北陸新幹線 金沢〜敦賀間の開業日「決定」!

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昨日、地元敦賀を始め、福井県にとって最も大きなニュースは、北陸新幹線 金沢〜敦賀間の開業日決定。
 
JR西日本ならびにJR東日本が、北陸新幹線 金沢〜敦賀間開業に伴う運行計画の概要を発表し、開業日は「2024年3月16日(土)」となりました。
 
これまで「2024年春」と表現してきましたが、具体的な日が決まったことで、一気に開業に向けた機運が高まるものと感じるところです。
 
また、車両編成は、E7系・W7系の12両編成で、運転本数に関しては、
◉東京から敦賀へ直通する「かがやき」「はくたか」を計14往復運転。
※かがやき(東京〜敦賀間直通列車)9往復、はくたか(東京〜敦賀間直通列車)5往復
◉敦賀駅で、特急「サンダーバード」や「しらさぎ」と接続する「つるぎ」を25往復運転。
 
停車駅パターンに関しては、下表の通りとなるとのこと。
 

【JR西日本ホームページより引用】
 
なお、最速達車両の到達時間では、東京〜福井間で2時間51分(36分短縮)、東京〜敦賀間で3時間8分(50分短縮)となります。
※短縮時間はいずれも、北陸新幹線利用時との比較
 
一方、開業に伴い、「しらさぎ」「サンダーバード」(敦賀〜金沢間)など特急列車の運転終了も、併せて発表されていることを申し添えておきます。
 
こうして、新幹線開業への期待がより一層膨らむところですが、敦賀の現況を見ると、お盆時期やイベント時でさえ、タクシーや駐車場の需要供給バランスが取れていない(不足している)ことや、中心市街地の賑わいづくりに関しては、まだ道半ばといったところと認識するところ。
 
福井新聞の記事にあった、開業日発表を踏まえた県内17市町首長の決意で、米澤光治・敦賀市長は「敦賀開業までいよいよ199日となった。引き続き、開業機運の醸成やおもてなし力の向上に努め、市民とともに魅力あるまちづくりに取り組み、新幹線の開業効果を最大限に引き出していく。」と述べられています。
 
17市町の中でも米澤市長だけが使った「市民とともに」の言葉が印象的でしたが、先に挙げた課題を含め、その言葉通りの方向に進むよう、市長の手腕に期待する次第です。
 
なお、同じ記事で杉本博文・池田町長からは、こんな言葉がありました。
 
「われわれ自治体にとって、北陸新幹線の延伸・開業は気付け薬であっても特効薬、万能薬ではない。何をものにするか、私たちは試されているといえる。頑張ろう。」
 
まさに「新幹線は目的ではなく手段」。
 
新幹線を使ってどんなまちにしていきたいか。
 
行政や議員の政策力とともに、創造力をもとにした「市民力」が成功の鍵を握るものと、私は考える次第です。