「トリガー条項凍結解除」の実現なるか

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時間の空いた昨日午前中は、近場で紅葉を見に行こうと、お隣滋賀県木之本の「鶏足寺」へ。
 
昨年行った際は、コロナのため紅葉散策を見送っていた「紅葉の名所鶏足寺」ですが、今年はオーバーツーリズム対策として、完全予約制(駐車場や協力金)を導入。
 
事前に予約を済ませ行ってまいりましたが、さすが予約を必要とするだけあり、駐車場には続々と多くの方が訪れ、ゆったりと田舎道を歩いた後、鶏足寺のゆるやかな参道の石段、苔むした石垣に二百本のもみじの古木からなる情景に見入っておられました。
 
私と妻も(きゅうは分かりませんが)あまりの見事さに、感嘆の声をあげながら散策を堪能しましたが、まさに心洗われるとはこのことで、すっかりリフレッシュすることができました。
 
なお、皆さんともとっておきのショットを共有しますので、お近くの方はぜひ散策に行かれてはいかがでしょうか。
 




【鶏足寺の紅葉(上3枚)と地元古橋のお茶畑(4枚目)】
 
さて、紅葉といえば赤、赤といえば、燃える闘魂(真面目に言ってます)ですが、熱き理念と信念を持って主張し続けてきたことが、今ようやく実現するかの状況となってきました。
 
それは、国民民主党が緊急経済対策に掲げ、これまで幾度となく岸田総理や関係省庁に提案し続けてきた、ガソリン税の「トリガー条項凍結解除」 について。
 
22日の衆院予算委員会で国民民主党の玉木雄一郎代表は、持続的賃上げを目指す今こそ、元売りへの補助金ではなく、「トリガー条項の凍結解除」によるガソリン代値下げの実現をと岸田総理に迫りました。
 
ここで、改めて「トリガー条項」について説明しておきますと、2010年4月に租税特別措置法第89条にて導入されたもので、 指標となるレギュラーガソリン価格の平均が3か月続けて1リットルあたり160円を超えたのを引き金(トリガー)として、税率上乗せ分(25.1円)を減税する措置。
 
但し、東日本大震災の復興財源確保で“現在凍結”されており、発動には税制関連法を改正する必要があるというものです。
 
下表をご覧いただくと分かる通り、左のグラフの暫定税率25.1円分がこれにあたります。
 

 
話しを戻し、玉木代表のこの提案に首相は、「トリガー条項凍結解除も含めて、与党と国民民主で検討する」と応じ、同日、「トリガー条項」の凍結解除に関し、自民、公明、国民民主の3党の政策責任者で協議するよう自民党の萩生田光一政調会長に指示しました。
 
これを受け、萩生田政調会長は記者団に「現在の円安の状況や国際情勢を考えると、かつてのような値段に下がるのは想定しづらい部分がある。政調会長同士で、胸襟を開いて話し合いをしていきたい」と述べたとのこと。
 
「取って配る過程で税金のムダづかいが生じるなら、取るのをやめた方(減税)がいい。やめる基準と手続きが明確なトリガー条項発動の方が、出口戦略としてもいい。総理に決断を求めます。」(予算委員会前に投稿された玉木代表のXより)という、至ってシンプルな考えをもとにした提案な訳ですが、これが実現すれば、全国どこでも、誰でも「25.1円」値下がりすることになります。
 
私も微力ながら、街頭で訴えているところですが、車社会の地方においては特に影響の大きいことでもありますので、皆様におかれましてはぜひ動向に注視いただくとともに、後押しいただけますようお願いいたします。