被災者に敦賀の市営住宅を無償提供

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昨日は、所属する国民民主党福井県連の会議があり福井市へ。
 
会議では、能登半島地震に対する募金活動や支援を呼び掛ける街宣活動についても協議し、所属議員全員で協力して取り組むことに。
 
隣県で発生した大災害に対し、石川県連や富山県連とも連携して、ニーズも伺いながら引き続き対応していくことを確認しました。
 
また、会議を終え、北陸自動車道下り線(福井から敦賀に向かう方)を走ると、「災害支援」のステッカーを掲示した自衛隊車両、和歌山市消防局の消防車が走行しており、能登での激務からそれぞれ帰還していることを思うと胸が熱くなりました。
 
とりわけ、和歌山市消防局に関しては、福井市からカウントしても約300キロ、時間にして4時間以上を要するとあり(Googleマップ調べ)、大変お疲れのところの長距離移動に対し、ご無事の帰還をお祈りした次第です。
 
さて、被災地に関しては、長期の避難を余儀なくされることも念頭に「2次避難」の準備、実行が徐々に進むところですが、同じく昨日、敦賀市が国土交通省からの要請を受け、能登半島地震で被災した人を対象に市営住宅の空き部屋16戸を無償で提供することを決め、10日から申し込みの受け付けを始めたとのニュースがありました。
 

【敦賀市での被災者受け入れを報じるニュース(FBC WEB版にて)】
 
7日に受けた市の支援対応状況では、被災者の受け入れに関し、福井県からの照会に対し、要請があれば受入可能(受入可能数:4戸)と回答した旨、把握をしておりましたが、ニュースによれば、市内の市営住宅で16戸、間取りはほとんどが3LDKとなっていて、家族で住むこともできるとありました。
 
また、家賃や敷金は免除され、契約に当たっての連帯保証人も不要ですが、入居に当たってはり災証明書とあわせて運転免許証などの本人確認書類が必要だとし、敦賀市では申し込みがあり次第速やかに部屋を提供する考えで、被災者の生活を支えたいとしています。
 
福井県とも調整した結果、県内の他市町とともに受け入れになったのだと思いますが、このような形で支援ができるということは、敦賀市民にとっても嬉しいことではないかと思います。
 
この先、ご家族単位でお越しになる場合、お子さんの学校や保育園などの受け入れなどの手配もあろうかと思いますが、柔軟に対応いただくとともに、あたたかくお迎えできればと思う次第です。
 
なお、10日16時に開催された、石川県の「第17回災害対策本部員会議」によれば、避難者数は約25,000余。
 
孤立集落等や要配慮者など、緊急度に応じた2次避難が進められている状況となっており、今後は県内外、官民を問わずの協力体制が必要であると認識するところです。
 

 
【2次避難の状況(1/10 石川県「第17回災害対策本部員会議」資料より抜粋)】
 
結びに、私たち個々人でできることは、現地に行かずともできる「義援金」への協力や今後必要となる「災害ボランティア」への呼び掛けを行うことに加え、何より大事なのは、隣県で起きていることを「他人ごと」にしないことかと考えます。
 
昨朝の辻立ちでは、そのことが少しでも伝わればと、のぼり旗に「がんばろう北陸」を付け加えて活動しましたが、私自身も傍観者や評論家とならぬよう、「今できること」に取り組んでいく所存です。