えました。
 
従前は締切日の13時までに、正は紙で、試験的にオンライン申請で発言通告書を提出していましたが、タブレット本格導入の今定例会からは、締切を11時に前倒し、紙は無くし、オンラインにて通告書を提出(その後、議長まで確認)する形に運用を変更。
 
議員にとっては、議会事務局に行かずとも通告できることは、時間的なメリットであるとともに、電子媒体(通告書の場合はエクセル)を正とすることで、議会事務局や理事者側にとっても、その後の質問割振や答弁書作成の円滑化・効率化が図られるものであり、あらためて導入効果を感じた次第です。
 
なお、結果、今回通告したのは「17名」。
 
副議長の間は、質問を控えていました私も、1年ぶりに通告を終えたところです。
 
質問項目のチョイスにかなり悩みましたが、1項目は将来の敦賀を見据え必要と思うこと、2項目はいま意見しないと機を逃すこと、3項目は敦賀でも発生している社会問題についての3項目で構成しました。
 
質問内容まで書くと長くなるため、ここでは、各質問の発言趣旨をご紹介しますのでご覧いただければ幸いです。
 
<やまたけ一般質問(発言趣旨)>
 
1.「エネルギーの未来都市」を目指した取組について
 
「この法律は、原子力の研究、開発及び利用(以下「原子力利用」という。)を推進することによつて、将来におけるエネルギー資源を確保し、並びに学術の進歩、産業の振興及び地球温暖化の防止を図り、もつて人類社会の福祉と国民生活の水準向上とに寄与することを目的とする。」。これは、世界唯一の戦争被ばく国日本が、今からちょうど70年前の1955年12月19日に制定した「原子力基本法」の目的。それから15年後に開催された「1970大阪万博」会場に”原子の灯“を送ったのが敦賀発電所1号機であり、わが国の原子力黎明期から、その礎を築いたのはここ敦賀、そして福井県嶺南地域であると言っても過言ではないところ。
市においては、第8次敦賀市総合計画にてあらためて、“原子力産業は基幹産業”と位置付けられましたが、敦賀の将来と日本の国益を考えた上で、原子力の最大限活用に必要なことを意見するとともに、エネルギーの多元化として進めてきた水素利用や、グリーンエネルギーとデ ジタルサービスを両立したスマートエリアの構築などをもって「エネルギーの未来都市」をめざすとした市のスタンスに賛同する観点から、以下質問いたします。
 
2.歴史を体現する(仮称)敦賀みなと公園について
 
古より大陸と開けた港を有する敦賀において、明治15(1882)年には日本海側で初の鉄道開業、明治17(1884)年には敦賀−長浜間の鉄道が全線開業して以降、欧亜国際連絡列車によって世界を結ぶ拠点となるなど、とりわけ金ケ崎エリアは「鉄道と港のまち敦賀」の歴史や趣を残す極めて重要な場所といえます。その金ケ崎エリアにおいては現在、「(仮称)敦賀みなと公園」として計画検討が進められている公園整備に関し、敦賀市のコンセプトにあるとおり、その歴史を体現することで、市民の皆さんが誇りに思えるような整備でなければならないとの考えのもと、以下質問いたします。
 
3.ギャンブル依存症対策について
 
ギャンブル依存症は「病的賭博」とも呼ばれる病気であり、日本国内には約320万人の依存症者がいると推計されています。そして、その周囲には借金や家庭崩壊など深刻な問題に巻き込まれ、苦しんでいるご家族がいます。
国においては、5月14日から5月20日を「ギャンブル等依存症問題啓発週間」(内閣官房ギャンブル依存症対策推進本部事務局)とするほか、現在国会では違法なオンラインカジノの規制強化に向けた「ギャンブル依存症対策基本法」(平成30年10月5日施行)改正に向けた議論がされているところです。
一方で、ギャンブル依存症は、正しい知識と適切な対応を学ぶことで問題を乗り越えることができることから、啓発と解決に向けて取り組む「全国ギャンブル依存症家族の会」などの団体と行政とが連携を図り、取り組みを進めることは極めて重要と考える次第です。
ついては、問題が低年齢化している現状も踏まえ、本市において依存症から市民を守るべく、対策を進めるべきと考え、以下質問いたします。
 
<発言趣旨は以上>
 
通告の後、13時に行われた、質問順を決める敦賀市議会恒例の「ガラポン抽選」(アナログのこれは変わっていない)で出た数字は「13」。
 

【こちらも運用変更で、13時に通告した議員が会して(委任もあり)抽選するようになった「ガラポン」】
 
17人通しの順番では「9番目」になりました。
 
一般質問は、次週10日(火)〜12日(木)にかけ行われ、予定で行けば、私の登壇は、11日(水)の昼一番あたりになろうかと思いますので、議場傍聴あるいはインターネット中継などにてご視聴いただければ幸いです。
 
結びに、今日は、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」。
 
「芒種」は夏最初の節気で、「芒(のぎ)のある穀物の種をまく時期」を意味し、現在では、田植えが始まる頃と捉えられています。
 
実際、田植えはほぼ終わっている訳ですが、芒種は、農作業が忙しくなり、天候が変わりやすい時期を指すとも。
 
私自身、ここ最近は「あっ」という間に1日が終わり、時間に追われている感が否めませんが、そんな中にも、自然の移り変わりを感じる余裕をもって過ごしていきたいと思います。