2026年2月27日
タブレット導入提案に野次が飛ぶ「国会」と駆使する「地方議会」
昨日ご紹介した国民民主党 玉木代表の代表質問。
55問のうちの一つとして取り上げたのが「国会改革」で、内容は以下。
「国会のデジタル化について伺います。私は今、紙の原稿を読んでいますが、今だに本会議場では、この原稿を書いたタブレットを持ち込んで読み上げることができません。『品位に欠ける』として議員運営委員会で認められないからです。しかし、原稿を書いたタブレットを持ち込んで読み上げても品位を欠くことにはならないと思いますが、議場の新人議員の皆さん、いかがでしょうか。こんなことも認められないようでは、国会のデジタル化はいつまで経っても進みません。自民党総裁として、議員運営委員長に指示を出し、本会議場でタブレットを使って読み上げることを可能としていただけないでしょうか。」
そうしたところ、これに対する野次で議場が騒然。
質問者の玉木代表自ら「冷静に」と呼びかける場面があった訳ですが、この野次はなんと高市総理の「今の時代にふさわしい姿への改革は政府にとっても業務効率化に資するものです」との答弁時にも。
玉木代表はその後、自身のX(旧Twitter)にて、「どう考えても本会議場でのタブレットより、本会議場でのヤジの方が品位に欠けると思うのですが…。そもそも、なぜ与党席からあんなにヤジを飛ばされたのか分かりません。国会改革していきましょう。」とポスト(投稿)。
動画で玉木代表が呼びかけていた方向も与党席なので、野次がそちらから飛んでいたことは間違いない訳ですが、ある勢力にとってはそれほど阻止したいことなのでしょうか。
一方、タブレット導入が進む地方議会においては、もはや後発組になる敦賀市議会も昨年の6月定例会から本格導入し、今やすっかり定着(ちなみに、理事者はモバイルパソコンを議場持ち込み)。
以降、「品位に欠ける」ようなことはありません。
そもそも「品位と秩序ある」議員が使用するもので、「品位に欠ける」とはつまり、その大前提にある自らの行為を否定しているように聞こえて仕方がなく、地方議会でこれほど利用拡大されていることも踏まえ、国会でも進めれば良いのではと思う次第です。
前置きが長くなりましたが、そのタブレットを駆使しての敦賀市議会。
3月定例会2日目の昨日は、令和7年度補正予算関連議案を審査する「予算決算常任委員会」を開催し、10時から全体会に続き、各分科会までが行われました。
全体会では、事前通告のありました11件について質疑。
私からは、いずれも教育委員会関係の「西公民館建設事業(継続費補正)」、「給食センター建設事業費」の2件について質疑し、当初計画から工期延長となる理由(西公民館)や補正前後における費用の差異理由(給食センター)などについて、疑問点を解消することができました。
また、続く産経建設分科会においては、所管する水道部、産業経済部、建設部、まちづくり観光部のそれぞれの事業について質疑。
こちらも増額、減額双方の補正が妥当であることを確認した次第です。
先ほどのタブレットの話に戻しますと、議員によって使い方に差があろうかと思いますが、私の場合、予算審査では、①予算書、②予算事業概要書に加え、③自分が提出した発言通告書、④関連資料(過去の予算書など)を1枚のタブレットで確認しながらの質疑となるため、実は手元で画面を切り替えたり、「駆使」しているところ。

【今定例会のものではありませんが、委員会室での自席はこんな感じです】
なお、以前にも書きましたが、タブレット導入以降は、マチつき封筒がパンパンになるほどの資料を持ち歩く必要がなくなったこと、タブレットさえ持っていれば資料の忘れ物がない、過去資料もすべて格納されていて、いつでも見る(見せる)ことができる。
こうしたさまざまな余裕が生まれ、機能が付加されただけでも、既に十分な導入効果ありと考えるところ。
議会運営委員会においては現在、「ICT利活用ワーキンググループ」を設置し、導入以降のタブレットの利用状況や改善要望などを全議員へのアンケートにより把握の上、さらなる改善に向けた検討を行っていますが、デジタル機器「導入が目的」ではなく「手段」であることを踏まえ、より機能的に、かつ議員力、議会力がアップするよう取り組んでいければと思います。






