石川県が災害ボランティア「特設サイト」を開設

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地震発生からおよそ124時間たった6日夜、石川県珠洲市で倒壊した住宅から90代の女性が救出されたとのニュース。
 
警察によると、女性ははっきりと受け答えができる状態だということで、近くの病院に搬送されて手当てを受けているとあり、生存率が低下する目安72時間を超えて、ひとつの命が助かったことを本当に良かったと思うとともに、人間の生命力に只々驚かされたところ。
 
なお、捜索にあたられた警視庁の担当者は「今日あったことが、明日以降もありえるので、全力であきらめずに捜索活動を行う」と話しており、こうした献身的な活動に最大限の敬意を表する次第です。
 
さて、被災地救援、物資輸送の鍵を握るのは、能登半島の道路事情改善であることは言うまでもありませんが、以下の図(石川県災害対策本部員会議資料より抜粋)を比べてみると徐々に奥能登へのアクセスルートが復旧されてきていることが分かります。
 

【1月3日 8時時点】

【1月6日 6時時点】
 
まずは、ここに至るまでの建設事業者を始め、関係者の皆様の昼夜分かたぬ作業に心より感謝するところです。
 
また、支援拠点となる輪島や珠洲の市役所あるいは孤立している沿岸部にアクセスが可能になりつつあることにより、救援の質・量ともに改善が図られると見込まれますが、引き続き復旧作業の迅速化を図る観点において、一般車両の乗り入れは絶対に止めていただくようお願いする次第です。
 
さらに、石川県は6日、今後、一般の被災地ボランティア活動が本格化することを見込み、募集状況などの情報を発信し、事前登録ができる特設サイトを開設しました。
 
被災市町に問い合わせが集中する事態を避けるため、県が一括対応するものであり、くれぐれも個別の市町役場に連絡することのなきよう併せてお願いするところですが、この特設サイトでは、希望者がサイトを通じて氏名や連絡先を登録すると、受け入れ態勢が整った自治体の募集内容を紹介するメールが届き、活動日程やエリアの希望に応じて申し込み、県がマッチングするシステムとなっています。
 
私も早速登録しましたが、当該特設サイトは以下となりますので、意思のある方はぜひ登録ください(決して無理はなさらずに…)。
 
 →「令和6年能登半島地震・石川県災害ボランティア情報」はこちら
 
なお、釈迦に説法ですが、災害ボランティアは「完全自己完結型」です。
 
水や食料、宿泊場所なども自分で確保するのはもちろんのこと、ヘルメットや手袋、ライト、長靴といった装備も各自で用意する必要がありますので、その点もご理解のうえ参加いただけますようお願いいたします。
 

【災害ボランティアの服装や持ち物の例(政府広報オンラインなどより)】